いよいよフレンドカップシップが開催されるまで、数日となった。
フレンドカップシップに出る為に必要なD・ホイールの整備は既に十分な程に出来ており、後は大会の日を待つばかりだ。
だが、俺は一つ困った事に遭遇していた。
それは、フレンドカップシップに出る方法が未だに思いつかない事だ。
「そもそも、トップスと繋がりがないと」
「・・・確かにな」
俺はそう言いながら、どうすれば出られるのか考えながら呟く。
その言葉にアキも同意するように頷きながら応えてくれた。
そんな時だった。
ピンポーン!
インターホンの音が聞こえる。
「誰だろう?」
「・・・多分私じゃないと思うけど」
俺の言葉にアキはそう言いながら首を傾げる。
「ちょっと出てくる」
俺はそう言いながら玄関の方へ向かうと。
「はい、どちら様ですか?」
ドアを開けると、そこには一人のピエロが立っていた。
「あの~こちらは吠さんのお家ですか?」
「誰だお前は」
その言葉と共に、俺が問いかけると。
「こちらを」
怪しい笑みと共に、俺に手紙を渡してきたのだ。
俺はその手紙を受け取ると、中身を確認する。
その中身を見てみると。
「・・・フレンドカップシップ招待状」
「フレンドカップシップ!?」
俺が驚きの声を上げると、アキも驚愕の声を上げていた。
「あ、あの、これは一体どういう事なの!」
そうして、ピエロに問いかける。
ピエロは、小柄であると共に、かなり怪しい雰囲気をしている。
だが、ピエロはそれには答えずに。
「ではこれで失礼します」
その言葉を残して去っていくのだった。
まるで、最初からそこにいなかったように。
残された俺達は、暫くその場に立ち尽くしていた。
「あいつ一体何者なんだ?」
俺は去っていったピエロを思い出しながら呟く。
「・・・でも、これでフレンドカップシップに参加できるわね」
「そうだな・・・しかし一体何者なんだろうな」
俺はそう言いながら首を傾げる。
けれど。
「どちらにしても、これでフレンドカップシップに出る事が出来るな」
俺はそう言いながら、フレンドカップシップに思いを馳せるのだった。
「そうね、けれど、これって罠の可能性はないの」
アキは心配そうに俺に声をかける。
けれど。
「十分にあるだろうな。それに、フレンドカップシップに出るチャンスを逃す訳にはいかない」
俺はそう言いながら、俺はこれからのデュエルに笑みを浮かべていた。
「・・・本当にあなたはデュエルの事になるとそうなるわね」
そんな俺に対して、アキは呆れた様子で見つめていた。