※この作品はR-18です。

P5K²~カモシダキングダム~   作:真田クロ:B=Lack

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第8話『立案!高巻杏洗脳調教計画』

 『高巻杏』

 女子にしては高い身長に、金髪碧眼。手足が長くスレンダーでありながらも、女性的な部分にはしっかりメス肉の乗ったその日本人離れした容姿に、俺は一瞬で心を掴まれた。バレー部関係の推薦枠面接の時、志帆に付き添い出来ていたのだ。高巻こそ俺の求めていた、俺様が娶るに最も相応しいメスなのだと。この女だけは何としても、絶対にモノにしてやると決めるのに、時間はかからなかった。

 

 かつての俺は、高校時代まではバレーの成績もそこそこで、全くモテず。だが大学以降、ジュニアユース選抜に選ばれた後から徐々に女たちも寄ってきて、全日本優勝で入れ食い状態になった。だが、バレーの実力が衰えれば女どもは直ぐそっぽを向くだろうとわかっていたし、まぁまぁ美人でも、のめり込むほどのメスは居なかったから、女遊びは程々にしていた。そして誰よりもバレーに打ち込んだ俺は満を持して、五輪金メダルを取るという、圧倒的な実績を手にする事が出来たのだ。

 その直後は、正にパラダイスだった。アイドルや女子アナ、モデルなんかまで、今まで手の届かなかった高級なメスが食べ放題! バレーは好きだし努力も惜しまなかったが、バレー弱国の日本で五輪の金を取るなど、並大抵の修練で至れる次元ではない。俺はそれこそ、地獄のような鍛錬の日々を過ごしていた。それもあってか、俺はこれまでの鬱憤を晴らすように、それはもう狂ったように色欲を貪った……のだが。

 俺がそんな極楽に居たのは、僅か一か月程度だった。これからバレー界の重鎮としてセレブ入りし、何もかも満ち足りた栄光の日々が続くと思っていた矢先……クソ、今思い出しても忌々しい。寄ってきたメスどもの大半は、『仕込み』だったのだ。日本代表の仲間だと思っていたクソ野郎の、クソみたいな策略にハメられ、俺だけバレー業界の重鎮の席は用意されず、プロバレー界からも締め出されてしまい……

 ろくな就職先もないまま数年を過ごす羽目になり、一応取っていた教員免許で、どうにか母校『秀尽学園』で体育教師になる事だけは出来た。それでも最初は、バレー指導者としての実力に関して、半信半疑で見られる事もあったが……くくく、人間は裏切るが、バレーは俺を裏切らないからな! 俺にはこれまでの経験と、独自で構築し続けた、凡人では想像もつかないようなバレー理論の数々があり。その上、身体作りのノウハウや、選手の才能をしっかりと見抜くセンスもある。これだけの武器があれば、問題などなかった。それでも根性なしのガキどもをギリギリ一人前に育てるのには苦労したが、実績を出し始めるのに時間はかからなかった。

 

 そして実績を出し続けた結果、俺は学校からも信頼され、手厚いサポートも得られるようになり。金払いも良くなった上に生徒の尊敬もしっかりと集め、それなりに女子生徒もつまみ食い出来つつ、ようやく『悪くない生活』が送れるようになっていた。

 だが、それでも『悪くない』程度だ。俺ほどの実績と才能を持つ者には、まだまだ相応しくないだろう。もっとも足りないのは、やはり女の質だった。女子生徒は若さ溢れる瑞々しさは良いが、芋臭いメスが多すぎた。それに、学校側がある程度もみ消してはくれるとは言え、本格的な問題を起こすわけにはいかず、ガードの堅い『良いメス』には、なかなか俺も手は出せない。お陰で溜まる不満は、従順なバレー部員たちをしごく事で晴らす位しか出来ず、満足には程遠い日々だった。

 

 そんな俺の前に現れたのが、『あの』高巻だった。かつて得た色欲の楽園、その時味わったアイドルやモデルに匹敵する……いや、輝くブロンドに鮮やかな碧眼、純白の肌を持つ美しい彼女は、それをも凌駕する『逸材』だ。今はまだ読者モデルで少し話題になる程度らしいが、この女は絶対に世界レベルに通用する、最高のメスに成るのだと、俺の観察眼がそう告げていた。この女を得る事で俺は、再びあの楽園に……いや、違う、それ以上だ。高巻ほどのメスを侍らせられるようになったならば、俺様はあのクソ共よりも遥かな高みに至れるのだと、心から確信していた。

 それから一年、入念に準備し、あの女の親友を押さえる事で、交際に近い形にまで持って行く事が出来た。それでもなんやかんやで一線を越えさせない高巻に、イラつく事も多かったが……もうじき、もうじきだ。

 あぁ、あの高巻が俺のイチモツでよがり狂い、虜になった時……どれほどの快感が得られるか! あの女を侍らせて凡俗共に見せつけた時、どれほどの羨望の眼差しでこちらを見てくるか! 楽しみだ! 楽しみで楽しみで、楽しみすぎてしょうがない!! 俺様は王だ。最高のメスをモノにするのは、『あの』高巻を手に入れるのは、俺でしかありえない!

 絶対に、絶対に、今度こそ! あの時上の楽園を、俺は作り上げてみせるぞぉ~~~~~~っ!!

 

 

 

4月16日土曜日、朝6時。

 

「……ふぅ、夢か。くぅ、嫌な事も思い出しちまったが、しかし……くくく、気分は悪くない。むしろ絶好調か?」

 

 今日も俺様は、朝勃ちでビンビンだ! 志帆と言う素晴らしいメスを手に入れたのも大きいが、やはり俺様の本命はあの女だからな……ついに高巻を手にする算段が付きつつある今、気持ちが早っているのは、仕方ない事だろう。

 

「ひひひ、高巻ぃ……親友も待ってるんだ。早くお前も、こっちに来るんだぞぉ~」

 

 いずれアイツもこの部屋に住まわせ、朝勃ちを鎮めるのを役目にしてやってもいいな。そんな未来を想像しつつ、俺は学校へ向かった。

 

 登校してバレー部の朝練を見つつ、今日の学校の様子を観察する。志帆がまたしても無断で休んでいる事でざわつきが多少大きくなってはいるが、両親への電話があった事も伝わっており、深刻ではない様子だ。

 俺自身も朝に志帆の母親から連絡を受け、その折に「自分の指導がきつ過ぎたのは事実かもしれない、申し訳ない」と、殊勝な態度も見せてやった。これでも俺様、親御さんたちからの信頼も厚いからなぁ~。それで今のところ、何一つ問題は起きていなかった。

 

 そんな中、反逆者共は相変わらず、遠巻きにこの俺様の事を睨んできやがった。高巻も、だ。全く、生意気なガキ共だ。いずれ全員に、俺様の偉大さを思い知らせてやらねばなるまい。正直早くパレスに戻って志帆でこのイラつきを発散させたかったが、授業もあるし、午前中は我慢するしかなかった。

 しかし今日は土曜日だ。志帆の件で部員も落ち着かんだろうからと、今日の部活は休みにしてやって、雑務も済まして早速パレスに戻り……

 

 

 

「おっ♥ おっ♥ おっ♥ おぉおんっ♥♥ 深い、深いのイイですぅ、鴨志田様ぁっ♥♥ ふぉっ♥ おぉおっ♥♥ おぉおおおおおっ♥♥♥ おチンポ様、最高ですぅ♥ あはぁ~~っ♥♥」

 

ずっぶずっぶずっぶっ♥

 

「うぅむ、騎乗位奉仕もばっちり様になってきたなぁ! 操っていた時より俄然気持ちイイぞぉ~! よぉし、その調子で……おぉ、そうだ、その感じ! もうちょっとで俺様も出せそうだぁ!」

 

「は、はい、鴨志田様ぁっ♥ 志帆、全力腰振りしますから、コレでぇっ♥♥ あ、あ、あぁっ♥ あぁああっ♥♥ 思いっきり、出して下さいませぇええ~~~~っ♥♥」

 

ずぶずぶずぶずぶずぶぅっ♥♥

 

「ぬぉ、搾り取られ……くぅ、うぉ、うぉおおおおおおおおっ!」

 

どぷどぷどぷぅ~~~っ!!

 

 パレスに戻ってまず一発、褐色肌にブロンド姿の志帆のマンコへと、特濃ザーメンをどっぷりと出してやる。う~む、帰ってきたって感じで、スッキリ&ホッとする感触だぜぇ~

 

「あはぁああ~~~~~~~~んっ♥♥♥」

 

ぷっしぃ~~~っ♥♥

 ガクガクガクゥっ♥♥

 

「はぁんっ♥ 中にまたいっぱい……ありがとうございます、鴨志田様ぁっ♥♥」

 

 潮噴き絶頂している志帆がまた、実にエロくて可愛いくて、イラつきが治まるのを感じるな。この落ち着きなら、これからする話も問題なく進められそうだ。って事で、ここからはマーラも召喚して、3人で話をする事に。

 

「ふぅ、貪欲にザーメンを搾り取る、エロマンコになりおって。志帆は優秀なサキュバス奴隷だなぁ~ おかげで先生もすっきりした! 今日はとことんまで可愛がってやろうと思っているが……その前に、だな」

 

「はい、先に反逆者共への対応を決めないと、ですよね。実は私、昨日の今日で、先生が望むサキュバスっぽい力を一つ、手に入れる事が出来たのですよ♥ その力のお陰で、ゆっくりならエッチしながら程度だったら、お互いに思考力が落ちなくなってるのぇ……♥ このままの状態で、話し合いを始めさせて頂きますね♥」

 

≪スレイブスキル、って奴だな! 行く行くはエッチしてる間やその直後に能力大幅アップとかもありそうで、夢が広がるなぁ、相棒!≫

 

「ああ、セックスしながら他の事も出来るのは有り難い。つー訳で、ペースは任すぞ、志帆」

 

「はい♥ せんせぇが絶妙に気持ちいいペースでぇ……んんっ♥ ふふ、こんな感じで、させてもらいますねぇ♥」

 

ずっぷ……ずっぷ……♥♥

 

「くぅ、ゆっくりだとマンコの感触に集中できるのも、利点かもなぁ~ んで、そうそう、反逆者共だ。俺様のパレスで好き勝手やってる奴らに、どう対抗するかだが……」

 

 ここからは作戦会議、と言うか、今日はそれがメインの目的だ。こうして気持ち良くなりながら話し合えるとは、嬉しい誤算だな。パレスとメス奴隷様々だなぁ~、ククク。

 

≪まずは反逆者たちの目的と、その手段のおさらい、だな。前も言った通り、反逆者共はパレスに干渉して、相棒を『改心』させる事を……歪んだ欲望の根源を消してしまう事を、目的としている。相棒が歪んだ欲望を消された場合、いわゆる"真っ当な心"に戻っちまってその結果、罪悪感で心が潰れ、贖罪のために生きるしかなくなる……当然、パレスも崩壊する。つまり、破滅だな≫

 

「この滾る欲望を失った自分なんて、全く想像がつかないが……パレスが志帆をこう変えたように、奴らにも他人の心をどうにかする力がある、って事か」

 

「んふぅ、先生の全てを飲み込む、この素敵すぎる欲望を消そうだなんて、杏でも許せません! 絶対に阻止しないと……! それでマーラ様、反逆者がどんな方法で先生の欲望を消そうとしているかも、もうわかってるんですか?」

 

≪ああ、これは認知世界の基本だから、大丈夫だ。ズバリ、アイツらはこのパレスの最奥にある、欲望のコアとなっている『オタカラ』を盗みに来ているんだ。相棒の強烈で最高の欲望こそが、パレスの源だからな。その強烈なエネルギー源は、パレス内では実体を持ち得るんだ≫

 

「なるほど、本当に心を盗んじゃうわけですね。そう言えば、玉座の間の裏に宝物庫がありましたし、そこには先生の力を強く感じましたから……まずは宝物庫の警備の強化、と。でも、反逆者を何とかしないと『オタカラ』を狙われ続けちゃうんですよね。

 ……あ、そだ。撃退する時、勢い余って殺しちゃったらどうなるんです? 何かまずかったりします?」

 

≪お、良いところに気が付くね、志帆ちゃん♪ その点はまぁ、大丈夫だ。パレス内だったら、死んだ直後なら蘇生も出来なくはない。パレスの主である相棒以外は、だけどなぁ。加えて中で他の人間が死のうがどうなろうが、相棒には全く影響は出ないから、そこも安心していいぞ≫

 

「う~ん、なら手っ取り早く、今度奴らが侵入して来たら、高巻以外は皆殺しにしちまえば解決か? この城の中でなら文字通り、煮るなり焼くなり、絶対にバレない死体の処理だって可能だろ?」

 

≪つか、わざわざ処理しなくても多分、パレスの中に死体を入れっぱなしにする事も可能、だろうしな。だが……≫

 

「死体が出なくても、殺してしまうと行方不明になっちゃいますから……その、反逆者たちが先生を目の敵にしてるのは、生徒の殆ども知ってますし…… 先生はこれよりパレスの力で、それこそ王としての覇道を進むのですよね。杏だけじゃなく、他のめぼしいメスもいっぱい手に入れたり♥ で、その時、行方不明となった反逆者たちのせいで警察なんかに目をつけられていると、動きづらいのでは?」

 

「あ~、そういう問題もあるのか。しかしこのまま反逆者を泳がせ続けるのも面倒だし、高巻も拉致したら、坂本たちが現実でも騒ぎにしかねんよなぁ。てか、そうだよ。志帆をこのままパレスに隠し続けるのだって、限度がある……ちっ、何かいい手はないもんか……」

 

≪と、ここまでが、相棒と志帆ちゃんに現状を理解してもらうための前置きだ。てか、志帆ちゃんが殺しに関する危険性を説明してくれて助かったぜぇ~。で、だ……実はもうあるんだなぁ、解決策が! それがあるから、相棒にもここまで反逆者……いや、怪盗共を泳がせるよう、誘導してたわけだしな!≫

 

「ほぅ、手があるのか!」

 

≪おぅ! ズバリ、発想を逆転して……『怪盗たちのオタカラ奪取を成功させる』だ! オタカラを盗んじまったら、もう奴らはパレスに入ってくる必要は無いんだからなぁ~≫

 

「はぁ? 『オタカラ』とやらが盗まれたら、このパレスが失われちまうから、阻止しようって話だったんだろぉ? それじゃ本末転倒……」

 

「えっと……もしかして、怪盗共に『盗みが成功した』と思い込ませる……って事です? この、パレスの力で……うん、そうだ。先生の力なら、記憶の改竄だって出来るのかも……?」

 

 お? おぉ、そ、そうか。その手なら……!

 

≪さっすが嬢ちゃん、冴えてるねぇ! そう、このパレスの力、特に『支配の仮面』でなら、倒して屈服させた相手への記憶改竄も可能だろう。つまり『オタカラ』を取りに来た奴らを返り討ちにした後、洗脳して『改心が成功した』と思い込ませちまえば、全部まるっと解決ってわけよ! その後は志帆ちゃんを解放して、自分も『改心』したふりをすれば、無事パレスを維持したまま元の生活に戻れるハズだ≫

 

「なるほど……! ん、だが……何で『改心』したふりまで必要なんだ? 記憶を弄るんなら、そもそもパレスや改心の事自体忘れさせればいいんじゃないか?」

 

≪それも選択肢ではあるが、記憶の改竄も絶対じゃないし、改竄する内容が多いほど粗(あら)も出やすい。だから改竄は最小限にした方がいい、ってのと……忘れちゃなんねぇのは、奴らが認知のイセカイに入る能力を持ってる、って事だ。何かの拍子で、また相棒のパレスに入って来ようとしないとも限らない≫

 

「でも、もう消えていると思い込んでるなら、わざわざ入ってこようとは思わない、ってコトですね!」

 

≪そういう事だな! いやぁ、お前の最初の破滅を回避するにはどうするのが一番良いかって、練りに練ってきた策だからな! 多分、きっと、コレで大丈夫のはずだ…………はず、なんだが……≫

 

 おぉう、さっきまでの勢いはどこへやら、マーラの奴、急に萎れ始めたぞ。コイツは色々と知っているし常軌を逸した存在だが、万能じゃない事も、もうわかっている。

 

「何か懸念点が、まだあるんだろ? 言ってみろ」

 

≪う~ん、怪盗共の事はこれでいいとは思うんだが、問題は志帆ちゃんなんだよな。志帆ちゃん自身っつーか、その周りかな? さっき相棒も言ってただろ?≫

 

「私……ですか?」

 

≪志帆ちゃんの洗脳が最終的にどんな形になるかわかんなかったのもあるし、正直俺も失念してた事だったんだがな。怪盗共のパレス攻略がちんたらしてたら……志帆ちゃんの失踪時期が、それだけ長くなっちゃうんだよ。この時期が長ければ長いほど騒ぎも大きくなって、相棒が警察に目をつけられちまう可能性も高くなっちまう、ってわけだ≫

 

「あぅ……す、すみません、せんせぇ。私のせいで……」

 

「ふむ、まぁ、そんなのは志帆のせいじゃないから、気にするな。そうだな……反逆者共だって、必死こいて攻略する気なのは間違いないだろ? マーラの話じゃ、今日明日でしっかり準備して、月曜日から攻略開始だろうって事だが……奴らの実力的には、どのぐらいかかりそうなんだ?」

 

≪振れ幅が大きいからわからんが、最低でも3日はかかるかもなぁ……何せ、ペルソナの力は精神力を削る。そしてイセカイに慣れてない奴らは、精神力の回復手段もまだ持ってないだろうから、どうしても時間がかかっちまうだろう≫

 

「3日……で、最後決戦は更に予告状出してから、だからもう数日もかかるのか。すると失志帆の踪は、一週間近くになる……流石にそれは長すぎるな。なら、警備を緩くしてペルソナの力を温存させれば……いや、無理か。これまでがっつり警戒していて、急に警備が緩くなればむしろ、奴ら慎重になりかねんし……むぅ……マジでどうすりゃいい……」

 

 こんなモヤモヤしていては、せっかくの志帆のマンコ奉仕も、楽しめんじゃないか。

 

「精神力……回復……後、ペルソナが強くなれば攻略だって簡単に…………うん、そうだ♥ せんせぇ、私、いい方法を思いついちゃったかもしれません♥」

 

 だがその問題も、当の志帆が解決してくれる事となった。このメス奴隷、マジ優秀すぎんか?

 

 

 

「ほぅ……コレがお前の言っていた『イシ』ってやつか……」

 

「はい♥ 先生の欲望がぎゅうって凝縮されていて、とっても素敵ですよねっ♥ 昨日パレスを隅々までチェックしている時に見つけたんですが、これは絶対に使えるな、って思ってたんですよ♪ はぁん……この欲望の輝き……ウットリしちゃいますぅ……っ♥♥」

 

 パレス内の隠し部屋の様な場所、昏く陰気な部屋の中に、強烈なオーラを放つ骸骨っぽい何かが鎮座していた。妙に惹きつけられるモノがあるのは確かだが、志帆のように恍惚とする様なモノではないと感じるのは、俺の欲望所以だからだろうか。

 

≪なるほどなぁ~。この『イシ』を怪盗に……杏ちゃんに入手させて、彼女をパワーアップさせるってわけか。自然発生したこのままだと、ペルソナ強化には力が足りない感じだが……≫

 

「そこで俺が直接、コレに力を注いでやればいいんだな! んじゃ早速……ふぅんっ!!」

 

パァアアアアアッ!

 

 おぉ、赤い輝きが増しているな。ちょっとげっそりする感覚はあるが、この程度なら問題もないか。

 

「ふぅむ、だいたいこんな感じか? だが、俺様の『イシ』を高巻以外に、それこそ坂本のクズなんかには使わせたくないが……」

 

「はい、それは大丈夫です♥ その為にぃ……むぅううううんっ!!」

 

パァアアアアアッ!!

 

 お? 輝きが少し強くなったし……なんだ? 志帆の声がうっすらと聞こえる……? 『助けて、杏』、か。なるほど、なるほど、そう言う事か!

 

「私の『力』と一緒に『意思』も込めさせてもらいました♪ これで間違いなく、この『イシ』は杏が使ってくれるはず♪

 更に、ですねぇ……メス奴隷として再誕した私のペルソナの力は、夢魔としての能力を秘めている様でして……この『イシ』を通じて杏の無意識へ侵入し、彼女が知らない内に心身を侵食する事も出来ると思うんですよ♥」

 

≪確かに! 『イシ』がこれほど強い媒体になったのなら、そう言う事も可能だろうし……しかも『イシ』は、3つもある! 3つ合わさった結晶を杏ちゃんが自身のペルソナに宿したなら、それこそ夢の中で調教、なんてのも出来るかもな!≫

 

「おおおお~、そりゃいいな! 奴らがパレスの攻略している間は、大人しくしてるしかなかったが、そう言う楽しみがあれば話は別だ! 自身が知らない内にドスケベに、俺様の色に染まっていく高巻、か……あぁ、今から涎が出て来ちゃうじゃないかぁ~」

 

「ふふ、お気に召したようで何よりです! では、あと二つの『イシ』にも、私達の力を込めに行きましょう♪」

 

「あのげっそりする感覚を、あと2回か……だが、それで高巻を弄れるなら、安いモノだ! タップリと力を込めてやるとするかぁ~」

 

「はい、せんせぇ♥ 私達で杏をぉ、ドロドロの色欲へと引きずり込んで、二度と這い上がれなくしてあげましょう♥♥」

 

 くく、志帆め、悪い顔も出来るようになったじゃないか。色っぽさが更に増して、堪んねぇなぁ~!

 

 と言う訳であと二つの『イシ』にも二人で力を込めた後、俺は大分疲れちまったんで、やりまくる予定だったが3発ほど出したところで今日は休む事にした。大会も近いし、バレー部の練習を日曜まで休ませるわけも行かんからなぁ。高巻を手にするまであと僅かだ、このジリジリした気持ちで精力を温存しておくのも、悪くないかもしれんな。

 

 

※鈴井志帆視点

 

 

 4月17日、日曜日。

 鴨志田先生はバレー部の練習があるから、残念だけど今日は夕方までは、パレスに帰ってこない予定だ。

 愚かな反逆者たち……怪盗たちもマーラ様の言った通り、今日まではパレス攻略の準備のために、侵入してこないらしい。

 

「シホ様、模擬戦準備完了いたしました! こちらのシャドウたちでしたら倒してしまっても構いませんので、存分に戦って下さいませ」

 

「ありがとう、衛兵さん達。じゃ、始めるわよ……来て、『ゼノビア』!!」

 

 と言う事で、忙しい先生に代わって私が杏と坂本君……いえ、坂本たちを返り討ちに出来るよう、今日はペルソナの訓練をする事にしたのだ。先生を守るためにも、反逆者を倒すためにも、新たなメスを捧げる為にも。ペルソナの力は、絶対に必要だからね。

 そうして途中合流したマーラ様にもアドバイスを貰いつつ、衛兵たちと模擬戦を繰り返す事数十回。お昼を回りそうな頃……

 

「よし、これなら……『マリンカリン』!!」

 

ポワワワァン♪

 

「う、おぉ……おぉおおおおっ!!」

 

 私の魅了魔法『マリンカリン』によって、衛兵たちが同士討ちを始める。模擬戦のお陰で、私のペルソナも大分力が増して、新スキルもゲット出来た。けど……

 

≪ほう、『マリンカリン』まで覚えたかぁ~。順調じゃないか、志帆ちゃん♪ でも、なんか浮かない顔だなぁ~?≫

 

「はい、マーラ様……その、強くなってる実感もあるし、新しい魔法も覚えたんですけど……何か、足りない感じがして。やっぱり模擬戦だけではなく実戦もやらないと、真の経験を積んだって事には成らないんですかね?」

 

≪ふぅむ、それは確かに志帆ちゃんの言う通り、模擬戦じゃ強くなるにも限度があるだろう。そのうち城の『外』で修練を積む必要も出てくるとは思う……が、今はやめた方がいい。実の所、外は危険なんだ。やるとしたら、もっと仲間が増えてからだなぁ。

 もう嬢ちゃんも気付いているだろ? 相棒の『敵』は、今居る反逆者だけじゃないだろうからな……≫

 

「はい、だからこそ、模擬戦でやれるところまでやろうって…… それともう一つ、ペルソナが力を持つ度に、なんだか違和感が強くなっている感じもするんですよ。『ゼノビア』が、私じゃないような……私の心のままに、操れなくなっていくような……」

 

 今までは、私と一心同体だった『ゼノビア』。でも、私は鴨志田様のメス奴隷になって、心の形が明確に変わってしまったからか……こう、しっくりこなくなっているのだ。

 

≪おぉ~……そうか、そう言う事もあるのか。確かにペルソナ覚醒の契機だが、こんな序盤だから、力が足りなすぎるのもある……のか?

 っと、すまんすまん、違和感だったな……多分、志帆ちゃんのペルソナが、志帆ちゃんの中で新たな姿になろうとしてるんだと思う。でも色々要因があって、まだ新しい姿に成り切れない状態……蛹みたいなもんだな。真のペルソナが、まだ古いペルソナである『ゼノビア』の皮を被ってる、って感じだ≫

 

「な、なるほど! 言われてみると、そんな感じが……うん、私の中で、新たな私が生まれようとしているの……わかります! だけどちゃんとした形で生まれてくるには、まだ力が足りない……この感じだと、もう少し時間がかかっちゃうと思います。それだと怪盗共の『オタカラ奪取』作戦日までには、間に合わない…… 今の『ゼノビア』のままじゃ私、先生の足を引っ張っちゃう……!」

 

 うぅ、どうすれば……! 絶対に杏を先生にお捧げするって、私、約束したのに……!

 

≪大丈夫大丈夫、それも心の持ち方次第だって。『ゼノビア』だってかつては志帆ちゃんの一部、志帆ちゃんそのものだったんだ。んで、これから志帆ちゃんは現実に戻った時、相棒のメス奴隷である事を隠して生活しなくちゃならない。その時の為にも……かつての自分を『擬態』する事を、覚えるといいだろう。で、その擬態した自分の仮面こそが『ゼノビア』だと、意識してみるんだ≫

 

「『擬態』……あぁ、もう要らないと思ってた、かつての愚かな自分だけど……擬態する必要は、あるんですよね。あぁ、なら……ふふ、そう、私の『偽りの仮面』として、『ゼノビア』を扱うなら……はぁああああっ!!」

 

ブォオオオオオオッ!!

 

「あぁ、さっきより全然、違和感がない! 真の、新たなペルソナのフルパワーには劣るだろうけど、この『ゼノビア』なら、ちゃんと戦えます!」

 

≪ああ、輝きが変わったのが俺にもわかるぜぇ! んじゃ、昼めし食ったらもうひと頑張り、だな!≫

 

「はい! 時間いっぱいまで、全力で頑張ります!」

 

 ペルソナの力が増せば『イシ』を通しての杏の調教も、より効果的になるはずだから。ふふ、明日にでも杏が『イシ』を手にするのが、私も今から楽しみで仕方ないわ♥

 

 

次回:第9話『侵食!色欲に侵されゆく女怪盗』

 

 

■スレイブコープ

 

・月:スズイシホ

LV2:夢魔の誘い

 対象の夢や無意識に干渉し、様々な事を行える。(催眠、洗脳、記憶操作など)

 効果は対象の精神抵抗力と志帆との関係性により変化。

 

 

■キングコープ

 

・愚者

LV2:欲望侵食LV1

 イシや欲望の結晶を媒介として、対象者に歪みの影響を及ぼす。

 反逆者にも有効。

 また、支配下にある欲望の結晶ならば、配下に下賜する事も出来る。

 

・法王

LV2:快楽耐性LV1

 王、スレイブ共に快楽を堪能しつつも思考力が落ちなくなる。

 レベルアップで耐性の度合いが上がり、むしろ思考力が増すように。




これにて連続投稿は一旦終了。
自分としても、早くアン殿を堕としたい!!
色々頑張らねば……
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