社会不適合者な幼馴染は体で家賃を払ってくれる【電子書籍化】 作:猫屋敷てん
「ただいま」
「ん。おかえり、なさい」
仕事から帰り、夕菜とおかえりの挨拶をする。
それは欠かすことなき大切な儀式であるが、今日はいつもと少し違う。
おかえりと言った夕菜はそれだけで、絵を描くことに戻っていった。
いつもならば抱きついてきて、ベロチュー三十分コースなのだが今日は変だ。
竜二郎は鞄を置き、考えた。
今日の夕菜は恰好も少し違う。いつものTシャツとショートパンツではなく、今日は花柄のワンピースを着用している。
髪も結ばれていて、夕菜はおしゃれをしているのだ。
これは何かある。そう確信した竜二郎は、じっと夕菜を観察した。
「ふん、ふん……ふふふ♡」
四つん這いになって絵を描く夕菜。竜二郎の視点からは、スカートに包まれたお尻が見える。
まるで男を誘うかのようにエロい尻だ。
「……ああ、なるほど」
じっと夕菜を観察して、ポンっと竜二郎は思い至る。
つまり夕菜は、いつもと違うことをしようというのだ。
その真意を汲み取った竜二郎は、ズボンを脱いで夕菜の後ろに立った。
「ふん♡ ふん♡ ふふん♡」
だが夕菜は一切竜二郎を見ることはなく、鼻歌交じりに手を動かす。
しかしお尻はふりふりと揺れていた。
竜二郎もまた何も言わず、そっとスカートをたくし上げる。
そうすれば黒いTバッグを身につけた、真っ白なお尻が現れた。
まったく、男を誘う淫らな尻だ。
そっとクロッチ部分をずらせば、蜜を垂らす無毛の花園が見えてくる。
女の子の一番大切な場所を無許可で触られているというのに、夕菜は何一つ言葉を発さなかった。
「ん♡……ん、ん♡」
声を噛み殺すように絵を描き続け、そんな夕菜の姿に楽しくなってくる。
簡単に指を咥え込み、トロトロおまんこに仕上がったところでゆっくりとちんぽを押し当てた。
「んぁ♡ くぅ♡」
おまんこは何の抵抗もなくちんぽを飲み込み、ご主人様の帰還を喜ぶように膣壁はうねる。
そしてさすがに一番奥まで到達したところで、夕菜の手はピタリと止まった。
「はぁ、はぁ♡ でか♡」
いつまで経ってもこの快楽には慣れないようで、ビクビクと体を震わす。
しかし四つん這いを維持できるのは成長と言えるだろう。
「このまんこはとても気持ちいいな」
「あっ♡ いぅ♡ んぅ♡ イク、イク♡」
夕菜の腰を掴み、まるで性処理をするかのように腰を打ち付ける。
それは恋人にする行為ではなく、オナホに精液をコキ捨てるような腰振りだ。
ムラムラしたから、目の前にあったおまんこを使う。そんな最低最悪な行為を、躊躇なく行えるのは愛故のこと。
「ここに精液捨てて良いか?」
「もち、ろん♡ 竜くんせんよー、お便所だから。いつでも、使って、精液捨てて♡♡」
便所宣言からの精液懇願に、竜二郎のピストンはより激しくなる。
夕菜は舌を出してとろ顔を晒しながらイキ続けた。ちんぽが射精しようとするのを感じ取れば、きゅうきゅうとおまんこは締め付ける。
極上の精液便所に、竜二郎はあっという間に射精に導かれた。
――ドビュルルルルルル♡♡
「きたあああ♡♡ イク、イグ♡ おほっ♡ うぅ♡ せ、精液コキ捨てありがと、ございます♡」
「一番奥に捨てたけど良いよな?」
「も、もちろん♡ 赤ちゃん、作らせて、いただきます♡♡」
大切な子宮に精液を捨てられたとしても、夕菜はお礼を言った。
そのままちんぽを抜かれ、柔らかな尻でティッシュのように精液を拭かれたとしてもビクビクとイクだけだ。
「竜、くん。好き♡ 好き好き♡」
「俺も好きだぞ……たまにはこういうプレイも良いな」
「うん。竜くんに、使われるの、大好き♡」
少し落ち着いてきたところで、イチャイチャしながらそんな会話をする二人。
座椅子に座った竜二郎にスリスリと頬ずりし、そんな夕菜を抱きしめる。
基本的にいつもイチャイチャ甘々プレイだが、定期的にこういったプレイを二人はしていた。
特に夕菜は愛されるのと同じぐらい、道具のように使われるのが好きだ。
自己肯定感最低レベルの夕菜だからこそ、使ってもらうことで役に立っていると実感できるのだろう。
愛だけでは、何も返せない自分に嫌悪感を抱く。
対して使ってもらえば、返せていることに自己肯定感が上がるのだ。
それが夕菜という子であるが、そこは改善せねばと竜二郎は考える。
だから竜二郎は、甘えてくる夕菜にそっとお金を差し出した。
「ほら、夕菜」
「……ん、お金? なにこれ」
竜二郎が差し出したのは二万円という大金だ。
無論夕菜はそれに首を傾げる。
「夕菜が稼いだお金だ」
「……へっ?」
その突然の言葉に、夕菜は目を見開いて驚いた。
数秒沈黙して、それでも言葉はでてこない。
稼いだと言われても働いた覚えはもちろんなかった。夕菜は働けるような人間ではないし、取り柄といえばエロい体と可愛い容姿だけ。
それも全て竜二郎専用である。
「竜くんとセックスしたから? ならいらない。こんな役立たずな私を、世話してくれる、お礼だから。私が、もっと、もっと返さないと。えっちする? おまんこ使う?」
「違う、違うから! ほら、この前言っただろ。布団でさ」
「布団――あ」
夕菜が思い出すのは先日の件。共に布団で眠り、その時確かに竜二郎に言われたのだ。
『なあ夕菜、頼みがあるんだが――描いた絵をいくつか貰って良いか?』
『絵? もちろん良いよ。私の物は、全部、竜くんの。許可とか、いらない』
絵を貰って良いかと言った竜二郎。ならばこのお金は――
「ネットに掲載したら、欲しいっていう人がいてさ。売れたんだ。夕菜の絵がさ」
「…………」
その言葉に、夕菜はまるで狐につままれたような顔をした。
脳裏には、過去に親から告げられた様々な言葉が浮んでいるだろう。
――『役立たず』『そんな物を描いてなんになる』『勉強ができないなら無意味だ』『そんなものよりテストの点はどうなんだ?』
夕菜の可能性を否定し、型にはめた成功だけを押しつける人だった。
だから夕菜は絵を描く自分が嫌いである。
絵を外に出さないのも、これ以上あの言葉を浴びたくないから。竜二郎にだけ見せて、竜二郎にだけ肯定される。そんなぬるま湯のような天国だけで十分だった。
「な、何で?」
「言ったら拒否するだろ。でもな、夕菜はちゃんと社会に認められるんだ。役立たずなんて思わないでくれ。大丈夫だ、夕菜」
「…………」
まるでその現実が受け止められないように、お金を見て竜二郎の顔を見てを交互に繰り返す。
「竜くんの、役に立てたの?」
「ああ。それだけじゃない。社会の役にも立てたんだ。誰かの心を動かして、豊かにして、夕菜はそれをなした。凄い奴だ」
「…………そ、そう」
そう言葉を尽されようとも、未だ受け止めることはできない。
だけど夕菜の胸に沸くのは、今まで感じたことない感情だった。
「夕菜は役立たずじゃない。だから、頑張れ」
「……そっか。あ、あの。竜くんと、一緒だよね? 私、お金稼いでも、竜くんといたい」
「それは当たり前だろ。絶対に離さないからな。ずっと俺の隣にいろ」
「っ――うん!!」
夕菜はやっぱり、世界に羽ばたける天才だ。
一枚ネットに載せただけで、欲しいと言う人が現れるなど、どれほどの才能があるのか。
だけど竜二郎は、夕菜を絶対に手放さない。隣にずっといてもらう。
それが夕菜の栄光を阻むことだとしても、彼女の思いと己の思いに従ってそれをなすのだ。
「が、頑張るね。もっと沢山、描いて、お金稼いで、竜くんを楽させる」
「ははは。それは嬉しいな」
「そのお金も、竜くんの。私は全部、竜くんのだから」
「そうか。じゃあありがたく、生活費にさせてもらうよ」
夕菜はお金を受け取らず、ぎゅっと竜二郎に抱きついた。
たとえどれだけの成功しようとも、竜二郎の隣にいることが夕菜にとっての全てだ。
「だけど絵がこのペースで売れたら、俺が貰いすぎになりそうだ。もう体で払う必要はないんだぞ?」
「は? だ、駄目。体でも払う。お金も、払うし。今まで、沢山助けてくれた。一生、返すから。あ、おまんこ今から使う? 精液は、全部、私で捨ててね。ほら、使って♡」
必死で体をこすりつけ、勃起させようと慌てる夕菜に苦笑する。
冗談で言っただけだが、夕菜は真に受けてしまったようだ。
夕菜の極上の体を味わって、これで終わりなどできるはずがないだろう。
だから竜二郎は、夕菜を強く抱きしめて、精液の染みたショーツのクロッチに勃起ちんぽをこすりつけた。
「じゃあ続きするか」
「うん♡ ぱん、ぱんって、しよ♡」
二人はこうして、今日も幸せに満ちた生活を送る。
どれだけ状況が変わろうと、二人の関係が変わることはないだろう。
夕菜が稼ぐことで、竜二郎の生活も楽になり、夕菜の精神も安定する。
これからはより良い生活になっていくのは間違いない。
「竜くん、好き。大好き。ずっと、一緒にようね♡」
夕菜を抱き上げて、敷きっぱなしの布団に運ぶ。そうして二人は、今日もたっぷり愛を伝え合った。
これで一先ず、ハッピーエンドだ。
●あとがき
最後まで読んでくださりありがとうございました。
竜二郎と夕菜の物語は、これにて終了です!
そして皆様の応援のおかげで、今作の電子書籍化が決定いたしました!
本編を再構築して後日談をバーンと執筆する予定なのでお楽しみに!
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それではまた次の作品でお会いできたら幸いです!
猫屋敷てん