※この作品はR-18です。

黒髪ショートカット王子様系幼馴染のオレへの執着が怖い!   作:クリームパイ太郎

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~6.75~ ボクはもう待ちきれないぞ

 ボクが入浴から戻ってきても、カレはすやすやと気持ちよさそうに眠っていた。

 

 のん気で、危機感もなく、それでいて可愛らしい寝顔だね。

 

 室内は適温に保たれているから風邪をひく心配もないだろう。

 

 直接、寝顔を見るなんてのは何年ぶりかな。

 

 あぁ、いたずらしてしまいたい。

 

 もうさっきから我慢の連続だよ。

 

 でももう少しだ。

 

 遅くともあと一時間くらい、早ければそろそろ目を覚ますだろう。

 

 そうすれば、めくるめくカレとの時間――夢にまで見たカレとの()()()が始まるんだ。

 

「あと一時間もあるのか……」

 

 長いけど、カレが目覚めるまでは、事に及ばないまでもいろいろ楽しんでもいいんじゃないかな?

 

 差し当たっては……

 

「ボクの準備は完了したんだ。

 今度はカレの方の準備をしないとね」

 

 思わずボクは、手をわきわき動かしてカレににじり寄ってしまった。

 

 そう、カレの準備だ。

 

 入浴は必要ないね。

 

 さすがにこの状態のカレを入浴させるのは無理かな?

 

 そもそもカレの匂いが薄まってしまうじゃないか!

 

 それはとても勿体ない。

 

 せっかくの機会だから、カレが目覚めるまでずっとカレの匂いを楽しむのもありかもしれない。

 

 普段は直接嗅ぐことができない場所だって、今なら好き放題できるね!

 

 む、ちょっとどころではないくらい興奮してきたぞ。なんか鼻血でそうだ。

 

 よし、まずはカレにも下着姿になってもらおうかな。

 

 ボクはベッドで寝続けるカレに近寄った。

 

「ふふ、さぁぬぎぬぎしようか?」

 

 子供をあやすように問いかけるが、当然返事はない。

 

 ボクはそんなことお構いなしに、カレのシャツへを手をかけた。

 

 ワイシャツのボタンを上から順番に外していく。

 

 白い肌着が見えて、すぐにボタンは外し終えた。

 

 袖から腕を抜いてワイシャツを脱がす。

 

 このワイシャツは後ほど新品と交換しておこう。

 

「またコレクションが増えてしまったね」

 

 カレのワイシャツコレクションもちょうど10着目だ。

 

 さぁ、次は下半身だ!

 

 カレのベルトに手を掛けた。ベルトの構造なんて簡単だ。すぐに外せた。

 

「あぁ、なんかとてもいけないことをしている気分だ」

 

 事実寝ているカレの服を脱がしているのだから、不埒なことだね。

 

 そして、とうとうズボンを脱がしてしまう時が来た。

 

 フックを外して、チャックを下ろす。

 

 鏡が手元にないからわからないけど、今のボクの表情は、女の子にあるまじきニヤけ面を晒してしまっているんではないか。

 

 我知らず呼吸が荒くなる。

 

 僕の目の前に、カレの大切なアレがあるんだ。

 

 ボクは生唾をごくりと飲みこんで、カレのズボンを下ろした。

 

 カレの履いているグレーのボクサーブリーフがえっちすぎる。

 

 股間の膨らみから目が離せない。

 

 パンツの上からでは正確な大きさはわからないけど、子供の頃に比べれば格段に大きくなっている!

 

 しかもまだ臨戦体制ですらないんだ。

 

 うわ!

 

 心臓が口から飛び出しそうだ。どきどきしている鼓動で痛いほど。

 

「は、は、はは……」

 

 呼吸の仕方を忘れてしまったみたいに、うまく息が吸えない。顔も熱いし頭も茹だっている。

 

 い、一旦……一旦落ち着こう。

 

 ボクは高鳴る胸を押さえて、深呼吸した。

 

「あぁ、ダメだ。

 全然おさまらない」

 

 すごいよぉ!

 

 くらくらする。

 

 ちょ、ちょっと一回離れないとダメだ。

 

 ボクは胸を押さえながら、ふらふらとカレの元から離れた。

 

 刺激が強すぎる。

 

 ボクは床にへたり込んで、自分の肩を抱いた。

 

 これでカレが目覚めて、ことが始まってしまったら、ボクどうなっちゃうんだ!?

 

 カレの出方次第によっては、ホントになすがままされるがまま、カレの良いようにえっちなことされてしまうかも……

 

「ふふ、それもいいな……」

 

 想像するだけで顔の筋肉が緩んでしまう。

 

 優しいんだけど、ちょっと意地悪な感じが良いな。

 

 恥ずかしいことされたらどうしよう?

 

 ら、乱暴なのも悪くない!

 

 カレの腕力で組み伏せられたりしてしまったらもう……

 

 ボクは己の妄想に身悶えした。

 

 あとちょっと、ほんの少し待てばボクの身に訪れる現実なんだ。

 

「はは、たまらないね、もう!」

 

 とりあえず今はこの状況を堪能しよう。

 

 遠目にカレを見る。

 

 白い肌着にグレーのボクサーブリーフ、学校指定の靴下。

 

 マニアックでなかなかえっちな格好だ。ボク的にはかなりそそる!

 

 ボクはもう一度カレに近づいた。

 

「まったく、こんなにえっちな格好をして実にけしからん!」

 

 本当は起きていて、ボクを誘っているんじゃないのか?

 

 ボクはおもむろにスマホを取り出すと、カレの艶姿を写真におさめた。

 

 ふふふ、こんな無防備な姿をボクに晒したら、何をされても文句は言えないよね。

 

 待ち受け画面にしてしまおう。

 

 秘薬の件は棚上げしつつ、スマホを操作してカレのえっちすぎる姿を待ち受け画面に設定した。

 

「さて、続きといこうか」

 

 動悸も収まって……はいないけど、目眩はなくなった。

 

 ボクはカレの肌着をゆっくりと捲り上げる。

 

 カレのおヘソと男らしい腹筋がボクの視界に飛び込んできた。

 

「おほっ!?」

 

 変な声がでてしまった。

 

 去年の夏にプールでもじっくりと観察していたけど、ここまで間近で見ていないし、なによりボクの秘密の部屋っていう状況が興奮度を大幅に高めてしまっているよ。

 

 ボクはさらにカレの肌着を捲る。

 

「ち、ちち、ちちち!」

 

 最早言葉にならない。

 

 ボクは自分の行動に混乱しながら、必死になってカレの肌着を脱がせた。

 

 カレの上半身が全て露わになって、ボクを誘惑する。

 

「せ、せせ、せめて味見くらいしてもいいじゃないだろうか!」

 

 カレの部屋を盗聴していたときに聞いたんだが、カレ曰く、

 

「男の乳首とかなんでついてるんだ?」

 

 などと言っていた。

 

 少なくともキミの乳首はボクが舐めたり吸ったりするためについてるんだからな!

 

 きちんとボクが美味しく味わえるように準備をしておいてくれっ!

 

「……はっ!?」

 

 あまりの衝撃的な事態に、ボクとしたことが我を失ってしまっていたようだね。

 

 ボクは半裸のカレに見とれてしまい、思わずカレの肌着を握りしめていた。

 

 危ういバランスだ。

 

 ちょっと傾いただけで、後先考えずカレに襲いかかってしまいそうだ。

 

 でもカレとの初体験は素敵なものにしたい!

 

 ボクはさっきから何度も自分に言い聞かせていることを、再度心に強く念じて、なんとか逸る気持ちを落ち着かせた。

 

 落ち着くためにも、カレの脱ぎたての肌着を直に顔に当てて、思いっきり深呼吸をする。

 

「ふあぁぁ……」

 

 あああああ、好きぃ! この匂い大好きぃ!!

 

 カレの体臭が甘く爛れるようにボクの鼻腔を犯す。

 

 脳髄が痺れて、もうカレのことしか考えられない。

 

 ボクはしばらくの間、一心不乱にカレの脱ぎたて肌着を堪能した。

 

「……はっ!?」

 

 短時間に二回もトリップしてしまったじゃないか。

 

 まったくカレは寝ていてもボクを夢中にさせるんだね。

 

 相変わらず気持ちよさそうに眠っているカレを、少しだけ恨めしそうに見つめてから、ボクはあらかじめ用意してあった保存用ポリ袋に脱ぎたての肌着を丁寧にしまった。

 

 脱ぎたての威力を知ってしまったから、今後は保存したモノでは物足りなく感じてしまうかも知れないね。

 

「いや、熟成したモノはそれはそれで……」

 

 いやいや、そもそも今日カレと結ばれてしまえば、恋人同士になるわけだから、カレの匂いは24時間365日嗅ぎ放題になるんじゃないのか!?

 

 しかも、カレの身体の場所を問わずだ!!

 

「うわ! すごいことに気づいてしまった」

 

 今から楽しみすぎるぞ……毎日、カレの入浴前にくんくんタイムを設けてもらおうかなぁ。

 

 おっと、考え込んでいる場合じゃないね。

 

 そろそろカレが起きるかもしれない。

 

 さっさとカレを剥いてしまおう。

 

 ボクはカレの両足から靴下も脱がして、これも保存用ポリ袋に入れてしっかりとチャックを締めた。

 

 ふふ、靴下はレアだね。

 

 さぁ、これでカレもボクも下着姿になった。

 

 ボクは、この日のために用意した勝負下着をすでに着用済み。

 

 カレは眠ったままだけど、ボクサーブリーフのみ。

 

 密室に半裸の男女が二人きり。

 

 何も起こらないはずもなく!

 

「ふふ、もちろん絶対にカレの初めては貰うけどね」

 

 そしてボクの初めてを奪ってもらうのだ。

 

「あぁ、もうすぐだ」

 

 快適に保たれているはずの室温だけど、妙に暑く感じる。

 

 ボクはふらふらといつも座っているPCデスクまで歩いていった。デスクチェアに力なく座り天を仰ぐ。

 

 メッシュ地の背もたれが熱い素肌に心地よい。

 

 これからカレとすることを想像するだけで、身体が火照る。

 

 ボクはデスクチェアに座りながら、両膝を抱えた。

 

 膝の上に顔を乗せて、じっくりとカレを眺める。

 

 穏やかに胸が上下し、苦しそうな様子はない。

 

 カレが乙女の秘薬を飲んで、もうすぐ一時間が経過する。

 

「そろそろ目を覚ますはずなんだけど……」

 

 ボクはぎゅっと膝を抱いて、襲いかかりたい衝動をぐっと堪えた。

 

 ホントに、もう、待ちきれないぞ!

 

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