黒髪ショートカット王子様系幼馴染のオレへの執着が怖い! 作:クリームパイ太郎
「…はぁ」
どちらの吐息だったのか。
長いようで短い時間。オレ達はどちらからともなく唇を離した。
間近で見る王子様は相変わらずイケメンで…はないな。
なんだコイツ、こんなに女っぽい顔してたっけ?
潤んだ瞳に、濡れたように艶のある唇、火照った頬。
いつもの自信有りげな笑顔はなく、どこかぼんやりしたようにオレを見つめていた。
「もっと…欲しい」
「は?」
押し倒された。
コイツの柔らかな唇はオレの上唇を吸い、下唇を啄み、少しずらしてオレのほっぺたにも唇で触れてくる。
すぐに戻って、唇を尖らせて軽く何度も吸い付いてきた。
一連の動作を、オレの腹にまたがって、コイツは夢中で繰り返した。
どこか必死ですらある。
腕が動かせるなら背中でもさすって落ち着かせてやりたいが、それもままならない。
まぁ、いい。コイツの好きにさせてやろう。
コツを掴んできたのか、ぎこちなかった動作が滑らかになっていく。
舌を差し込み歯茎を舐める。オレの唾液を飲み込み、王子様の唾液が流し込まれ、こちらの舌を吸い取り、絡み合ったまま溶けていくようだ。
好き放題とは思ったが、ホントにやりたい放題だ。
オレとアイツの顔は、もうべちゃべちゃだよ。
どれほどそうしていたのか、ようやく満足したらしく一旦唇を離した。
「これは…とても刺激的だね」
まだぼんやりしているようだが、いつものように笑顔を向けてきた。
濡れた唇がなんとも扇情的だ。
「さぁ、こんなモノは食前酒だよ。
覚悟はいいかい?」
「とっくに出来てるよ…と言いたいところだが、如何せん身体が動かん」
「あぁ、しまったね。こんなことなら睡眠薬だけにしておけばよかった」
ホントにな!
「まぁ、まぁ。
遠からず薬の効果は切れるはずさ。
それまではこの状況を楽しむのも悪くない」
オマエが一方的に楽しいだけだろうが!
「まずは…」
密着していた身体を少しだけ離し、オレの太もものあたりに腰を落とした。
「お互いの成長度合いを確かめ合おうじゃないか」
「オマエのは服の上からでも十分わかるが…」
「それでも見たいだろう?」
「当たり前だ!」
そんなオレ好みの胸を見たくないはずがない。
思わず即答してしまったオレに、にんまりと笑いかける王子様。
「じゃあ確認してくれよ」
いいだろう!
さっきよりも感覚は戻ってきているのだ。
オレはなんとか右腕を動かそうと、あらん限りの力を入れた。
「ふんぬぬぬ!」
ちょっとだけしか動かない。
なんという悔しさだ。
お預けにも程がある。眼の前にはたわわに実った果実。ほんのちょっと手を伸ばせば届くというのに。
「ふふ、食後のときに焦らされたからね。
お返しだ」
眼の前の王子様は意地悪く笑う。
オレの両手を取ると、自分の胸の前まで持っていった。
「サービスだよ。
さぁ、あとほんの少しだけ手を上げればボクの乳房に触れることができる距離だ」
上等だ!
だらりと下がるだけのオレの手首。これを気合で動かすんだ!
「ぐぅぅ! おらっ!」
オレの精神力が勝ったのか、ちょうど薬の効果が下がったのか、手首が可動した。
「ふぁ…んっ!」
ブラジャーの上から王子様の大きな胸を鷲掴みにする。感覚はまだ鈍いが、確かに伝わってくる柔らかな感触。
おい、そんな色っぽい声どっから出したんだよ!?
さらに気合を込めて指先に集中する。
こんなモノを眼の前にして揉みしだかずにはいられないだろう。
小さくだが確かに指は動き、さらなる心地よい感触をオレに伝えてきた。
「どうだ、やったぞ」
さらに揉みしだくオレの手に、その都度王子様は身体を震わせていた。
「キミは酷いヤツだ」
そう言いながらも嬉しそうに、自分の手をオレの手に重ねて、その大きな胸に押し付けた。
「乙女の胸をこんなに乱暴に扱って」
オレへのご褒美のつもりなのか、むにゅむにゅとオレの腕を旋回させる。
「また気をやるところをキミに見られてしまうところだった」
へぇ、だったらお願いしようかな。
「見せてくれよ」
「あ…、ホントに、酷いヤツだよ、キミ…は、あ、あぁ!」
一瞬身体を強張らせて脱力した。力なく項垂れて、荒い息をつく。
もったいない。オレの手もアイツの胸から離れてしまった。
呼吸を整えながら、とろけた瞳でオレを見てくる王子様。
「もっとしたいだろ?」
もちろんだ。
「ふふ、さっきから目が怖いぞ」
確認はできないが、血走った目をしているんだろうよ。
当たり前だ。こんな状況、冷静でなんていられるか。
「ホントならね、キミに脱がしてほしかったんだけど、身体が動かないんじゃしょうがない」
王子様は両手を組んで、強調するように胸を持ち上げた。
「せめて命令してくれるかい?」
その指示を求める視線にゾクゾクした。
「脱げよ」
「…うん」
背中に手を回してホックを外す王子様。身体が前に傾いだ際に重力に従って胸が下がる。
でかい!
ブラジャーを外す前でこの大きさってどうゆうことだ。
若干の混乱を抱えたまま、オレの眼の前でとうとうブラジャーが落ちた。
内側のパッド部分がホカホカだ。
無意識のうちに温度を確かめようとしていた。手が動かなかったことで未遂に終わったが危なかった。もし、その温かさを確かめていたらさすがに怒られていただろう。
「おい」
「う…」
ブラジャーを取ったはいいものの、王子様は恥ずかしげに大事な部分を隠している。
さっきちらっと見えたんだが、往生際の悪いことだ。
「今更ながら、本当にキミの好みにあっているか不安になってきた」
本当に今更だ。
正直に言えば、大きかろうが小さかろうがオマエのモノなら全部オレ好みなんだよ!
「腕をどけて、全部オレに見せろ」
「あぁ…」
観念した吐息を漏らし、腕が降ろされる。
やっとコイツのおっぱいを拝むことができた。
「っ!!」
本日二度目の衝撃だ。
思わず息を飲む。
大きいだけじゃなかった。
予想を超えるカップ数。アンダーバストが小さいため、ただでさえ大きな胸がさらに強調されている。
しかも形が良い。鎖骨からの膨らみはあくまでなだらかな下り、しかしアンダーからトップに至る曲線はモナコも真っ青の凶悪なカーブだ。
そして流石に今まで見たことがなかった、コイツが最後まで隠していた先端だ。
おっぱいに比例して大きめな乳首を気にしていたのか?
色は色素が薄く楚々としていて、ぷっくりとした同じく大きめの乳輪が鎮座していた。
目が離せない。瞬きするのすらも惜しい。
本当に、身体が動かせていたらコイツは何度オレに押し倒されていたか。
「おい」
「な、なん…だい。キミの好みには極力合致しているはずだが。
キミの所持しているいやらしい本の傾向としては間違いなくおっぱい好きで巨乳好きであるし、しかし万が一違うということも…」
なにか能書きを垂れ始めているが今はそんなことはどうでもいい。
「そんなことはいい。今すぐこっちに来てそのおっぱいをオレにしゃぶらせろ」
若干暴走気味なのは自覚しているが、もう辛抱できん。
「は、はは…そうかい!」
一気に自信を取り戻す王子様。
「キミはボクのおっぱいを吸いたいんだね!」
堂々と胸を張り、強調するように両乳を持ち上げた。
「そうかい、そうかい! キミはそんなにボクの胸が好きなんだね。
ああ、ああ、いいとも。
これからは好きなときにしゃぶり倒してもらって構わないよ!」
オレの口元ぎりぎりまで近づけて、
「だが、一旦お預けだ」
離れていってしまった。
ここで待てとは、なかなかやってくれるじゃないか。
王子様を不満そうに睨みつけると、にやりと笑いやがった。
「ボクだけ見せて不公平だと思わないかい?」
「オレの乳首が見たいならさっきから開陳済みだ」
「あぁ、もちろん堪能させてもらっているよ。
だが、そこじゃないね」
王子様がボクサーパンツの上からオレの股間を凝視している
「ふふ、お互い一番大事なところはまだ見せてなかったね?
ボクから見せてあげるのもやぶさかではないんだが…
しかし、ここは男らしくキミから見せるのがかっこいいと思わないかい?」
そう言いながら、オレの下半身の方へ移動していく王子様。
「さぁ、今度はボクが確認する番だ。
見せてもらうよキミの…」
さっきからガチガチに固くなったオレの股間。
王子様はそれをガン見だ。
瞬きすらしない。
「仕掛けたカメラからじゃちょうど見えなかったんだ」
股間に顔を近づけて、パンツの上からすんすんと鼻を鳴らす。
「はぁ、すごい。
まだ生の匂いじゃないのに…クラクラして頭がおかしくなりそうだ」
さすがに恥ずかしい。オレだけ風呂入ってないし。
「最後に一緒にお風呂に入ったのは、六年三ヶ月十日前。
どれほど成長したのかな?」
パンツのゴムに指をかける。
「あぁ、夢にまで見たキミの…」
どんな夢見てるんだ、コイツはっ!?
「見せて、もらうぞ!」
一気に引きずりおろ…そうとして、当然がっちがちに固くなったモノに引っかかって上手く下ろせなかった。
「む、む!?」
「ちょ、痛!」
「おっと、すまない。
…ここをこうして。
えい!」
オレのブツがバネ仕掛けのように飛び出した。
「ひぁ…え?」
王子様の顔に影を作るオレのイチモツ。
いつの頃のサイズと比較してるか知らないが、その時よりは確実にでかいぞ。
しかも過去一番がっちがちのビンビンに固くなっている。
「これが、キミの…」
ゴクリと生唾を飲み込む。
「なんだい、これは?
エラが張って…こ、これでボクの中をえぐり取るつもりだろう?
血管も浮き出て、まさに怒張という形容がしっくりくる。
反り返り方も凶悪だ」
思わずなのか両手でオレのイチモツの長さを測り、その長さを維持したまま自分の下腹に添える。
「も、もう少し小さくならないかい?」
「無茶言うな」
「しかし、この大きさは…」
大丈夫。きちんとオマエの中に入るサイズだ…たぶん。
「子供の頃はこれくらいだったじゃないか」
と、親指と人差指で大きさを作る。
失礼な、そんな小さかったことねーよ!
「どの角度から見ても、シルエットが…ボクを泣かせる形をしている」
無意識なんだろうが、王子様がオレのイチモツに触れてきた。
「っ!」
「っわ」
そんな些細な刺激だけでも、敏感に反応してしまった。
ビクリと跳ね上がった動きに驚いて、王子様は思わず手を引っ込めた。
「す、すまない。加減がわからなくて。
痛かったのかい?」
「だ、大丈夫だ。
その、なんだ…」
ここは正直に伝えよう。
「オマエに触られると気持ちいい」
「え?」
王子様のきょとんとした顔が可愛らしい。自分の指とオレのモノを交互に見比べながらぽつんと言った。
「そうか、ボクが触ると気持ちいいのか」
ふらふらと顔をイチモツに寄せて見入る王子様。
すーっと思い切り深呼吸して匂いを堪能する。
「はぁ、なんて匂いなんだ。
ボクの脳みそ、溶けてなくなってしまいそうだ」
そう言いながらも、すんすんと何度も何度も犬のように鼻を鳴らす。
「あぁ、奥の方がもっと匂いが濃いね。
もう、たまらない」
とうとう鼻先を擦り付けてきた。
先端から根元まで満遍なく匂いを確認し、玉袋、足の付け根と顔を埋めていく。
「ちゅっ」
「うお!」
不意打ち気味にキスされた。
…ちんこに。
ちゅっ、ちゅっと小鳥が啄むようにキスを繰り返す。
基本的にコイツはオレに対して献身的すぎるのだが、今は違っていた。
竿の根元を掴み硬さを確認する。手を上下に動かして柔軟さを確かめる。
欲望のまま、気の趣くまま、自分のモノであるかのように扱い、再度匂いも堪能して…
そして、言い放った。
「これは、ボクのだ!」
「いや、オレのだよ…」
「…」
なんで不満そうなんだよ。
ぎゅっと握りしめられた。
「まあ、いいさ。
それよりも続きをするよ。
キミが動けないうちに主導権を徹底的に奪っておこうと思う」
「オマエ何言って…うお!」
一息に飲み込まれた。
暖かくぬるぬるの口内でオレのイチモツが包まれる。
吸い付きながら吐き出し、エラの張った部分が唇に引っかかる。
竿を唾液が伝いびしょびしょだ。
数度往復しただけで最早暴発寸前だった。
たまたまなのか察したのか、コイツは最後に頭の形を確かめるように唇を沿わせて、名残惜しそうに口を離した。
「ボクの口に
遠慮はいらない。
飲ませてくれ」
「オマエ何言って…」
オレの中で理性と本能が喧嘩中だ。理性ぼっこぼこ。
コイツを汚せ。穢せ。徹底的にマーキングしてやれ!
「今日はボクが思い描いていたことを全部叶える!
いつもいつも! ティッシュなんかに
しかもボク以外の女をオカズにして!」
王子様は大きく口を開けて見せつけるように、はむ、と噛みついてきた。
「痛っ!?」
…たくはない。
甘噛だ。
はむはむと何箇所か噛みついては、舌先でぺろぺろ舐めてくる。
正直、気持ちがいい。
「ふふ、ビクビクと怯えるキミも可愛いよ。
こんな大事なところを無防備にさらして。
しかもボクに自由にさせているなんて。
生殺与奪をボクに握られているといっても過言ではないね。
あぁ、キミからの信頼を強く感じるよ」
薬で麻痺させられてるけどな!
なんか、また王子様の目が怖くなってきたぞ。
「ボクが…ボクがキミの自慰を見るたびにどんな気持ちになっていたかわかるかい?
キミがボク以外の女を見るだけでも、気が狂いそうになるっていうのに…!」
「お、おう」
そんなことを言われても性欲を処理しないと、オレの方がおかしくなっちゃうよ!
十代の性欲を嘗めるな!!
あと…見るだけって、学園とか町中で視界に女が入っただけでダメだったってことか?
「あぁ、そうだ。
だが、そこはボクの理性とキミからの供給物で抑えていたよ」
指先でオレのイチモツの先を弄ぶ。先っぽから漏れる汁がヤツの指を汚すが、気にも留めていない。それどころか嬉しそうだ。
「きょ、供給物って…」
「さっきの体操服やパンツ、ワイシャツ、肌着…あとは処理後のティッシュだね」
ティッシュ!?
「なかなか刺激的だったよ。
ふふ、どうやって使ったかは聞かないでくれるかい?」
指先に付着したオレの体液をまじまじと見て、ぺろりと舐め取った。
「あぁ、あぁ! これがキミの味なんだね…
もう、代替物で我慢しなくていいんだ」
丹念に指先を舐め、名残惜しそうに眺める。
「カウパー腺液…がまん汁でこれだけクラクラするんだ。
精液を飲んだらどうなってしまうんだろう…」
「がまん汁ってオマエ…」
「あぁ、意外かい?
ボクがそんな下世話な言葉を知っていることが。
女子達も男子のいないところでは、あけっぴろげにえっちな会話をしているのさ。
そんな話に聞き耳を立てていれば、いろんな情報も入ってくる」
ほう、間接的にでも、コイツにエロい知識を教えたヤツがいるってことか。
「まぁ、主な情報収集先はほとんどキミのいやらしいコレクションなんだけどね」
オレでした。
「まったくもって不愉快ではあるが、キミの性癖に関しては徹底的にリサーチ済みだ!」
「なんだって!?」
ここは驚いておく。
確かにコイツがオレの部屋に遊びに来たときに、何冊かオレのオカズコレクションは見つけられてしまっているが、所詮それはカモフラージュ。
見られてしまった巨乳系グラビアなんて四天王ですらない最弱ゴブリンみたいなもんだ。
幼馴染モノが好きだったことがバレてしまったのは痛かったが今更だ。
PCのフォルダも漁られたことはあるが、それもカモフラージュよ。
ホントにやばいブツは圧縮してパスワードを掛けた上に、属性を隠しファイルに変更してルートドライブの奥深くに保存済みだ。
バレることはあるまい。
「巨乳幼馴染モノや、ボーイッシュ系AVが好きな傾向があることは、まぁ、いい。
ボクの代替品を無意識に選んでいたあたり、ふふ、可愛いところがあるじゃないか」
決めつけてくるが、事実なので仕方がない。
オレはコイツの代わりを無意識に探していた。
「あぁ、今気がついたよ。
キミは身近な人では自慰できないタイプだったんだね。
最も身近な異性であるボクはオカズにできなかったってことだ。
ふふふ、だとしたら今までのことは水に流そうじゃないか。
まだまだ、キミのことで新しい発見があるだなんて、嬉しくなってしまうよ」
顔から火が出そうだ。恥辱プレイにも程がある。
「まぁ、いいだろう。
これからだよ」
ちゅっとオレのイチモツにキスをする。
それをする必要あったか!?
「キミの射精は今後全てボクが管理する!
「はっ?」
それってオナニー禁止ってこと?
「朝、昼、晩。
自宅、学園、通学路!
休みの日の外出先だって構わないぞ。
キミと行ったことのある場所だと、遊園地、動物園、映画館…
あとは図書館とか、あぁ、なんて背徳的なんだ」
「な、何言ってんだオマエ!?」
「休日ならラブホテルにシケ込むってのもアリだね。
一度は行ってみたい」
「それには賛成だが、ちょっと待て。
え、オナニーくらいは…」
「はっ?
キミはボクという者がありながら、他の女と浮気するつもりかい?
もう代替品なんていらないだろう?」
脅すようにオレのイチモツを握る手に、少しずつ力を入れていく王子様。
超怖い!
しかもなんてことだ、オカズを使っただけで浮気認定とは。
「文句はあるかい?」
「はい、ありません」
ここは素直に頷いておこう。緊急回避だ。隠しカメラさえ外してしまえばなんとでもなる。
「キミが自慰をしたら匂いでわかるからね?」
「モウシマセンヨ、ソンナコト」
怖すぎる。おそらくホントに判るんだろうことが、なお恐ろしい。
「今後、キミのちんちんが乾くことなどないと思え!」
「なに言ってんだオマエは!?」
「ふふ、さっきから同じセリフばかりだね」
コイツならホントにやりかねん。
「まあ、それについては今後話し合うということで…」
オレが苦肉の策で先延ばしにしようとすると、追い討ちをかけられた。
「そうそう、キミのPCに保存されている隠しファイルに偽装した圧縮ファイルだけどね、あれも削除させてもらうよ」
「なっ!?」
なぜ、それを…!?
「当たり障りのないえっちな画像フォルダを作ってカモフラージュしていたようだけど?
キミの思考をトレースすれば簡単さ。
クラッキングするまでもない。
パスワードもキミとボクのイニシャルと誕生日の組み合わせなんてロックがかかってないのと同じだよ。
可愛らしいね?」
「お、オマエ…!?」
オレはわなわなと震えていた。
隠しファイルが見つかっていたことは、まあ、いい…、いや、よくはないんだが、アレの中身をみられたとなると…
怖くて、『中身見た?』って聞けない。
「うん、なかなか…うーん、すごく変た…マニアックだね!」
お茶を濁された!?
全部確認されている!?
目の前の王子様は、ものすごく良い笑顔だ。
「ふふふ、あれら全てがボクとしてみたいことなんだね。
さすがに震えてくるよ。
武者震いかな?」
ぜ、全部…見られた…のかっ!?
ショックで声も出せないでいるオレに王子様が嬉しそうに言った。
「一緒にがんばろうね!」
「ぜ、全部が全部やりたいプレイじゃないから!」
「ふふ、そうなのかい?
でも、ファイル数が多いプレイは間違いなくキミの性癖だ!」
「ぐぬっ!?」
「リスト化済みで全て暗記しているよ。
ぱいずり、スマタ、ブッカケ? うどんではないよね、あぁ、顔にかけるのか。
足コキ? 足でするのかな? これは練習がいるね。
腋コキってなんだい? 腋で挟むのかな? これはこれは…
キミのして欲しいことはよーく理解したよ?」
にっこりととてもキレイに笑い掛けられた。
「ふふ、受身ばかりじゃないね。ボクを辱めるプレイもいっぱいだ。
あぁ、ボクは今後こんな恥ずかしいことをキミにされてしまうのか」
なんでそんなに嬉しそうなんだよ!
「ボーイッシュな女の自慰シーンのみが延々流れる動画ファイルは再生回数が多いね。
髪型だけはボクによく似ている。
これなら今からでもやってあげたいくらいだよ、キミの記憶を上書きするためにね…」
王子様は脳内のリストを参照しているのか、虚空を見ながら列挙していく。
「あぁ、なんてことだ!
ファイル数、再生数が最も多いプレイはなんと!
アナ…」
「そ、そこまでだ!」
ホントそこまでにしてください!
「なんだい、キミの性癖ぐらい全て受け止めてあげるよ」
それはありがたいんですけど!
ビキビキに漲ってきますけど!
ようやくオレへの釘刺しに満足したのか、一つ頷くとオレと正対するように座り直した。
大きな胸を強調するように持ち上げて、挑発的に言った。
「このカラダを、ボクを自由にできるんだよ?
何か不満かい?」
「…不満なんか一つもねぇよ」
オレのコレクションなんて、ホントに代替品なんだからな。
手を伸ばせば届く距離にいるのはいつものことだ。
ただその手を伸ばさなかっただけだ。
オレだけじゃなくてコイツも。
挑発は日常茶飯事。
日に日にエスカレートしていって時間の問題ではあったのだが。
手を出させたいコイツと、手を出すきっかけを探っていたオレという構図。
まぁ、お互い今の状況を楽しんでいたのは間違いない。
あと、コイツは絶対オレをからかっていた!
ホントにきっかけだけだ。
おそらく、次の誕生日、夏休み、クリスマス――どっかで決着が着いていただろうに。
「さあ、それじゃあ、続きといこうじゃないか。
その様子じゃ、キミももう辛抱できないだろ?」
コイツの言う通りではあるんだが、なんとなく納得いかん!
「オマエだって似たようなもんだろうが」
さっきから股間をモジモジさせているのは気がついているからな。
「あぁ、恥ずかしながらその通りだね。
さっきからキミが欲しくてたまらないよ。
だけどね、抵抗できないキミを自由にできるなんて、またとないチャンスだ」
なんか雲行きが怪しくなってきたぞ。
「ずっとこのままでもいいくらいだよ。
食事、入浴…排泄、ありとあらゆる活動をボクに依存してみる気はないかい?
キミはボクだけを見ていればいいし、ボクはキミのためだけに全ての時間を費やす…なんともロマンティックじゃないか」
「さすがにそれは勘弁してくれ」
そんなことしたら、オマエと遊びに行くことだってできないじゃないか。
「ふふ、だったらせめて、いい声で鳴くところをボクに見せてくれよ」
満面の笑みを浮かべつつ、指先でオレのイチモツをくすぐってきた。
怖いことをいいながらも、コイツは本当に満足げだ。
普段から世話焼きと言うか…オレを制御下におこうとする節はあったが、動けないオレという状況が、思っていたよりも楽しかったのだろう。
コイツ…調子に乗っているな。
そろそろ攻守交代しても良い頃だ。
「なぁ、さっそく一つしてほしいことがあるんだが」
「ん? なんだい? 口淫かい? ぱいずりかい?
どちらもまだ練習不足だからちょうどいいね?
キミのコレクションから得た知識で指導してくれないか?
…まったくもって腹立たしい!」
なんでいきなり苛ついてんだよ!
「ちがうわ!
まぁ、そのなんだ…もう一回キスしたい」
王子様は驚いたように目を見開いて、ネズミをいたぶるネコのような笑顔で頷いた。
「おやおやおや、なんだいなんだい?
随分と可愛らしいお願いだね?
そんなことお安い御用さ!
むしろこちらからお願いしたいよ?
さぁ、熱いベーゼを交わそうじゃないか!」
むちゅー、といった感じで近づいてきた。
かかった!
「おら!」
「な! ちょっ!? きゃっ」
オレはにじり寄ってきていたコイツの肩を不意打ちで掴み、体を入れ替え一気に押し倒した。
ベッドが大きくきしんで、オレと王子様の攻守が入れ替わる。
オレの下にあおむけに横たわる王子様。
驚いた顔をして、オレの方を向いているのがなんとも可愛らしいじゃないか。
「…」
「…」
少し見つめ合ってしまった。
「ずいぶん可愛い悲鳴を上げるな」
「…当たり前だろ。ボクは可愛い女の子なんだから」
自信ありげに笑う王子様。
事実なのでタチが悪い。
「ちんちんの
「心を読むな」
オレの首に下から腕を回して、王子様は残念そうに言った。
「薬の効果が切れていたんだね」
「オマエがぐずぐずしているうちにな。チャンスを逃したな」
「そのとおりだね。
せっかく身動きできないキミを楽しむチャンスだったのに。
残念だよ。フェラチオというものをきちんと経験したかったんだが、中途半端になってしまった。
キミの精液を飲みたかったんだけど…」
「そんなモノ、これからいくらでも飲ませてやるよ」
「そうかい? だったら毎日の朝食代わりにさせてもらおうかな」
「しょ、食事はちゃんと摂るべきだ」
「ふふ、そうだね。冗談にしてもいいんだが、キミが望むならそうゆうのもアリってことさ。
しかし、処女相手に精飲を提案するとかキミはどれだけ鬼畜なんだい?」
オマエが飲みたいって言ったんだろうが。
「キミのコレクションの中に食ザーというジャンルが…」
コレクションにあっても性癖とは限らないから!
「…そ、そろそろムードを出す方向にしていきたいんだが」
「はは、なかなか上手くいかないね」
王子様は腕に力をこめて、ぐいっとオレの頭を引き寄せた。
「キス、したいんだろ?
早くしよう。
今度はすごいのを、だ!
ねっちょねちょのぐっちょぐちょのキスがいい」
「お望み通りに、王子様」
言葉通りにオレ達は、溶け合うように何度目かのキスを交わした。
ア◯ル責めは…
-
アリ
-
大アリ
-
超アリ
-
むしろない方がおかしい