「それで、君の名前は?」
「あっはい、飛鳥といいます。よろしくお願いします」
飛鳥と名乗った少女は礼儀正しく挨拶をする。
そのまま、俺達を見つめる。
その瞳は彼女の瞳は真っ直ぐで、その中に嘘偽りは一切なかった。
彼女は自分の感情を素直に表現していた。
彼女の性格は真っ直ぐで、正義感が強く、自分の信じる道を貫くことが大切だと考えているようだった。
だからこそ、聞かなければならない。
「それで、飛鳥君だったね、先程の彼女達と同じアカデミアと思って構わないか」
「はい、けれどもぅ裏切った事を知られたと思いますが」
「・・・なんでわざわざ裏切ったんだ?」
「それは」
飛鳥の言葉は少しだけ躊躇した。
彼女は一瞬、何かを考えた後、口を開いた。
「……アカデミアは、エクシーズ次元を侵攻しようとしていた。私はそれに参加するよう命じられた。でも、その任務には違和感を感じたんだ」
「違和感?」
「そう。任務の内容は、エクシーズ次元に侵入して一般人を攻撃し、彼らのカードを奪うというものだった。でも、それはあまりにも無慈悲で非人道的だった」
「一般人を……攻撃?」
その言葉に俺は驚いた。
「そうだ。私はそれを聞いて、疑問を感じたんだ。アカデミアの目的は一体何なのか、なぜ一般人を攻撃する必要があるのか……」
「……」
その言葉に、俺は唖然とした。
「そして、ある日、私は決意を固めた。アカデミアを裏切って、仲間を裏切る事になっても、これ以上は」
そう呟いた飛鳥の言葉に、俺は言葉を失った。
彼女の眼は決意に満ちていた。
「・・・だったら、信じよう」
俺はそう呟いた。
すると赤馬は俺に問いかける。
「……本気か?」
「まぁな、彼女の眼は嘘偽りはなかったしな」
「……」
赤馬は俺の言葉を聞くと、無言で頷く。
そして。
「……なら、なぜ今、この次元に来たんだ」
「・・・もうすぐ、ここにも来るんです。アカデミアのデュエリストが」
その言葉を聞けば、俺と赤馬も驚く。
「なっ」
「何?!」
俺達はその言葉に驚き、言葉を失った。
「・・・ならば、少しでも対策をしなければ。悪いが彼女を頼めるか」
「えっ」
赤馬は、すぐに対策を行う為に去って行く。
それと共に、俺達は駐車場から去り、会場へと戻る。
そして、会場の外で飛鳥と話をしていた。
「えっと、その、信じてくれてっありがとうございます」
そう、飛鳥は、俺に礼儀正しく挨拶をする。
その言葉に、俺は少し戸惑った。
「いや、別に気にするな。ただ、お前が嘘をついていないと思ったから信じただけだ」
俺の言葉に、飛鳥は少し驚いたように目を大きく開いた。
「でもっそれでもっ信じてくれてっ嬉しいです」
そう言って微笑む飛鳥は、その表情がとても印象的だった。
その笑顔はとても明るく、純粋で、まるで太陽のような暖かさがあった。
飛鳥の笑顔は、周りの人々を自然と引きつけ、明るい雰囲気を醸し出していた。
彼女の明るさは、周囲の人々に勇気を与えるものだった。
その笑顔を見て、俺は少し安心した。
飛鳥の言葉が真実であることを再確認できたからだ。
「まぁ、とにかくこれからどうするか考えないとな」
「はい、そうですね」
俺の言葉に飛鳥は頷きながら答えた。