ミルルの先導で、俺が続いて、後ろをハルカがついてくる。
ほどなくして武器屋に到着した。
「いらっしゃい。ミルルちゃんか。新しい奴隷は貸与奴隷だな」
店のおやじさんが気さくに挨拶してくれる。
ハルカの太ももを見て、体を舐め回すように見ていた。
「おやじさん、異世界人の貸与奴隷のハルカだ。好みなの?」
「ああ、痩せてるのに出てるとこは出てて、顔はまだ幼さが少し残る美人さんだな。ドストライクだ。おまけしてやってもいい」
「それはありがたい。で、ハルカの武器なんだけど何がいいかな。レベルは3で昨日は俺の短剣を使わせていた」
「そうだな。鈍器とかどうだい、兄ちゃん。剣より多少向きが曲がっていても使いやすい」
「ハンマーとかこん棒とかメイスか。力はいらないの?」
「多少いるだろうけど、剣だって重いんだ。似たようなもんさ。切りつけるより殴ったほうが多少は簡単だと思ってさ」
「なるほどね。どうだハルカ、発言を許可する」
「はい。め、牝奴隷ハルカはハンマーでもいいです。メイスはどんなものか分かりません」
「ああ、そうだな。ハンマーとメイスの両方を見せてくれ」
店のおやじさんが、鈍器コーナーに案内してくれる。
「より楽なのはメイスだな。殴るだけだ。ハンマーのほうが向きがあるからな」
「確かに」
ハンマーはその名前の通り、くぎを打つトンカチの形だ。
メイスは頭が四方向に出っ張っていて先が重くなっている。
金属製のこん棒の一種だ。
ハルカにメイスを持たせて、空きスペースで軽く使わせてみる。
「撲滅|処女(おとめ)ハルカちゃんだな。服装は魔法少女風のピンクとか水色のフリフリがいいかな」
「えっ、そんな女児アニメみたいなの、恥ずかしいです。ご主人様」
「俺は恥ずかしいのが好きなんでな。それでいいんだ。可愛いは正義だしな」
「ハルカはもう、18歳なんですけど」
「大丈夫、世の中の男どもが一番好みな年齢だからそれ。まだ可愛いで通用する。じゃあこれでいいな? これください」
「ああ、7千シルバーだ」
購入したのは鉄のメイスだ。
先端には少し装飾があって、かっこいい感じの逸品だ。
俺のアイテムボックスにしまって次へ向かう。
「今日もゴブリン狩りでいいか? ミルル、ハルカ」
「はい。ミルルはご主人様に従うだけです」
「ハルカも問題ありません」
「そういえば、ハルカには話してなかったけど、ゴブリンは女をさらって犯すから、気をつけるように」
「えっ、なにそれ、信じられない、です。そんな危ない敵のところにレベル1のハルカを連れて行ったんですか?」
「ん? そうだよ。でも大丈夫。危なくなったらミルルが丸焼きにしてくれるから。な、ミルル?」
「はい。おまかせください。感じてしまっても、必ず倒します」
「という訳だから。次ハルカの服を買おう。というか貸与奴隷だって奴隷だから物を所有できないけど、どうなるの?」
「装備や服は着たまま返却されると、その奴隷用として商人の所有物として確保されて、次に貸し出されるときに使うことができます。自分の所有物ではありませんが、ほぼ変わりません。中には身ぐるみをはいでから返却する主人もいるとか」
「なるほど、それならいいよ。次行くぞ。奴隷服専門店だな」
ミルルの先導で奴隷服店に行く。
「いらっしゃいませ。これはこれは、この間は、ありがとうございました」
「覚えてたんだ。今日はこのレンタル奴隷に、なるべく安い可愛いピンクか水色のファンシーな普通の服と、真っ赤な下着あと白いガーターとニーソをお願いしたいんだ」
「おまかせください。すぐ選んでお持ちします」
奴隷商はすぐに持ってきてくれた。
不思議なことに、この店員はサイズを測ったりしないでも、ちょうどいいサイズを持ってきてくれる。
ピンクと水色の両方がある。
真っ赤なパンツも持ってきてくれていた。
白いガーターに、レースの縁取りのニーソックスもだ。
「ハルカ、着てみてくれ」
ハルカからリードを外し、試着室に押し込んだ。
すぐに服を着替えると、カーテンを開けて出てくる。
ピンクのフリフリのメイド服だ。
とても可愛い。
照れているものの、自分の容姿に自信があるみたいな顔をしていた。
「ほら奴隷、スカートをヒラヒラさせて、ショーツの確認もさせなさい」
ハルカは顔を赤くしながら、しぶしぶヒラヒラさせる。
「やはりこの服にはリボンみたいに赤いパンツで正解だな」
「はい。わたくしもそう思います」
次に水色のほうのメイド服に着替えさせる。
こちらのほうが、ピンクよりも赤いパンツが目立つようだ。
「パンツの見栄えは水色のほうがいいな」
「そうですね」
「パンツを見せるのが前提とか、とても嫌らしい服ですね。ご主人様」
ハルカは皮肉をこめて、そう言ってきた。