※この作品はR-18です。

黒髪ショートカット王子様系幼馴染のオレへの執着が怖い!   作:クリームパイ太郎

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ボクとカレのバレンタインデーの予定

「そろそろバレンタインだな」

 

 ボクが今日はどんな流れでカレにいただかれようか思案していると、スマホを見ながらカレはそんなことを言った。

 

 毎年チョコレートは渡しているし、物欲しそうな感じではない。

 

 2月になったしね。スマホのニュースアプリに記事が表示されたのかもしれない。

 

 今日はカレの部屋でもなくボクの部屋でもなく、リビングルームでくつろいでいた。

 

 大きなディスプレイでゲームをやりたいというカレの要望を叶えるためだ。

 

 ゲームの内容によっては大画面の方が楽しいかも知れないね。

 

 一通りカレと一緒にゲームを楽しんでから、ボクの淹れたコーヒーを片手にまったりと過ごす。

 

 なんとも満ち足りた時間だ。

 

「そうだね。

 あ、今年も期待してくれよ?

 恋人同士になって初めてのバレンタインデーなんだ。

 ボクの気合いの入り方も尋常ではないぞ」

 

「そ、そうか。

 ありがたいがお手柔らかにな」

 

 なぜかカレはたらりと汗を垂らしながら、ボクの方を見返してきた。

 

 ふふ、嬉しいのかな?

 

 相変わらず遠慮がちだけど、もっといろいろ要求してほしいんだよね。

 

「オマエの方は大丈夫なのか?」

 

「うん?」

 

 カレは心配そうに訪ねてきたんだけど。

 

 あぁ、毎年この時期、ボクは山ほどチョコレートをもらうからね。

 

 カレと付き合っていることはようやく周知されてきたけど、イベントごとだしボクにチョコレートを渡してくる輩が多いかもしれない。

 

 断るのは簡単だけど、ボクのコミュニティを維持することを考えると、なかなか悩ましいところだ。

 

 素直に受け取って、クッキーを大量生産して返すのが無難かな?

 

 そんな瑣末なことよりも、カレにどんなチョコレートを渡すのかの方が兆倍重要だ!

 

 カレシカノジョになって最初のバレンタインデーなんだぞ。

 

 今までみたいに普通にチョコレートを渡して終わりって感じじゃなくて、もっとこう……過激なことを要求して欲しいというか。

 

 例えば、キスチョコを文字通り口移しで食べさせて欲しいとか!

 

 他にも、チョコレートソースをボクの全身に塗りたくって全部舐め取りたいとか!!

 

 更には、女の子座りしたボクの足の間にチョコレートドリンクを並々と注いで全部飲み干したいとかっ!!

 

「うん!

 去年までのキミはまったく気がついてくれてなかったけど。

 ボクの渡していたチョコは本命中の本命!

 ド本命のチョコレートだったんだからね。

 今年も()()とボクの気持ちを目一杯投入しちゃうよ!!」

 

「あ、ああ?

 気がついてなかったのは悪かったよ。

 今は流石に自覚してるし、オマエの気持ちも理解しているつもりだからな?

 だから、そんなに気合を入れなくても……」

 

「今年はどんなチョコレートを送ろうかなー?

 ケーキ、ブラウニー、ガトーショコラにフォンダンショコラ。

 何か希望はあるかい?」

 

「あ、えっと、なんでもい……オマエの作る菓子はなんでも美味いからな!」

 

「ふふ、ありがとう」

 

「去年はチョコレートケーキだったよな」

 

「うん。

 キミは受験でそれどころじゃなかっただろうけど、味は覚えているかい?」

 

「おう、甘くて美味かった。

 糖分が脳に染み渡る感じがして、やたら勉強がはかどったから余計によく覚えてるよ」

 

「それは重畳だ」

 

 ()()()()のチョコレートがカレの体内で溶けて混ざって吸収されて、それが脳に染み渡ったなんて言われてしまったら、今更ながらに身体が熱くなってしまうね!

 

 特にカレの脳内にボクが入り込んでしまったなんて、想像しただけでぞくぞくしてしまうよ?

 

「ど、どうした?

 突然真っ赤になって……」

 

「ふふ、なんでもないさ」

 

 いけないいけない。ボクとしたことが顔に出てしまっていた様だ。

 

 うん、これは今年もこれまで以上に気合を入れなくてはいけないね。

 

 さてどんなものにしようか?

 

 ()()を入れるのは当然としても、それだけじゃ今までと何も変わらないし。

 

 かと言ってチョコレート料理はあんまりレパートリーがないんだよね。

 

 できることなら、インパクトがありつつもカレが食べる様をボクがじっくりと眺められるモノが良いね。

 

 ケーキなんかだとあっという間に食べてしまうからねカレは。

 

 時間をかけて食べてもらう方法か。

 

 食べにくい物は論外だけど、ゆっくり食べるチョコレート料理……

 

 何かあるだろうか?

 

 量を増やす?

 

 あぁ、チョコレートフォンデュを一緒に食べるなんていいかもしれないね。

 

 あーんって食べさせてあげることもできるし。

 

 他には……

 

「そうだ!

 1分の1ボクの等身大チョコレートとかどうかな?」

 

「それはちょっと……

 く、食いきれないだろ?」

 

「そしてホワイトデーには1分の1キミの等身大ホワイトチョコレートを!」

 

「ホワイトチョコを返すのは意味として問題ないんだが……

 勘弁してくれ」

 

「キミはボクのどこから食べるんだい?」

 

「どこからって……」

 

「耳かい?

 鼻かい?

 唇かな?

 ふふ、胸かな?

 それとも……」

 

「えっと……」

 

「ボクはもちろんキミのおちん……」

 

「そ、そこまでだ!」

 

「あ、等身大チョコレートはイキリたったバージョンでお願いするよ!」

 

「アホかー!

 そもそも作らないからな?」

 

 まぁ、無駄に高価になってしまうしね。

 

 それにチョコレート人形とはいえ、実物大の人型にカレが貪りついている様を見せつけられたらボクの理性は耐えられないかもしれない。

 

 さっきはどこから食べるか聞いてはみたものの、ボクが作ったモノとはいえ唇から食べるなんてことされた日には……

 

 想像しただけで今すぐにカレを押し倒して、嫉妬の炎を鎮火しなくてはならなくなってしまうね。

 

 ロデオのように上になって激しく暴れちゃうぞ!

 

「ど、どうしたんだ?

 急に怖い顔になってるけど……」

 

「うん?

 あぁ、なんでもないよ?」

 

 しまった。また顔に出ていたみたいだ。

 

 カレに不安を抱かせてしまうなんて申し訳ないことをしてしまった。

 

 でも、チョコレートを食べただけでボクをやきもきさせるだなんてカレも罪作りな男だ。

 

 ふふ、そんなキミも大好きさ!

 

 しかし、カレにボクを食べてもらうってアイデアは捨てがたいな。

 

「ふむ……」

 

 やはり等身大だと、食べにくいし量も多すぎて食べすぎになってしまうし、何よりボク以外の(チョコ)にカレが触れることは許しがたい。

 

 そうか!

 

 1分の1だからダメなんだ。

 

 ここはフィギュアサイズの7分の1サイズとかなら良いんじゃないか?

 

 食べやすいしコストも大幅に削減できる!

 

 なにより、なによりだ!

 

 カレが、ボクを、アタマから、ばりばり食べちゃうんだぞ!

 

 

 

 

 

「はい、今年のバレンタインのチョコレートだよ!」

 

「おお!

 7分の1サイズのオマエのチョコレート人形か!

 こいつは美味そうだ」

 

「そうだろう?

 もちろん気持ちも()()もたっぷり入っているよ!」

 

「そうか!

 どれ、早速食べようかな」

 

「うん!

 召し上がれ」

 

 カレはおもむろに7分の1ボク型チョコレート人形を手に取るとまじまじと眺めた。

 

「よくできてるなー。

 お、こんなとこまで作り込んであるのか!」

 

「あん、そんなところ見ないでくれよ」

 

「いやいや、この出来栄えなら気になるだろ?

 このパンツの食い込み具合なんて絶妙で……」

 

「あぁ、なんか恥ずかしいよ?

 それに、その……そんなに見たいんなら本物が目の前にあるじゃないかぁ」

 

「それはあとからたっぶりと見てやるよ。

 ……中身までな」

 

「あ、うん……

 いっぱい、見て?」

 

「よし、よし!

 それじゃいただきまーす」

 

 がぶりと、カレは遠慮なく7分の1ボク型チョコレートにかぶりついた!

 

 硬いせいか口をもごもごと動かしているカレに、ボクは思わず身体を熱くなってしまった。

 

 カレの口内にボクの頭がすっぽりと収まり、舐め溶かされて、ばきりと音を立てて噛み砕かれる。

 

 あぁ、ボク、カレに食べられちゃってる(物理)

 

 頭に続いて、カレは遠慮なくボクを食べていくんだ!

 

 肩、腕、胸、おなか……上半身を食べ終わるとカレは口の中のモノを飲み下す。

 

 ボクがカレの体内に落ちていく。

 

 文字通り蕩けるような思いで、カレがボクを食べるさまを熱に浮かされたように眺めていた。

 

「美味しいチョコレートだな。

 不思議な味がする。

 さて、残りも食っちまうぞ」

 

 そして、カレはボクに見せつけるようにチョコレート人形の下半身部分を口に含み、舐めてしゃぶり、歯を立てて咀嚼していく。

 

「あぁ……」

 

 ボクはカレから指一本触れられていないのに、まるでボク自身に同じことをされているように錯覚した。

 

 カレの喉仏がごくりと動いてチョコレートを飲み込んだ瞬間、ボクは全身が熱くなって思わず身体を震わせてしまった。

 

「ご馳走さん。

 じゃあ、次は……」

 

「ああ!

 お願いっ!

 早く、はやくボクも食べて!!

 そんなチョコレートじゃなくてっ!!

 ボクのことも……」

 

「はは、そんなに慌てるなよ。

 じっくりたっぷりゆっくり食べ尽くしてやるからな」

 

「はやく、はやくぅ!

 チョコレート人形なんかより実物の方が絶対美味しいよ!

 今日もキミ好みの履いてるから!

 見て、みてぇ!」

 

 

 

 

 

 

 なんか……すごい!

 

 おなかの奥からなんだか得体の知れない熱が湧いてしまうようだね!

 

 うん!

 

 今年はこれで行こう!

 

「ど、どうかしたか?」

 

「ふふ、なんでもないよ?

 いずれにしても今年のバレンタインは期待してくれ」

 

「普通のチョコレートでいいからな?」

 

「ふふふ……」

 

 あぁ、いいなー。

 

 カレはボクのどこから食べるのかなー。

 

 想像通り頭からかなー?

 

 カレはボクの足も好きだし足からだったり?

 

 意表をついて手から?

 

 どこから食べるにしても、いろいろ想像も期待も膨らんでしまうなー。

 

 これはもうボクの気持ちが膨らんでしまった分、カレにきちんとお礼をしないといけないね!

 

 よしっ! 当日はカレの股間を全力で膨らめちゃうぞ!

 

「ほら、あんまり高いものだとお返しが……その大変になっちゃうだろ?

 だから、少し手心というか……」

 

 む、それは考えてなかった。

 

 ボクとしてはカレから貰えるものだったら、それこそなんでもいいんだけど、それはカレが良しとしないからなぁ。

 

 あ、そうだ!

 

「うん、その辺りの等価交換みたいなのは気しなくても良いって言ってもキミは気にするよね?

 そこで相談なんだけど……」

 

「む、なんだ?」

 

「キミでなければできないし、キミでなければならないっていう行為をお返しにもらうというのはどうだろうか?」

 

「ふむ?」

 

「等身大ホワイトチョコってのは現実的じゃないだろう?」

 

「まぁ、そうだな。

 食べきれないし……」

 

「キミはじっとしているだけでいい!」

 

「それはお返しになるのか?」

 

「もちろんだ!」

 

 身動きを封じられたキミにボクがいろいろできちゃうなんてご褒美にも程があるだろう!

 

 とりあえず、それは置いといて……

 

「キミの身体の一部を型取りさせてくれ!

 そして、その型からホワイトチョコで一緒に造形しよう!!」

 

「まぁ、それなら……大丈夫、か?」

 

「型取りはボクに任せてくれればいいよ!」

 

 カレのアレルギー反応についてはボク独自に調査済みで、特に重篤なアレルギーはないけど、石膏などで直接型取りするのは避けたい。

 

 型取りしたいのは、特に敏感かつ大事な場所なので細心の注意を払わねば!

 

「じゃあ、早速型取りを始めようか?

 試作品も作りたいし。

 こんなこともあろうかと3Dスキャナは準備してある!」

 

 いずれカレの全身をスキャンするつもりだったしちょうど良い機会だね!

 

「……いいけど。

 で、どこを型取りするんだ?」

 

 なんとなく察しはついているんじゃないのかな? カレは眉根を寄せている。

 

「もちろん、キミの……」

 

 ボクは思わずうっとりとした視線をカレの件の場所へと向けてしまった。

 

「アホかー!」

 

「臨戦態勢の状態がいいから、戦闘体勢を整えてくれ!」

 

「急に言われたっていきなりは……」

 

「……ボクが脱げばいけるかな?」

 

「それなら……って!

 そうゆう問題ではなくて……」

 

「完成したら舐めているところを披露してあげるから!」

 

 舐めてしゃぶって溶かして飲んで、カレのフェイクちんち……フェイク波動砲を美味しくいただいちゃうぞ!

 

 ボクの食べる様子を想像したのか、カレが虚空を見つめてフリーズする。

 

「…………………………………………っは!?」

 

 そして食べ終えたら後は、ホワイトチョコで甘ったるくなってしまった口の中を、カレのホワイトな苦いアレで口直しだ!

 

「いやいや、そんな回りくどいことしなくても、直接……って、違う、ちがう!

 そうじゃなくて」

 

「ふふ、ほら!」

 

 

 

 ばるんっ!

 

 

 

 

「おお!」

 

 カレの感嘆の声を聞きつつ、胸部の圧迫が消えた開放感とカレの視線の心地よさを存分に味わう。

 

 視線をカレの下半身にやれば、ふふふ……一気に臨戦態勢に移行したね!

 

 血液重点率120%だ。

 

「ほら、キミも脱いでくれよ?

 ボクばっかり脱いで恥ずかしいじゃないか」

 

「そう言いながら、下も脱いでんじゃねぇよ!」

 

 ぱさっと部屋着のスカートが落ちると、カレのより強くなった視線がボクの下半身へと刺さった。

 

 ふふふ、そんなに熱心に見られてしまったら熱くなっちゃうよ?

 

 まぁ、問題ない。むしろ好都合だね!

 

 よし、ついでだ。

 

 全部脱いでしまおう。

 

 するりと全て脱ぎ去ると、カレの表情は強張って、唐突に気配が変わった。

 

 うん、カレのやる気スイッチがONになったね!

 

 カレもボクに合わせてなのか、シャツを脱ぎ捨てる。

 

 引き締まった上半身があらわになった。

 

 挑発するだけのつもりだったんだけど、これではその……ボクの方がいろいろ欲しくなってしまう。

 

「オマエ……もう我慢なんてできないからな」

 

「あ、んぁ!?」

 

 両手首を掴まれる。

 

 あぁ、か弱い女の子のボクは、こんなふうにされては抵抗できないね!

 

 それに我慢なんて必要ないだろう?

 

 ボクはいつだって準備万端なんだ!

 

「じゃあ、早速スキャンしてしまおう。

 準備するから一旦待って……」

 

「そんなモノ後回しだ!」

 

「わ、ちょ!?

 そ、そんなに慌てなくてもボクは逃げないよ?」

 

「それこそスキャンだって後からいくらでもできるわ!」

 

「あん!

 そんな力強くされたらボク……」

 

 いい! ちょっと強引な感じでぐいぐいされちゃうのってすごくいいっ!

 

 ボクはカレの準備万端整ってしまったモノにどきどきしつつ、カレを煽るように軽い抵抗と身悶えを混ぜて、そのまま勢いに任せて押し倒された。

 

「ふふ、バレンタインの前にボクをいただいてしまおうって算段だね?」

 

「そんなモノは関係なく毎日いただいてるわ!」

 

 本日の流れも実に自然な感じで、美味しくカレにいただかれることができそうだね!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ふふふ、結局こんな時間になるまでしてしまったね?

 そろそろスキャン作業に移ってもいいかい?」

 

「じゅ、充電する時間もらってもいい?」

 

「大丈夫!

 ボクがすぐに元気にしてあげるよ?

 最近、いろいろ勉強して覚えたんだ!

 もちろんキミのためにね!!」

 

「ちょ、まっ!

 オマエなにするつもりだっ!?」

 

「大丈夫、大丈夫!

 ボクに任せてくれ。

 脳内シミュレーションはばっちりだよ?」

 

「不安しかないっ!?」

 

 

 

 

おしまい

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