デュエルの合図と共に、俺は既にカードを5枚を見る。
先程のデュエルが終えたばかりではあるが、正直に言えば消化不良であったので、丁度良い。
そう考えていると。
「お前も久し振りに暴れたいか、良いぜ相棒!」
「相棒?」
俺の言葉に、向こうのガキは気になっている様子だ。
「見せてやるよ、俺は手札からレスキューヘッジホッグを召喚する」
俺の言葉と共に、現れたのはハリネズミ。
その小さな体格と共に、頭にはヘルメットを被っており、可愛らしく威嚇している。
「レスキューヘッジホッグの効果。フィールドのこのカードを除外して発動できる。
レベル3以下で種族・属性・レベルが同じとなる、通常モンスターと効果モンスターを1体ずつデッキから特殊召喚する。
この効果で特殊召喚したモンスターの効果は無効化され、エンドフェイズに破壊される。
俺はデッキからKMF 無頼とKMF MR-1を特殊召喚する」
その言葉と共に相棒の叫びに答えるように、俺のデッキから無頼と簡略化されたKMF MR-1がその姿を現す。
そして。
「俺はレベル3のKMF 無頼をレベル3KMF MR-1にチューニング!シンクロ召喚!レベル6、KMF 紅蓮弐式!」
その言葉と共に、紅蓮弐式は、その姿を現すと共に構える。
「KMF 無頼の効果で、デッキからKMFグラスゴーを特殊召喚」
「紅蓮、聞いた事があるような」
「俺はカードを2枚伏せて、ターンエンド」
向こうは何か考えているようだけど、今はデュエルに集中しなければ。
「まぁ、良いか、僕のターン。
それにしても、シンクロ召喚か、さっきはリンク召喚の方も気になるけど、そっちがシンクロだったら、こっちも少しは本気を出さないとね」
その言葉と共に、笑みを浮かべると。
「僕は、手札から融合を発動。
手札にあるエッジインプ・シザーとファーニマル・ベアで融合!
悪魔の爪よ!野獣の牙よ!今一つとなりて新たな力と姿を見せよ! 融合召喚!現れ出ちゃえ、すべてを切り裂く戦慄のケダモノ、デストーイ・デアデビル!」
「融合」
俺は警戒すると共に、現れたのは、悪魔を人形の形にした存在。
まるで、自身の凶悪性を隠している目の前にいる彼のように。
「デストーイ・デアデビルで、まずはグラスゴーに攻撃!」
「っ」
グラスゴーに迫る悪魔。
すぐに手に持ったマシンガンで迎撃しようとするが、まるで効かず、そのまま無残な鉄屑へと変わる。
「ぐっ」LP4000→2800
「さらに!デストーイ・デアデビルの効果!このカードが戦闘で相手モンスターを破壊した時に発動できる。相手に1000ダメージを与える」
「おっと、これは」LP2800→1800
最初のターンで、いきなり半分のダメージを与えられるとは。
けれど。
「グラスゴーの効果で、デッキからグラスゴーを手札に加える」
「僕はカードを2枚伏せて、ターンエンド、さぁ、どうする?」
笑みを浮かべ、挑発してくる。
けれど。
「問題ない、俺のターン!まずは伏せていた魔法カード、能力調整を発動。その効果で場にいる全てのモンスターのレベルを1下げる。さらにKMF 無頼を召喚」
「レベルをわざわざ下げるという事は」
「あぁ、俺はレベル5のKMF 紅蓮弐式にレベル3KMF無頼をチューニング!シンクロ召喚!飛翔せよ!KMF 紅蓮可翔式!」
その言葉と共に、紅蓮弐式は、装着していたパーツをパージした。
パージすると共に、俺のデッキから現れた新たな飛行ユニットを装着すると、その姿を一新する。
「KMF 紅蓮可翔式の効果、このカードは召喚に成功した時、相手フィールドのカード1枚を破壊できる」
それと共に、真っ直ぐと悪魔と言えるデストーイ・デアデビルに向かって、その左腕を掴む。
同時にデストーイ・デアデビルは、そのまま膨れ上がり、爆発する。
「けど、デストーイ・デアデビルの効果、表側表示のこのカードが相手の効果でフィールドから離れた場合、または戦闘で破壊された場合に発動できる。自分の墓地の「デストーイ」モンスターの数×500ダメージを相手に与える!」
破裂した破片は、そのまま俺の身体に当たる。
「だが、邪魔な奴は消えた」LP1800→1300
そう構える。
「さぁ、限界を超えるぜ、速攻魔法、リミッター解除、効果は分かるよな」
「勿論、けどさぁ、それって特攻じゃないの、なんだって「KMF 紅蓮可翔式の効果、このカードが攻撃する時、相手は魔法・罠カードを発動することができない」なっ」
「一撃で、十分だ、弾けな」
そう、叫ぶと共に、KMF 紅蓮可翔式の赤い閃光が、その場を包み込む。
KMF MR-1
レベル3 地属性 機械族
通常モンスター
軍用機から装甲や装備を多く外し、民間に払い下げた機体。
形状は簡略化されているが、第四世代KMFの機能を備えている。