※この作品はR-18です。

友森学苑の秘密 やまとなでしこケイ先生は俺の嫁   作:馬門戒明/輪島ライ

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第1話 体力検査(たいりょくけんさ)

>ショウの攻撃! ママルに6のダメージを与えた。ママルは倒れた。

>くねまがった壺(6)を拾った。

>ショウは識別の文書を呼んだ。くねまがった壺(6)は保管の壺(6)だった。

 

 1日中ゲームをする日が何週間続いたか分からない。というかなぜこんな情けない状況に陥ったのか自分でもよく分からない。

 

 

>ショウは鉄の盾+1を装備した。

>ショウは装備外れの罠を踏んでしまった!

>浮遊カボチャの攻撃! ショウは18のダメージを受けた。ショウは倒れた。

 

 画面の向こうでは俺、古田(ふるた)翔(しょう)の分身たる主人公がモンスターの攻撃を受けて倒れていて、俺はニンテンドースイッチのコントローラーを机の上に放り投げると自室のベッドにごろりと寝転んだ。このローグライクゲームは1000回遊べるのが売り文句だが本当に1000回も遊ぶと流石に飽きてくる。

 

 

 あれは附属中学校から高校に進学して初めての夏休み。中学生の頃からの密かな楽しみだった幼稚園児の盗撮がばれて警察に補導された俺は補導の現場を同級生に目撃されたせいで実家のある奈良県内の名門私立男子校を退学になった。

 

 2学期からよその高校に転校しようにも中学受験をして中高一貫校に入学したのに不祥事で高校を退学になった俺を受け入れてくれる学校はどこにもなく、俺はやむなく来年2月の高校受験に向けて人生初の中学浪人生活を送っていた。

 

 といっても退学になるまで勉強は真面目にやってきたので転校先となる単位制高校には労せずして合格できそうで、念のため受けた模試でA判定を連発していた俺はこれ以上の努力は不要と考えて年が明けるまで自宅で半ひきこもり生活を送ることにしたのだった。

 

 

 昼寝する前に読書でもしようと以前部活の先輩に譲って貰った幼女輪姦もの同人誌をベッドに寝転んでパラパラ読んでいると、親がノックもせずに部屋に入ってきた。

 

「んだよ母さんノックぐらいしろよ! って親父!?」

「翔、お前はこんな状況になってまだそんないかがわしい漫画を読んで……まあいい、今から大事な話があるから1階に降りてきなさい」

「ちぇっ仕方ねえなあ、行きます行きますよ」

 

 高校を退学させられて真面目に反省するような人間が幼女を盗撮する訳はないので反抗的な口調で自宅1階のリビングに降りると、そこでは4人掛けのテーブルの椅子に座って腕を組んでいる親父の横で母さんがしくしくと涙を流していた。

 

 

「それで話って何? また模試でも受ければいいの?」

「翔、この数か月間自宅にお前を軟禁してきたが私の目からも母さんの目からもお前には反省している様子が見えない。いくら勉強ができるか知らないがお前のような人間を高校生に戻してもまた問題を起こすことは目に見えている」

「何だよお説教かよ! 俺だってアホじゃないからまた幼女を盗撮したりはしねえよ!」

「そういう態度が問題だと言ってるんだ!! これ以上お前を甘やかさないために、私と母さんは相談してお前を特殊な学校に叩き込むことにした。このパンフレットを読んでみなさい」

「はあっ!? 大阪府豊中市って、これ絶対家から通えないだろ。下宿しろってことか?」

「この学校は全寮制だ。いいから真面目に読みなさい」

 

 親父の命令にやむなく従ってパンフレットに目を通すと、そこには「学校法人友森(とももり)学苑(がくえん)葦原(あしはら)記念校」という校名の全寮制学校の紹介が書かれていた。

 

 

>青年の非行、犯罪、登校拒否に悩む保護者の皆様へ朗報です!

>私たち友森学苑は全寮制私塾での生活を通して青年の脳幹(のうかん)を鍛え、男らしさに溢れる立派な丈夫(ますらお)に育て上げます!!

>葦原記念校では2025年4月から中卒資格のある5名の男子生徒を募集します。入塾には資格審査がありますので、お子様の入塾を希望される保護者の方はお早めにお申し込みください。

 

 

「なっ、何だよこれ! 何か昔流行ったヨットスクールみたいじゃねえか。俺絶対こんな所に入らないからな!!」

「黙れ! この私塾は学校法人で高等学校の認可も受けているから卒業すれば高卒資格を得られるし、今更お前に決定権があるなどと思うな!!」

「ぐすんぐすん……ごめんね翔ちゃん、実はもう入塾の申し込みをしてしまったの。友森学苑はぜひ翔ちゃんを迎え入れたいって言ってくれてて、翔ちゃんは来年の4月になったらこの私塾で全寮制で生活することになるの。こんなだめな親でごめんね……」

「か、母さん……」

 

 俺が高校を退学になるまでは子育てにろくに関与していなかった親父とは違って真面目なパート主婦だった母さんに泣かれると流石の俺も何も言うことができず、それから俺は観念して4月から1年遅れの高校生活を送ることになった。

 

 入塾前に友森学苑の理事長のおばさんから何度かZoomで面談をして貰って、友森学苑では毎週月曜から土曜まで授業があり、日曜の朝から夕方までに限り外出が許可されるということが分かった。

 

 

 長期休暇以外は親元にも帰れない典型的な全寮制学校で、生徒を男らしい一人前の丈夫(ますらお)に育て上げるため体育の授業は毎日あるという。

 

 5人の生徒を担当する教師は校長であり理事長の子供である先生一人で、いくら小規模とはいえ教師が一人しかいない高校など実在するのかと俺は少し驚いていた。

 

 

 完全にふてくされた俺は事前の体力作りなど絶対にするものかと思ってそれからもゲーム三昧(ざんまい)の日々を送り、あっという間に2025年の4月6日はやって来た。

 

 日曜日のこの日は友森学苑の入塾式で、翌日から早速授業が始まるということで俺は学苑が寄越した軽トラックに乗るよう命じられた。

 

 

「ぐすんぐすん……それじゃあ翔ちゃん頑張ってね。お小遣いは定期的に送るし、たまには電話で話しましょうね。夏休みにはどうか帰ってきて」

「そんなに泣くなよ母さん! じゃあな親父、迷惑かけたけど俺も高校生活もう1回頑張ってくるよ」

「翔……」

 

 最低限の荷物をまとめられた段ボールを運転手さんがトラックの荷台に乗せるとトラックは奈良県にある俺の実家を出発し、大阪府豊中市にある友森学苑葦原記念校の校舎を目指した。

 

 

 到着した俺はそのまま入塾式に出席するため友森学苑の小さなホールに通され、そこで4人の学友と挨拶をすることになった。

 

「どうも、俺は幼女を盗撮して奈良県の私立高校を退学になった古田翔です。皆さんは?」

「俺は日下(くさか)源(げん)。埼玉の私立高にラグビー推薦で入ったけどタバコ吸ってるのがバレて退学になった男だ。全員今年で17歳だしお互いタメ口で行こうぜ」

「分かった。今後ともよろしく頼む、日下」

「よろしく!」

 

 その場にいた身長180cmはありそうな巨漢は日下という名前で、他の生徒もそれぞれ自己紹介をしてくれた。

 

 暴力事件で神奈川県の私立高校を退学になった元不良の高木(たかぎ)信(しん)、県庁のシステムを趣味でハッキングしたせいで兵庫県の私立高校を退学になった城戸(きど)孝(たかし)、電車内での痴漢で補導されて東京都の私立高校を退学になった山形(やまがた)優(ゆう)とこの場に集められたのはそれぞれ退学になったきっかけこそ違うが問題児ばかりで、幼女を盗撮した俺はこの中では一番罪状が情けないような気がした。

 

 

「み、みんなどうか仲良くしてください……僕暴力とかそういうのに弱くて……」

「あーあー何だお前普段はネットでイキってるクチかぁ!? 心配しなくても5人しかいないのに誰もお前をいじめねーよ!!」

「ははっ、まあみんな温和に行こうじゃないか。どうせこれから鬼軍曹みたいな教師が出てくるんだからさあ……」

 

 身長が低くて見るからに弱虫な城戸、親に無理やりリーゼントを刈られたという元不良の高木、この中では一番美形でいわゆる優男(やさおとこ)の山形と個性豊かな面子が揃っているが、俺はそんなことよりも今から現れるであろう校長先生がどのような恐ろしい男性なのかと不安を抱えていた。

 

 

「それでは皆様、今から入塾式を始めます。わたくしはこの学苑の理事長である加護(かご)藍(あい)と申します。この学苑は代々加護一族が理事長と校長を歴任しておりまして、子供に譲るまではわたくしが校長、わたくしの母が理事長を務めておりました。それでは皆様に校長の加護先生をご紹介します」

 

 ふくよかな中年女性である加護藍先生は入塾式の演説を始め、いよいよ校長先生が俺たちの前に出てくるようだった。理事長先生の話によると先代校長は女性である理事長先生が務めていたということらしい。

 

 そしてホールの舞台袖から現れた人影に、俺を含めた5人の生徒たちは揃って目を奪われた。

 

 

 巫女さんのような真っ白な装束と赤い袴(はかま)に身をまとっていたのは20代前半ぐらいに見える背の高い女性で、目測で身長170cmはありそうなその女性はこの距離からでも分かる綺麗な黒髪を腰近くまで伸ばしていた。

 

 そしてこちらを向いて微笑んでいる顔は女神のように可憐で美しく、白い装束の胸元をたわわに押し上げる豊乳に加えて引き締まった両腕と腹部からはその女性が抜群のスタイルを持っていることが見て取れた。

 

 

「生徒の皆さんはじめまして、私はこの学苑の校長を務める加護(かご)渓(けい)と申します! ケイ先生って呼んでくださいね☆」

「び、美人だ……」

 

 5人の中では一番脳筋に見える日下が漏らした言葉に、他の4人も心から同意していた。

 

 どんな鬼軍曹が現れるのかと思いきや、俺たちの目の前に現れたのは美しさと性的魅力に溢れる若々しい大人のお姉さんだった。

 

 

「紹介冊子を読んで頂いた通り、この学苑の存在意義は生徒の皆さんを男らしい立派な丈夫(ますらお)に育て上げることです。そのために私たちは皆さんに毎日武道の訓練を課し、最終的には柔剣道や空手道はもちろん総合格闘術まで身につけた強者(つわもの)を目指します!」

 

 毎日体育の授業があるとは聞いていたが、これは要するに武道が全科目必修ということだったらしい。

 

 

「この学苑はあくまで私立高校ですから、午前中は毎日普通の教科も教えます。私は25歳ですがこれでも高校の教員免許を持っているのでお勉強も皆さんに教えていきますね。皆さんは普通に過ごしていても3年で卒業になりますが、卒業するまでに一つ目指して頂く最終目標があります。それは……」

 

 はきはきと演説をするケイ先生の言葉は誰も真面目に聞いておらず、俺に至ってはあの大きなおっぱいを揉んだらどれぐらい柔らかいのだろうとロリコンらしからぬ妄想に囚われていた。

 

 

「卒業するまでに、一対一の勝負で私を倒すことです! 皆さんは今日から私と共に学び、私と愛を育み、そして最終的には私を倒すのです!!」

「はいっ!?」

 

 ケイ先生があっさり口にした言葉に、その場にいた5人の生徒は全員が驚愕していた。

 

 倒すって一体どういうことだ。まさか先生を押し倒していいという意味ではないだろう。ところで愛を育むってどういうことなんですかね。

 

 

「えー、入塾式は簡単でしたがこれにて終了となります。今から各自食堂でお昼ご飯を食べて頂き、荷物をそれぞれの部屋に片付けた上で14時にグラウンドに集合してください。ケイ先生からオリエンテーションが行われます」

「それでは皆さんまた後でお会いしましょうね! 今日から私と一緒に一人前の丈夫(ますらお)を目指しましょう☆」

 

 右腕を天に突き上げてえいえいおー! と叫んだケイ先生に、俺たち5人は苦笑して右腕を突き上げたのだった。

 

 

 それからは身の上話をしながら食堂で5人で昼食を済ませ、1時間ほどかけて各自の部屋に実家から持ってきた荷物を片付けた。

 

 そして指定の体操服に着替えてグラウンドに集まると、そこにはケイ先生が桜色のジャージに着替えて立っていた。巫女さんのような装束でも目立っていた豊かなおっぱいだがジャージ姿になるとより魅惑的なボディラインが強調されている。

 

 

「それでは改めまして、皆さん今日からよろしくお願いします。明日から本格的な鍛錬に入る前に、今日は皆さんに体力検査を受けて頂きますね☆」

「はいっ!」

「皆さんの顔と名前は既に覚えていますけど、体力検査の前に皆さんから私に質問はありますか?」

「はいはーい、ケイ先生はおっぱいが大きいですけど何カップなんですかぁ?」

「Fです☆」

「は、はあっ!?」

 

 セクハラのつもりで笑いながら質問を投げた高木に、ケイ先生はにこにこ笑顔のままあっさりとカップサイズを答えた。

 

 

「じゃ、じゃあ初体験は!?」

「高校1年生の時だったかなぁ。すりすりするだけなら中学2年生の時に従兄のお兄さんと一度だけしたことあったかも☆」

「ええ……」

 

 あっさりと処女を捨てた時期を答えたケイ先生に、流石の高木もドン引きしているようだった。

 

 

「それじゃあ早速柔軟体操から始めますね。私の真似をしてやってみてください! まずは脚をこうやって……」

 

 時間が無駄だと言わんばかりにストレッチを始めたケイ先生に従い、俺たち5人も慌ててストレッチを始めた。

 

 ケイ先生が行っているのは運動前のウォーミングアップのストレッチらしく、四肢や体幹をゆったりと動かす度に揺れるケイ先生のFカップのおっぱいに癒やされながらも俺たちは無事にストレッチを終えた。

 

 そしてケイ先生はシュバッという効果音がしそうな感じでグラウンドの地面に両手両足をつき、そのまま何回か腕立て伏せをしてみせた。

 

 

「こうやって腕立て伏せを繰り返します。回数は少なめにしますけど、体力検査なのでそれ以上でもできる所までやってみてください」

「分かりました! 運動なら任せてください」

 

 この中では唯一運動部経験のある日下は腕まくりをしながらそう言って、俺も運動は得意ではないが苦手でもないのでできる限り頑張ってみようと思った。

 

 

「ところで、最低何回ぐらいできればいいですか……?」

 

 恐る恐る尋ねた運動が苦手らしい城戸に、

 

 

「そうですねー、とりあえず100回で☆」

「ええっ!?」

 

 ケイ先生はにこにこ笑顔で答え、そのまま全速力で腕立て伏せを開始した。

 

 その腕立て伏せは冗談抜きに速すぎて動きを目で追えず、当然豊乳が激しく揺れるのを眺めて楽しむどころではない。

 

 

「ほら、もう終わりました! これぐらいなら健康な青年である皆さんは簡単にできるはずです。では用意して開始!!」

「わ、分かりました……」

 

 そうしてケイ先生に恐怖を感じながら腕立て伏せを開始した俺だが、30回を過ぎる当たりで早くも腕が苦しくなった。

 

 隣を見ると日下は巨体をゆっくりと動かして何食わぬ顔で腕立て伏せを続けており、高木と山形も苦しそうな表情で続けているが小柄な城戸は既に地面にへばってしまっていた。

 

 

「城戸くんどうしたんですかー? まだ20回しかできてませんよー?」

「せ、先生いきなり100回はきついです……せめて50回に……」

「だめです、これから立派な丈夫(ますらお)を目指すのにこの程度でへこたれていてはいけません! ほら、これでも見てっ☆」

「なっ!?」

 

 ケイ先生は城戸の目の前にしゃがみこむと桜色のジャージのファスナーを首元から胸までずり下げ、スポーツブラに覆われたFカップの豊乳がぶるんという感じでジャージからまろび出た。

 

 

「ほーら、頑張って腕立て伏せをしないと私のおっぱいを見られませんよー。という訳で頑張って☆」

「はっ、はいぃ……ううっ、ふうっ!!」

「な、何て羨ましいんだっ!! 僕だって負けないからなあっ!!」

 

 腕立て伏せで顔を上げればケイ先生の胸の谷間を見られるということで城戸は奮起して腕立て伏せを続け、おっぱいを見て興奮した山形をはじめとする他の4人もそれからは必死で腕立て伏せを続けた。

 

 そして城戸もどうにか100回腕立て伏せを終えることができ、日下は200回目を突破していたがそれ以外の4人は疲れ果ててグラウンドの地面に倒れ伏していた。ちなみにケイ先生はこの間暇つぶしに1000回を超えた高速腕立て伏せをしていた。

 

 

「ぜえぇ……はあぁ……こんなに疲れて俺もう何も考えらんねえよ……せめてケイ先生がお風呂で背中を流してくれればよぉ……」

「うふふ、それはまた今度のお楽しみです。では皆さん次の体力検査に入るので立ってくださーい☆」

「ええっ!? 休憩なしですかぁ!?」

 

 再びのセクハラをあっさり流された高木と驚く城戸に構わずケイ先生はホイッスルを吹き、そのまま俺たちをグラウンドを囲う白線のトラックに案内した。

 

 

「では今から長距離走の体力検査です。これも決められた距離以上に走ってみてくださいね~」

「あ、あの……最低何メートル走れば……?」

「そうですねー、ではとりあえず10キロメートルで☆」

「ひいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃ」

 

 その日は日が暮れるまでケイ先生のスパルタ体力検査が続き、全てが終了した時は日下を含めた全員が筋肉痛で起き上がることすらままならなかったのだった。

 

 

 唯一の救いは俺たちを指導してくれる女教師のケイ先生があまりにも若く美しくエッチなことで、俺は彼女とお近づきになれることだけを希望に今日からの鍛錬生活を生き抜こうと心に誓ったのだった。

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