【忍たま乱太郎】 八方斎と他作品ヒロインのどスケベ交友の段 作:北村 貴之
エピローグ ドクタケ忍者隊時代と新たな生命
ドクタケ忍者隊の首領、稗田八方斎がドクタケ城にあった謎の秘薬を服用してから数年が経った。
八方斎は数多くの嫁を持ち、日本全国の城や土地をドクタケ忍者隊のものにしていった。
世界統一ならぬ日本統一を果たしてしまったのだ。
それが叶ったのは未来の日本、または異世界からやってきた女たちがいたからであった。
忍者をしてきた者がいれば、暗殺者として活動してきた者まで、ありとあらゆる分野から優秀な人材をドクタケ忍者隊に雇い活動してきたのだった。
増えすぎた嫁たちは、ドクタケ忍者隊が奪った城に住ませたのだった。
ドクタケ城にも住ませてはいるが、八方斎が女を見かけては連れて帰りその場の勢いで嫁にしてしまうため、ドクタケ城は定員オーバーとなってしまったのだったのだ。
一応城は増改築して住居を増やしたのだが、計画性がないためか八方斎が嫁を連れてくるせいで部屋が足りないという事態に陥ってしまった。
幸いにもこれまで奪ってきた城はドクタケ忍者隊の所有物なのだが、ドクタケ城より距離が離れているせいか毎日会えなくなるという事態に陥ってしまった。
だが、一部の嫁たちからすればそれも一興であったようだ。
毎日八方斎の顔を拝むよりも、定期的に来てもらい、その時だけ愛情を注いでもらえばそれでよいというのだった。
八方斎としては毎日のように情を交わすほうが、夫婦としての絆が強まると思っていたようだが、嫁たちが増えすぎているせいか流石にそこまでは出来なかったようだ。
仕方がないため、八方斎は一部の嫁に関しては会う日を決めて嫁の住む城に赴いて数日間滞在するということにした。
そんな八方斎も、もうすっかり初老の男になっていた。
サラサラのロングヘアもいつしか白くなっており、顔には薬を服用した時よりも皺が深くなっていた。
いかつい顔も前に比べると迫力が衰えているようにも見える。
目はどこか呆けているように見えるし、滑舌も少し悪い。
ドクタケ忍者隊のなかでも最強と謳われた八方斎も、押し寄せる年波には勝てなかったようだ。
そんなドクタケ忍者隊により完全に占拠された日本を、今回は覗いていこう…。
場所はのちの愛知県名古屋市。
ここである決闘が行われようとしていた。
「さあ、どっからでもかかって来なスカポンタヌキ!」
日本刀を構え、指をクイクイッと動かす青年。
彼は何者なのかというと、八方斎の息子。
青色の上着を羽織ったヤンキー風の青年だ。
そんな彼だが、目の前の異母兄弟と剣を交え、どちらが次期ドクタケ忍者隊首領になるかを決める闘いを繰り広げようとしていた。
「ナーッハッハッハ!戯けた夢に浸る貴様の首など取って見せるわ!」
そんな彼と敵対しようとしている相手は、八方斎の息子で、青服の異母兄弟である青年だ。
一見穏やかな優男だが、どこか傲慢そうで高飛車な印象を受ける。
その目で見つめられると、思わず背筋が凍り付くかのような錯覚を覚えそうだ。
そんな男は青服との決闘を申し込んだのだった。
「さあ!死合うぞ!」
男が叫ぶと、青服は鞘から刀を引き抜いた。
その様子を、遠くから八方斎と部下の忍者たち、そして八方斎の妻である飛鳥が見守っていた。
飛鳥は高価で気品のありそうな着物を着ている。
出会った頃は女子高生くらいの年齢であったが、歳を重ねて彼女は美しい女性となっていた。
見た目はそこまで変化はなかった。
黒髪のポニーテールに、着物の上からもわかるくらいに発育した爆乳。
乳房のサイズがあまりにも大きすぎるためか、胸の谷間が主張してしまっていた。
そんな飛鳥だが、お腹を見てみると大きく膨らんでいた。
そう。
八方斎の子をお腹に身籠っていたのだ。
お腹をさすりながら、飛鳥は優しげな瞳で子供たちの死合いを見つめていた。
といっても、八方斎の他の妻の子なわけなのだが。
そんな時であった。
「うあああっ!」
飛鳥が突如、苦しげな声をあげた。
「あ、飛鳥っ!?」
すぐ近くにいた八方斎が反応した。
彼女の苦しそうな顔を見て、八方斎はハッとした。
(まさか…、とうとうか)
そう。
飛鳥は今にも、ここで産気づいてしまったのだ。
「す、すぐに医者を呼ばせろ!」
「は、はっ!」
八方斎の指示により部下のひとりが慌てて駆け出していった。
「飛鳥…、飛鳥っ!」
妻の苦しそうな顔を見て、八方斎はどうにか自分を落ち着かせ、心配そうに近くについてあげた。
飛鳥は顔に大量の汗をかきながら、激痛に悶えている。
「い、いやあああああっ!」
脚をバタバタさせ、痛みに耐えている。
純白の足袋に包まれた足、健康的で引き締まった美脚、そして純白のショーツを晒しながら暴れるように悶絶していた。
「飛鳥っ!飛鳥っ!大丈夫だ。俺がついている!」
妻の悲鳴を聞いて、八方斎はどうにかして安心させようとした。
「だ、旦那様…、あたた…、は、八方斎様…!」
飛鳥が苦しみながらも、八方斎の名を呼んだのだ。
八方斎は飛鳥の股間を見た。
なんと、彼女の純白のショーツが、徐々に赤く染まっていくではないか。
「あ、飛鳥っ!これは…!?」
八方斎も思わず驚愕の声をあげた。
そう。
飛鳥は陣痛に襲われていたのだ。
そして、ついに破水を迎えたのだ。
「い、痛いいいいっ!」
飛鳥が悲鳴をあげた。
「うああっ!だ、旦那様っ!お、お願いです…!わ、私から離れてくださいっ!」
「な、なにを言っているんだ!?俺は…!」
「は、八方斎さまっ!お待たせ致しました…!」
先程医師を呼んだ部下の忍者が、産婆と医者を連れて帰ってきた。
産婆の女性は飛鳥にすぐさま駆け寄った。
「飛鳥様、もう大丈夫やからね」
産婆の女性はそういいながら、飛鳥の純白のショーツを脱がした。
「あ…、ああっ…」
純白のショーツに赤いシミが出来ていた。
もうこれは完全に破水している証拠だ。
ここで、飛鳥にまたしても激痛が襲う…。
「いやあああああーっ!ほ、ホントにうまれ…。ああああっ!」
「が、頑張り!あと少しや!」
暴れながら悲鳴をあげる飛鳥を、産婆の女性が励ます。
「あ…、ああっ!だ、旦那様っ!」
痛みに耐えながら八方斎の名を呼んだ。
「な、なんだ?」
八方斎は優しく飛鳥の手を握る。
飛鳥は手を握られるとどこか安堵した顔を浮かべる。
「げ、元気な子…、う、産んで…、見せますから…」
飛鳥は力をふり絞って、八方斎にそう伝えた。
「わ、わかった!期待して待つ。だから、頑張ってくれ!」
八方斎は激励した。
そんなやり取りを見てか、部下の忍者たちも感化されてしまった。
「八方斎様…。私めも御守りいたします!」
「ワシもだーっ!」
部下達も次々と名乗りを上げた。
こうして飛鳥が出産する様子を見守ることになったのだった…。
それから数分後。
赤子の元気な産声と共に、飛鳥は無事出産を終えた。
「おお…、これが…!」
生まれたばかりの赤子を抱き抱えた八方斎が涙ぐんだ。
「ええ。貴方の子です…」
まだ体力を消耗しきったのか、荒い息をしながら答える飛鳥。
そんな飛鳥に八方斎は言った。
「よくやった!お前は強い子だ」
八方斎はそう言いながら、飛鳥の頭を優しく撫でた。
八方斎の感謝の言葉に、飛鳥はどこか嬉しそうに微笑んだのだった。
産まれた子は女の子。
きっと、将来は飛鳥に似た美少女へと育つことだろう…。