※この作品はR-18です。

ムニュ♡ 二人の爆乳人妻と母乳セックス♡   作:音有五角

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第三章「元旦那がやってきたので、寝取ってみた」

「平気だ、平気。あたしはセフレ枠だから」

「それはそれで問題だと思うわよ……」

「これっきりだって。なぁ、歩?」

「え? あ、ああ、うん」

 

 はぁ、と雪菜はため息をついた。

 

「歩くんの返事、全然これっきりな感じないじゃない。いけない人なんだから……」

「ご、ごめんって。ちょ、ちょっと調子に乗っちゃったんだ……柚子も、魅力的な人だから……」

「もう、いいわよ。名前呼びになっているし……エッチ」

 

 機嫌が悪くなった雪菜をそんな感じで、どうにかこうにしかして宥めた(?)翌日。一旦自宅へ戻った僕は、仕事へ出た後再び、お店へと足を運んだ。急に行かなくなるのも変だと思ったからだ。だけど店には雪菜の姿はなく、さらに柚子の姿もなかった。出勤予定ではあったのだが、急な用事で早退したのだという。店のママから直接聞いた話は、あまり良いものではなかった。

 

「はあ。雪菜の、前の旦那さんが……」

「そうなのよぉ。直接、ウチに来てねぇ。なーんか、偉そうな感じで、好きじゃないわぁ」

 

 屈託のない物言いだが、結構トラブルに発展したらしいので、仕方のないことであった。

 

 嫌がる雪菜を無理やり触ったり、席を離れようとすれば「俺の相手をしろって言っているだろ!?」と大声で喚いたり、挙句「寄りを戻してあげようとしてんだ、ありがたく思え」などと言っていたようだ。

 

 見かねたママが間に入り、元旦那を店から追い出し、雪菜を早退させたようだ。ルームメイトの柚子はその付き添いである。

 

「雪菜ちゃん、すっかり怯えちゃってねぇ。気が弱い子だから、あんまり逆らえないみたい」

 

 子って。ママさんいくつなんだろう。あんまり雪菜と変わらないように見えるが……。

 

「わかりました。今日のところは、僕も帰ります。雪菜目当てですし……」

 

 なんてことを言ったら、ママさんは艶美な笑みを浮かべた。

 

「ふふふ。雪菜、ねぇ。可愛らしいわぁ♡」

 

 名前呼びになっているところに、目ざとく気づかれたのであった。……僕と雪菜だと、年の差カップルってことになっちゃうのだろうか。ママさんは好意的なようだけど、こういうのって、冷たく見る人もいるというのは、聞いたことがある。僕がもっと年をとって、大人になっていれば、問題ないんだろうけど……。

 

 

★

 

 

 店に出てから、雪菜に電話した。お店での出来事について聞くと「心配ないわよ。念のため帰っただけだから。平気よ」なんて、言っていた。あまり嬉しい反応じゃない。なんだか、頼りにされていないような……そんな気がしたのだ。

 

「今日、そっちへ行くからね」

「い、今から?」

「うん」

「えっと、歩くん、今日は――」

「行くから」

 

 通話を切る。あまり声に元気がなく、少し早口なのも気になる。明らかになにかを隠していた。

 

「……嫌な予感がする」

 

 僕は胸騒ぎを覚えつつ、雪菜のいるマンションへと向かう。エレベーターで上がり、通路に出ると部屋の扉の前には、見知らぬ人物が二人いた。

 

「――お母さんに付きまとわないでよね! アンタなんか、お父さんとして認めてないんだから!」

 

 腰に両手を当てて、強気そうに眉を上げて、女の子が男へ向けて言い放っている。

 

 ……驚くほど、綺麗で可愛い女の子だ。まるでモデルのような華やかさもある。肩の辺りまで伸びた、艶やかな黒髪。オフショルダーの白いニットで、眩しいくらいに綺麗な白い肌が大胆にも露出している。白いニットを大きく盛り上げる膨らみは、深い谷間を作っていて、彼女が爆乳美女だということがわかる。ブラウン色のミニスカートからは長い足が伸びており、それを強調するかのような黒いハイヒールを履いていた。

 

 なんかどこかで見たことのあるような……。有名人、とか?

 

 そんな彼女と対峙するのは、背の高い中年の男であった。肩幅は広いが、体は引き締まっており、腕でまくりから見える前腕の太さは隆々としていてたくましい。クールビズ越しにも肉体の良さがわかった。

 

「お前は俺の娘だろう? 邪魔をするな。大体、娘は父親の言うことを聞くものだ。父親が家の主なんだからな」

「~~っ! もう、そういうところが昔から大っっっ嫌いなのよ!」

「大体。那奈、なんだその服装は。ハレンチだろう、品がない」

「アンタがスケベな目で見ているからそう見えるだけよ!」

「おっぱい丸出しじゃないか」

「丸出してないっての!? 大体、すっぽり隠れる服着たって、お母さん譲りの爆乳だから、大きすぎて逆にエッチだったりするんだから!」

「俺が言っているのは、肌を出すことがハレンチだということだが?」

「うっさい、うっさい。なんでもアンタの思った通りになんて、ならないの。それに昔と違って、もうお母さんに守られるだけのわたしじゃないんだから!」

「ほう?」

「キックボクシングに2年も通ったのよ。というわけで死ね! とりゃあ!」

 

 那奈と呼ばれた少女が、不意打ちで右足の蹴りを放つ。が、男は軽々と後ろへ跳躍して回避。よほど勢いをつけたのか、蹴りは止まらず壁に激突し、綺麗な生足を思いっきり傷つけた。

 

「~~っ! いたい~!」

 

 小指をぶつけた人みたいに、足を抱えてピョンピョンする那奈ちゃん。男はにやりと笑みを浮かべた。

 

「とんだ不良娘だ。おしおきの必要がありそうだな」

「――っ!」

 

 男が近づく。……なんとなく、二人がどういう人なのかはわかる。状況もまあ、おおむね。僕は慌てて間に入った。

 

「待ってって。とりあえず、落ち着いて」

 

 が、ここで男は僕を睨みつけた。

 

「雪菜をたぶらかした男か」

「……僕を知っているか?」

「調べてはいるさ。平凡な高卒会社員だろう? 役職持ちでもない。ははは、年収はせいぜい300万か? ゆとり世代の坊ちゃん」

「なにが言いたい」

「ちょうどいい。格の違いを見せてあげよう」

 

 一瞬の出来事だった。

 

 ずどん! と、男が右の拳を下から振り上げ、僕の腹を思いっきり殴り飛ばした。その膂力は強く、衝撃で僕は一瞬、体が浮いた。

 

 そのまま柵に背中と後頭部を強かに打ち、けたたましい音と共に地面に倒れ込む。軽い脳震盪が起きて、視界が立ち眩みのように悪くなり、同時に激しい耳鳴りに襲われた。

 

「――二人とも! 大丈夫!?」

 

 と、ここで部屋から雪菜が飛び出してきた。

 

 騒ぎは浸透し、近隣住民も何人か扉から出てくる始末。

 

「あまり騒ぎになるのも不本意だ。今日のところは帰ってやろう。雪菜、また会おう」

 

 男はそんなことを言い、にやりと笑みを浮かべた後、僕に顔を近づけた。

 

「これが俺とお前との差だ。クソガキ」

 

 

★

 

 

 リビングにて僕達は休むことになる……が、那奈ちゃんが悔し気に声を上げた。

 

「きっー! あいつのキン○マつぶして、泣かせるつもりだったのに! よくも乙女の足に傷つけてくれたわね!」

 

 ……君の怪我に関しては自爆な気もするが、まあ突っ込まない。それにそれどころではない。

 

 状況はかなり悪い。雪菜と柚子から話を聞く限り、あの男――やはりその正体は、雪菜の前の旦那ならしい――は、店へ行ったり部屋へ来たりして、雪菜に復縁を迫っているようだ。

 

 そしてこの那奈ちゃん……雪菜の娘さんもその例外じゃないらしく、一緒に暮らそうと強引に部屋まで押しかけたりするらしい。

 

 しかもあの男の強いナルシストな性格上、俺のところへ来て当然だろう、というスタイルなのだから性質が悪い。なんとかして追い返しても、また来るのだ。

 

「ごめんね、歩くん。大丈夫……? 病院いく?」

 

 ソファの上でぎゅっと抱きしめられ、頭を撫でられる。恥ずかしい。

 

 居留守で通すつもりだったらしいから、僕が来るのを電話では止めようか迷っていたらしい。まあでも、結果はこの通り。一人で居合わせていたって、殴られていただろう。

 

「だ、大丈夫だよ。殴られたところ、ちょっと痛むくらいで」

 

 その光景を、那奈ちゃんは目を丸くして見ていた。

 

「……ところで、アンタ誰? もしかして……お母さんの男、ってこと?」

 

 雪菜が顔を赤くして黙り込むので、柚子が代わりに答えた。

 

「そーだよ」

「ええ、マジ!? わたしと年変わらないくらいじゃないの? いくつ?」

 

 渋々答えてみる。

 

「……27」

「あ、なんだ。思ったより年いってた。おっさんだ、おっさん」

「んなことないでしょ!? じゃあ、君はいくつなのさ?」

「わたし? 20だよ! 現役のモデル。結構有名なつもりなんだけど、知らない?」

「……いや。ちょっとそんな気はしていたよ」

 

 モデルか。それでどっかで見たことあると思ったわけだ。そしてこのルックスならそれも納得……だけど、かなり胸がデカすぎないか? 雪菜とそんなに変わらない大きさだぞ?

 

「それにしても。あの人って何者なの? おそらく僕のことも知っていて、お店のことも、ここのことも、娘さんの住所も知っている」

 

 柚子は肩をすくめた。

 

「ま、雪菜の元旦那は稼ぎいーからな」

「そうなの?」

「役員だよ。少なくとも雪菜と一緒にいた時は。な?」

 

 雪菜はこくりと頷いた。年収煽りも納得がいくな……。騒ぎを嫌がるのも、今の立場への執念が深いからなのかもしれない。

 

「だから、探偵かなんか雇ったんじゃないのか? 金のあるストーカーって考えると、恐ろしいな」

 

 柚子がなんか怖いことを言う。

 

 雪菜は僕の手を取って立ち上がった。

 

「歩くん。怪我が心配だわ。見せて」

 

 そのまま部屋へと連れて行かれたのであった。

 

 

★

 

 

 殴られたところは少し痣になっていた。あの男、素人相手に容赦がなさすぎる。怪我の手当てをして、リビングに戻ろうとしたが、その前に僕は雪菜を奪うように、強く抱きしめた。

 

「歩くん……?」

「……色々と、悔しくて。あの人に勝てないところが多くて。それでも……雪菜を、僕の女にしたいんだ」

 

 雪菜は僕の背中に腕を回した。

 

「いいのよ。好きにして……♡」

「雪菜!」

 

 僕達はベッドの上へ、絡み合いながら横になった。

 

 

★

 

 

「あの二人、戻って来なくない?」

 

 リビングにて、携帯をいじる那奈がそんなことを言う。柚子はテレビを見ながらああ、と生返事をした。

 

「おっ始めたんだろうよ」

「???」

「ちょっとテレビの音量上げるか」

 

 那奈が首を傾げる。が、すぐに大きなため息をついた。

 

「あーあ。これからどうしよ。お父さん、またわたしのところにも来るのかな……」

「怖いか?」

「……うん。正直」

 

 那奈が体を抱きしめるようにして、背中を丸める。男の前では気丈に振舞っていたが、心細いのだ。柚子は元気づけるように笑顔を浮かべる。

 

「しばらくここにいたらどうだ? みんないるしよ」

「本当? いいの?」

「まあけど、もうすぐ大人しくなると思うぞ? 一応、あたし達にだって作戦があるのさ」

「作戦? どんな?」

「ま、それはもうすぐわかる……って、ん?」

 

 携帯電話が着信を知らせる。雪菜のものであった。嫌な予感がして、柚子が画面を見る。案の定、あの男からであった。

 

「たく、しつけーな。雪菜お取込み中だし、無視するか……いや、待てよ」

 

 にやり、とあくどい笑みを浮かべた。

 

「散々暴れてくれたんだ。せっかくだし、嫌がらせぐらいはしてやってもいいだろ」

 

 柚子はそう言って、携帯をビデオ通話のモードに切り替えた。

 

 

★

 

 

「なんのつもりだ? 売女の君には用がないのだが」

「へいへい。まあ、いいもの見られるから、ちょっと待てって」

 

 柚子がビデオ通話になっている携帯を手に廊下を歩く。好奇心なのか、何故かその後ろを那奈がついて来るので、柚子は振り返った。

 

「……来るのか?」

「どーせお父さんがおかあさんに嫌なこと言うもん。放っておけないし」

「お前、デカ乳のわりにまだ子供っつーか、純粋だな……」

「ででで、デカ乳って言わないで! 子供でもない! というか、柚子さんだって大きいじゃん!」

「まあ、いいか。社会科見学ってことで」

 

 二人は廊下を歩き、歩と雪菜のいる部屋の扉を少しだけ開ける。刹那――雪菜の大きな喘ぎ声が、聞こえた。

 

「「っ!?」」

 

 那奈と男が息を飲むも、柚子は構わずカメラを歩と雪菜の二人へ向ける。

 

「オ゛オ゛ン♡ お゛っ、お゛お゛~~~~♡ ハッ♡ ンハッ♡ もっと中ぁ、グチョグチョにしてぇ♡♡♡」

 

 ドチュ♡ ぐちゅ♡ ぐぽっ♡ ズプッ♡ ぐぽっ♡ ズポッ♡

 

 ギシっ♡ ギシっ♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡ ぱちゅん♡♡♡

 

 部屋の中には、二人の獣がいた。ベッドの上で、雪菜が歩の上に乗っている。騎乗位の体制だが、歩が下から腰を振り、上へとペニスを突き上げている。突き上げられるたびに、雪菜の爆乳が大きく跳ね踊った。

 

「なななっ、あ、あの二人……! そ、そういうことだったの……て、ていうか、すごく激しくない……?」

 

 那奈が顔を赤くして、恥じらいながらも、微妙に前のみりになって見ている。

 

「す……すごい。お母さん、気持ちよさそう……」

 

 濡れ始めたのか、微妙に内股になってモジモジとしている。刺激が強いのかもしれない。

 

「や、やめろぉ! 今すぐ、止めさせるんだ! ふざけるなぁ、俺の雪菜だぞ! 俺以外の男に、股を開くなぁ!」

 

 男がわかりやすく動揺する。柚子がため息をついた。

 

「誰がアンタのだって? 大体、もうアンタは詰んでいるんだよ」

「な、なに?」

「あたしらだって、そっちを調べているのさ。証拠は押さえているんだぞ?」

「ま、まさか……」

「金使って、好き放題しているだろ。未成年の女を複数人買っているのは、わかっているんだ。それ以外にも悪いことしているだろ? これ全部がバレたら、色々とどうなるか楽しみだな?」

「貴様……! 売女の分際で……!」

「その売女に爆弾握られんだよ。警察に捕まって、今の大好きなお仕事を失いたくなかったら、もう雪菜と那奈ちゃんに近づくな。それに雪菜はご覧の通り、アンタ意外の男に夢中だしな♪ 覗きこまれているのに、気づきもしない。しかも当たり前のように、生ハメセックスだなー」

 

 タン♡ タン♡ パン♡ パァン♡

 

 肌と肌がぶつかり合い、膣とペニスがぐちょぐちょする音がいやらしく部屋に響いている。雪菜が歩の両手を掴み、爆乳へ導いた。

 

「絞って♡ ミルク、たくさんしぼってぇ♡」

「しぼられるの、好きなんだね」

「すきぃ♡ しぼられるのも、吸われるのもだいすきぃ♡」

「じゃあ望み通りグチョグチョに絞ってあげるよ」

 

 歩が爆乳をこねっ♡ こねっ♡ と揉み回すたびに、乳首から母乳がびゅううううっ♡ と溢れ出た。

 

「ふうっ♡ ンう゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛う゛♡ たくさんっ、出てるぅぅぅ♡♡♡ ミルク絞られちゃうぅ♡」

 

 雪菜は下品に喘ぎ乱れ、体をガクガク♡ と震わせた。

 

 男は顔色を青くする。

 

「ふざけるな、ふざけるなぁ! なんだよ、なんだよこれはぁ!」

 

 柚子は驚いた。男は思った以上にダメージを負って、良い大人が泣き始めたのだ。

 

「ようやく、ようやく雪菜を手に入れられると思ったのに! 引き裂かれても、全部俺の物のはずなのにぃぃぃぃ!」

 

 男が泣いている間にも、二人のセックスは燃え上がっていった。歩の腰の振りが早く、激しくなり、やがて二人はむぎゅううううっ♡ と抱き合った。

 

「キス、ほしいぃ♡」

 

 雪菜が甘くねだってので、歩はそれに答えて二人はディープキスをかわす。唇を重ね合わせ、べったりと舌と舌を絡ませ合い、じゅるじゅる♡♡♡ といやらしい音を鳴らした。ぷはっ♡ と口を離した後、はあはあ♡ と荒い息を荒げながら、歩は再び雪菜のマンコを下から突き上げる。

 

「いく、イキそうだ、雪菜」

「このままっ、中に出して、私のマンコ、あなた専用にしてぇ♡ 濃いザーメン、全部ぶっこんでぇぇぇ♡」

「あああっ、イク、イクよ、イクよ!」

「オ゛オ゛、ン゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛~~~~♡♡♡」

 

 グポポぽぽぽぽおっっっ……♡♡♡ と、二人はぎゅっと抱き合いながら、ラブラブ中出しセックスのフィニッシュを迎えた。ゾクゾクゾク♡ と全身を共に震わせながら、絶頂の快楽に浸っている。

 

「ああっ、あああっ、ああああぁぁぁぁぁ」

 

 雪菜の元旦那は力なく声を上げる。……ベッドの上ではマグロな彼は、こんな情熱的なセックスをしたことがなく、もう色々な意味で打ちひしがれていた。

 

「……セックスって、こんなにすごいんだ」

 

 柚子の後ろにいる那奈が、顔を真っ赤にしながら、そんなこと言った。右手をスカートの中に入れて、愛液でぐしょぐしょなのか、すっかり内股になっている。

 

「~~っ♡ って、わたしなにやっているの……!」

 

 那奈は我に返って、たたた、と廊下を走った。柚子は扉を閉め、ビデオ通話を切る。

 

「よかったな、雪菜。これでアンタは幸せだ。だけど、あたしはこのままじゃ……」

 

 

★

 

 

 雪菜の元旦那が会いに来ることはぱったり無くなったらしい。それにしても、ちゃんと弱みを握っていたなんて……雪菜も柚子も、強かな女性のようだ。僕はこの件に関してなにも出来なかったし、なんだか自分が情けなくなってしまう。

 

 ……でも、雪菜をこれから幸せにすることは、出来るはずだ。というか、そうしたいのだ。まだ年の差とか、あの男に見せつけられた差とか、気になることはあるけれど……それでも、僕が愛する人は変わらないのだから。

 

 荷物は雪菜のマンションへいくつか運んでいた。これから一緒に暮らすことになる。大方の荷物は引っ越し業者に運んでもらったから、今はショルダーバッグ一つだ。休日の土曜日。僕は昼間、いつものエレベーターへと乗り込んだ。

 

「あ。おにーさんじゃん」

「よう」

 

 偶然、エレベーターに那奈ちゃんが乗っている。あの男の件は解決……だが、彼女なりにかなりのトラウマになったらしく、結局雪菜のところへ住むことになったのだという。だとするなら僕が邪魔になるんじゃないかと思ったが、那奈ちゃん本人も雪菜も、遠慮する必要はないと言ってくれたので、言葉に甘えることになった。

 

 ……その、はずなんだけど。

 

 一緒のエレベーター。那奈ちゃんはジト目で、隅の方へ逃げるように後ずさった。

 

「おにーさん、あんまり近寄らないで……」

「近寄ってないって。なに、怖いの?」

「ち、違くて。怖くないわよ。わたし、キックには自信あるんだから、アンタなんか一撃よ」

 

 たしかに、一撃で沈めていたね。君自身を。

 

「じゃあ、なに」

「わたし、モデルなのよ。スーパー可愛い」

「まあ、そうだね」

 

 あとその爆乳がエロいと思う。

 

「それなりに有名だし。アンタみたいなのと一緒にマンション入るところ見られたら、誤解されちゃうわよ」

「あー、はいはい。じゃあ、待っているから先に行っててくれ。めんどくさっ」

「あっ! めんどくさいとか言った! ひっどい! なによ、お母さんと柚子さんにだけデレデレ鼻伸ばして、優しくして! わたしには冷たいよね!」

「はい、ついたよ。早く降りて、早く行って。しっしっ」

「そうやって子供扱いして! 7つしか年違わないのに!」

「君だってオッサン発言していたでしょ」

「ふん! じゃあいいもん、先に行っているから! バカ!」

 

 何故か怒りながら、那奈ちゃんが部屋へと向かう。

 

「見た目は結構似ているところあるけど。性格は活発的だから、内面は真逆なのかな」

 

 そんな独り言を零しつつ、那奈ちゃんの後ろ姿を見送った。歩くたびに揺れるお尻とか、エロい体なのがそっくりだ。親子だなぁ、とぼんやりと思った。

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