時間になりオルクス大迷宮に入りに行くと天之川が話しかけて来た。
「香織、雫そんな暴力男よりオレ達と一緒に行こう。」
敵意剥き出しに僕を睨みつけながら横にいる香織達に言った。
「光輝くん私はそっちに行く気はないよ。」
「えっ!?」
「私も同じよ、そもそも先に暴力を振るってたのは檜山くん達よハジメは最後まで我慢してたのよ、寧ろ暴力集団がいるアンタのパーティーの方に行きたくないは」
まさか断られるとは夢にも思ってなかったのかありえない物を見た顔をしたがその後天之川がとんでもない事を言い出した。
「雫何を言ってるんだ?檜山達は南雲のために特訓してくれていたんだそれなのに恩を仇で返したんだとても許される事じゃない。」
「光輝それは本気で言ってるわけ?」
「当たり前だろう俺は人として当たり前の事を言ってるんだ。」
この男はあの二週間を僕の怪我を香織と一緒に見ていたくせにこんな事を言っている、雫から聞いていた通り天之川光輝は独善とご都合解釈の塊だ、この年までそれが通ったのは彼のスペックとカリスマが成せた事。
「行こう香織、雫彼に何を言っても無駄だよ、この先痛い目に会わなきゃわかりはしないよ。」
「ハジメ…そうね行きましょう。」
「そうだね。」
「おい待て雫話はまだ終わってないぞ。」
雫は一瞥した後に直ぐに大迷宮に視線もどし一言呟いた。
「光輝この先現実を見ないと必ず後悔する事になるわ。」
「何を言ってるんだ?俺はいつも正しい事っておい!?」
僕達は振り返る事なく大迷宮に入っていった、天之川は後ろで何か叫んでいたが無視してそのまま先に進んだ。
「雫大丈夫?」
「ええ、大丈夫よ光輝とは何かあるまで距離を置くつもりだったしこれでよかったのよ、あいついい加減大人にならないと」
「そっか、香織は?」
「私も平気だよ光輝くんは大切な幼馴染だけど恋人じゃないから、それは少しは悲しいけど、私も光輝くんに大人になってほしいだ。」
「そっか、まあ何かが起きたらフォローに回ろう。」
「そうね。」
「うんそれが良いよ。」
この二人にとって天之川光輝と言う男は目の離せない弟という認識が確定した様だ、まああの性格じゃ恋人は無理か。
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遠征は順調だったメルドさんが安全確認何かをしてくれるからあっとあっという間にみんなレベルが上がった。
バンバン!!!
南雲ハジメ 17歳 男 レベル:5
天職:錬成師
筋力:2506
体力:2506
耐性:2506
敏捷:2506
魔力:3383
魔耐:2506
技能:錬成[+鉱物系鑑定][+精密錬成][+鉱物系探査][+鉱物分離][+鉱物融合][+複製錬成][+圧縮錬成][+高速錬成][+自動錬成][+イメージ補強力上昇][+消費魔力減少][+鉱物分解]・ステータス[+技能追加]・身体強化・魔力操作・言語理解
「ハジメくん凄いね」
「そうねいっその事私達を守ってもらおうかしら」
「勿論そのつもりだけど油断は禁物だよ不足の事態になったらどうなるか分からないからね。」
「そうだよねゲームでも初見殺しは主に準備不足と油断からくるしね。」
「香織ゲームと現実を一緒にしてはいけないはまあ異世界何てあり得ない事が起きてる時点で常識はだいぶ崩れてしまったのだけど」
何処か遠い目をしていた無理もない数日前まで普通の高校生だったのにいきなり異世界に呼ばれて戦争に駆り出されてるだからね僕も正直気が進まない特に教会の人達の目が物凄くやだった。
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メルドサイド
俺の名はメルドロギンスハイリヒ王国騎士団長だ今月異世界から勇者一行が召喚されその者達の教育を任された、天之河光輝を始め有望な若者が召喚されたが1人異質な奴がいた南雲ハジメだ。
魔力はかなり高いがそれ以外が1おまけに天職が錬成師ときた正直コイツにはあまり期待はしていなかったが神の使徒だから訓練に参加させた、初めは体力がなく何度も気絶していたが訓練を必死に取り組んでいる姿は共感出来た。
訓練から2週間が経ち各々が力をつけ始めたその中で凄まじい成長を遂げたのが天之河光輝と南雲ハジメだった、光輝は初めから全てのステータスが人間の限界値100に達していたが更に200まで上がっていた。
ハジメの方も負けじと全体的にあがり魔力だけは100を超えていたその結果を見た時俺は涙を流しながらハジメを労った、そしてハジメもまた神の使徒の1人だと言う事を思い知らされる事が起こった。
最弱だったハジメが上位にいた檜山達4人組を1人で打ちのめしたからだ、元々檜山達がハジメを影で痛ぶっていた事は気づいてはいただが相手は神の使徒と言う事で上手く罰せる事が出来なかった。
だから俺にはハジメを責める事は出来なかった、ハジメは檜山達4人の顔に一生治らない傷を残したいや顔を歪めたと言った方が良いだろう4人の平凡な顔は豚を思わせる顔へと変わっていた。
因果応報なのだろう4人はこの2週間中修行と言う名目でハジメを殴りまくりまたは魔法の的などにしていたのだからなもし香織がいなかったら死んでいたかも知れないだが俺は魔人族と戦うためにハジメより光輝や檜山達の訓練を優先した。
その結果が光輝とハジメの対立だ普通に考えれば勇者一行から無能が1人いなくなったと思うかも知れないがハジメは無能では無く遅咲きなだけだった近いうちに騎士団の超える1人だった、更に悪い事に香織と雫までもがハジメについた。
白崎香織は天職が治癒師勇者一行で回復魔法に優れその容姿と性格から人気も高く二大女神と崇められている、ランデル王子を筆頭に貴族達の人気も高かった。
八重樫雫は天職が剣士勇者一行の中で筋力は勇者に劣る物の敏捷は勇者より高くその剣術騎士団でも見惚れるほどだ、彼女も二大女神と崇められ光輝や勇者一行のお目付役の様な立場にいる。
そんな2人がハジメについた、ハジメは元々香織と雫を除く勇者一行から煙たがれている事は分かっていた理由は明白香織から好意を受けていたからだ、人の嫉妬とは醜いもんだそして香織だけで無く雫からも稀に熱い視線受けている。
そしてこの2週間で使徒達の人間性と関係が何となく分かってきた、光輝、龍太郎、香織、雫の4人が中心になって纏めている様だが実際は光輝の無茶振りを雫がフォローしているのが何となくわかった。
光輝は正義感が強く善意に溢れているその容姿と高いスペックで大概の問題は解決したきたのだろうが思い込みが激しく都合の悪い所を無意識に他人のせいにする悪癖があるそんな光輝の尻拭いをしていたのが雫だろう。
そんな光輝の取り巻きも一枚岩ではなさそうだ例えば檜山達4人組は光輝を上手く言いくるめて都合の良いように利用してる節がある、他にも光輝のファンやただ流されてる者などその関係性は複雑だ、ただ一つを除いて
香織、雫、愛子の3人を除いた使徒全てが多かれ少なかれハジメを嫌っている理由さっき説明した嫉妬だ、だがその中で檜山だけが何処か憎悪の含んだ視線をハジメに向けていた。
無いとは思うが檜山は近い将来この国を危機に陥らせるそんな予感がした、それほどまでに奴の視線が禍々しかったまるでこの世悪意を煮詰めた様なそんな瞳だった、遠征が終わったらこっそり教育してやろう。
まあ一旦この問題は後にして今は遠征に集中だ光輝とハジメの対立はかなり痛いがそれでも2人が人間族のために訓練に励んでいるのがわかるから致命的な事態にはまだなっていない、天才光輝と秀才ハジメこの2人は希望だ。
今は俺達王国騎士団がオルクス迷宮を先行してトラップを発見し迂回するルートを探していたその後光輝、龍太郎、鈴、恵里が率先して魔物を狩って行き最後尾のハジメ達が撃ち漏らしや擬態した魔物を狩っていた。
訓練はほぼ順調だった、檜山がグランツ鉱石に触れるまでは
メルド・ロギンス
味方モブ 人格者
ハイリヒ王国騎士団長豪快な性格幼い勇者一行の教育に悩んでる。