※この作品はR-18です。

【クズモブ転生】健全ゲームで『エロ同人』能力獲得したからクズ主人公から全ヒロイン奪うことにした   作:かくろう

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◇サブヒロイン達をどう攻略するか?◇

 隠しヒロインである桜木蘭華(らんか)こと桜木美砂(みさ)を攻略するための糸口。

 

 それはまだ出会っていないサブヒロイン達と順番にフラグを立てていく必要がある。

 

 フラグを立てるといってもサブヒロイン達は攻略キャラじゃないので、サブイベントを通じて美砂(みさ)との縁を繋いでいくという意味になる。

 

 ゲームと同じではないが、美砂(みさ)としっかりとした縁を繋ぐ為には、順序立ててやって決して損はしない筈だ。

 

 今までの舞佳(まいか)彩葉(いろは)初音(はつね)小雪(こゆき)優奈(ゆうな)の五人。

 

 彼女達は上手いことスキルを駆使して縁を順番に繋いだ事で攻略が上手く行った。

 

 舞佳(まいか)はもともと知り合いだった為に接近に苦労しなかった。

 主人公に認識を変えてセックスに持ち込み、種を植え付ける事に成功したと言って良い。

 ただあれは、俺自身があんまり気分が良くないのでなるべくとりたくない手段だ。

 

 彩葉(いろは)は俺に懸想(けそう)していた為に攻略が非常に楽だった。

 

 彼女の場合は主人公に対してなんとも思ってない為、純粋に霧島亮二と恋人になることで攻略は完了したのだ。

 

 続く初音(はつね)小雪(こゆき)優奈(ゆうな)に関しても、攻略した舞佳(まいか)彩葉(いろは)で上手いこと縁を繋いでいき、信頼関係を獲得することができたと言って良い。

 

 まあ初音(はつね)はほぼ妖精さんのラッキーちゃーんす☆のおかげであるが、それでも彩葉(いろは)がいなければ簡単には俺を信用しなかっただろう。

 

 小雪(こゆき)にしても優奈(ゆうな)にしても、攻略したヒロイン達と信頼関係が深かった為に、俺へと縁を繋いだ側面が強い。

 

 んで、結局何が言いたいのかというとだ。

 

 俺が美砂(みさ)を攻略しようと思っても、彼女と俺は今の段階で全く接点がないわけである。

 

 まずは主人公がゲーム内でそうしたように、偶発的なイベントで邂逅ができれば良かったのだが、実はそのイベントは既に終わってしまっている。

 

 ゲーム開始1週間後の日曜日に誰でもいいから蘭華(らんか)のライブデートに誘うと彼女との邂逅イベントが起こるのだ。

 

 俺が転生したのは4月の半ば頃であり、既に主人公と蘭華(らんか)は出会っている。

 それを象徴するように先ほどのゲームシステムの強制力だ。

 

 そして起こった失踪事件。ゲーム内イベントに干渉できない一連の出来事。

 

 主人公自身にその自覚がなくとも、既に主人公の蘭華(らんか)攻略は始まっていると考えるべきだろう。

 これはもうサブヒロインを先んじて攻略しておくしかないな。

 

◇◇◇

 

 そんなわけで、俺はサブヒロインの1人、堅物図書委員の『猫田桜結美(さゆみ)』ちゃんと出会う為に図書室に向かう。

 

 さゆみ、という可愛らしい響きと、桜の文字が入っている事から非常にキャラが立っている。

 攻略ヒロインじゃないのが惜しいくらいだ。

 

「そうだ。確か彼女は初音(はつね)を尊敬してるって設定があったな」

 

 サブヒロイン攻略のためには、以前と同じように順番に縁を繋いでいくのが一番手堅いだろう。

 

 このように一人目のサブヒロインである猫田桜結美(さゆみ)初音(はつね)に関係する人物だ。

 

 二人目は小雪(こゆき)、三人目は舞佳(まいか)と言った感じで、それぞれに縁のある人物となっている。

 

 やっかいなのは、二人目と三人目は直接の知り合いではなく、一人の桜結美から二人目を。

 

 二人目のサブヒロインから三人目を紹介してもらう形をとらないといけない。

 

 小雪と舞佳についてはゲーム内と同じになるか分からないので、直接関わることがあるかどうかは、今の段階では不明だ。

 

 早速初音(はつね)にメールして今どこにいるか確認してっと……。

 

『図書委員の仕事してます』

 

「早ッ」

 

 即既読から2秒で返信があった。

 丁度良いや。ナイス過ぎるタイミングだぜ初音(はつね)

 

「ちょっと用事があるから今から行く……っと」

『お待ちしてます』

「また早ッ⁉」

 

 俺のメールには秒で返信してくるな初音(はつね)の奴。

 とりあえず早速図書室に向かい、初音(はつね)と合流することにした。

 

 

 図書室に到着した俺は猫田桜結美(さゆみ)の居場所を確認して……いた。

 

 貸し出しカウンターになっている所に一年生のリボンを付けた美少女が一人。

 

 一見すると地味な印象のサイドポニーテールに結わえた女の子は、猫っぽいつり目と癖のあるハネッ毛の黒髪。

 

 華奢な体付きは小雪(こゆき)に近いが、筋肉質な体がその下に隠れている事を俺は知っている。

 

 彼女は剣道少女であり、真面目で一本気。

 融通が利かない堅物である。

 

 しかしその反面、趣味は猫カフェに通うというものがあり、完全なテンプレギャップキャラとして描かれている。

 

「こんにちは」

「あ、はい。何か御用ですか?」

 

 早速声を掛けることにする。猫のようなつり上がった目はほんのりとした警戒心を含んでいるように見えた。

 

初音(はつね)……桃園さんに用があってきたんだ。どこにいるか分かるかな?」

 本当は黙って探しにいけばいいのだが、桜結美(さゆみ)との関係性を築くために話しかけておこう。

 

「あ、はい。初音(はつね)先輩でしたら……えっと、すみません、先輩? は、桃園先輩とどのような」

「ああごめんごめん。見た目が怖いから警戒しちゃうよね」

「い、いえ、そのようなことは……。すみません」

 

 やはり俺の見た目が厳ついので警戒しているらしい。彼女は重度の初音(はつね)ラブな女の子であり、彼女に近づく男には例外なく敵意を剥き出しにする。

 

 だがその反面、非常に真面目で素直な女の子なので、打ち解ける事ができれば攻略はそこまで難しくないだろう。

 

 そして俺には【警戒心解除】のスキルがある。パスが繋がってないと効きが悪いという欠点があるが、じっくり話し込んでいけば確実に攻略できる。

 

「俺は霧島亮二。初音(はつね)の同級生だよ。一応彼氏でもある」

「そ、そうなんですかっ。は、初音(はつね)先輩に彼氏って初耳ですっ」

「まあつい最近の話だしね」

 

 ますます警戒心を強めたようだ。まるで威嚇する猫だな。

 ちびっこいので本当に猫っぽくて可愛い。確か公式のプロフィールでは152㎝だった筈。

 

 そして実は隠れ巨乳だ。

 

「なんか眼がいやらしいです」

「え、そ、そうかい? もともとこんな目付きなんだ。申し訳ないね」

「い、いえその。こちらこそすみません。失礼なことを」

 

 イカンイカン。ついついスケベな視線を送ってしまったらしい。

 まだ慌ててはいけない。クールになれ俺。

 

「じゃあお互いさまってことで一つ」

「先輩って、面白い方なんですね」

 

 お、少し警戒心が解けた。スキルの効果か、あるいは彼女の素直さ故か。両方だろうな。

 

「あ、亮二さん」

 

 俺が桜結美(さゆみ)と話し込んでいると、初音(はつね)が本棚の向こうからひょっこりと顔を出す。

 

初音(はつね)、仕事中に悪いな。話がてら手伝うよ」

「ありがとうございます♡」

 

 とりあえず目的を伝える為に初音(はつね)と話さないといけないのだが、図書室の為にあまり大声は出せない。

 

 だが初音(はつね)は俺と桜結美(さゆみ)を見比べ、スッと目付きを変えながらトコトコとこちらに近づいてきた。

 

「さゆちゃん、こちら霧島亮二さん。私の……ふふ♪」

「せ、先輩ッ」

「あ、さゆちゃん、前に言ってた猫カフェ、亮二さんも一緒にいいかな?」

「へっ⁉ そ、それは」

 

 何故だか初音(はつね)は猫カフェに行く話に俺を巻き込もうとしている。

 その視線の意味が心の中に伝わり、即座に彼女のアドリブに乗っかる事にした。

 

「ああ、実は猫に目がなくてね。二人が猫カフェに行くって話を聞いて便乗させてもらえないかと思ってさ。行きたい気持ちはあるんだけど、この見た目だから恥ずかしくて」

「……な、なるほど。霧島先輩って、結構ギャップのある方なんですね」

「お恥ずかしい限りだ」

「い、いえいえっ。猫好きに悪い人はいません。初音(はつね)先輩とご一緒なら是非。むしろ私が邪魔になりませんか?」

「そんな事はない。猫仲間が増えるのは喜ばしい事だ。一緒に来てくれないか」

「わ、分かりました」

 

 なんて話をして、初音(はつね)のアシストによる吊り出しに成功する。

 

◇◇◇

 

「あんな感じでよかったですか?」

「ナイスアドリブだ初音(はつね)。しかしよく分かったな」

「さゆちゃん可愛いですから。それに話しかける時の亮二さん、すごくさゆちゃんが欲しそうな顔してましたし」

「そんな顔してたのか」

「はい。それに、私もさゆちゃんがほしいです♡」

 

 予想外だった初音(はつね)のアドリブアシスト。もの凄い適応力と判断力だ。

 

 そうやって自分で考えて行動するあたりが彼女の気質なのだろうな。やはり優奈(ゆうな)も似たような事をするので元々姉妹設定の名残がこんな所でも見える。

 

 恐らく以心伝心のスキルが何らかの影響を及ぼしているのだろう。

 

「お察しの通り、猫田桜結美(さゆみ)がほしい。何度かデートを重ねてものにするから手伝ってくれ」

「かしこまりました、ご主人様♡」

「こらこら、聞こえちゃうぞ」

 

「大丈夫です。ここは壁になって小声なら音は届きません」

「なるほど、音は届かない、ね」

 

 蠱惑的な瞳が何かを訴えている。奉仕精神に溢れている初音(はつね)だが、同時に非常に貪欲でもある。

 内側にマグマのように溜め込んだ強い性欲。

 

 これは最近発見した新しい一面だ。

 

「優秀な奴隷にはご褒美をくれてやらないとな」

「♡」

 

 バレるかバレないかのギリギリライン。ねっとりとした瞳を向ける初音(はつね)は、水晶の中央に(たた)えたハートマークを爛々と点滅させていた。

 

「声は抑えておけよ」

「はい、♡」

 

 スカートの中に手を突っ込み、お尻をモミモミしてやると、息を殺した初音(はつね)が嬉しそうに体を跳ねる。

 

 静寂に包まれた図書室の片隅で、ほんの数メートル向こう側にいる猫田桜結美(さゆみ)に聞こえないようにたっぷりとご褒美を与えてやった。




※後書き※
いつもお読みくださり誠にありがとうございます!

ヒロイン達のエロ姿、お楽しみ頂けてますか?

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次回、初音ちゃんドスケベご奉仕
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