リンと口づけながら。
彼女の身体を撫で回す。
黒装束越しだけど。
背中に手を回した。
その、細く柔らかい身体。
リンは忍者だから、体幹の筋肉は強いはずだから、ブヨブヨであるはずは無いんよね。
触ると、弾力の奥にしっかりした強さのようなものを感じる。
肩と背中に手を這わせ、慈しむように撫でた。
撫でたけど……
甲冑、邪魔だな。
今更ながら気づいてしまった。
そこで、俺は唇を離した。
「甲冑外すわ。ゴメン」
リンの両肩を掴んでそう言いながら。
リンの方も
「うん。……私も黒装束脱ぐね」
そう言った。
俺の方は甲冑を外して。
その下に着ていた
全身を覆う布の服なんだが……
正直、部屋着としてはアレだ。
楽ではない。
なので。
何か他に着るものが無いかを物色。
しようとしたら
「あっ」
……屋敷の部屋をチェックしてるうちに、衣服を選ぼうとしているリンに出くわした。
黒装束脱いじゃっててね。
白い下着姿だったんだわ。
そのスレンダーで綺麗な体のラインに、一瞬見惚れてしまったんだけども。
真っ赤になったリンに言われた。
「……まだ見ないで」
……ゴメン。
こういうの、順序って大事だよな。
「悪かった」
そう言って、俺はその場を後にした。
で、別の場所で紺色の作務衣を見つけたのでそれに着替えた。
楽だな。これは。
そしてリンは……
古代王国時代に普段着で使われていたという、黒いフレアスカートと白いブラウス。
……良いね。
なので
「似合ってる」
そういうと。
ニコーっと。
笑顔になるのが可愛かった。
「まず、エンジュに持たせてもらったアイテム類のチェックをしようか」
「そうだね」
ダブルベッドのある部屋。
そこの絨毯の上に座り込み。
俺はエンジュに持たせて貰ったマジックアイテム類を確認。
リンがその隣で、俺が見ている一覧表を覗き込んでいる。
エンジュが持たせてくれたのは……
白の薬瓶。
黒の薬瓶。
金属の棒。
軟膏。
指輪。
……この5つか。
あと、エロ下着が1つ入っていた。
アソコとおっぱいが丸出しになるやつ。
……これは扱いに困るので脇に置く。
なんでこんなもんが宝箱に入ってるんだ。
「えーと」
一覧表を読む。
そこにこのアイテムの内容が書かれているのだけど……
まず、白の薬瓶。
これは……妊娠薬。
女性の体質改造薬。
飲むと、女性の排卵が任意で出来るようになり、そして伝説の能力「受精自覚」を獲得する。
加えて、子宮内で存在している限り、卵子の寿命が永久になる。
そして膣内射精を受けたとき、精子が即座にとても高い受精能力を獲得するようになる。
※副作用は特にない。
……スゲー薬だな。
そう、思っていたら。
リンが無言で白い薬瓶の封を開けてイッキした。
……え?
「他を見ようよ」
ペロリ、と自分の唇を赤く小さい舌で舐めながら、身を乗り出す。
まあ、リンが良いならそれでいいけど。
えーと、黒の薬瓶。
これは、中二病薬。
男性に、ヒューム14才の性欲を付与する。
効果は永続。
なるほど……
俺はそれの封を開けてイッキした。
リンが飲んだのに俺が飲まないわけにはいかんだろ。
……視線を感じたので見ると、リンが真っ赤な顔をしていた。
いや、うん、まぁ……その。
次に行こうか。
金属の棒。
……これは……魔法のペン。
石鹸で何回も洗わないと落ちない黒いインクが出るペン。
何にでも書ける。インクは人体には無害。
……これは何に使うんだ?
リンがなんか、目を輝かせているけど。
んで、軟膏。
これは、母乳の軟膏。
女性の乳房に塗り込むと、母乳が出るようになる。
効果時間1日。
あー……
俺は思わずリンの胸を見た。
これはーうん。
ありがとうエンジュ。
……ムラムラしてきた。
つ、次だ!
指輪。
これは……ノームの指輪。
ノーム成人の外見年齢……即ち12才くらいの体格まで若返る。
ただし、性器の大きさと生殖能力は若返る前と一緒。
なるほど……。
活用させてもらうよ。
「ありがとうエンジュ!」
なんて思っていたら、リンがなんか声をあげた。
なるほど……。
以上、5点。
……と、思っていたら。
エロ下着も実はマジックアイテムだった。
その名は「対魔忍の聖衣」だってさ。
効果は……3000倍にする。
何を?
以上、6点。(訂正
全てのマジックアイテムを確認し終えて。
俺がムラムラしながら仲間たちの心遣いに感謝していると。
「皆の気持ちが嬉しいよね……」
リンの言葉が、俺の気持ちに刺さった。
俺の仲間は、俺を信じて色々と力を貸してくれた。
だからここまで来れた。
一番大切な
その仇を永久に倒すことも出来た。
そしてこうして……
最後の負けられない戦いの前に、リンと深く繋がる時間も貰えた。
本当に……ありがとう。