※この作品はR-18です。

奴隷制度オンライン   作:伊部法師

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25話 レンタル奴隷

「ミルルそういえば、奴隷を借りれるって言ってたよな?」

「ええ、冒険者の事はすみません。よく分かりません。レンタル奴隷のことも冒険者や労働に貸し出されるという程度の事しか知りません」

「そうか、それなら奴隷商館にいってみるか」

「それがいいと思います」

 

 先を歩くミルルは行き先を奴隷商館にする。

 ミルルを買った場所だ。

 あまり行きたくないのではないか、と思ったけど、特に何も言わない。

 

「奴隷商館は嫌じゃないかい?」

「いいえ。売られてしまう可能性があるなら嫌ですけど、そうではないのは分かりますから。ご主人様を信用しています」

 

 なるほど、奴隷によっては、そういう可能性もあるのか。

 商館に行くときは誤解がないように、しっかり目的を言ってからにしよう。

 

 立派な建物の奴隷商館に到着した。

 今日の奴隷商は中年で白髪が混ざったおじさんだった。

 

「いらっしゃいませ。本日はどのようなご用件ですか? 買い取りですか? 購入ですか? 貸与奴隷ですか?」

「今日はレンタル奴隷、えっと貸与奴隷について教えてもらいに来た」

 

「さようでございますか。では個室へご案内いたします」

 

 奴隷商館は、受付といくつかの個室でできていて、個々のやり取りは個室でおこなうようになっていた。

 

「ではご説明いたします――」

 

 まず一般奴隷、二級奴隷ともに貸与奴隷とすることができる。

 俺のミルルも他人に貸し出すことができ、それも貸与奴隷と同様の儀式の手続きが必要だ。

 普通の奴隷は奴隷紋が黒い。

 そしてご主人様が寿命などで本当に死亡または、奴隷を解雇した場合は奴隷紋が赤くなりフリーの野良奴隷になる。

 野良奴隷を貸与奴隷とした場合は、奴隷紋が紫色になる。

 普通の主人がいる奴隷を貸与奴隷にした場合は、奴隷紋が青色になるそうだ。

 奴隷紋は基本的に消えることはない。ただし一般奴隷を二級奴隷とするときには、紋の位置が5センチ上に移動する。

 二級奴隷を一般奴隷にすることはできない。

 また奴隷は一生奴隷の身分で、貴族による特別な許可がないと奴隷から解放されることはない。

 

 貸与契約は一日から一か月程度までに限られ、それは儀式のときに宣言しなければならない。

 期限が来ると、奴隷は転移により元の主人のもとへ送られるので、借りパクは不可能だ。

 そして6級冒険者は貸与奴隷のうち一日単位のみ、それもセックスが不可能という付加契約が課せられる。

 5級冒険者は1週間セックス可。4級冒険者からは一か月まで貸与可能だ。

 ただし、セックスは奴隷が特別拒否などをして特約を盛り込むことが可能で、その場合はセックスできない。

 違反した場合は、法的な罰則があるらしい。

 

「堅苦しい話は以上でございます。本日、ちょうどいい奴隷が入ってきております。ご覧になりますか?」

「せっかくだし見せてもらおうかな。ちなみに先に金額教えてよ」

「はい。ええと只今はお昼ですが、午後の10時までで4千シルバーとなります」

 

 所持金は11,600シルバーなので残金7,600シルバー。

 

 奴隷商が奥から奴隷を連れてきた。

 あれ、青いマーカーが表示されているから奴隷のリアル女性プレイヤーだ。

 ちなみにあんまり意味ないけど「#ボーン・レインボー89」さん。

 

 見た目18歳ぐらい。

 身長は160センチぐらい。

 ふわふわでくせ毛のセミロングの青髪で肌は薄めの黄色。

 顔は美少女だが、どう見ても日本人顔だ。

 このリアルっぽい顔はあれかな、一番安い身体スキャンだな。

 一番安いというか、身体スキャンの奴隷プレイヤーはボーナスがあって月額課金が無料になる。

 胸はDカップぐらいでちょっと大きめといったところだ。

 麻のぼろい奴隷服を着ていて、太ももに黒い奴隷紋、黒い首輪だから一般奴隷だ。

 

「人の趣味に口は出したくないが、奴隷プレイヤーなんてよくなるな」

 

 彼女は口をへの字に曲げているが、勝手にしゃべったりはしないようだ。

 

「どうでしょうか。本日奴隷になったばかりで、まだレベルも1で戦闘経験、性経験ともにありません。お役に立てるかは分かりませんが金額が破格です。貸与奴隷の練習だと思ってぜひどうぞ」

 

「会話してみてもいいか?」

「いいですよ。おい、牝奴隷ハルカ、会話を許可する」

 

「で、ハルカちゃん、どうだい。俺はまだレベル4なんだけど一緒に戦闘するかい?」

「はい。あの、私、さっきゲーム始めたばかりだけど、きっと役に立つから雇ってよ。一日中檻の中で、新しい客がくるのを待たないといけないとか、聞いてないし」

 

「私ではない『牝奴隷』または『ハルカ』と言うんだ、教えただろう」

「あ、すみません。奴隷商様」

 

「なんで奴隷オークションのほうを選ばなかったんだ?」

「だって、いきなり誰かに買われるとか怖いし、すぐに運命が決まるより、何人もレンタルしてもらって心も体も相性がいい人に買い取ってもらいたいなって思って」

 

「ああ、喜べ、俺は鬼畜じゃないほうらしいぞ」

「そうなんだ。ハルカも初めてだし、いいよ。貸与契約するよ」

 

 

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