グレン×グレンのハイスクールD×Dエロ短編集♪ 作:グレン×グレン
本日はエロ控えめでお送りしまっす!!
和地Side
俺は今、ものすごくシュールな光景を見る羽目になっている。
「……どう思う、鶴羽?」
「う~ん……だめじゃない?」
と、生身ながら互いの姿をまじまじと見ているカズヒと鶴羽。
二人は真剣に悩んでおり、その結果として俺と一緒に対策を立てるべく、こうしてお互いを使ってテスト……というか知見を重ねている。
重ねているのはいいんだが、とりあえず根本的な問題を言うべきだろう。
「見てるのが俺じゃぁ、リーネスの性癖を理解する体験には全くならないと思うぞ~」
そう。俺達が集まって会議をしているのは「リーネスの性癖発散手段の獲得」だ。
リーネス・エグリゴリ。俺の恩人にして保護責任者であり、恋人の一人。
そしてそんなリーネスの前世から続く親友であるカズヒ・シチャースチエと南空鶴羽。その三人で、リーネスがこじらせてしまった性癖の暴発を防ぐ手段の確立に四苦八苦しているのだ。
だが、今回に限っては迷走しているというほかない。
今ここにいるのは、俺とカズヒと鶴羽だけ。それも、ロックを掛けた離れのバスルームで裸コートを試しているという体たらくだ。
リーネスの性癖は恥辱趣味。自らが恥ずかしくなるような状態を、不特定多数に見てほしいという性癖だ。
恋人の俺だけが見ている状態で恰好だけ裸コートにしたところで、いったいなんの意味があるというんだろうか?
とはいえ、だ。
「本当に不特定多数に裸見せるわけにもいかないしな……」
「それよね……。特にカズヒ……」
「……本当にね。風紀委員が学外とは言え風紀乱すどころでない淫行をひけらかすとか論外よね」
三人揃ってそこは譲れない。
いや、最悪俺と鶴羽は別にそこまで重視しない。
神祖どもの教育課程で、一体どれだけ不特定多数の前でいろんな相手とSEXしてきたと思っている。少し割り切る時間をもらえるのなら問題ないぞマジで。
まぁ、それはそれで恥辱趣味に合わせられるかっていうのとは別問題だが。むしろ逆に開き直り気味で、恥辱をあまり感じないところは十分ある。
だがカズヒは違う。
現在、対生徒会を想定して結成された風紀員会の特別部隊の長に任命されている以上、あまり風紀を乱す真似を堂々とするわけにはいかない。これが大きい。
「別に性欲満々のおっさん共の視線を向けながら露出活動なんて、何度もやってるから逆にあまり恥ずかしくないのもネックね。……六郎のおっさん、シチュエーションに無駄に拘ってたし」
「カズヒ、カズヒ。鶴羽が死ぬからその辺で」
既に崩れ落ちかけている鶴羽を支えながら、俺はカズヒにツッコミを入れておく。
ま、こればっかりは仕方ないだろう。
まともな神経なら目を覆うどころか気絶しそうなレベルの凌辱を受け続けてきたカズヒーというか、前世の道間日美子―にとって、そういったことはもはや日常茶飯事だ。
慣れすぎていて、ちょっとポロっと出ることはあるだろう。それも、全部知っている相手だけと話しているのならなおさらだ。
……ま、それはそれとしてだ。
「プランを変えるしかないだろう。リーネスの今後に付き合っていくのなら、今のままってわけにはいかないだろうからな」
リーネスの性癖はとりあえず小康状態に陥っているが、しかしこの手の性癖は適度なガス抜きをしないと暴発のリスクが大きいものだ。
ことリーネスの場合状況が特殊だ。アラフォーレベルで性的な物に強い関心を抱かなかった為、その手の免疫が割と薄い。それを三十年以上拗らせたところで一気に花開き、それが心身ともに十代後半状態でのことだ。
……何をやらかすか分かったものではない。現実問題、誰にも相談せず暴発してストリーキングかましたしな。
原因の一端が俺にもある上、仮にも恋人の一人だ。何とかする努力はする。
そういうわけでこうして研究をしているわけだが、明らかに迷走している気がする。
「……つってもどうするのよ、コレ。初っ端からコンビニで裸コートかましてる以上早く動くべきだけど、このままだとガス抜きの手段も見つけられないわよ? また倒錯SEXかますの?」
復帰した鶴羽の言い分はもっともだが、あれは俺達の性癖まで歪みそうだからほどほどにしたい。
それにイッセーに関しては、漸く童貞を卒業できたばっかりだからな。ここでやらかすのは流石にちょっとなぁ。
それに対し、カズヒもうんうんと頷きながらも困り顔だ。
「流石に手段はもう少し選びたいわね。いっそのことシエラ部隊に相談するのもありだけれど、あれだけ大掛かりなことをした後だと少し気後れもするわね」
まぁ、たった一人の童貞卒業の為に大掛かりすぎることしてたしな。
いや、本当に大掛かりすぎるんだが。もう少しどうにかならなかったのだろうかと言いたい。
……いや、ここは置いておこう。
問題は、だ。
「リーネスが性癖のコントロールが全然さばききれてないことだしな。とにかく適度な発散体制を確立させないと、また何かやらかしそうだからなぁ」
そこが問題だ。
どうもリーネス、自慰の経験すら殆どないらしい。堕天使になってからも研究方面に注力しており、その手の経験をしている時間を取ってなかったようだ。
まぁ自慰の経験が全くない成人女性もいるらしいしそこはいい。問題はそこから一気に知って、盛り癖が突きかけている点にある。
ここで発散の方法を提供しないとどんな暴発をするか分かったものではない。
分かったものではないが……。
「とりあえず、裸コートはやめておきましょう。これはこれでクる者があるのは理解するけれど、絶対に外に出すのはまずいわ」
「まったくね。やってみて分かったけど、これリーネスが着てたら絶対変な暴走する奴が出てくるわ」
うんうんと頷いてくれるのはいいけど、とりあえず二人ともそろそろ裸コートをやめてほしい。
俺の股間がクる。マジで。
冷静になって色々と困っているのか困り顔だったり涙目になっているし、妙なところで凝ったのか特徴的かつ魔術礼装としても機能するオーダーメイド品だし。どっから突っ込んだらいいのか。
ちょっと冷静になると恥ずかしくなってきて視線そらす。
が、それがよくなかった。
「……あら。やっぱりこういうのがクるのね?」
あ、カズヒに気づかれた。
「……ふ~ん。和地もやっぱり気になるんだぁ?」
そして鶴羽まで乗ってきた!?
あ、何時の間にか左右を挟まれたぞ!?
「そういえば、和地はいまだに服を着てるわよねぇ?」
「私達は裸だってのに、お風呂でそれはないんじゃない?」
ちょ、幼馴染!? 幼馴染~!?
幼馴染が連携で!? 連携で俺を左右で……おぉっとぉ!?
「ちょ、リーネスの性癖対策じゃなかったのか!?」
「対策だってんなら、男がそれ見たらどうなるかの実地データが欲しいわよね?」
「まったくね。それに、私達だって倒錯的なことをすれば盛るのよ?」
あ、反論封じられた。
……正直俺も結構キてるので、もういい……か?
イッセーSide
なんか、俺は今嫉妬の炎が燃えそうになった気がする!?
ま、それはそれとしてだ。
童貞を卒業して、俺は少し余裕が生まれたのかもしれない。
余裕が生まれれば雰囲気も変わるんだろう。それが頼りがいっていうのに見えることもあるんだろう。
あるんだろうけど―
「……リーネス。真面目に言いたいんだけど、それを見て実際に行動する気か?」
「え? そのつもりで資料を見たいのだけれどぉ?」
真顔でそんなことを言ってくるリーネスは止めた方がいいだろうな、うん。
というか、露出系のエロビデオを貸してほしいと言われた時点で止めるべきだったなぁ。
マジでやめよう!? 実行に移そうとするのやめよう!?
実行に移した後、参考資料を俺が提供したなんて知られたら殺されるしね!!
「いいから落ち着け。実際に素人がやったらダメだって! っていうかちょっと前にあんだけやってまだ足りないのかよ!?」
「……自分でもびっくりするぐらいぃ、エスカレートしているわぁ」
最悪だ!?
我らがオカ研の二代目技術担当が!? チームD×Dの二代目技術顧問が!?
露出系統の恥辱に目覚めて変態になりやがった!!
南空さんは南空さんで輪姦趣味だったし、俺が変態という意味ではノーマルよりに見えてくるんだけど!?
もう頑張れ九成! お前が頑張らないと大変なことになるぞ!?
「と、とりあえず落ち着くんだリーネス! その、もうちょっと発散の方法を考えた方がいい!」
どうする? なにか代案を出さないとやばいことになるぞ……は、閃いた!?
「よし、ギリギリのスリルだ。俺が洋服崩壊をかけてあえて発動させない状態にして、お前は不意打ちで全裸にされるかもしれないリスクを楽しむんだ」
洋服崩壊は基本的に、俺が魔量を流し込んでその上で発動させるに段階形式だ。
こ、これなら俺が発動させなければいいだけだから行けるのではないだろうか。
そう思った時、リーネスがびくりと震えた。
「……は……ぇ♥」
困惑しているけどもの凄く幸せそうというか、あれだな。
俺は素早くDチェンジャーを取り出すと、九成に繋ぐ。
「九成!? リーネスがまたやばいことになってる!? 早く来てくれぇええええええ!?」
もう全力で九成の助けを借りるしかな―
『『ちょ……もぅ!?』』
―なんでカズヒと南空さんの声が!?
『……イッセー、リーネスに「離れのお風呂に来てくれ」と伝えてくれ。正直俺が生殺しだ』
「遠慮なくなってんなお前ら!?」
俺が童貞卒業した途端に、何やらかしてくれてますのこの人たち!?
本格的なのは次回だぜぇええええ!!!