再就職先は、ホロライブに決まりました外伝 作:DXフルーツパフェ
初めてにも関わらず、お気に入りの数が26人と予想を超えていてビックリしております。
拙いながらも精一杯頑張るので、お暇があればお読み下さい。
「イテテ……」
最初に起きたのは、俊太郎だった。
二日酔いが原因で頭痛がするが、今日も午後から事務所で仕事をするので、ゆっくりと起き上がると男女が営んだ淫臭の臭いが鼻を刺激したので思わず辺りを見回した。
そこには、スカートを脱がされ精液が染み付いた学生服を着たまつりが自分の隣で満たされた表情で眠り、自分自身もよく見るとパンツすら履いていなかった。
(これって……、まさか……)
俊太郎はみるみると表情を青ざめると、まつりがゆっくりと起き上がり照れくさそうな表情で彼に挨拶をする。
「お、おはよう、俊太郎……。あのさ、ちょっと着替えてくるね……」
自分の部屋に戻り、汚れた学生服を脱いで普段着を着たまつりは俊太郎がいる部屋の戻ると、そこにはスーツを着た彼が大声で謝罪して土下座していた。
今にも泣きそうな俊太郎を落ち着かせようと、まつりは彼を落ち着かせようと優しく語りかける。
「俊太郎、落ち着いて。私は大丈夫だから……」
「でっ、ですけど……。僕、まつりさんにとんでもないことを……」
「俊太郎が優しくしてくれたおかげで、私は大丈夫だから頭を上げてよ。ところで、一つ質問してもいい?」
「はい……」
「私の勘だけどさ、俊太郎って女性経験が豊富じゃない? 風俗の仕事をしていたの?」
「それは……」
まつりの質問に俊太郎は答えを窮した。なぜなら自分の黒歴史を語らねけれならず、どうしようかと思案するが、自分のことを信頼している彼女を裏切ることが出来ず、正直に話そうと口を開く。
「じっ、実はですね……。僕が大学2年生の頃に父親がリストラにあって仕送りがストップされたんです」
「えっ!?」
俊太郎の衝撃的な過去を聞いたまつりは驚きつつも、彼は告白を続ける。
「最初は肉体労働でお金を稼いでいたんですけど……。学費と生活費を稼ぐには全然追いつかなくて途方に暮れた僕は、ある女性にスカウトされてセレブ専用のデートクラブで働きました」
「デートクラブって、まさか……」
「ええ……。デートや食事だけじゃなくて、セックスまでする違法売春だったんです」
まつりは彼の告白をただ静かに聞いていた。そして、俊太郎は再び土下座してまつりに懇願する。
「お願いです。このことは会社には絶対に言わないで下さい! このことがバレたら、社会的に抹殺されてしまいます!!」
俊太郎の懇願を聞き、まつりはため息をついて口を開く。
「あのねぇ、俊太郎。そのことは如月さんは知ってると思うわよ」
一番知られてはいけない人物が、どうして自分の黒歴史を知っているのか理由が分からず、俊太郎は感情的になりまつりに反論する。
「どうしてそんなことが分かるんですか!」
「言っとくけど、如月さんはいろんな方面に人脈を持ってるから、素行調査ぐらい出来る人と知り合いがいたっておかしくないわよ」
「だったら、余計に変ですよ! 僕の経歴を知った上でマネージャーにするなんて……」
「俊太郎に質問するけど、うちの事務所はマネージャー何人居るの?」
「僕を含めて3人だけです……」
「私を含めて日本にいるタレントは34人*1が在籍しているけど、マネージャーの数が圧倒的に足りないでしょ? これは私の考えだけど、多少のことは目を瞑ってでも俊太郎をマネージャーにしたかったんじゃないのかな……」
まつりなりの見解を聞いて俊太郎は冷静になるが、今度はマスコミや暴露系配信者が自分の黒歴史を知ったら事務所に迷惑がかかるのではないかと心配するが、それを察したまつりが彼を安心させるために自分の意見を述べる。
「今のマスコミは今回の事件*2で信用を無くしたし、スキャンダルを暴くなら私たちみたいなタレントを狙うから俊太郎は心配しなくても大丈夫だと思うわよ」
彼女の話を聞いた俊太郎は一抹の不安を抱くも、よく考えればデートクラブは3ヶ月間という短い期間しか在籍しておらず、新人スタッフの黒歴史を暴こうとする人間がいるのだろうかと冷静に考えて、俊太郎はようやく安堵した。
「そんなことより、俊太郎は今日は仕事じゃないの?」
「そうでした……。午後から事務所で先輩達の手伝いをしなければなりませんでした……。時間は……」
部屋の時計の針は、午前9時をすぎていた。
「そろそろ、自宅に戻りますね。まつりさん、本当に申し訳……」
「だから、謝らなくてもいいって言ってるでしょ! その‥‥、良かったんだから……。それよりもさ、お願いがあるの……」
まつりは頬を赤く染めて、もじもじしながら意を決して口を開く。
「またね、その……。えっ、エッチなことをしてくれないかな……」
「えっ!?」
予想もしていなかった発言に俊太郎は驚くが、その理由を彼女はぽつりぽつりと話し始める。
「わたし、普段から下ネタを言ったりしてるけど、あれが……初体験だったの……。私の同級生で初体験を経験した女子に聞いたことあるけど、凄く痛かって聞いて……。エッチするのは、正直怖かったんだ……」
それを聞いた俊太郎は、性欲旺盛で年頃の男子が同級生の女子を気遣うことなく抱いたのだなと思い、まつりがセックスを怖がるのは仕方ないと思った。その彼女は、声を振るわせながら話を続ける。
「でもね、俊太郎とのエッチはすごく気持ち良かったの……。そりゃ、痛かったけどさ、それ以上に気持ち良かったの……。だ、ダメかな……」
うっすらと涙を溜めて、上目遣いでこちらの様子を伺うまつりに俊太郎は思う。彼女は勇気を出して自分を求めている。本当なら断らないといけない立場だが、酒を飲んでいたとはいえ無理矢理現役女子高生、しかも人気アイドルと関係を持ってしまったのだ。もし、この誘いを断ったら彼女を怒らせてしまい、確実に自分の立場が危うくなると感じた俊太郎は承諾する選択しか残されてなかった。
「わっ、分かりました……。でも、僕なんかで良いんですか?」
「うん! 俊太郎で良いんだよ! 公私共によろしくね!」
俊太郎の心境を知らず、彼の返事にまつりはよほど嬉しかったのか、座っている彼を抱きしめて互いの舌を絡め合う情熱的なキスで嬉しさを表現するのだった。