※この作品はR-18です。

ありふれぬ銀火竜で世界最強   作:坩堝の騎士王

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クラスメイトside…

王都で起こった出来事を綴る回…

帝国さん達はベヒモスをたった一人で半殺しにした南雲ハジメを引き込もうと画策していた。
だが、トータスは知らない。彼はこの世界の竜を鼻で笑う存在だということを

それと、世界の裏で起こった綻び…


幕間:刻まれた亀裂・生じる綻び(前)

 

 

 

ーハイリヒ王国ー

 

帰還したその後、王国内での報告で勇者一行の二人を喪ったと報告を受け、王国側の人間は誰もが騒然とした。のだが、亡くなったのが[南雲ハジメ]と[八重樫雫]の二名だと知ると、その雰囲気は一転。

国王エリヒドとイシュタルは、安堵の息を漏らしたのだ。

…勇者は強力な力を持つが故に無敵でなければいけない……迷宮から生還出来ぬものが魔人族に勝てるものかと不安になる声が出るからだ。

 

だけど、この2人はまだマシな方であった。

陰口のように細々と、南雲ハジメに関する悪口を言い続けているのだ。

やれ、無能が死んで清々しただの、死ぬなら独りで死ねだの、戦力をひとり巻き添えに死ぬとは何たる無礼者だと…そんな言葉が聞こえて来るのだ。

其れを耐え忍ぶように聞いていた坂上龍太郎は歯を食いしばりながらも耐える。

 

 

そして、その言い様に……ついにキレた。

 

愛子先生が……それはもう物凄い怒髪天で……生徒からすれば、目の前に最強の恐竜、ティラノサウルスが全力の殺意を向けてると言わんばかりの迫力と形相をしており、その剣幕に光輝すら口を遮られて唖然とする有様だった。

 

イシュタルの胸倉を掴んで怒鳴る。

 

「…一体なんのつもりだ老耄ぇぇ!!私の生徒を見殺しにした挙句、仕方ないで済ませるつもりか!!!こちとら親御さんから頼まれて生徒達を真面に卒業するまで預かってんだよ!それをなんの関係もない貴様らの都合に巻き込まれて生徒2人失って!!この国には自分勝手と他力本願しかいないのか?!貴様らの目は空洞か?!」

 

「「「「「「…( ゚д゚)」」」」」」

 

ひとしきり、言った愛子先生は深呼吸をすると今度は、光輝達の方に振り向いた。

 

「…………昔の癖が出てしまいました。(´>∀<`)ゝ……とは言え、皆さん?あなた達は戦う事を選びました。1度決めた事を覆す事はほぼ不可能に近いです。私は、貴方達が無茶をしないようにしか出来ません。ですので……頑張りましょう٩(ˊᗜˋ*)و」

 

「「「「「「Yes!!mam!!」」」」」

 

性格を180度切り替えた愛子先生に優(・)し(・)く(・)説教された生徒達は、いつの間にか軍隊の様な返事をした。

あの変わり様に教会の勢力が愛子先生を見る度に縮み上がって逃げていくのを恵理達はげらげらと笑いながらみていた。

 

 

 

 

……白崎香織の部屋にて……

 

 

白崎香織の部屋には、中村恵理・谷口鈴・遠藤浩介・坂上龍太郎が集い、今後どうするかの話し合いをしていた。

 

そんな中、5人のステータスに現れた奇妙な技能についての話し合いが起こる。

その口火を切ったのは龍太郎だ。

 

「そういや、ステータスに変なスキルが現れたんだよな。」

 

「龍太郎君も?」

 

「ボクも出たね。[恐怖を認め立つ者に白銀の導きを]だったかな?。」

 

「マジかよ恵理。俺の技能もそうだったぜ?」

 

「私もだよ?」

 

「鈴もそうだった。」

 

「俺も」

 

五人は突如として目覚めたこの技能に、首を傾げていた。

この部屋にいる者達は、ハジメの唯一無二とも言える親友達……迷宮から戻ったこの五人は、早速行動を起こした。白崎香織を念の為に除外したチームを組んでメルド団長に申請。(白崎香織を除外した理由はアレ(光輝)である)

其れは受理された…それからというものこの四人、偶に香織が加わるがチーム同士の模擬戦闘や迷宮で修練を続けているのだ。

 

そのお陰かステータスに、ばらつきはあれど大きな成長が現れた。

この五人が切磋琢磨して成長していくのは目的があるからだ。

もう一度、オルクス大迷宮に挑む為、南雲ハジメがただ1人で半殺しにしたベヒモスに挑む為。当時は力不足で逃げ回るだけだった自分達とは違うと今を持って示す為。

 

訓練所では、キレの鋭いジャブを繰り出す龍太郎の拳を紙一重で躱し続ける遠藤……ところ変わって恵理が発動した闇魔法[七人三咲]で増えた七体の人影を錫杖で捌き続ける香織、錫杖でバランスを崩した分身を手に持った剣で貫く鈴がいた。

その練度に騎士達はほうと唸り、メルドはあまりの成長具合に感心していた。

 

「(あの五人は荒いが磨けば凄まじい進化を遂げる。…友の死がここまで変えるとは……だが、悲観した人特有のオーラを感じない。?)…よーし、お前達!休憩だ。この後、帝国の奴らが早期に謁見するそうだ。身嗜みは整えとけよ!」

 

メルド団長は、そう告げると数人の騎士を連れて足早に訓練所を立ち去った。

恐らく帝国の使節団を迎え入れる為だろう。

勇者一行はこうしてはいられないと、訓練所を出ると宿部屋に向かい着替えて王宮内の謁見の間に向かった。

 

 

……後は原作通り……

 

 

 

 

……白崎香織side……

 

フルプレートに身を包んだ一行が帝国の使節団だろうか。光輝を凹ませた男がガハルド皇帝だと判明したりと色々あったが帝国の騎士達の後ろにやけに扇情的な衣装に身を包んだ数人のエルフを目撃した。

容姿の繊細さにどよめいた勇者一行を他所に話し終えたのか引き上げようとした使節団。その中のやけに身長の高いエルフと目が合った。

そのエルフはフルプレートの男達の中でも綺麗な装飾の男性と話し始めて男性がこちらを見つめて頷くと私の前に2人を従者として静々とやって来た。

 

「始めまして。勇者御一行の皆様…」

 

「「「ッッ…こんにちは」」」

 

透き通る様な声、白磁の肌に似合う薄金の長髪、メリハリのついた身体に男性陣は兎も角、女性陣まで頬を赤らめる。

 

それを手で制したエルフ。

このエルフが勇者一行に何をもたらすかは天も知らない。

 

ー神域ー

 

 

「……」

 

「…全く…ココで私達の力の放出はとんでもない事になるから控えてって言おうとした矢先にコレなんだから……まぁ、或る意味指標にはなったかな?」

 

神域に恐る恐る戻ったアルバトリオンを待っていたのはミラルーツ(人間態)による拳骨だった。地面に首から上がギャグ漫画の様に埋まったアルバトリオンを見ながらどの程度、どういう加減で力を振るえるかのお手本にはなってくれたと褒めるが、環境に甚大な被害を及ぼしかけたのでお仕置の意味で拳骨を加えたのだ。

 

(尚、アルバが咄嗟に貼った属性エネルギーバリア三枚を余裕で叩き割って、アルバトリオンの顔に突き刺さった。)

 

ーバコッ

 

「姉上、インペリアルサイトで見てたならそこのゆっくり(エヒト)のシンパ共がやらかしたア(・)レ(・)を(・)見(・)て(・)た(・)のだろう。」

 

数秒は沈黙していたが、シレッと復帰したアルバトリオンはミラルーツが自身の視界を共有して観ていた事に言及。その瞬間、エヒトは自分の心臓を直に握られた様な凄まじい圧迫感と悪寒に苛まれた。

 

「ホント……此奴どうしてくれようかしら……それから、さっきから貴方宛のアクセス凄いのよ。特別に身体作って上げるから、私の言う通り受け答えなさい。で無きゃ……コレよ(首を撥ねる仕草)」

 

そう言うと近くに転がってた真の神の使徒の残骸の中から真面な形をしてる遺骸を持って来ると、その首の断面にエヒトの頭をセットした。

 

「真の神の使徒って便利よね〜死体は腐らないし何時までも遺る。だから、貴方にカタチを持たせるくらい余裕でできるのよ。幸い、リソースは此処にいっぱい有るし♪」

 

ミラルーツは真の神の使徒の遺骸を活用して、神託の度にこうするつもりらしい。

エヒトは自由に動く身体を得たのだが、首の周りに八本の針が浮遊している事に気付き顔が青くなった。

エヒトはミラルーツを恐る恐る見ると、ミラルーツはニコニコ笑顔で赫雷の雷槍を掌から現出させる。四〜五mはある槍をなんて事ないように、縮めていき……爪楊枝サイズまで圧縮。其れはエヒトの首周りを旋回する八本の槍と酷く酷似していた。

 

其の意味を理解したエヒトは、執行人(近くに黒龍と煉獄龍…煌黒龍が待機中)と化したミラルーツの監視の元、教会の司祭との神託を開始した。

 

 

━━━━━━━━ここから神託━━━━━━━━━

 

>>「イシュタル……イシュタルよ……」

 

<<「エヒト様!!今宵もまた神託を授けてくれるのですか!!」

 

>>「うむ……イシュタルよ…勇者一行はその後どうだ?」

 

<<「はっ彼等は、仲間を失い失意に暮れております。」

 

>>「並ば、御しやすいと言っていた勇者を抱き込み戦争に参加させよ」

 

>>「さすれば故郷に帰してあげようと私が言っていたと言えば良い」

 

<<「仰せのままに!我が主よ」

 

━━━━━━━━━信託終了━━━━━━━━━━━

 

 

イシュタルと名乗る司祭との神託が終了した瞬間、ミラルーツはエヒトの首をもぎ、身体は赫雷で滅却した。

実に鮮やかな手合い……どういう原理で生きているのかは分からないがエヒトは首だけになっても生きていられるらしい。

エヒトは、自分を持ち上げる輩を忌々しそうに睨むが、突然何かを見透かしたかの様にミラルーツが三日月の様な笑みを浮かべ、指を鳴らす。

 

「ア(・)ル(・)バ(・)ト(・)リ(・)オ(・)ン(・)!貴方はもう少し神代魔法の捜索を。愚弟(ボレアス) は…そうねぇ…魔(・)族(・)の(・)治(・)め(・)る(・)ガ(・)ー(・)ラ(・)ン(・)ド(・)と(・)言(・)う(・)国(・)を(・)滅(・)ぼ(・)し(・)て(・)来(・)な(・)さ(・)い(・)。」

 

「了承……」

 

「…( ゚д゚)」

 

アルバトリオンは、来た時と同じように黒い渦の中に身を滑り込ませて消えた。

ミラボレアスは姉の命令とはいえ1つの種族を滅ぼせと言われ少しだけ困惑していた。

言われなくても殺るだろうがお前はと言うツッコミは無しである。

 

「この世界の生命には…基本的にノータッチだろう?」

 

「…アイツら元から破(・)綻(・)し(・)て(・)い(・)る(・)のよ?…いいから行け愚弟」

 

「('ω')ウィッス…」

 

殺意すら消えた高密度の気配が神域を満たす。

ミラボレアスは、その膨大な龍気に久しぶりに姉上の琴線が切れるのを見たと驚嘆していたが、ミラルーツ(龍の始祖)で無くミラボレアス(戦争という名の現象)を指名した。それが何を意味するかはミラボレアスも理解している。

 

ー絶滅せよ。糧にも礎にも生命にも成れぬモノよ…

 

因みに琴線が切れたと言うのは龍大戦時代……1000年も前の話である。

姉の機嫌をこれ以上損ねれば、神域だけで済んでる被害がトータスにも及ぶ。

他の星とはいえ世界独自の生命の設計図を無理に乱す事は行わないのが彼女たちの信条。

 

が、そのルールを捻じ曲げてでも滅ぼさなければならない理由が魔族にはあるらしい…

 

 




赫雷の雷槍
形はカルナ(fate)の持つインドラの槍。
ミラルーツ……コレを己自身の権能で数百本は一息で生成可能。
ミラルーツは神域に着くなり、この技を行使した。
無論、魔法も何もかもお構い無しに消し飛ばす赫雷は真の神の使徒も神代魔法の悉くを呑み込み紅い火花が散る空間に変貌させた。

エヒトとアルヴヘイトはやり過ぎた。そのツケを払う事になる。世界を軋ませない範囲で魔族を滅ぼせと厳命を受け遂に、ミラボレアス(絶滅現象)が動き出す。

因みに滅ぼせと言われたのはガーランドのみですので、方々に散った魔族は知らん。

良かったな!カトレアとその他大勢+フリード!命は助かったぞ"命"は……

帝国sideのエルフさんは、とてつもない能力を持っておりそれを買われ皇帝の妾となりました。
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