※この作品はR-18です。

奴隷制度オンライン   作:伊部法師

2 / 54
2話 契約の儀

 奴隷商から儀式のやり方をレクチャーされた。

 俺はミルルに黒い首輪を装着すると、露出している太ももの紋様の内側に両手を当てる。

 ミルルはアソコのすぐ下を触られて、ビクンと反応すると恥ずかしそうに目を細めて頬を赤くしていた。

 すぐに契約の言葉を言う。

 

「汝の新たな名はミルル。一般奴隷としてこのバロンに仕えると契約せよ」

「はい。ミルルは一般奴隷としてバロン様と契約します」

 

 ミルルが言い終わった瞬間、太ももの紋様が浮かび上がり、紋と同じ模様の光の環が広がっていき、部屋いっぱいに回転した。

 

 しばらくすると、光の環が収縮して太ももに吸い込まれて、紋の色が赤から黒へと変わった。

 複雑な模様の帯が両足ともの太ももをぐるっと囲っている。

 

「はい。これにて契約は完了です。奴隷について規則をお教えしますか?」

「お願いします」

 

 奴隷商はミルルの首輪にリードをつないで、俺に渡してくる。

 

 奴隷は人ではなく物という認識をされている。

 だから所有物扱いだ。

 奴隷がベラベラと話すのはよしとされていない。基本は許可がない時は話さないものだ。

 一人称は奴隷名または「牝(メス)奴隷」「牡(オス)奴隷」のように奴隷と名乗るのを義務付けられている。

 感情などを見せるのも物らしくないとして、はしたないとされる。

 一般奴隷は主人に逆らったり逃亡の危険があるため、街中では首輪にリードを着けなければならない。

 ご飯は一般的には地面で食事をさせるもので、店によっては義務になっている。

 法律ではないので一緒のテーブルで食べても問題はないが、白い目で見られる。

 奴隷用のベッドはなく地面か主人と一緒に寝るのが普通だ。

 馬車にも乗れるけど一般奴隷は一人で買い物には行けない。

 二級奴隷は強制できるためリードなしで一人で出歩くことも可能だ。

 あと奴隷は命令がない限り自慰をしてはならない。

 ミルルの場合は見た目年齢固定に加え魔法的措置で避妊化している。

 なかには妊娠プレイをさせるためあえて避妊させない主人もいる。

 

 奴隷紋は露出しなければならないので、女性ならミニスカート、男性なら小学生みたいな半ズボン、ホットパンツを強制させられていた。

 だから、この世界では太ももを露出するのは恥ずかしい行為と一般に認識されている。

 

「サービスで調教用の初心者用の鞭をプレゼントします。お受け取りください。褒めるのもいいですが罰を与えることも必要です」

「分かった。ありがとう」

 

「そちらのドアから外に出られます。お客様は冒険者ですから冒険者ギルドでミルルを登録するといいですよ」

「ありがとう。失礼する」

 

 奴隷商館を出て、冒険者ギルドに向かった。

 というか俺も登録されてないはずだ。

 冒険者ギルドの場所はミルルが知っていた。ミルルが先導して俺は綱を持ってその後を追う。

 なんか犬の散歩をしている気分になってくる。

 あとスカートがとても短くて、お尻が見えないかガン見したくなる。

 

 冒険者ギルドへ行くと、超がつくほどの美人の受付嬢が4人仕事をしている。

 全員が赤い首輪をしていた。赤い首輪は隷属の首輪だ。

 

 俺の番になった。

 

「俺と一般奴隷、二人とも登録をお願いします」

「はい。新規の冒険者登録とその一般奴隷登録ですね」

 

 俺は謎の水晶玉に手を当てて登録情報とやらを取られた。

 同じようにミルルも水晶玉に当てて登録した。

 

 現在所持している武器は短剣が2本。俺の分と奴隷の分だ。

 アイテムは短剣を下げる鞘とベルト以外は調教用の鞭しか持っていない。

 ステータスとか少しは確認してみる。

 

 名前:バロン(男/男)

 ハッシュID:#バナナ・ウインナー25

 種別:プレイヤー(青)

 レベル:1

 種族:ヒューマン

 職業:冒険者

 装備:

  青銅の短剣

  布の服

  革の靴

 所有奴隷:

  ミルル

 スキル:

  短剣術Lv1

 

 名前:ミルル(女/女)

 種別:初期奴隷(緑)

 レベル:1

 種族:白エルフ

 職業:一般奴隷

 装備:

  布の奴隷服

  革の靴

 主人:バロン

 スキル:

  (なし)

 

 なんだか微妙だな。強くなりそうな予感がしない。

 

「そうだミルル。俺とは必要があるときはいつでも話すことを許可する」

「え? いいんですか? 奴隷は話さないのが基本なのですが」

「俺は異世界人だ。だからミルルのほうがこの世界に詳しい。知ってくる事はどんどん教えてくれ」

「分かりました」

 

 俺はアイテムボックスがあるので、ものを亜空間に収納できる。

 ミルルの腰に剣を下げるためのベルトを着けて、剣を貸し与える。

 ミルルの服も装備も彼女の物ではなく貸出扱いになる。

 

「ミルルに剣を貸し与えてくださり、ありがとうございますご主人様」

「うん」

 

 そういうと左手を取って手の甲にキスをしてくる。

 ちなみにこの世界では左手は不浄の手とされて、右手のほうが綺麗な手だ。

 奴隷は汚い物扱いなので、右手を取ってはいけない。

 麻の白い奴隷服がみすぼらしく、いかにも奴隷なので服を買ってあげたいのにお金がない。

 

 ミルルを連れてクエストの薬草取りに向かった。

 今はなんと無一文なのだ。奴隷は課金で買えたのに、初期資金が0シルバーなのだ。

 手っ取り早い資金調達方法もある。それはミルルを売り飛ばす方法だ。

 しかしそれではこのゲームの醍醐味が薄れてしまう。

 それに可哀想だ。

 

 町から出て、畑が広がっている場所を根気よく進んでいくと、草原になる。

 この草原に薬草が生えているらしい。

 

「これが、薬草のトフラ草です」

 

 ミルルがさっそく見つけて教えてくれる。

 

「偉いぞミルル」

「えへへ。わたし、ご主人様のお役に立てましたっ」

 

 ミルルがしゃがんで薬草を短剣で根元を切断すると、白いパンツが丸見えだった。

 

 

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。