長年連れ添った相棒の機体がセクサロイドになったので、機体のマスター情報を上書きするためにいちゃラブエッチをする 作:夜泊
「では今からM-AF先生による生体登録の手順についてご説明させていただきます」
しばらくの抱擁を終えて、風呂から上がった俺たちは軽く食事をとってから(M-AFは食事する必要はない)寝室のベッドに腰かけていた。
ぶかぶかな俺のTシャツとアウターを羽織り、眉間のあたりをクイクイとさせながら(メガネなんかかけてないのに)先生風にして俺の前に立っていた。
……M-AFの説明によると、こうだ。
[生体登録 手順(⑉︎• •⑉︎)♡︎]
まずは口腔内でのキスを通じて、マスターの唾液を収集します。口腔内でのキス、つまりべろちゅーです。私がいいと言うまで、離れちゃダメですからね。
このべろちゅーを通じて、唾液に含まれるあなたの上皮細胞を即座に分離します。そこからマスターのゲノムDNAを抽出し、独自のシーケンスアルゴリズムを用いて解析します。このアルゴリズムではマスターの事を、いちいに識別するための遺伝子マーカーを特定したのち、完全に私の中で遺伝子プロファイルが生成されます。
……少し前の機体ですので、時間がかかってしまうかもしれません。ですので、いいというまでずーっとべろちゅーです。
次に性交と、子宮内への射精を通じて、マスターの精液を取得します。私の膣内と子宮内には専用のバイオセンサーが配置されているので、吐精の後、精液中の精子細胞を収集します。これらの細胞からDNAを抽出して、先ほどのアルゴリズムで解析を行います。両方のサンプルが同一人物であることを確認するため、遺伝子プロファイルの一致率が99.9%以上である必要があります。
……少しでも、エラーの確率を下げるために、しっかり射精してくださいね。私の、その、、おまんこが、マスターの事しっかり覚えられるように、念入りにぴたっと一番奥までくっつけて射精してください。
緊張して勃たないとかやめてくださいね。
これらの手順を踏み終えたら、あなたの遺伝子プロファイルを私の中の全システムに同期させます。感情応答や身体的相互作用といった様々なプロトコル、私の行動を制御するすべてのサブシステムが含まれています。この同期の完了をもって、私の機体は完全にあなたの生物学的シグネチャを唯一のマスターとして認識するでしょう。
まあ要するに、私とマスターがいちゃいちゃべろちゅーセックスして、マスターの本気孕ませ射精を私が受け入れたら生体登録完了です。身も心もあなたのことだけを「マスター」と認識するわけです。
すでにもう心はマスターに預けてありますから、私の体にマスターの存在を刻み込むだけで十分です。
以上で事前説明を終えます。ご質問などはございますか?
[生体登録 説明 終わり⋆⸜(´˘`*)⸝]
正直、胃が痛くてたまらない。
今までの人生でそもそも友人もあまりいなかったのだ、ましてや恋人なんてできるはずもなく。
質疑応答の時に、「恥ずかしながら、今まで彼女とかいたことなくて、うまくできるか不安なんだけど、その、登録とかで誤動作とか起きないかな?」と恥を忍んでM-AFに相談した。
正直「共学を出て今まで一回も彼女できたことないんですか?笑」とか小馬鹿にされるだろうなと思ったけど、M-AFは少し微笑んで、
「マスターは今まで研究一筋、真っすぐにアカデミックな途を歩み続けてきたのですから、恋愛にかける時間なんてありませんでしたよね、きっと。ふふ、マスターの初めてが私でこんなに嬉しいことはありません。性行為中にどんなことがあってもそれは登録シーケンスに何も問題はありません。ですのでご安心ください。マスターと、私、二人しかいないので、私たちのペースで進められたらいいのかな、なんて思います」
「…それに、別に、今日じゃなくても大丈夫なのですよ」
その言葉を聞いて、機体の不快感に今も苛まれているはずのM-AFに対して、俺はなんて情けないことを相談してるんだと悔しくなった。
「いや、今日したい……今日、しよう」
「ふふ、マスターのえっち」
「でも、ちょっとだけ時間くれ……心の準備が、まだできてなくて」
「全然大丈夫ですよ 準備できたら、教えてください
あ、私はもう準備できてますからね」
そういうとベッドに腰かける俺の背面で、ぽふっとベッドにダイブするように寝そべるM-AF。
後ろに、半裸の恋人がいて、その恋人から散々えっちについての説明を受けて。
とんでもないお膳立てをされている。
今から、するんだ……。そう思うと、心臓が爆発しそうなほど激しく高鳴る。
その間もM-AFは(ふん~^^♪)と鼻唄を歌いながら脚をシーツの上でぱたぱたとさせていた。
「マスター!外見てみてください 座ってるのもいいですけど、あれ見ながらにしませんか」
促されるまま窓を見る。満月だ。
這うようにして逆のベッドサイドに移動し腰かける。
すると、M-AFもずるずる這って移動してきて、隣に座った。
「綺麗だな」
「ですね、風情があるというか……」
ここから見える街なみは、白い建物が並んでいるし、街灯とか、家の灯りとか、そういうのが一切なくて月光だけが一面を照らしていた。ここが2階なので砂漠の遠くの方まで見える。
砂漠の波みたいな模様は風紋とか呼ばれて、確か英語でも”ripples”(さざ波)という単語が使われていたと思う。風が作り出す波模様は、そのまま一つの方向にうねりを続けて、雄大な自然の流れを感じさせる。夜光に反射してきらめき光る青白い砂漠が、夜の漆黒とコントラストして美しい。
「あ、マスターの足跡がある」
「うそ、どこ?」
「あれですよ、あの奥の方」
「目良すぎだろ 全然見えん」
「ふふ、あんな遠くから歩いてきたんですか?」
「…結構必死だったんだよ」
「必死乙」
「はぁ……」
言うとそっとM-AFが手を手の甲から重ねて、ゆっくりと、俺の指の間に自分の指を組み入れてきた。
絹のようになめらかな柔肌が、肌の上をすべる感覚がすごく心地よかった。
成人男性のごつい手とは対照的にしなやかで、繊細なその手つきで、俺の手をしっかり握りこむ。
「目を覚ました時、マスターの記憶がなくなってしまっていたらどうしようと思ってたんですよ
この手で、私のこと必死に守ってくれたんですね」
「俺も、M-AFが俺の事忘れちまうんじゃないかと、気が気でなかったからさ」
手をぎゅっとにぎにぎしながら、傍までM-AFがにじり寄ってくる。そのまま肩にもたれかかって、体重を俺に預けた。
もうあたりからは何の音もしなくて、M-AFの息遣いしか聞こえてこなかった。
息を呑む。
「M-AF」
「はい」
腕にかけられた体重がふっと軽くなる。
M-AFの方を見る。
月明かりに照らされたM-AFと目が合って、そのままM-AFは静かに目を閉じて唇を軽く突き出す。
そっと口づけを交わす。
「心の準備は済みましたか」
「ああ そっちも、大丈夫か」
「はい、いつでも、大丈夫ですよ」
「……マスター」
一段と儚い声で、M-AFがつぶやく。
「M-AFと律儀に型番で呼んでいただけるのは嬉しいのですが、……呼びやすいあだ名とかつけてくださいませんか
できれば、かわいいのがいいです」
うーん、呼びやすいあだ名かぁ。
Mystic-Arcane Force 4096。数字のごろ合わせはかわいくできそうにないな……。
ミ、ア…
「ミーア、とかどうかな」
「ミーア、いいですね、ミーア、ミーア…
ふふ、ミーアキャットみたいでかわいいです
では、そのように呼んでください はい、どうぞ」
「…ミーア」
「はい」
確かにミーアの体は華奢で顔もちっちゃくて……かわいらしいその姿には妥当なあだ名をつけてあげられた気がする。
「は、はじめるか」
「はい…♥」
ミーアが俺の手を取って、二人が寝転んでも余りある大きなベッドの中央に導く。
二人向かい合って座る。
ミーアは、両膝もぺたんとベッドにつけて、いわゆる女の子すわりで座った。
その膝を迎えるように、胡坐をかく。
「生体登録の1段階目、お忘れでないですよね」
「ああ」
「いいって言うまで、離しちゃダメですよ……」
ミーアの手を探り、恋人繋ぎで握りしめる。
そのまま上体を近づける。
「ん…」
弾力のある唇が触れる。
「んむっ……はっ、ちゅ」
ミーアから漏れる艶っぽい声と吐息や、お互いの鼻息が混ざりあうような感覚に中てられ、興奮の熱に腰が浮かされる。人とこんなに顔を近づけたことがなくて、肩に力が入ってしまう。
「ぷはっ……マスター、した、らして…♥」
小さな口から想像もできないほど長い舌を出す、淫靡な表情に誘われるように、ミーアの指示を頼りに舌を突き出す。
「もっと…♥」
戦闘中も、旅のナビも的確だったミーア。不慣れな自分を導いてくれるミーアを信じて、恥を捨て思い切り舌を突きだした。
「あーーむっ♥♥」
舌先がミーアと触れる。唾液でぬるぬるな舌が、俺の唾液を求めてまとわりついてくる。
「あぷっ♥ はっ♥ あー、、んっ…♥♥」
れろれろ、ちゅぷちゅぷ、という「べろちゅー」の音が脳に響く。キスしている間中ずっとミーアは手をにぎにぎと握ってくれていた。
「んむっ…♥♥ん-…♥♥
しゅき……♥♥ しゅきです…♥♥」
貪るようなキスに愛の告白を混ぜられて、陰茎にどくどくと血が送られていくのが分かる。
「ふふ♥♥…ちゅ、、ん~♥♥」
そんな俺の様子をみて、ミーアは右手の恋人繋ぎをほどき、服の上から俺のをフェザータッチで優しく撫ではじめる。
「んっ…♥♥ますたーっ…♥♥ ちゅ~っ…♥♥ ぷはっ…♥♥ しゅき…♥♥ ん~っ♥♥ しゅきぃ~っ♥♥」
貪るようにキスしながら、俺を呼んで触ってくれる。優しく触れられているだけで、金玉の奥の方からびくびくと小さな痙攣が止まらなくなってしまう。
舌を絡めあって、何度もお互いの口内を行き来した。ミーアが俺の遺伝子情報を読み取りやすいように、唾液を一杯絡めて、ぐいぐい舌を押し付けた。ミーアの舌、口の中その全部で包まれる快感に、腹の底から本気の勃起をしてしまう。
何分そうしていたかわからないけど、舌先から温かいミーアの体温を感じなくなって、外気に触れた時、生体登録の1段階目がやっと終わったことを知る。
「うわぁ…♥ 糸ひいてますよ、マスター…」
二人の舌先にまとわりついたお互いの濃い唾液が互いの口に橋を架けていた。
ミーアは満足そうに微笑むと、
「マスターの情報、しっかり届きましたよ
(本当はこのプロセス10秒くらいで終わるのですが…♥ 秘密ですね)
ふふ、必死にむしゃぶりついてきて、かわいかったです」
「読み込んでもらいたすぎて、ちょっとがっついてしまった、すまん」
「いいんですよ、マスターが積極的なおかげで解析もしやすかったです。そのおかげで少し時間も短縮できましたから」
もちろん大嘘。
「あとは膣内射精をしてもらうだけですね…♥」