俺が言おうとした事を理解してくれているリンに頷き返す。
「さぁ、行くぞ。赤馬零王を倒すために」
その言葉にリンも頷く。
そして、俺達は移動を始める。
部屋から出て、最初に思ったのは、まるで中世の城。
それを思わせるレンガによって作られた壁が眼前に広がっていた。
「これが融合次元の本拠地なんだな」
「けど、どうやって、赤馬零王の所まで?そんな簡単に辿り着けるんですか?」
「さぁな」
俺はそう言いながら、周囲を見渡す。
敵の本拠地であるここで、アカデミアの奴らに見つかれば、それだけで終わりだ。
だからこそ、見張りの奴らに見つからない事が大切なのだが。
「・・・」
「ほっ吠さん?」
「よく考えたら、難しい事を考えても仕方ない」
「えっと、吠さん」
俺がこれからしようとしている事にリンも察したようだ。
「いっいや、待ってください!このままだと本当に」
「大丈夫だ。心配するな。それに、見つかった方が早いからな」
俺はそれだけ言うとリンを肩に乗せて走り出す。
同時に警報音が鳴り響いた。
「見つかった!?」
「そうだな」
俺はそう言いながら、アカデミア兵の奴らが出てくるのを確認する。
「こいつらを全て倒せば、赤馬零王に繋がる手がかりがある!」
俺はそう叫びながら、奴らを睨む。
「貴様はっ、最重要確保対象か!」
「デュエルでっ」
そうしている間に、俺はデュエル・ディスクを構えて、そのまま。
「がぁっ」「ぐあっ」
こちらに向かって来るアカデミアのデュエリスト。
そのデュエルは、古代の機械のデッキしかなかった。
故に、そのパターンは簡単に分かり、そのまま突き進む。
「はぁ!どけぇ!!」
俺はそのままデュエリストを蹴散らして突破していく。
そのまま、前へ前へと進んでいく。
途中で何度も遭遇したアカデミアのデュエリスト。
しかし、全員を倒しながら、俺は突き進んで行く。
警報音が鳴り響く中、俺とリンはアカデミアの中心部へと突き進んだ。
そこには。
怪しげな機械。
その巨大な機械の前に、玉座に座る一人の人物。
そいつを、俺は睨む。
「どうやら、お前が赤馬零王のようだな」
そうしながら、尋ねると、奴は立ち上がる。
「お前がイレギュラーか」
「イレギュラーねぇ、それはどういう意味だ?」
「本当の意味で未知の召喚方法であるリンク召喚。それを扱う事が出来るお前は、これからの計画の邪魔となる」
そうして、赤馬零王は、その手にデュエルディスクを構えていた。
「へぇ、兵士を呼ばないのか?」
そうして、尋ねるが、無言のままだ。
「・・・リン、手を出すな」
「吠さん」
そうしながら、構える。
「せっかくだ、大物が目の前にいるんだったら、狩らせて貰うぜ!」