「こんなにいいものを、ご主人様、ありがとうございます」
「いいんだよ。俺が見たいから買ったんだ。パンツもね」
「見られて恥ずかしいです。周りの人にもパンツを見られてしまうと思うと、とっても」
「まあ、慣れてよ。この世界では普通でしょ」
「二級奴隷ならアソコも見えますが、一般奴隷では非常に珍しいんです。この服も本来はお屋敷などでの二級奴隷の衣装なんです。外で着て歩く奴隷などおりません」
「なるほど、それでパンツがよく見えるんだ」
「そうです。二級奴隷であれば、どれほどよかったか。命令違反をすれば首が絞まるため、命令されていると割り切れます。心の中では恥ずかしいのでしょうけれど、二級奴隷では普通のことなので誰も気を止めません。ミルルは一般奴隷なので高級奴隷と同じで、好きものと思われてしまいます」
「俺は恥ずかしがってるミルルを見るのが好きだよ」
前を歩くミルルは、最初の奴隷服と違いスカートがフリフリなので、歩くたびにスカートがめくれてパンツが見えていた。
後ろから見ても金髪から出ているエルフ耳が赤く染まっている。
口だけでなく、実際に恥ずかしいのだろう。
このスカート防御力が低すぎると思っていたら二級奴隷用で納得だ。ステータス的な意味じゃなくて。
一般奴隷と二級奴隷の紋の位置は5センチぐらいしか違わないが、その差が大きいのだ。スカートのめくれ具合もその差が歴然だった。
そういえばブラはあるのだろうか。まだミルルは着けてないから、一生着けないと思うけど。
ちなみに今のパンツは桃色だ。
黄金の髪、白と黒のフリフリ、白い肌、そして歩くたびにチラっと見える桃色のパンツちゃん。
とても素晴らしく感じる。自慢して歩きたい。みんななんで着飾らせないのだろう。
結局、お金使っちゃった。
短剣はこのゴスロリ服には合わないので、俺がアイテムボックスに収納している。
「午後は何しようか?」
「ご主人様のお好きなようにしてください」
「俺はミルルに聞いてるんだけど?」
「そうですね。戦闘を続ける気があるなら、武器屋と防具屋それから薬屋でポーションを買うといいと思います」
「なるほど。ミルルは優秀だな」
「はい。お役にたたなければ意味がありません。細かいことは分かりませんが、ご主人様がいなかったら、この世界に生まれなかったと聞いています」
「確かにそうなんだけど、俺は親ではないからな。その辺は気楽にしてよ」
俺はミルルの桃色のパンチラを眺めながら、まずは武器屋に向かう。
武器屋に着いた。
ミルルは二級奴隷の服が恥ずかしいみたいで俺の後ろに隠れている。
「いらっしゃいませ」
「武器って今は短剣だけど、何がいいんだろうな?」
「わたくしに聞かれましても分かりかねます。二人パーティーなら一人が盾で一人が槍などにすると、攻防の役割分担ができると思います」
「なるほど、他には?」
「魔法使いとそれをサポートする前衛という組み合わせも多いです」
「ふむふむ。ちなみに魔法ってどうやって使うの?」
「それはですね。魔法屋で売っている魔法の石板というものを発動させると修得できるとされています。いくつかを除きお値段が高めです。魔法は鍛練をすると強くなるため安いファイヤーの魔法のみを覚えて、ひたすら修行する人もいます」
「買えばいいのか。それは楽だな」
「しかし売っている魔法の数は多くありません。強い上級魔法はこの町では手に入らないものだとお考えください」
「そうなんだ。そういえば生活魔法は?」
「生活魔法に関しては、すべての住民が物心ついたころには自然と使えるものですね」
「俺が前衛、ミルルを後衛の魔法使いにするかな」
「はい。そちらの奴隷は体も弱そうですし、前に立たせるには不安がありますので、それがいいかと」
「はっきり言うね」
「それは生死が掛かっていますからね。奴隷だから前衛などと勘違いしているお客様も中にはいますので、適材適所をお勧めしています。復活できても死ぬのは怖いものです」
「ああ、まだ死んだことないけど俺もそう思うよ」
俺は小盾と今の短剣がいいかと思う。
ミルルには、何か魔法の杖のようなものがいいだろうか。
残金は2万シルバーぐらいだからどうしようかな。
「小盾で安くて初心者向きなのあるかな?」
「はい。鉄のバックラーがおすすめです。8千シルバーですね」
「他は?」
「一番安いので、木の丸盾が4千シルバー。青銅のバックラーが7千シルバーですが、性能と値段のバランスは鉄のほうがいいです。安かろう悪かろうですから」
「魔法使い、ヒールとか補助魔法とか使える系統で何か安くていいものってある?」
「ヒールと補助魔法ですか。安くて性能がピカイチなものが一つだけあるのですが、あれはその奴隷にはとても酷だと思います」
「酷とはどういう意味ですか?」
「魔力強化の快感のクリピアスでして呪われて外すことができません」
「呪いか、じゃあやめようかな」
ミルルがくいくいとリードを引いて主張してきた。
公の場では会話を常に許可されていても、口ははさみにくい。
「ミルルなんだ。会話を許可する」
「ありがとうございます。安くて高性能なら牝奴隷は呪われても構いません。詳細を教えてください」