俺の言葉に、遊矢にどれだけの影響を与えるか分からない。
けれど、奴の、その危機的状況は変わらない。
だが。
「・・・吠さんは」
「・・・」
「俺のデュエルをどう思いますか」
「知らねぇよ」
それと共に呟く。
「お前がこれまでやってきたデュエルが他人の空似のようなデュエル。そんな気がしただけだ。だから、俺はお前自身の本気のデュエルを見たい。
そう思って、問いかけただけだ」
「俺自身のデュエル、それが今、どういうのか分からない。けどっ」
その時の、遊矢の目は少なくとも。
「俺は、今の俺が出来るデュエルで出来る事をやる!俺は手札からペンデュラム・ホルトを発動する!自分のEXデッキの表側表示のPモンスターが3種類以上存在する場合に発動できる。
自分はデッキから2枚ドローする。
このカードの発動後、ターン終了時まで自分はデッキからカードを手札に加える事はできない」
「・・・それはつまり、お前の実質的に最期の賭けという事だな」
「あぁ、だからこそ、俺は!このドローに全てを賭ける!」
それと共に、そのデッキに手を置いた遊矢。
同時に覚悟を決めたように、その手にあるカードをドローする。
緊張しながら、ゆっくりと。
そのカードを見つめる。
同時に遊矢は、驚いたように見つめる!
「俺は、手札からペンデュラム・ゾーンにオッドアイズ・ファントム・ドラゴンをセッティング!これにより、レベル5からレベル8までのモンスターを召喚出来る!ペンデュラム召喚!現れろ!オッドアイズ・ペンデュラム・ドラゴン!」
それと共に、現れたのはオットアイズ・ペンデュラム・ドラゴン。
その姿を現すと共に、雄叫びを上げる。
「バトル!オットアイズ・ペンデュラム・ドラゴンで幻惑の黒狐 フブキに攻撃!」
「けど、攻撃力は互角だが?」
「いいや、オットアイズ・ファントム・ドラゴンの効果!1ターンに1度、もう片方の自分のPゾーンに「オッドアイズ」カードが存在する場合、自分の表側表示モンスターが相手モンスターと戦闘を行う攻撃宣言時に発動できる。その自分のモンスターの攻撃力はバトルフェイズ終了時まで1200アップする!」
それにより、攻撃力は3700。
これにより、確かに破壊は出来る。
オットアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの効果でも、こちらが受けるダメージは2400。
さぁ、果たして。
すると、その手にはアクションマジックがあった。
「俺はアクションマジック!回避を発動!これによりオットアイズ・ペンデュラム・ドラゴンの攻撃は無効になる!」
「ほぅ」
だが、自ら、その攻撃を不発にさせた。
けれど、何かある。
「・・・借りるぞ、ユート!俺は、手札からダブル・アップ・チャンスを発動!モンスターの攻撃が無効になった時、そのモンスター1体を対象として発動できる。
このバトルフェイズ中、そのモンスターはもう1度攻撃できる。
この効果でそのモンスターが攻撃するダメージステップの間、そのモンスターの攻撃力は倍になる!」
ここで、そのカードが出てくる。
それに驚きながらも、笑みを浮かべる。
「面白いデュエルだったぜ」
その言葉を最期に、デュエルの勝敗は、確かについた。