※この作品はR-18です。

遊戯王 ナンバーワンを目指す者   作:ボルメテウスさん

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感情のないデュエル

フレンドカップショップ。

その大会は、俺にとっては夢の舞台と言える。

どういう経緯では知らないが、どうやら遊矢達も出場する事は出来た様子。

まぁ、無事にという訳にはいかないようだが。

 

「それにしても、他の奴らと話す事が出来ないのは、少し面倒だな」

 

彼らの事情を聞こうと思ったが、どうやらそれも出来ないらしい。

俺はそのまま、対戦相手の方に目を向ける。

 

「セルゲイ・ヴォルコフ、どっかで聞いた事があるようだけど、まぁ良いか」

 

俺はそう言いながら、D・ホイールに乗る。

周囲に聞こえる観客の声は、別に興味はなく、ただ俺は、これから行うデュエルにしか興味はなかった。

 

「さて、始めようか!」

 

それと共に、デュエルは、開始の合図がした。

久し振りのライディング・デュエルに俺は笑みを浮かべながら、走り出す。

ライディング・デュエルの感覚に笑みを浮かべながら。

 

『先攻を取る事が出来たのは吠選手だ!さぁ、この大会でダークホース同士の戦いは一体どうなるのか!』

「俺のターン、俺はロクスローズ・ドラゴンを召喚し、効果。このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。デッキから「ロクスローズ・ドラゴン」以外の「ブラック・ローズ・ドラゴン」のカード名が記されたカード1枚を手札に加える。俺は薫り貴き薔薇の芽吹きを手札に加える。さらに、自分フィールドにドラゴン族または植物族のチューナーが存在する場合に発動できる。

このカードを手札から特殊召喚する。現れろ、ホワイトローズ・ドラゴン」

 

それと共に、俺は次々と、ローズドラゴンを展開していく。

そして。

 

「レベル4のロクスローズ・ドラゴンに、レベル3のホワイトローズ・ドラゴンをチューニング!シンクロ召喚!舞い上がれ、ブラックローズ・ドラゴン!」

 

それと共に、俺はこのデッキの要と言えるブラックローズ・ドラゴンを場に召喚する。

召喚と同時に、会場から聞こえる声を聞きながら、セルゲイは。

 

「・・・」

 

まるで見ていなかった。

 

「・・・なるほど」

 

その態度を見て、俺はため息を吐く。

 

「つまらなそうだな」

「あぁ、そうだな、このデュエル、それ程、時間をかける必要はない。そう感じたからだ」

「へぇ」

 

その一言に、俺は思わず聞き返した。

 

「俺はカードを1枚伏せて、ターンエンド」

「私のターン、茨の囚人-ヴァンを召喚、ターンエンド」

 

その言葉と共に、ゼルゲイの場に現れたのは茨の囚人。

まるで、今の俺のローズドラゴンデッキを笑うように。

 

「私はこれでターンエンド」

「・・・本当に良いんだな」

「何?」

「本当に良いのかと聞いたんだよ」

 

それと共に、俺は。

 

「お前、デュエルを見ていないようだったら、こっちも容赦はしないよ。俺のターン。レッドローズ・ドラゴンを攻撃表示で召喚して、バトル。ブラックローズ・ドラゴンで茨の囚人-ヴァンに攻撃!」

 

俺の言葉に合わせるように、ブラックローズ・ドラゴンは、その口から炎を放つ。

放たれた炎は、そのままヴァンに向かって行くが。

 

「このカードが攻撃対象に選択された場合、

手札の「茨の囚人」モンスター1体を相手に見せ、400LP払って発動できる。

その攻撃で自分が受ける戦闘ダメージを0にする。

その後のダメージステップ終了時、墓地からこのカードと、

手札からこのカードの発動時に相手に見せた「茨の囚人」モンスター1体を攻撃表示で特殊召喚する。私は茨の囚人-ヴァンと茨の囚人-ダーリを召喚する」LP4000→3600

 

それと共に、奴は、場にいるヴァンの効果で、そのダメージを400に抑えた。

それだけではなく、さらに茨の囚人-ヴァンと茨の囚人-ダーリを召喚した。

 

「まだ、終わっていないぞ。レッドローズ・ドラゴンで茨の囚人-ヴァンに攻撃」

「無駄な事を、再びヴァンの効果を発動。再度、茨の囚人-ヴァンと茨の囚人-ダーリを召喚する」LP3600→3200

 

その言葉通り、奴の場にはダーリが2体見える。

けれど。

 

「いや、丁度良いからな」

「何を「罠カード、緊急同調」なに?」

「自分・相手のバトルフェイズに、シンクロモンスター1体をシンクロ召喚する。俺はレベル7のブラックローズ・ドラゴンにレベル3のチューナー、レッドローズ・ドラゴンをチューニング!赤く染めろ!ブラッド・ローズ・ドラゴン!」

 

その一言を告げると共に、現れたのは、まさしく鮮血の薔薇の龍が、場に現れる。

 

「このカードがシンクロ召喚に成功した場合に発動できる。お互いの墓地のカードを全て除外する。このカードが「ブラック・ローズ・ドラゴン」または植物族シンクロモンスターを素材としてシンクロ召喚していた場合、さらにこのカード以外のお互いのフィールドのカードを全て破壊できる」

「なっ」

 

その一言を告げると共に、ゼルゲイの場は全て消え去る。

 

「・・・ライフは3200。まさしく、ぴったりだな」

「っ」

「バトル」

 

その言葉と共に、ブラッド・ローズ・ドラゴンの雄叫び。

それによって、ゼルゲイとのデュエルは、終わりを迎える。

そして。

 

「つまらんデュエルだな」

 

まるで、誰かに操られたような奴に対して、俺はため息を吐くしかなかった。

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