※この作品はR-18です。

遊戯王 ナンバーワンを目指す者   作:ボルメテウスさん

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獣と薔薇

デュエルが始まると共に、目の前にいる男は既に行動していた。

 

「俺は、自分フィールドにモンスターが存在しない場合に発動できる。このカードを手札から特殊召喚する。

現れろ、番猫-ウォッチキャット」

 

その言葉と共に、男の足下に現れたのは子猫。

その子猫で、なぜか。

疑問に思っている間にも。

 

「さらに、俺は猛虎モンフーを召喚!そして、効果を発動!1ターンに1度、自分メインフェイズに発動できる。このカードより低い攻撃力を持つフィールドのモンスターを全て破壊する。」

 

その瞬間、猛虎モンフーは、目の前にいた子猫を喰らった。

その光景はかなりのグロい画像ではあったが。

 

「なんて、酷い事を」

 

それを見ていた女性は口を押さえた。

けれど。

 

「このカードが手札・墓地に存在し、自分フィールドの表側表示の獣族モンスターが効果で破壊され墓地へ送られた時、1000LPを払って発動できる。このカードを特殊召喚する!現れろ、俺の2体の森の番人グリーン・バブーン!」

 

それを合図に、場に現れたのは2体の巨人。

 

「へぇ」「攻撃力、2600のモンスターが2体も一気に」

 

そう言っている間にも、男のライフが2000まで減った。

その代わり、2体の攻撃力が2600のモンスターを2体を出した。

しかも、猛虎モンフーの力によって、モンスターとのバトルの時は、既に3100。

 

「これで、俺はターンエンドだ」

 

そう、奴は宣言した。

けれど。

 

「お前は頭、悪いだろ」

「何を言っているんだ!このモンスターに囲まれている状況で何を言っているんだ」

 

そう呟くが。

 

「一撃で決めるさ」

「何?」

 

そうしている間にも、俺はそのままカードをドローする。

奴の手札は全てが公開されている。

 

「この状況で一撃だと?何を言っているんだぁ!」

 

そうしている間にも、俺はすぐに構える。

 

「俺はロクスローズ・ドラゴンを召喚する。ロクスローズ・ドラゴンの効果、このカードが召喚・特殊召喚に成功した場合に発動できる。

デッキから「ロクスローズ・ドラゴン」以外の「ブラック・ローズ・ドラゴン」のカード名が記されたカード1枚を手札に加える。

手札に加えるのは、ホワイトローズ・ドラゴン、自分フィールドにドラゴン族または植物族のチューナーが存在する場合、手札から特殊召喚する。

そして、俺はカードを一枚、セットして」

 

その言葉と共に流れるように俺は、2体の薔薇の龍を召喚する。

 

「あっという間に、2体のドラゴンを」

「けれど、そんな攻撃力じゃ、俺のモンスターを破壊出来ないぞ」

「そうかな、俺はレベル4のホワイトローズ・ドラゴンにレベル3のロクスローズ・ドラゴンをチューニング!」

「チューニング!まさか!」

「嘘でしょ」

 

それと共に、俺の場にいた二体の薔薇の龍が合わさっていく。

薔薇の龍は、やがて、深紅に染まる巨大な薔薇の龍。

 

「冷たい炎が世界の全てを包み込む。漆黒の花よ、開け!シンクロ召喚!現れよ、ブラック・ローズ・ドラゴン!」

 

その言葉と共に、現れたブラックローズ・ドラゴンが、その姿を現す。

 

「シンクロ召喚!それもたった一枚のカードで」

「だっだからなんだ、その攻撃力じゃ」

「このカードがシンクロ召喚した時に発動できる。フィールドのカードを全て破壊する。」

「えっ」

 

その一言と共に、場にいた全てのモンスターは、姿を消した。

あまりの一瞬の光景に、全員が驚きを隠せなかった。

 

「場の全てをっ、だったらっ」

 

奴は、そのまま俺の場を見る。

けれど、自身の効果で破壊されたはずのブラックローズ・ドラゴンがいた。

 

「なんでっ」

「速攻魔法、薫り貴き薔薇の芽吹き。このカードはセットされたこのカードが破壊された場合、自分の墓地のモンスター及び除外されている自分のモンスターの中から、「ブラック・ローズ・ドラゴン」1体またはそのカード名が記されたモンスター1体を対象として発動できる。

そのモンスターを特殊召喚する」

「それって、つまり」

「俺のライフは2000だから」

 

それと共に構える。

 

「ブラックローズ・ドラゴンで、ダイレクトアタック!」

 

その言葉と共に、ブラックローズ・ドラゴンを中心に、薔薇が舞い上がる。

それによって、男のライフは、0へと変わる。

 

「なんだと」

 

そう、周りは何か驚いている様子だけど。

 

「ちょっと、あなた!一体何者なの」

「何者か、今は、それよりも腹が減ったから」

「・・・まぁ、良いわ、だったらついてきて」

 

そう、彼女は俺を誘う。

 

「九十九明里よ、よろしくね」

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