社会不適合者な幼馴染は体で家賃を払ってくれる【電子書籍化】 作:猫屋敷てん
咲間竜二郎は己が何の面白みもない一般人であることを知っている。
それは客観的に見た評価であり、今まで歩いてきた全ての道程が教えてくれた。
ふと人生を振り返り、何か成し遂げたことがあるかと聞かれれば首を横に振るだろう。
特別な才能は何一つなかった。いろんなものが平均点。常に上には誰かいて、されど下にも誰かいる。そんな普通な人生を歩んだのが咲間竜二郎という男だ。
故に東雲夕菜は憧れの存在である。
夕菜は上を見上げても誰一人勝る者はいない。対して見下げれば、有象無象が蠢いている。
絵という才能に限って言えば、トップクラスと断言できるだろう。
その全てを塗りつぶす果てしないマイナス面を抱えていたとしても、竜二郎は憧れたのだ。
天才という人種が放つ光りに魅了され、東雲夕菜に恋い焦がれた。その恋は、出会った頃から積み上げてきた深いものだ。
しかし同時に、天才と凡人が釣り合うはずがないと考えた。
東雲夕菜への恋はしてはいけない。竜二郎という凡人は、夕菜という天才が歩む道を塞いでしまうのではないか。
それは竜二郎にとって何よりの恐怖だ。
だから、夕菜の恋心に気付かない振りをした。
無意識に、夕菜が持つものは親愛であると思い込んだ。
夕菜を社会で生きていけるようにして、そして世界に彼女を羽ばたかせる。
決して己のような凡人の隣にいてはいけなかった。
いずれこの同居は終わり、夕菜は世界に名だたる画家になると竜二郎は思っていたのだ。
だけどそんな思いを、竜二郎は捨てる。
今まで押し殺していた恋心を全てぶつけ、我慢なんてもうしない。
不安にさせてしまった夕菜に、ドロッドロの愛をぶつける。
そう決断した。
「えっと、口、移し?」
「ああ。わからないのか?」
「わ、わかるよ。う、うん」
それは夕菜の想定していない言葉だったのだろう。だが困惑しつつも、素直に竜二郎の言葉に従う。
そこら辺は変わらず夕菜のままだった。
縄で縛られてるとはいえ、かなり余裕がある竜二郎は状態を起こして夕菜と向き合う。
「ん、おくひ、あけへ」
夕菜は少し恥ずかしそうにしながらも、ご飯を咀嚼して柔らかくすると竜二郎にゆっくり口づけをした。
「ん! むぐ。ちゅぅ、ん、ちゅ♡」
唇が触れ合ったその瞬間、竜二郎の舌が強引に侵入してきてご飯を根こそぎ持って行く。
竜二郎から仕掛ける積極的な舌の動きに、夕菜はただただ翻弄される。
「うま。甘くて、美味いぞ」
「んぅ、よ、よかった。ん、ちゅっ♡」
夕菜の唾液がたっぷり絡まった食事を美味しそうに飲み込むと、そのまま深いキスをしだした。
「ちゅぅ♡ ん、れえ♡ ちゅっ、ぱ♡ くちゅ、ぴちゅぅ♡♡」
「ふぅ。夕菜、次だ次」
「は、はい。わかり、ました」
夕菜が主導権を握るはずが、なぜか拘束されている竜二郎が主導権を握る事態だ。
竜二郎に命じられるがままに、夕菜は献身的に食事を与えた。
最終的に対面座位の形で抱き合い、食事なのかキスなのかよくわからないほど舌を絡め合う。
「ちゅぷぅ♡ はぁ、はぁ♡ おい、しい?」
「ああ。だけど、夕菜の唾液が一番美味しいな」
「んんっ♡ ちゅぷ♡ ちゅぱ♡ りゅ、竜くん激しい♡」
噛んで柔らかくし、竜二郎に与え、そのまま十分以上はキスをする。夕菜の目は完全に蕩けていて、貪るようにベロチューをし続けた。
そんなことを繰り返していれば、茶碗一杯のご飯を食べきるのに二時間以上掛かってしまう。
多分ご飯よりも、夕菜の唾液の方が多い食事だと言えるだろう。
「ごちそうさま」
「ふぅ、ふぅ♡ お、おそまつさま」
夕菜は竜二郎に抱きついたまま息を荒げ、整える。
完全に竜二郎にされるがままで、とても拘束した者とされた者の関係ではないだろう。
「こんなこと頼むのは夕菜だからだ」
「そう、なの?」
「食べた物共有できるのなんて、夕菜の他にいるはずないだろ? 好きだぞ夕菜」
そう竜二郎は言い聞かす。
たとえどんな極上の美女だとしても、咀嚼した物を食べるなんてありえない。
ただ唯一それを許せるのは、ずっと好きで気心知れた夕菜だけ。それは紛れもない竜二郎の本心である。
「わ、私も! 竜くんだけ。竜くん好き!」
竜二郎の言葉に、夕菜はとても嬉しそうに笑顔を見せる。
とても深い愛が伝わってきて、心が満たされていくようだった。
「よし。じゃあまたムラムラしてきたな。夕菜」
「う、うん。いつでも、気持ちよくするね」
食事を終え、あそこまでベロチューしていれば興奮するのが自然の理。
先ほど出したばかりだというのに竜二郎はもちろんフル勃起で、対面座位の形で抱きつく夕菜のお尻にちんぽをグリグリ押し当てていた。
「竜くんの、さっき沢山出したのにまだおっきい。いれるね。生だから。赤ちゃん、作るから」
「ああ当たり前だ。だけど、いつもと違う体位で行くか」
夕菜が赤ちゃんをねだろうと、竜二郎はどこ吹く風だ。
勃起ちんぽを見せつけ、それに興奮を高めるのが夕菜である。
「りゅ、竜くん。何だか積極的」
「吹っ切れたらこんなもんだ。それよりも、背面座位だ。わかるか?」
「う、うん。勉強、しました」
夕菜はゴクリと唾を飲み、足を投げ出して待っている竜二郎のちんぽの上に立つ。
竜二郎の目の前に、夕菜のおまんこがあった。
何度使っても綺麗なままのおまんこからは、ポタポタと蜜と先ほど出した精液が零れていた。何時間とキスをし続けたから、夕菜の興奮も最高潮なのだろう。
「いれるね♡ さっきより気持ちいおまんこに、なってるはず」
ゆっくりと後ろを向き、今度は大きなお尻が視界に入る。そして夕菜はゆっくりと腰を落とし、そそり立つちんぽへ、おまんこを進めた。
「う゛お゛♡♡ きた♡ おっきい♡♡ ふぉ♡ ふぅ、ふぅ♡ あ、ぐぅ♡ ぜ、全部、入りました♡♡」
ズプズプとちんぽは膣内に侵入し、夕菜は体を震わせながらも懸命に最奥まで挿入する。
亀頭とポルチオがキスをしたところで、ガクガクと体を震わせて軽イキした。
膣壁がうねうねと動き、竜二郎のちんぽを気持ちよくする。
大量の愛液と、よく締まる膣の感触に、再度生の気持ちよさを実感していた。
「ど、どう、かな? 竜くん、せんよーの、おまんこ。きもちい?」
「ああ。最高だ。このおっぱいもな。それに、良い匂いだ」
「ふぉっ♡ ま、まって♡ おっぱいまで、されたら、きもちすぎる♡♡ 髪の、におい、かがにゃいで♡♡」
夕菜のおまんこを感じながら、両手はHカップのクソデカおっぱいをわしづかみ。
小柄な夕菜との背面座位は、長い髪に顔を埋め、その匂いを嗅ぎながら両手もちんぽも気持ちよくなる最高の体位だ。
全身で夕菜を感じていた。全ての感覚が、夕菜に支配されていた。
「好きだぞ、夕菜」
「ふぁ♡ 告白、しながら♡ おっぱい、もみもみぃ、イク♡♡ 好き、私も、好きぃ♡♡」
髪をかき分け、夕菜の耳元にたどり着くと愛を囁く。それだけで夕菜はイった。
夕菜もまた全身で竜二郎を感じて、愛と幸せに包まれた。
「夕菜、そろそろ動け」
「は、はひ♡ ぱ、ぱん♡ ぱん、ぱん♡ ごほーし、する♡ できてる?」
「んー。へこへこしてるな。出来てないぞ」
「ご、ごめんなさいぃ♡」
頑張って夕菜も腰を動かしているが、すでに腰砕けなのかへこへこしている。
それだけでも十分気持ちいが、先ほど同じように出したため、射精まで至るかと言われれば否だろう。
「俺は縛られてるからな。頑張って腰を動かしてみろ」
「う、うん。お、おっぱい触らないで♡ おちんぽさんだけに集中しないと、パン、パン♡って、できない♡」
「そうかそうか。じゃあおっぱい触られながらも腰を動かせるように頑張ろうな」
「い、いじわるぅ♡」
竜二郎は一切優しさを見せず、よりおっぱいを触る手はねちっこくなる。
乳首を摘めば、可愛い声をあげながらさらに夕菜はイった。
だけど夕菜は健気に頑張り、ゆっくりとお尻を上げて、体重をかけて落とす。
「お゛♡ おほ♡ でか、ちん♡ すっご♡ ほぉ♡ ふぅ、ふぅ♡」
ちょっとしか動かないし、とてもゆっくりな腰ふりだ。しかし竜二郎を気持ち良くしようという心意気は伝わってきた。
それに竜二郎も興奮し、弱い刺激でも射精感は高まっていく。
「好きだぞ、夕菜。中に出すぞ」
「う、うん♡ なか、中だそ。奥に、びゅっ♡ びゅっ♡って。子種欲しい。生セックス♡ 最高ぉぉ♡」
竜二郎が射精しそうだと感じ取った夕菜は、最後の元気を振り絞って腰の動きを早くする。
大きなお尻がパンパンと気持ちよく打ち付けられ、膣壁はうねうねと激しく動き出した。
「好きだ。大好きだ。夕菜だから、こんなに気持ちい。生中出しを躊躇なくできるのは、夕菜とこれからもずっといたいって思うからだぞ」
「ほんと? 私も好き♡ 竜くんの赤ちゃん、沢山産むね♡ おまんこも、いつでも、使って♡ ほら、ほら♡ 出せ♡出せ♡ 出しちゃえ♡」
ぎゅぅぅ♡とおまんこが締め上げて、それで竜二郎の我慢は限界になる。
──ドビュ♡ ドビュビュビュ♡
「おっほ♡ きた♡ イグ、イク、イク♡ イッグゥぅ♡♡」
同時に夕菜も最大級の絶頂を迎え、あまりの快楽に頭が完全におかしくなる。
ガクガクと体を震わせて、ドサっと竜二郎に倒れ込んだ。
「ふぅ。気持ちよかったぞ。夕菜」
「あ♡ おぉ♡ お♡ イク♡」
「イキすぎだろ」
胸の中に倒れ込んできた夕菜に苦笑しながら、とりあえず大きなおっぱいを揉む。
それでさらに軽イキしたのか、体がビクビク痙攣した。
「夕菜、俺がどれだけ夕菜のことが好きかわかったか?」
「う、ぅ♡ わ、わかり、まひた♡」
「それはよかった。昨日はごめんな。馬鹿なこと言った。好きだぞ夕菜。ずっと好きだ」
両手で夕菜の胸を揉みながら、耳元でそう囁けば完全に夕菜は堕ちていた。
「私も、好き。釣り、合わないけど、ずっと、一緒にいたい♡」
「ああ、約束だ。ずっと一緒にいような」
夕菜という天才の隣に、凡人の竜二郎は立つ覚悟をした。
それに夕菜はとても喜び、ただただ幸せそうな笑顔を見せる。
「じゃあこの縄を外してくれ」
「う、うん」
竜二郎はどこにもいかない。それに安堵した夕菜は、よろよろと立ち上がると、テーブルの上にあった鋏でジョキジョキと縄を切っていく。
ずっと夕菜との恋はしてはいけない。そう思ってこの恋心を表に出さなかった竜二郎は、今日初めて全てを解き放ったのだ。
その愛を感じれば、不安なんてすぐ吹き飛ぶもの。夕菜の心にあったドス黒いものは、どれだけ愛されているか理解したことで、綺麗さっぱり浄化されていた。
「よし。ありがとな」
「う、うん。ごめん、ね。なんか、カッとなっちゃって。竜くん、縛っちゃった」
「まあ、しゃあないな。俺も悪かった。突き放すようなこと言って、ごめんな」
夕菜はしょんぼりするが、竜二郎は苦笑する。
不安にさせてしまったことは竜二郎が悪い。夕菜にとって竜二郎とはなくてはならない人なのに、それを突き放せばこうもなるだろう。
無断で仕事を休むという事態になってしまったが、それも含めてしかたない。
「しかたないが……四つん這いになれ」
「……へっ?」
「監禁したことへのお仕置きはしてやる。覚悟しろよ」
ここで甘やかすだけではいけないのだ。
故にたっぷり愛をこめたお仕置きセックスをなすことにした。