※この作品はR-18です。

ありふれぬ銀火竜で世界最強   作:坩堝の騎士王

8 / 9
遅れました〜!

[ヘリオス]
ハジメが開発した前世でハンターが担いでいた火を噴く筒を模して創った代物
鉱石系を中心に作られたソレは、非常に頑強でいざと言う時には鈍器にもなりうる。
[炎熱装填]はハジメの体が発する熱をエネルギーに置換し弾丸に変える。
その為、ブレスには及ばないが高威力の一撃を放てる。

[炎熱榴弾]…熱エネルギーをたっぷりと蓄えた特殊弾頭。放物線を描きながら落下し爆発する為、位置の調整が必要になる癖の強い弾頭。


隠れ家での生活と旅立ち

 

ーオスカー・オルクスの隠れ家ー

 

 

ー業火錬成

 

雫が世話をする事になったラプトル…名をシルド…盾を意味する言葉で付けられたこのラプトル…自らを気にかけた雫を主として、南雲ハジメに従してる不可思議な関係になった。

そのラプトルの全体を生成魔法と噛み合った業火錬成の術式で包み、専用の鞍と装甲を付けようとしているのだ。絶大な集中力を要するが、大陸を渡る時に数日は飛んだ事もあった為、待つ事と集中がとりわけ得意が故にこういう作業は苦にもならない。

 

『どうだ?一応機能を損ねないようにはしたが……その様子を見るにバッチリらしいな』

 

ーコワァァオオ♪

 

造られた鎧は頭と心臓…腰の辺りに付けられていた。背中には雫を載せるための鞍そして両隣りには、何かを入れるポーチの様な袋が提げられている。鞍の部分は長距離の移動でもお互いに負担がかからないように緩衝材の様な材質の革を何層か重ねて用いる。

 

生成魔法は大変便利なもので、重(・)ね(・)た(・)革(・)を(・)同(・)じ(・)層(・)に(・)ギ(・)ュ(・)ッ(・)と(・)纏(・)め(・)る(・)事が可能らしく、それのお陰で質が破格の革へと仕上がった。

それを用いて衣服を作成。残りは身体のサイズに合わせて作成するつもりだがドストレートに3サイズを聞いて造る訳には行かず、ハジメは苦悩した。

 

他にもハジメは、様々な武器を創った。

先ずは雫の為に使い切りタイプの[ルーン石]を数個…

魔力を込めれば竜の吐息を放てる切り札…

そして極めつけに、[ブレスガン]と呼ばれる射撃武器を作成…

ユエ専用に調整した速射特化のハンドガンタイプ・そして雫専用に威力特化のマグナムタイプの[ブレスガン]を造り上げた。

弾丸は、鉱石を針状に加工した代物の為、フラム鉱石を加工した炸裂焼夷弾モドキ・シュタル鉱石を用いた劣化ウラン弾モドキを作成。

 

更には、オスカー・オルクスの隠れ家内を探索して得た様々なアーティファクトの数々。

[宝物庫]と呼ばれていたソレは、ひとつは指輪型でオスカーの遺体に付けられていたが、ハジメは役に立つのではと思い埋葬前に密かに回収。

もう1つはショルダーポーチに酷似しており耐久性で心配だったが、アザンチウム製の金属糸で編まれており、頑丈にも程があると判明。デザインが気に入ったハジメが所有する事にした。

 

そしてここまで、旅の助けになっていた[神結晶]だが魔力が枯渇したのか、[神水]の流出が止まってしまった。保管型容器として作った水筒に入れた分もそうだが、今後…長期に渡って補充が出来ない事を考えると困った事になる。

雫とユエが自分の魔力を流し込んでみたが[神結晶]はうんともすんとも言わない。やはり長い年月を経て濃縮した魔力でない限り、無理では無いのかと二人は推察。

 

そうして2人の推察を聞いたハジメは、試しに長い年月を生きた己の魔力を注いでみた。

総量からしてユエには劣るが、魔力の質が高かったのか[神結晶]からは、ドっと[神水]が溢れ出してきた。

余りにも無茶苦茶な光景に、慣れてきたはずの2人も唖然としていた。水筒には入り切らない[神水]の確保が出来たので残りは、[宝物庫]に取り込んだ。

また、[神結晶]について書かれた文献には、オスカー・オルクスが[神結晶]を自作したが喪失したと書かれており、自分達が見つけたのがソレだと判明。

渇いた笑いが3人の口から出てきた。

引き換えに[神結晶]は単体でも凄まじい魔力保有能力を有しており、雫はその一部を削り出し、カッティングを行い[指輪]を製作。

極大の魔法は魔力を大幅に消費する。その為、魔力切れで動けなくなった時の為に外部に魔力を補充するバッテリーを持っておこうという案で雫が発案し製作した。

そう思い、雫はユエに魔晶石シリーズと名をつけたアクセサリーを贈ったのだが、彼女はプロポーズと勘違いしたらしくぶっ飛んだ第一声を放って雫とハジメを困惑させた。

 

しかし雫も満更では無く、ユエのプロポーズを受け入れた。実を言うとこの二人、神代魔法を探す旅に同行すると決めたその時に、付き合う旨をハジメに伝えたのだ。

ユエにとって雫は、自分を暗闇から救い出して自らの境遇に涙を流し、寄り添ってくれた為、完全に恋心という物を向けていた。

雫もまたハジメや複数の友人達(若干一名怪しい)以外にも己を認め、ここに来るまで寄り添ってくれたユエに心を許し恋心の様な感情を抱いた。

そして勿論、ハジメは二人の恋仲を認めた。この2人なら大丈夫だと心の底から祝福した。

 

「…ふふふ…竜に祝福されたね。ユエ?」

 

「ん…最高の贈り物。」

 

そして、二人はアザンチウム製の金属糸と魔物の鞣した革を用いて衣服を作ったハジメに素材を提供され作製。防具としても充分に通用する耐久性を備えた服を着込み、長い旅のための準備を始めた。

ユエの格好はフリルの多い黒と白のコントラストが綺麗なゴシックドレスで、雫は、動きやすい様にユエが考えてくれた剣士様の装衣で、急所等を護る様に付けられた金属板はハジメが幾多の鉱石を溶かして叩き構成した物理耐久力の高い彼女なりの甲殻となっている。

そして、ハジメの服装は、ヴィクトリア朝にも似た出で立ちの服装となった。肩には、[ショルダーポーチ風の[宝物庫]がかけられる。

 

[オスカー・オルクスの隠れ家]の3階にある魔方陣を起動させたハジメ、ユエに対して雫は話しかける。

 

「南雲君、ユエ…私達の力は地上では異端よ。教会や各国が黙って見ているはずが無いわ。特に、南雲君は竜人族に酷似しているからね( ̄▽ ̄;)」

 

「ん。同感…」

 

『だろうな。あのゴミ屑共が何かをしないとも限らない。[ブレスガン]や[ヘリオス]を要求されたり[宝物庫]を寄越せだの言ってきたり、戦争に参加しろだの言ってくるかもしれん。』

 

「確かに…」

 

「…ステータスもほぼバケモノになってるから……」

 

そう言う彼等は今のステータスを確認する為各々のステータスプレートを取り出しお互いに見せあった。その結果は……

 

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南雲ハジメ/銀火竜リオレウス 年齢140+17歳 男

 

レベル:測定不能

筋力:測定不能

体力:測定不能

耐性:測定不能

敏揵:測定不能

魔力:測定不能

魔耐:測定不能

技能:言語理解(獣語理解)・竜体化・竜種の頂き・魔力操作・魔力吸収・業火顕象・業火錬成・魂の灯火(纏炎状態)・生成魔法

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「文字化けが取れてるわね…」

 

『[纏炎状態]……身体に焔を纏った超攻撃形態、それに件の神代魔法とやらも追加されてるな。』

 

「ん…話に聞いた、[死の具現(死を纏うヴァルハザク)]を退けたって言うハジメの至った境地。」

 

今現在の一行の中でバグの代表格(南雲ハジメ)のステータスは余り変化が無かったが、文字化けは取れ[生成魔法]が新たに追加されていた。

そしてお次は、八重樫雫のステータス……

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八重樫雫 年齢17歳 女

 

レベル:89

筋力:2500

体力:3400

耐性:2800

敏揵:2700

魔力:2200

魔耐:1500

技能:天武の剣技・銀火竜の加護(ダメージ軽減+エネルギー吸収)・魔力操作・空歩・夜目・気配感知・魔力感知・気配遮断・状態異常耐性(毒+麻痺+石化)・

言語理解(竜語理解)・吸血姫の籠姫(血気活性)・生成魔法

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「何でさ!!!」

 

ステータスを見た雫は余りの変貌っぷりに、ステータスプレートを地面に叩きつけた。

 

『…体力おばけのフィジカルゴリラになってきてるな…』

 

「(*^^*)…ステータスに姫って入ってるね。」

 

そんな、雫をからかう様ににこりとしたユエだが……

 

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━

ユエ・アレーティア 年齢300歳 女

 

レベル:測定不能

筋力:980

体力:2000

耐性:1900

敏揵:1300

魔力:3800

魔耐:2900

技能:全魔法適正・自動再生・銀火竜の加護(ダメージ軽減+魔力吸収+火属性魔法超強化)

・生成魔法・血気活性・王女の閨(淫魔法)

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「私…雫より弱い(꒪д꒪II……」

 

魔力と魔耐を除くステータスは雫の方が上と知ったユエ。

それ以前に目立つ魔法が1つだけ技能の欄で存在感を放っていた。

 

「……何…この、淫魔法って奴…」

 

「……( 'н')」

 

『そりゃ頂点(てっぺん)に立ったら、種を繋ぐ使命も出てくるよな。』

 

確実にソレ関係の魔法だと、ツッコまれユエは思わず口を噤んだ。

番?となったからには確実にその可能性もある事を解っているハジメはその魔法についてツッコミを入れる事はしなかった。

 

「ハジメも、番になる相手は居るんでしょ?」

 

『…あぁ〜……なんて言おうか』

 

「( ̄▽ ̄;)白崎さん、かなりびっくりすると思うわよ。」

 

『俺の世界には竜に恋した変わり者(バルバレの受付嬢)も居ると聞いたからな大丈夫だろ。多分』

 

「…[異類婚姻譚]を書いた作者も現代もビックリだろうね。」

 

ユエは、ハジメにも想い人が居る事を知った為、問いかけた。

その事に、雫はかつて読んだ[異類婚姻譚]の話を喩えに出す。

古代や中世には数あれど、現代にはちっとも存在しない全く次元の違うラブロマンス…

懸念も障害も多いが雫は、私の友達ならラブコメびっくりのロマンスを繰り広げてくれるだろうなと確信していた。

 

「どんな奴等が立ち塞がっても、私と雫とハジメで撃ち砕くのみ。」

 

「そうね。」

 

『じゃあ、行くか。』

 

ユエの言葉に同意する様にハジメと雫は、頷いた。

そして転移の魔法陣の輝きが増し、三人を飲み込んだ。

 

 

同じ頃、トータスでは[ハルツィナ樹海]と呼ばれる場所。

鬱蒼と茂る樹木は遥か彼方まで続き、場所によっては数十mを越える樹木が生い茂っている。

そこに彼は居た。外見はトータスに伝わる伝説の魔獣[ベヒモス]を凌駕する大きさだが、額から生えた頑丈に発達した双角・長い闘いを得たにも関わらず頑強な琥珀色の装甲・金色の甲殻と鋭い剛爪が覗く発達した四肢・甲殻が装甲となった強靭な尻尾…彼に引っ付く蛍のような光……彼と比べるとベヒモスが仔犬のように見えるだろう。

彼は元々、別の世界の違う地方に住んでいたが、何の因果かこの世界に飛ばされこの樹海で暮らす事に決めた。

緑が生い茂り、空気も澄みわたり、かつて住んでいた土地を想起させるこの樹海は中々、住み心地が良い。

 

この樹海にも小(・)さ(・)な(・)二(・)本(・)足(・)の(・)生(・)物(・)に酷似した生命体が動いているが、かつての居住地にやってくる連中と違い超越した力を持たず、適当に追っ払ったら近寄って来なくなった。

数ヶ月前、何か変な気配を感じたが森にはなんの変化も無い為、彼は直ぐにどうでもいいとばかりに興味を失った。

 

装甲が…爪がゾワゾワとひりついている。…そんな特異な現象も今の彼は知らない。

 

 

同じ頃、トータスでは[ライセン大渓谷]と呼ばれる渓谷に1つの人影があった。

その人影は、女性であり青みがかった白髪のロングヘアーに、並大抵のグラビアアイドルなんて目じゃないナイスバディをしており、ビキニにも下着にも見える露出の激しい服装がスタイルの良さを強調していたが、彼女の頭の上には兎の耳、お尻の方には兎のしっぽが生えており、まるでバニーガールの様な風貌だった。

 

「うぅぅ〜、まだですか〜?早く来てくださ〜い」

 

どうやら彼女は誰かを待っているようだった。





[シルド]

迷宮の底で足を負傷していたラプトル擬き…元々、地竜の一種を迷宮が再現してるだけの生命体である為、竜の因子を含んでいる。
それがハジメの血と反応を起こし、先祖返りを果たした。
ワイルズのセクレトを想起して頂ければ幸いです。

南雲ハジメ=群れのボス的な立ち位置

八重樫雫=自分に優しくしてくれてる雌

ユエ=なんか変なの

認識図はこんな感じ

[ブレスガン]
遠藤の家で見たアニメ[ブレイクブレイド]に出てくる石英で造られた銃と石英の弾丸を撃ち出す魔導銃
其れをトータス流に再現した代物
単射・速射機能とそれぞれに特化した[ブレスガン]を作成……
単発威力に特化したマグナムタイプを雫に、
速射に特化した手数に優れた二つのハンドガンタイプをユエに託した。

弾丸は鉱石を加工して幾らでも補充が可能なのが一番でかいメリット


※ハジメの服装
ヤーナムの狩装束を纏った姿を想像してください。
但し、脚装備だけは[シルバーソルグリーヴ]だ。

森に居るのは金雷公何オウガさん何だ……
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