ToLOVEる モディファケイション 作:TQ
辺境の惑星「地球」。
その地球に今、危険生物の一体が宇宙から飛来していた。
その生物の名は「テンダリオン」。タコのような見た目をしており、足は百本以上ある。様々な毒や自身の細胞を用いて女性に寄生し、無限に繁殖する指定災害宇宙生物の1体である。しかしあまり頭が良くないため、近年では数を減らしてきている。
そんな生物だが制御を失っているのか、フラフラと揺れて落下来ているようにも見える。
フラフラと制御が効かない状態のまま、彩南町の山の麓に落下した。勢いが凄かったのか、地面に大きな穴を開けて地下深くまで落ちてしまった。
どのくらいの深さまで落ちたかは分からないが、落下の勢いが止まったためテンダリオンは自分を守っていた殻を内側から食べながら出てきた。どうやら広い空洞に出ていたようで、周りには何も無いように見えた。
テンダリオンはどうすればいいか考えたが分からなかったため、とりあえずまっすぐ進んでみることにした。
宛もなく進んでいると何かしらの機械を発見した。触手はどのようにすればいいのか分からなかったため、適当にレバーやらボタンを弄った。すると途端に機械は動き出し、テンダリオンをスキャンし始めた。
「測定完了。…………知能レベル3。マスター適正120。知能レベル補完プロセスを開始します」
機械から鳴った音声の意味を理解出来ずにいたテンダリオンだが、突如カプセルの中に入れられてどこかに運ばれた。
運ばれた先でテンダリオンは逃げようとしてカプセルを攻撃しているが、ヒビどころか傷さえつかない。そうこうしているとカプセルの中が緑色の液体で満たされていき、テンダリオン野頭に針が三本刺さった。
「知能レベル上昇装置、起動」
そんな音声と共に装置が動き出し、テンダリオンの脳に様々な知識や経験を刻んでいった。
テンダリオンが地球に不時着して1週間が過ぎた。
この1週間テンダリオンの知能レベルは何と地球人以上の知能を手に入れていた。
「さて…ようやく準備ができた。これより地球侵略を開始する!」
「了解しましたマスター。それでは特殊催眠音波発生装置、起動します」
流暢に日本語を話すテンダリオンの言葉に合成音声の様な声が返ってくる。
「まぁまて。それではつまらないし、最悪他の星の連中に気付かれる。慎重に、静かに侵略するぞ。わかったか?ジニアス」
「理解しましたマスター」
先程からテンダリオンをマスターと呼ぶのは、この地下施設全ての制御管理を行っている支援AI「ジニアス」である。どうやらこの施設は昔地球を侵略しようとした宇宙人が残したものだった。彼らが何故居なくなったかは別の機会に話そう。
「まずはこの星に来ている他の宇宙人と接触する確率の高い雌…【結城美柑】に私の触手を寄生させるぞ!」
「かしこまりました。マスター」