グレン×グレンのハイスクールD×Dエロ短編集♪ 作:グレン×グレン
今回は非エロ作品のエロ短編の第一弾となっております!
混沌世界のプロローグ短編 闇深い安らぎの過去
イッセーSide
うぉおおおおおお! チャンスを、チャンスを逃すわけにはいかない!!
俺は気合を入れて、速足である人の部屋についた。
そして素早くノックをする。
「……入っていいけど?」
「ありがとう、カズヒ!」
俺が入ったのは、カズヒ・シチャースチエの部屋。
カズヒ・シチャースチエ。俺たちの仲間の一人であり、そしてトップクラスの重い過去を持つ少女。
ただその在り方は、そういった過去をもってして気高く強くある女傑だ。ちょっと怖いぐらいガチな時も多いけど、基本的に正義を報じる必要悪として揺らがない。
そしてその一環として、俺のエロ本やエロビデオの保護をしてくれている。
……ツッコミが飛びそうだけど聞いてくれ。俺の愛するハーレムは、俺のエロ本やエロビデオを当たり前のように見てくるんだ。なんなら俺が欲しがっているのを聞きつけて買ってくる。
徹底的に論外として怒ってくるよりはましなんだろうけど、それはそれって奴だ。というか、俺と一緒にエロゲーをプレイしようとしたり、頑張って使ってない部屋にカモフラージュまでして隠しているエロ本の内容を当たり前のように言ってくるのは勘弁してほしい。男はそういうところが複雑なんです!
そしてカズヒはそんなリアス達に説教をしてくれるだけでなく、見られないように保護してくれる。本当に助かってます!
で、今回もその一環。
そして俺がカズヒの部屋に入ると、そこには先客がいた。
基本的に実用性重視だけど、デザインがかわいいクッションとかぬいぐるみの棚がある部屋。そこにいたのは、白く長い髪を二房前の方で結んでいる女性。
「あ、オトメさんいたんですか!? ……やべ、また別の機会にしたほうがいいかな!?」
その人は九成オトメさん。俺たちの仲間の中では新参なんだけど、いろいろとややこしい来歴の女性だ。
正直今回の用事だと気後れするけど、オトメさんは小さく微笑みながら首を横に振った。
「話は聞いてるから安心して。男の人って、そういうところがあるものだしね」
「……素直にうなずいていいのかなぁ……」
「……貴方はその点、めちゃくちゃましだから素直にうなずいていいわよ」
俺がちょっと戸惑っているとカズヒがフォローしてくれた。
でも、それって比較対象がひどすぎる気がするんだ。致命的な気がするんだ。
「ディオドラよりはましって言われてるようなもんなんだけど。それだけだと……さぁ?」
本当に、二人の過去は壮絶だ。
まずややこしいことに、二人は前世の記憶と力を持っている。なんならオトメさんにいたっては、ほとんど前世のまま今ここにいる。
そのあたりは本当にややこしい。
まず、カズヒの前世である道間日美子が小さいころに男に犯され、その流れでどんどんそういったやつらが増えていった。
そして日美子は実のお兄さんである道間誠明を男として愛していて、ほとんど恋人だった道間乙女さんに対して恨みすら抱いて限界を超える。
そして犯していた男たちを逆に脅し、乙女さんを脅してそいつらにあてがった。そして乙女さんは心を壊して男たちのことを愛するようになってしまう。
その一連の流れの映像をこっそり誠明に渡した日美子は、タイミングを見計らって強引に襲う。
そして厄介なことに、道間誠明はそれが原因でやばい性質に目覚めてしまった。というより、やばい性質をやばい形で覚醒させたって言ったほうが近いかな。
それが廻り巡って、結果的に日美子は正気に戻るけど、ある意味で手遅れだった。最終的に乙女さんや幼馴染の七緒にアイネス、そして乙女さんと男たちの子供である田知を巻き込んで死んでしまう。
……で、同時タイミングで道間誠明が亜種聖杯やそれによって得た幽世の聖杯を使って意図的に生まれ変わる計画を立てていた。そしてそのテストとして、日美子たちを転生させたわけだ。
ただ乙女さんの場合はかなり特殊で、バニシングツイン*1だったことが原因でバグが発生して、二人の別々の存在として転生。そこに固有結界という心象風景を具現化する異能が三重バグを起こした結果、その二人の外付けの別人格という形でオトメさんは疑似サーヴァントのベアトリーチェとして出力されるという意味不明なことになっている。
……そんな人の前にエロビデオ持ってくるのに抵抗ぐらいあるんだけど。
ただ今回のエロビデオ、かなりレアものなんだよなぁ……。
俺がちょっと困っていると、オトメさんは急に俺が手に持っているエロビデオをみて目を丸くした。
しまった。隠すべきだった!?
ちょっと後悔しているけど、乙女さんはなぜかちょっと嬉しそうだった。
「……懐かしぃ……。カズヒ、これ覚えてる?」
え?
俺がちょっとよくわからないでいると、カズヒが俺が持っていたエロビデオをしっかりと確認する。
というか俺から分捕って、ジャケットや裏面を見て急に納得顔になっていた。
「……またすごい物を見つけたわね。これはレアでしょうし持ちたくなるのかしら?」
「あ、ああ。なんでももともと限定販売で、今回特別に再生産されたすっごいレアなエロ動画なんだ」
二十年ぐらい前に一世を風靡したAV女優の、ファンクラブ限定の特別映像。ただその女優が死去したらしく、当時のファンが過去を惜しんで事務所や遺族の許可を取って、その威光を残そうとした限定版のDVDだ。
ジャケットや裏面もビデオの時のをブラッシュアップしただけらしい。
で、なんで二人が懐かしがってるんだ?
「えっと、知り合いだったりする?」
それぐらいしか思いつかなかったけど、カズヒは苦笑しながら首を横に振った。
というかかなり苦笑いなんだけど、一体なんだ?
「……六郎のおっさんの友達がファンクラブ会員で、布教目的で口の堅い知り合いにダビングしてたのよ」
「すごく見る気力がなくなったんだけど!?」
道間日美子と道間乙女を犯したクソ野郎じゃねえか!?
え、そんなのがファンだったの!? すごく見る気力が減ったんだけど!?
「懐かしいね~。ほら、日美子が出産して家に帰ってきたとき、何となく一緒に見てたっけ」
「そんなこともあったわね。……今にして思うとものすごくいたたまれなくなるけど」
すごく懐かしそうなオトメさんと違い、カズヒはものすごく苦笑いだった。
そりゃそうだろ。道間日美子としての所業を心から悔やんでいるカズヒにとって、乙女さんが犯され堕ちたときのことは黒歴史って揶揄するのもあれなレベルで忌まわしい過去とかそういうレベルだ。
その時のことを笑顔で語られても困るだろ。俺も困る。
「その、いい思い出みたいな言い方なんですけど?」
思わず助け船の感覚でツッコむと、オトメさんは苦笑しながらもうなずいた。
「そうかも……ね。少なくとも、その時のことはいい思い出だって思ってるから」
「「そうなの!?」」
思わずダブルツッコミが飛んだんだけど!?
ただ、オトメさんはためらいなくうなずいた。
「本当に、あの時のことはいい思い出だと思ってるんだ。……だって、日美子の本当の笑顔が……見れたもの」
Other side
その日のことを、九成オトメは当たり前のように思い出せる。
それは彼女が道間乙女だったころ、悪意と欲望に呑み込まれ、心から堕ちたその時期のことだ。
「……ふふ。今日もかわいい寝顔だね、田知」
ベビーベッドの中で眠る赤子の頬を撫で、道間乙女は微笑んだ。
自分がお腹を痛めて生んだ子供である道間田知に対して、乙女は心から愛情を注いでいる。
そして乙女にとって期待できる出来事が、起きてからある程度たった時のことだ。
それを思い出していた時、廊下の向こうから声が響いた。
「六郎のおっさん~? いないの~?」
その声に反応し、乙女は廊下をのぞき込む。
「どうしたの、日美子?」
「あ、乙女ねぇ。六郎のおっさん知らない?」
そう答えるのは道間日美子。
道間の一族に連なる乙女の親戚であり、幼馴染といえる関係だ。
彼女を助けるために犯されることになった乙女だが、後悔はしていない。
日美子のことが大事だからこその行動だったし、今は本当に幸せだと思っている。
全身を塗りつぶす快楽。多くの者たちに求められるという悦楽。そして、子供を想う慈愛の感情。
精神を追い詰められ砕けた心に染み入ったものだと、乙女は自覚していない。
だからこそ、彼女は今の自分に違和感も嫌悪感も悲壮感も抱かない。
なにより、その結果として向き合っている日美子の表情が確かに違う。
例えるなら、暗い薄靄が消え去ったような印象。つまり日美子にとってこれまでがつらく苦しい物であり、今は少なくともそれが減っていることの証明だ。
確かに結果が伴っている。その実感が、乙女に今の状況をいいものだと思わせている。
だからこそだ。
「六郎さんなら、今日は飲み会だよ? ほら、皆と一緒にたまには男だけの酒飲みだってさ」
「なるほどねー。私たちを犯すの無しの時間もいるってことか」
日美子を長年犯し続け、自分も犯ししている道間六郎に対して、和やかな表情で話し合える自分の破綻に彼女は気づいていない。
そして、日美子はそれを気づいていながら口に出すことはない。
道間乙女を生贄に差しだし、破綻させることで自分の恋心と独占欲を叶えようとした、悪意の振り回された結果邪悪に染まった少女。彼女は己と乙女の破綻に気づきながら、あえてそれを良しとする。
どこか雰囲気の変わった実の兄。道間誠明が小旅行に行っているこの時間帯に、乙女相手に笑顔で自分たちを犯している相手を話のタネにする。その異常性を理解しながら、彼女はそれでいいと心から思っていた。
「まったくもう。誠にぃにしろおっさんにしても、出産後にようやく退院できた女の子に対してちょっと親切心なさすぎない?」
そうふくれっ面でぼやく日美子に対して、乙女も少し苦笑する。
そう、日美子は子供を出産した直後だ。
その相手は、実の兄である誠明。この時点でその異常さはわかり切っている。
だが、乙女もそれを気にする心がほぼ失われていた。
それを悟り、日美子は小さくにやりと笑う。
愉悦や優越感。そして逆恨みを晴らした者がするような悪意をにじませながら、日美子はお腹をそっとなでる。
「でも、乙女ねぇもすごいよね。妊娠も出産も大変っていうか、正直体力がごっそりへったしさー」
「そうだよね。でも、私はもっと産んでもいい……ううん」
若干苦笑いに変わった日美子にうなずきながら、乙女はしかし期待と決意が籠った表情になる。
「皆の子供も産みたいかな。それこそ、サッカーの試合ができるぐらい産んじゃいたいかも」
「……そっか。ま、私も誠にぃの子供なら何人も生みたいけどさ」
互いのその言葉の異常性を二人は告げない。
そして同時に、二人にあったのは一種の共感だった。
愛情を向ける相手の子供を産みたい。その、女性が持つ一種の本能ともいえる感情。
破綻してもなお……否、破綻しているからこそ二人はそれを強く持ち、共感すらしあえる。
破綻してしまっているがゆえに生まれるその繋がりをにじませながら、二人は小さく苦笑した。
とはいえ、二人と赤ん坊以外に誰もいない家にいるのも退屈だ。
特に日美子は病院帰り。復帰したことで元気が有り余っている。
それを何となく悟っている乙女は少し考えこんだが、ふと思い出したものがある。
「……そうだ。六郎おじさんがお友達にもらったっていうビデオがあるんだけど、今後の勉強のために見てみない?」
その提案が出ることもまた、彼女が破綻している証拠だろう。
そしてそれを分かっている日美子は、あえてそれを指摘しない。
指摘して万が一にでも正気に戻ることが問題だ。それに、そういうビデオを見るのもいい気分転換になるだろうし、勉強にもなる。
「オッケー。ふふん。いっそのこと今夜、ネタにしてからかっちゃおっか~」
そう答え、日美子もまたそれに乗っかった。
そしてアダルトビデオを見ながら、二人はその内容に少しのめりこむ。
有名且つ高名なAV女優の、ファンクラブ会員限定の特別映像。その名目に偽りがなかった。
男がどうやって興奮するか。視覚的に男を高ぶらせる技術の粋が詰まっている。これに対し、方向性は違えど男を誘惑するすべを求めている二人はのめりこむ。
そして同時に、男の側が高ぶる映像を見たことで、そこから連鎖する形で二人もまた高ぶっていた。
そして今いる部屋は六郎専用のいわゆるヌキ部屋とでもいうべきところであり、女相手に使う道具もそこそこある。
結果として、二人がどちらともなく道具を使った自慰を始めるのも当然かもしれない流れだった。
「……ぁ…ん……♪ 二人で一緒にオナニーするって、もしかして初め……て?」
「そっかもねー。エロビデオ見ながらオナるって、普通は男がすることだし? 私たち二人でエロいことが絡むって、大抵男もいるし……ね……ぁは♥」
自慰を互いにしながら、二人同時に弄ばれたことを語る。
そんな退廃的なことを話のタネにしながら、二人は自分たちの手で快楽を味わっていく。
六郎たちとの情事は基本として、彼らの欲望のはけ口になることだ。必然として呑み込まれるように翻弄される側であり、こうして自分たち自身で少しずつ快楽を味わっていくのとはどうしても違いがある。
豪華なフルコース料理を堪能することはあるだろう。ジャンクフードを食べながら楽しむこともあるだろう。
だがこれは例えるなら、女子二人の喫茶店。お茶請けを食べながら二人で会話を楽しむような、そういった時間のように二人は感じている。
愛液がにじみ出る感触。
道具がそれを動かして生まれる小さな水音。
それによって生じる、間接的な衣擦れ。
それらすら愉しみながら、二人は小さく快楽に震えながら二人の時間を味わっている。
「……でも、よかったの……ぉ♥ 日美子、またおじさん達とし始めて……ぇ♪」
乙女が聞いたのは、日美子の現状だ。
乙女がこうなったのは日美子の助けの声を聴いたから。
六郎たち十人を軽く超える男たちに犯され続ける毎日から助けてほしいと、泣いて懇願してきたことがきっかけだ。
それがいつの間にか……より厳密には、乙女が妊娠してからは日美子もまた戻ってきた。
避妊こそ徹底してもらっているが、むしろ積極的にかかわるようになってきている節もある。乙女と二人で絡み合う姿を求められ、嬉々としてそれに応じるときもあるほどだ。
それがどうしても気になるが、日美子は微笑みながら首を横に振る。
「さすがに乙女ねぇにばっかりってのもね……ぇ~♪。それ……にっ、誠にぃと子供まで作れたし……ま、それぐらいはご褒美ってこと……で……んぅ~♥」
その言葉の意味は分からない。
だが、乙女はなんとなく理解できることがあった。
その表情に陰りを感じない。
その声からは幸せがにじみ出ている。
そして、乙女に対して偽りなく感謝の念を抱いていることだ。
―事実、今の日美子に乙女に対する負の感情はない。少なくとも、これまでずっと抱いてきたほどのそれと比較すれば無いといっていいレベルで存在しない。
乙女自身が壊れたことによる安堵に、誠明との子供を孕むことによる一種の優越感。そういった者が、彼女から怨念を払っていた。
闇には染まっている。悪には堕ちている。
だが、十年近い長きにわたって抱いていた絶望と憎悪は拭い去られた。
だからこそ、乙女はそれに安堵する。
自分の苦労は報われたのだ。少なくとも、それによって日美子は間違いなく自分を幸せだと思っている。
その安堵感がきっかけになったのか、乙女は一気に高ぶっていく。
「あ……♪ そろそろ……イッちゃ……う♥」
「まってまってぇ♥。私も、そろそ……ろぉっ♪」
二人揃って少し刺激を強くし、そして二人は息を合わせていた。
それは、長い年月をほぼ共に過ごした阿吽の呼吸。そして同時に男達と快楽を味わいあった経験値。
息を荒くしながら二人は刺激を調整し、そして映像の女優に男達が精を放つのとほぼ同じタイミングで―
「「……っっっはぁあぁぁ~……っ♥」」
―ともに痙攣しながら、絶頂の快楽を味わった。
僅かな痙攣と共に、全身に染み渡る極まった快楽。
それを互いに声を出さずに感じ合いながら、乙女は少ししてから日美子に顔を向ける。
気分転換でツインテール以外にしている日美子。
快楽にとろけているその幼馴染を愛おしくすら思いながら、乙女は同じく快楽にとろけた表情で告げる。
「これからは、ママ友としてもよろしく……ね?」
「オッケー。乙女ねぇ……♥」
同じように快楽で彩られた微笑で答えてくれる日美子に、乙女は心からの友愛を感じる。
産後が安定すれば、久しぶりにお互いに凹んだお腹に男達も群がるだろう。
それに誠明にも少しぐらいお裾分けがあってもいい。男達から評判のいい技術を味合わせて、日美子とのまぐわいを彩ってもいいだろう。
そう思った時、一瞬だけ脳裏に二人の幼馴染の姿が映る。
その瞬間、不安や疑問といった感情が浮かびそうになり―
「……ぇええええええええっん!!」
―それをかき消すような、赤子の鳴き声が響き渡った。
「……あれ!?」
しっかりと寝かしつけたはずで、下の世話もお腹も問題ないはず。
そんな疑問で塗り潰された思考に、慌てた日美子の声がよく染み渡った。
「ちょ、乙女ねぇまずい! もうビデオ終ってるから……二時間ぐらいほったらかしじゃん!」
「……あ~っ!? ご、御免ね田知! 今行くから!」
慌てて立ち上がり、快楽で若干力の入らない足で慌てて田知の元に駆け寄ろうとする。
ただ絶頂の余韻もあってふら付くが、そこを日美子が慌てて支えてくれた。
「だ、大丈夫だからしっかり歩こう、乙女ねぇ? た、田知~? お母さん達ちょっと足腰大変だから、ちょっとだけ待っててね~?」
「ご、御免ね日美子……。ちょ、ちょっと手伝ってくれる……?」
若干いたたまれない気持ちでそういうと、日美子は気恥ずかしさを浮かべながらも笑顔で頷いてくれた。
「もちろん。さ、倒れないようにしながらいこっか♪」
その笑顔は、かつてとは明らかに違うほどに輝いている。
今、日美子は幸せなんだ。それをためらいなく堪能できているんだ。
それを実感して、乙女は自分も幸せになっていくのを感じていた。
カズヒSide
まぁ、そんなことがあったりしたわけだ。
だがイッセーにどう説明しろというのか。
いっそのこと開き直ってズリネタを提供するぐらいでいいのだろうか。まぁ、私としてはそれなりに映像も撮られてるし写真も撮られてるから今更な時期の話だが。
「……説明いるかしら。ズリネタにはできるわよ?」
「すっごい気になるけど聞けるかよ!? 九成になんて言えばいいんだっての!!」
まぁそうなるわね。
その辺りはしっかりしてるのよね。時々エロで暴走するし変態性が突き抜けているけど、基本的には良識も常識もある良物件だし。
「……あ、思い出したらちょっと濡れてきたかも」
「オトメねぇ? スキルはどうしたのかしらスキルは」
おかしいわね。オトメねぇは極めて特殊な性質によって成立している疑似サーヴァント。ベアトリーチェのスキルによって、あんまり変な精神状態にはならないはずなのだけれど。
「……普通のレベルの性欲はあるんだよ? それにほら、あんなに開発されたのに……一切なしっていうのはちょっと欲求不満になる時もあるし」
「やめてくれません!? 俺はエロエロだから我慢できない自信があるけど、それやったら色々地獄だから!?」
イッセーが思わずツッコミを入れる状況かね。こいつ、意外と振り回され系何だけれど。
「あーもー落ち着いてよオトメねぇ。私が久しぶりにレズるのもありだけれど、和地のことを考えると避けたいのはやまやまだから。……最悪知り合いのハニートラップ部隊を紹介するから、今日は本当に落ち着いてよ」
まったくもう。私の自業自得とは言え、こういうのは大変ね。
そう思っていると、オトメねぇはちょっときょとんとしてから少し噴出した。
「……なにごと?」
「あ、大したことじゃないけどね? ちょうどそのビデオを見終わった直後、日美子は私を本気で心配して手伝ってくれたな~って」
……確かに、そうだったわね。
「あの時は田知がおねしょしちゃって、足腰にあんまり力が入らないのに掃除や洗濯が大変だったもの」
あ~確かに。
私がそれを思い出していると、オトメねぇは小さく微笑みながら私を見てくれる。
「……私、後悔はしてないよ」
その言葉を、オトメねぇははっきりと告げる。
「確かにあの時、私が頑張ったから日美子は幸せだった。それは、絶対嘘じゃないもの」
……。
確かに、それはきっと事実だ。
私の悪意による行動とは言え、確かにあの時、私は何年も体に纏わりついていた色々な感情から解き放たれていた。
本心から、乙女ねぇのことを手伝いたいと、力になりたいと咄嗟に思って手伝うことができた。
それを、オトメねぇは胸を張って一つの成果だったと言ってくれた。
「だから、これからも私を時々は手伝ってね。私もカズヒの幸せを手伝うから」
その華やかな笑みと共に告げられた言葉に、私は苦笑を浮かべながら頷いた。
「ええもちろん。オトメねぇは私の
その言葉に嘘はない。
今、私は心から言える。
オトメねぇは私の大切な幼馴染。友愛すらあると、断言できる。
だから、これからも私を手伝ってね。
私も、これからも手伝うから……。
「……あの、とりあえず俺は部屋でエロビデオ見るから、これはリアス達から隠してもらえるかな……?」
「「……あ」」
御免イッセー。今二人揃って完璧に忘れてたわ。
イッセーが半分ぐらい被害者になっているので、イッセーに何かしらのプラスがあるエロ短編も元L×L案件で作ってやりたい今日この頃、皆様いかがお過ごしでしょうか?