黒髪ショートカット王子様系幼馴染のオレへの執着が怖い! 作:クリームパイ太郎
精魂尽き果てて、オレは王子様の上に倒れ込んだ。
視界はぐらつき、呼吸すらままならないが、コイツの汗の匂いは心地よかった。
二回目の発射では、ほとんど動くことなくコイツの締め付けだけで果ててしまったのはいただけないが…
しかし、身体の疲弊とは裏腹に股間だけは一向に萎える気配がない。
へばっているオレの頭が緩く抱きしめられる。
王子様も相当疲れているようだ。呼吸が荒い。余韻が残っているのか、全身が時折震えていた。
何か声を掛けようかと思ってはみても、思考はまとまらない。
なんとはなしに王子様のくびれた脇腹をなぞると、そんな小さな刺激でも強すぎるのか敏感に反応が返ってきた。
「ふぁ…ん!」
ぎゅうっとオレの頭が締め付けられる。
そんないじらしい仕草に、鎮火しかかった興奮が燻り始めたが、流石にこれ以上するのは控えたほうが良さそうだ。
いたずらの手を止めて、オレは王子様へ身体を預ける。
一度目の交わりは無我夢中だった。
二度目の交わりの最中、お互いの好意を確認し合った。
順番は前後――というかめちゃくちゃだし若干成り行きではあったが、王子様への好意を言葉にし、オレと王子様はようやく恋人同士になれたのだ。
お互いの体温を感じながら、オレ達はしばらくの間抱き合っていた。
「あぁ、なかなか良いね。
キミの重さを身体に受けながら横になるこの感じは、実に良い」
先に回復したのは王子様だった。
「すまん、重いか?」
「無理に起きなくてもいいさ、楽にしてくれ。
むしろ心地いい。
キミで作った布団があればいくら出しても欲しいくらいだ」
なんだよ、オレで作った布団って?
怖いわ!
さらに、王子様はオレの首筋に顔を埋めながらぎゅっと抱きしめた。
「抱き心地も良い。
やはりレプリカの抱き枕とは雲泥の差だ」
「…なんだよレプリカって?」
不穏な言葉に思わず質問してしまった。
「ん? あぁ、キミの等身大写真で作った…おっと!
まぁ、そんなことはどうでもいいじゃないか。
とにかくキミの抱き心地は素晴らしいってことさ」
「…オレも全部捨てるんだからオマエも怪しいものを処分しろよ?」
「だが断る!」
このやり取り二度目なんだが。
「キミのいやらしいコレクションは腹立たしいことにボク以外の雌猿の物だろう?
そんなモノの所持は認められないね。
しかし、一方でボクの宝モノは全部キミ由来のモノなので問題ないのだ」
「問題あるわ!
あと汚いから捨てろ」
「汚くない!
むしろ汚いほうが興奮する!!」
て、手に負えない。
「ほ、ほ、本物がここにいるじゃないか」
「ふふ、テレながら言うのはとても可愛らしいね?」
「くっ、だったら…」
「コレ以上の追求は受け付けないぞ。
その煩い口を塞いでやる!」
「させるか!」
すっと顔を避けて王子様からのキスを回避する。
「ひどい!
恋人からのキスを避けるなんてキミは何を考えているんだ!」
「オマエのコトだが?」
「くっ!?
今のはきゅんってきた…」
「ちょ、締めるなって!
今はイッたばっかで敏感なんだから…」
「その台詞はボクが言った方が良いと思うんだが」
「うぁ、だから締めるなと…」
「こうだね? こうすると気持ちがいいんだね?」
「お、オマエこのまま有耶無耶にするつもりだな!? 一旦締めるのをやめろって!」
「ははは、ボクの
そんなふうに、オレと王子様は事後の余韻そっちのけで、思いつくままじゃれ合った。
窮屈な体勢のままだが、それがまた楽しい。
「あぁ、なるほど。
これがイチャつくってやつなのか」
王子様が一人で納得していた。
「ふふ、キミとボクは恋人同士だ…」
なんか改めて言われると恥ずかしいものがある。
「…」
「…」
それっきりなんとなく二人とも無言になってしまった。
お互いの息遣いと心臓の音だけが聞こえる。
なんとも満たされた時間ではあるが、次の展開にはどうやって持って行こうか。
オレがしょうもないことを無言で考えていると、先に切り出したのは王子様だった。
「キミの…まだ元気だね」
「あー、すまん。なんか全然治まらない」
「謝る必要はないよ。
…それだけボクで興奮してくれてるんだろう?
嬉しい限りだ」
「ああ、興奮が治まらない。オマエが可愛すぎる。こんなことは初めてだ」
「ふふ、そこまで直球で言われてしまうと照れるね。
その…足りないんだったら、ボクのことは構わないから、キミが満足するまで…シテくれないか?」
「あー、そうだな…」
先程は暴走してしまったが、王子様に無理をさせるのはオレの本意ではない。
二回目は不可抗力というか、オレはほとんど動いていないのにイかされてしまったが、王子様に負担がなかったかというと、そんなことはないだろう。
現に今も内股の筋肉がぷるぷる震えているし、王子様もさすがに限界が近そうだ。
しかし、コイツは言っても聞かないからな。
さて、どうするか。
「魅力的な提案だが、その前にやることがある」
「ん? なんだい?
キミのどんなえっちな…変態的な願望にも応えよう!」
「変態的なことじゃないわ!」
「本当に?」
「…とにかく今は違う」
「今は?」
「う…と、とにかく一回抜くぞ」
「あぁ、キミがボクの
名残惜しいね」
ん、と王子様が小さく喘いだのを聞きながら、オレはイチモツを引き抜いた。
狭すぎる中から開放された途端、バネ仕掛けのように跳ね上がり、天を突くように反り返る。
まるで萎える気配がない。普段はこんなことないんだが…
「どっか痛いところとかないか?」
「なんというか、普段使わない筋肉を使ったんだろうけど、太ももの付け根が今まで感じたことのない疲労感がある」
「ふむ、それ以外は?」
「あぁ、あとまだ中にキミがいるような感覚がある。
じんじんしてて…なかなか趣深い」
挑発的な言葉だが、オレは何でもないふうを装った。
「とりあえず大丈夫そうだな」
ちょっと安心した。コイツが引き金を引いたとはいえ、暴走しすぎだ。反省せねば。
でも王子様が下腹に手を当てているのが、とてつもなくエロい。
「すごかった…
一回目も二回目も。
キミがイッた瞬間、ボクの
「っ!」
反省したそばから、襲いかかりそうになった。
「ふふ、男の子ってこういうのが好きなんだろう?」
「好きだけど! 大好きだけど!
いったん落ち着かせてくれ」
「うん、ボク、やっぱり女の子だった…」
しんみりと言う王子様に、オレの股間への血流は100%増加した。
オレのギラついた視線を感じたのか、王子様が悪戯っぽく笑った。
「はは、すまない。
さすがに挑発しすぎた。
襲いかかってくれてもいいんだけどね。
まずはキミの要望を聞いておきたい」
若干、まだ煽りの要素が残った台詞だが、ぎりぎりで襲いかかることは我慢できた。
オレは何度か深呼吸して心を落ち着けようとするが、股間はまるで落ち着かない。
「で、何がしたいんだい?
何でも言ってくれ」
「まぁ、なんだ…確認だ」
襲いかかることは我慢できたが、少し気が変わった。煽り倒したコイツにはやり返さねばなるまい。
「うん? 確認? って、うわあー」
オレは王子様の片方の足首を掴み、王子様の長い脚を思いっきり引っ張り上げた。
必然的にがばっと股間が開く。
「よし!」
「なにが、よし!なんだよ。またボクにこんな辱めを…」
「今からオマエがオレのモノになったかきっちり確認してやる」
「ちょ、なにを」
オレは王子様の割れ目に顔を寄せて、まじまじと観察した。
少々…けっこう乱暴にしてしまったせいか、縦すじがほころび中の粘膜が見え隠れしている。
はっきり言ってエロい。
オレとコイツの体液でぐちょぐちょだ。
太ももにうっすらと血液が滲んでいた。
シーツにもしっかりと染みてしまっているが、あとで洗濯すれば大丈夫だろう、たぶん。
そして、王子様のそこを少しの間眺めていると、
「あぁ…やっぱりえっちなことじゃないか」
オレがコイツを汚し、穢し、蹂躙した証がどろりと溢れ出てきた。
王子様は両手で顔を覆いながら懇願してきた。
「この体勢は恥ずかしい。
キミのやりたいことは理解できたが…」
ちらりと指の間から、王子様はオレの方へ視線を向けてきた。
「こんなことしなくたって、もうボクはキミのモノだ。
なにせキミのカノジョなのだからね!
さぁ、そろそろボクの足を離して、事後のピロートークに移ろうじゃないか。
いやいや、理解しているよ?
男性は賢者タイムに入ってしまうと無気力になったり眠くなったりしてしまうんだろう?
キミは何もしなくていい。
ボクが勝手にしゃべるし、眠くなったのならそのままボクの胸で眠ってしまえばいいんだ。
自分で言うのもなんだが、ボクの胸はとても柔らかい」
もう知ってるよ。
それよりも、そろそろだと思うのだが…
王子様の言葉を聞き流しつつ待っていると、王子様が慌てだした。
「あぁ、そうだ!
喉が渇かないかい?
ボクが口移しで水を飲ませてあげようじゃないか。
そういうの、キミも嫌いじゃないだろ?
夕食のときの続きでもあるし…
あ、ダメだ! 手を離してくれ!」
ぶぴゅっと白く濁った液体が溢れ出てきた。ぶぴぴぴ、とさらに下品な音までだして流れ出てくる。
二回分とはいえなんだこの量は…
「あぁ、もう!
キミはホントに酷いヤツだ!
ボクを辱めるのが楽しくなってるだろう!?」
「そんなことはないぞ。
…ただひたすら興奮する」
「なおタチが悪い!?」
「指いれていい?」
「あぁ、もう好きにしてくれぇ…」
諦め半分、恥ずかしさはさらにその半分、残りは嬉しさ。そんな声音の王子様から許可を貰った。
オレは好奇心の赴くまま王子様の割れ目に指を添えた。
つぷっと指が埋まる。
「おお!」
思わず感嘆の声を出してしまった。
熱いくらいに温かい。精液、愛液、少量の血液で腟内はぐちょぐちょだ。
そして、なにより狭い。
指一本しか入っていないが、別の生き物のように締め付けてくる。
この中にオレのモノが入っていたのか。
気持ち良いはずだ。
「まだ痛いか?」
「…痛くはない、かな」
王子様の膣内は、今もオレの指を健気に締め付け絡みついてくる。
指の腹で腹側の浅い部分を撫でるとザラザラとしていて、その気持ちよさは想像できた。
おっと、さすがにこの辺りにしておこう。
オレがゆっくりと指を抜こうとすると、
「…あ」
なんとなく残念そうな声が聞こえた。
「ち、違うんだ!」
ザラザラとした部分を、さっきよりも少しだけ強めに指の腹で押してみた。
「…んっ!」
明らかに反応があった。
ここのザラザラのところが弱いんだな!
オレは王子様の膣内のザラザラとした部分を、優しくマッサージするように指の腹で刺激した。
「どうだ?」
「どうって言われても…」
王子様から戸惑った反応が返ってきたが、表情を見る限りは大丈夫そうだ。
それどころか、身体の方は明らかに気持ち良さそうだ。
もっと近くで見てみよう!
「あ、あっ、ふぁっ!
それ、なんか変だ…
なんか…クるっ!?」
王子様の下腹がぷるぷると痙攣し、足が強張った。
「…ダメ、顔、離して!」
王子様は叫びと同時に、ぷしっと可愛らしい潮を吹いた。
必然的にオレの顔はびしょ濡れだ。
「おお!」
「ひっ、イっ…くぅうぅ!」
ヒクつく王子様の割れ目を見て、思わず感嘆の声をだしてしまった。
汗ばむ身体を上気させて、痙攣しながら声も出せずに固まる王子様を眺める。
目の焦点も合っていない。
呼吸は荒く、大きな胸が激しく上下している。
「すっげ…」
これをオレがやったのか?
前後不覚の王子様。未だに潮が止まらない。快感の余韻だけで少量の潮が漏れてしまっている。
もっと責め立てたい、いじめたいという衝動が首をもたげたが、さすがに自重しよう。
恐る恐るこちらの方を見ながら、王子様はオレの顔へ手を伸ばしてきた。
「あ、あぁ、すまない。ボクはなんてことを…」
「ふむ」
無味無臭。嫌な感じはしない。慌て、恥じらう王子様を見るのも気分がいい。
「オレの方が先に顔射されるとは…」
「な、な、な…」
「オマエのせいで変な扉が開きそうだ」
「なんでそんなにいい笑顔なんだよっ!」
王子様がタオルを投げてよこした。
とりあえず、ごしごしと顔を拭いて、そのタオルを見つめてしまう。
「くんくん」
思わず匂いを確認してしまった。
「においをかぐなー!」
王子様にしては珍しく声を荒げて、オレからタオルを引ったくった。
「悪かったって」
「っもう! キミはホントに、もう!!」
王子様は恐る恐るタオルの匂いを確認して、ホッとしていた。
「まったく!
ボクはキミの新しい一面を目の当たりにさせられて戸惑いを隠せないよ」
「生まれたときからの付き合いだが、お互い知らないことがいっぱいあるな」
「なんだか開き直られている気がするけど、事実でもあるね」
オレ達はどちらからともなくベッドに倒れ込んだ。
さすがに疲労困憊だ。
…股間はまだ硬いままだが。
「腕枕をして欲しい」
無言で腕を投げだすと、王子様が嬉しそうに頭を乗せてきた。
なんだか気恥ずかしいが、王子様は御満悦なのでよしとしよう。
所在なさげにしている王子様の手を取り、指を絡める。
王子様は猫のようにオレの首筋に顔を擦り付けて、すんすんと鼻を鳴らした。
「はぁ、良い匂いだ。
…ホントに良い匂いだ」
汗臭いだけだと思うんだが。
オレはオレで、王子様の甘い体臭でクラリときた。
「さて、ようやくピロートークだね。
初セックスの感想など聞かせてくれないか?」
コイツはいきなり何を言っているのだろうか。
まぁ、いい。率直に答えよう。
「ただひたすら気持ちよかった。
すげー興奮した」
「ふふ、ボクも気持ちよかったよ。
キミのせいで処女なのに乱れに乱れてしまった。
人類がここまで増えた理由がわかったよ。
好きな人とのセックスは病みつきになる」
「オレのせいかよ」
「そうだとも。
キミのことが好きすぎてボクの乙女回路が暴走したのさ」
王子様と繋いでいたオレの手がぎゅっと握られた。
「あぁ、もちろん痛みもあったよ。
キミと繋がったことを感じさせられる衝撃的な痛みだった。
好きな人に与えられる痛みがあんなに甘美なモノだったとはね。
叶うことなら二度三度味わいたいが、キミに気を使わせるのも申し訳ないかな」
いたずらっぽく言うが、視線から感じる圧はわりと本気のような気がした。
「ほら、何かないのかい?
ボクに言うべきことがあるだろう?」
む? どういうことだ?
心当たりがない。
オレが無言で考え込んでいると、王子様が不満を表した。
「もう、なんだよ!
ボクがこれだけ『好き』を連呼しているんだ。
キミからも言ってくれてもいいじゃないか」
拗ねる仕草がちょっとありえないくらい可愛かった。
明朗快活なコイツが拗ねるってことも、ほとんど記憶にない。
「いてっ!?」
抗議ってことなんだろうが、肩に軽く噛みつかれた。
「拗ねたオマエも可愛いな?」
「その言葉はとても嬉しいが、今欲しいのはそれじゃないね」
そうだな。
わかっている。
これは単なる心の準備だ。
ちゃんとコイツの目を見て言った。
「オレはオマエのことが好きだ」
物心ついたときに好きになっていたと思う。
男とか女とかも関係なかったし、好きなことが普通になっていて、改めて気付いたのは結ばれてからというのも、なかなかカッコ悪い。
「うん!
ボクもキミのことが大好きだ!」
オレの告白に対して、ちょっとだけマウント取ってきているが、返事をされると途端に嬉しさが込み上げてきた。
「ふふ、顔が赤くなっているよ」
「ああ、オレはオマエのことが好きだからな」
顔が熱いのは自覚しているが、目の前のコイツも赤くなっているのでお互い様だ。
「まったく!
キミはボクがあれだけアプローチを掛けていたのに、肝心の告白が初えっちの後なのはどうかと思うよ」
「まぁ、それに関してはすまんとしかいいようがない。
ただ…」
遅かれ早かれオマエの思惑通りになった、と言おうとしてオレは言い淀んだ。
さすがに言い訳がすぎる。
「ふふ、もちろんキミの態度と仕草でも十分伝わってきたんだけどね」
王子様はまたオレの匂いを嗅いでから言った。
「言葉にされると格別だったよ」
それにコイツのいうアプローチとやらがあのまま続いたら、オレはどこかでコイツを押し倒していた自信がある。
「オレはオマエが好きだ」
もう一度、オレは自分に言い聞かせるように呟いた。
「なんだい?
急に連呼して」
オレが王子様を好きなのは間違いない。
じゃあ、コイツがオレを好きになった理由は?
一番しっくりくるのは、生まれたときからずっと一緒にいたからって理由だが…
「あー、その…なんだ」
聞くか迷っていたが、この際なので聞いておこう。
「なんでオレだったんだ?」
王子様がきょとんとして、次第ににんまりと笑顔に変わっていった。
「ふふ、なんだか随分と可愛らしい質問だね?
キミの不安そうな仕草にボクの乙女回路はぎゅんぎゅんだよ?」
「茶化すなよ」
「うーん、そんなこと言われても、キミのことはキミが生まれた時から好きだったからなぁ」
「いやいや…」
そんなことあるわけないだろ、と言おうとして、王子様の表情を見て続く言葉が言えなかった。
冗談めかしているわけでもなく、至極当たり前のことを言った顔。
王子様とは生まれたときからの付き合いだし、物心ついたときから常に一緒だ。冗談を言っているときとそうでないときの区別くらいオレでも簡単だ。
「マジで?」
「マジで!」
挿絵はあったほうがよい、それが例えAIの画像であっても
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あり
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なし
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AIでもあり
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AIではなし