飛鳥との行為を終えた翌日。
俺は赤馬から呼び出しがあった。
赤馬は俺に、舞網チャンピオンシップの会場にて、アカデミアの襲撃があることを伝えた。
その話に、俺は緊張を覚えた。
「赤馬、そのアカデミアの襲撃って、具体的に何が起こるんだ?」
俺は問いかける。
それに対して赤馬は。
「詳しいことはまだ分からないが、舞網チャンピオンシップの会場に、アカデミアのデュエリストが現れる可能性が高い。彼らは強力なデッキを操り、舞網チャンピオンシップの参加者たちを襲撃する可能性がある」
赤馬の言葉に、俺は更なる緊張感を覚えた。
「それだけじゃない。飛鳥君から既に聞いてるはずだ。アカデミアの奴らは、デュエルした相手をカード化する技術も持っている」
「つまりは、舞網チャンピオンシップの参加者たちをカード化することも目的の一つだと?」
俺の言葉に、赤馬は頷いた。
「その可能性は高い。彼らの目的は、舞網チャンピオンシップの参加者たちをカードする。その先の計画の為に」
赤馬の言葉に、俺は言葉を失った。
アカデミアの脅威は想像以上に大きく、その目的は恐ろしいものだった。
「それで、俺には何を」
俺は赤馬に問いかけた。
「まず、舞網チャンピオンシップの会場に現れるアカデミアのデュエリストたちに対抗する必要がある。だからこそ、君には他の者達よりも早くアカデミアの襲撃に備えて貰う。そして」
その言葉と共に、俺は舞網チャンピオンシップの会場へと向かう事になった。
舞網チャンピオンシップの会場に到着した俺は、会場内を見渡した。
会場内は多くの人々で賑わっており、多くのデュエリストたちが試合を行っていた。
俺はその光景を目にしながら、アカデミアの襲撃に備えるための準備を始めた。
アカデミアの事を、まだ知られる訳にはいかない為に、俺は会場にてその身を隠しながらその時を待った。
アカデミアの襲撃は、いつ来るのか分からなかった。
俺はただ、その時を待ちながら、心の準備を整えていた。
そして、その時は突然訪れた。
「聞こえるか、アカデミアが現れた」
「場所は」
連絡を受けた俺は、すぐに指示された場所へと向かう。
そこには青い制服に不気味な仮面をつけた奴らがいた。
そして、奴らの手にはカードがあった。
カードには、恐怖に歪んでいるデュエリストの顔が。
同時に確信すると共に、俺は降り立ちながら、セットする。
『UB』
「なにっ」
俺の存在を察したように、アカデミアの奴らはこちらを見つめる。
同時に、俺も笑みを浮かべる。
「よぉ、てめぇらが狩人か。だったら、今度はお前らが俺の獲物だ」