※この作品はR-18です。

魔法娼女学園ラブヒブヒジュエリーズ   作:ぷうち☆りん

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第6層

「う〜む」

 

 魔法娼女学園の昼休み。

 エメラちゃん、モルガナちゃんのトレーニングをガオー先生に任せてむむむ、とモルガナちゃんの資料を見ながら僕は考え込んでいた。

 

 モルガナちゃんは勇者とサキュバスのハーフであり手のつけられない不良として地元を追い出された。とは聞いていたがとてもそんな生徒、女性には思えなかった。

 しかし御両親から「モルガナを宜しく」と言った挨拶もない。

 エメラちゃんは校長のアレクサンドラ様の一人娘だから淋しさはないだろう。

 けど、モルガナちゃんは? 

 肉体に反して彼女達の精神はまだ子供だ。

 実力を付けるためにコーチングやエッチをするだけでは彼女達が本当の幸せを掴む事はかなうまい。

 踏み込みすぎかもしれないが、エメラちゃんやモルガナちゃんには笑顔のままでいてほしいんだ。

 

「よし!」

 

 僕は決意すると共に校長室へと向かっていった。

 

 ー

 

「それで? モルガナの故郷に行って真相を確かめたいと?」

 

 相変わらず目のやり場に困る衣装を校長先生は書類仕事をしている。

 その美しい瞳でこちらを見据えるがその目は優しかった。

 

「ダメでしょうか?」

「私は構わんが、単に書類で調べたりコイズに調べさせてもいいのではないか? 

 この世界の事、魔具の事、魔法の事、知識や技術の洗い直しと統合。貴様のやることはまだまだ幾らでもあるのだぞ」

 

 確かに僕はエメラちゃんとモルガナちゃんの指導の他にも様々な雑務をこなさないといけない。

 だが、これは僕にとっても大事な事なんだ。

 

「僕は彼女達が好きなんです。コーチとしても個人としても! だからこそモルガナちゃんに寄り添いたい。そう思うんです!」

「ふっ……あの人と同じ事を言うのだな」

 

 一旦筆を止めたアレクサンドラ様は微笑みを浮かべた。多分エメラちゃんのお父さんだった人の事かな? 

 しかし表情を変えるとまた真剣な眼差しになる。

 

「ただ、危険な旅になるぞ? 

 何分勇者の一族とサキュバスの一族が住まう地なのだからな」

「それでも行きます。エメラちゃんとモルガナちゃんの笑顔を見るためですから」

「全く、お前は……馬鹿者だな。

 ならば私も行こう。影武者は君のスライムに任せる」

 

 キリッと引き締まった顔は貞操逆転世界の住人とは思えない父性と母性を併せ持った女傑そのものだった。

 そんな訳で僕はアレクサンドラ様の転送魔法によってモルガナちゃんの生まれ故郷に向かう事になった。

 

 〜

 

 モルガナちゃんの故郷は温泉街のオンセヤードという場所だった。

 まあ、そういうネーミングはいいんだ。

 問題は……。

 

「あら、お兄さん。私と遊ばない?」

「1000エンコーで特別なマッサージ、どうですか? お金がない? 私が払う方ですけど♡」

「私初めてなの。下手くそかもしれないけどいっぱい気持ちよくしてあげますね……♡」

 

 ど、どういう事なんだ!? 

 モルガナちゃんと初めて会った時もそうだけど、何故こうも僕なんかとエッチしたがるんだ!? 

 光栄より困惑が勝ってしまい僕は調査どころではなかった。

 

「うーむ。やはりこうなるか。

 危険な旅になるとは言ったがこれ程とは」

「危険って、僕の貞操が危険だって事だったんですかあ!?」

「なんだ。私がその辺りの魔物に後れを取ると思っていたのか?」

 

 

「あ、いや。違います」

 

 アレクサンドラ様は余裕綽々の表情だ。

 

「モルガナは勇者の血を受け継いでいる。つまり、勇者の加護を受けていると言う事だ。勇者の加護を持つ者、異界から来た男に対してはこうして無尽蔵に欲情する者が出てくるという訳だ。これはこの世界に住まうものの本能の様なものだ」

 

 さらりととんでもない秘密を暴露された様な……。僕がなんとか交配、じゃなくて交際を迫る方々を撒いていく中、アレクサンドラ様はこの街で一番大きな宿へと入っていく。料金とかは大丈夫なのだろうか。

 

「心配はいらん。ここはモルガナの実家だからな」

「えぇ〜っ!?」

 

 まさかの展開だ。いきなり自宅に突撃とはある意味エメラちゃんの母親らしいといえばらしい。

 そんな僕らを出迎えたのは人の良さそうなご夫婦であった。

 

「あぁ! アレクサンドラ様。いらっしゃいませ」

「娘のモルガナはそちらで元気にしておりますか?」

 

 その表情を見て僕はホッとした。娘への愛情をハッキリ感じるし、どう見ても娘の将来を心配する良いご夫婦だった。

 

「実は貴方達に話があってやってきたのだ。この男が貴方の娘、モルガナについて聞きたい事が色々あるとの事でな」

 

 モルガナちゃんのご両親の表情は驚いたように硬くなった。

 

「まさか、娘が何か粗相でも?」

 

 恐る恐るといった形で旦那さんが尋ねてきた。僕はブンブンと首を横に振ると必死に弁解をした。

 

「いいえ、むしろ彼女は頑張っています! 

 僕みたいな素人コーチでもよくついてきてくれて、それに彼女はサキュバスの血を受け継ぐのに魔法娼女を目指すと、だから……」

 

 勢い余って全てを喋ってしまった。2人は静かに聞いているとお互いに見合い、僕らを別室へと案内してくれた。

 

 ー

 

「何ていうか、凄い和風ですねぇ」

「和風? 和風とは何だ」

「それを話すのはお話を聞いた後にしましょう」

「それもそうだな」

 

 現実世界ならン万円はかかるであろう二人用にしては広すぎる客室に通された僕は感嘆の声を漏らした。

 テーブルにはお饅頭とどこにでもある暇潰し用の木製パズルが置いてある。

 さすがにテレビは無かったけど。

 

「娘の担当コーチ殿。まずはお礼を言わせてください。娘のためにそこまでしてくれるとは……

 申し遅れました。私はタカシと申します」

「私は妻のレイナです」

 

 タカシ? 何だか現実世界っぽい名前だ。

 僕の名であるモブオの方がよっぽどファンタジーっぽい。……って自虐はいいんだ! 

 

「ど、どうも」

「繁忙期と、娘の後処理に追われて挨拶が遅れて申し訳ありませんでした」

「この通りお詫び致します」

 

 二人が深々を頭を下げて来たので僕は面くらい、恐縮してしまった。

 

「待って下さい。僕は御両親を責めに来たわけではないんです。モルガナちゃんの今後のためにこのオンセヤードで何があったのかを聞きに来たのです。

 彼女の良い所も悪いところも知らなければ僕も彼女の担当コーチは務まりませんから!」

「は、はぁ……」

「彼は本気です。文字通り貴方の娘達のためなら炎や氷の中にも飛び込むでしょう」

「おぉ、そこまで……!」

 

 僕の言い方が強すぎたのか一瞬引いてしまったタカシさん達だがアレクサンドラ様の一言で落ち着きを取り戻したみたいだ。

 そして、ゆっくりとモルガナちゃんについて話し始める。

 

 モルガナちゃんは昔から温厚で、親切で、

 少し計算高い所もあったけれど皆の人気者だったそうだ。 そんな彼女が年頃になったら当然体つきもサキュバスに準じたものになるわけで……。

 スタイルは抜群。家事や魔術もバッチリ。

 男性を立てる術も心得ている、まさにこの貞操逆転世界でも、現実世界でも理想の嫁。希少な男子、女性化しない更に貴重な勇者の血統を持つ勇者の里の男子はこぞって彼女にプロボーズした。

 僕だってそうするだろうし。

 振られるだろうし。

 って振られちゃうのか……。

 

「どうなさいましたか? そのように沈んだ顔をして」

「ああ、お構いなく。この世界に召喚された者によく見られる症状らしいので」

 

 アレクサンドラ様から衝撃の事実を暴露されてしまった気がしたが今は話を聞く事にしよう。

 

「そ、それで……? 振られた男子や彼を取られた女性が恨みに思って暴れた……とかですか?」

 

 いや、違うな。それなら暴れた相手を追い出すだろうし。モルガナちゃんの行動に何かあったと考えるのが自然だろう。

 

「彼女は困っていました。自分はお世辞にも可愛い顔立ちではありません。周りにはもっと魅力的な子達もたくさんいる。私が選ばれるなんてお門違いだ。と言っていました。ですので彼女は選んだのです。

 皆に平等に接する事を」

「平等に……接する? お言葉ですがそれの何が問題なんでしょうか? 

 僕はこの通り取り柄のない人間なので分かりかねます」

 

 卑屈でも何でもなく事実は事実として認めるしかない。その上で自分に出来る事を努力するしかない。

 

「先生は謙虚なんですね。

 しかし、この世界ではそれが通用しない場合もあるのです。

 モルガナは『選ばれなかった子が可哀想だ』といって彼らの友、母、妻と全ての面に於いて接してしまったのです。

 ある日、町一番の美少女がモルガナに告げました。『あなたなんかより私の方がいい女よ。勇者候補ならともかくあんなバケモノどもなんかと同じベッドで寝るだなんて気持ち悪い』と。

 すると……。

 

「お前、モルガナちゃんをバカにしたな?」

「彼女はデブでブサイクな僕をクマさんみたいで可愛いって言ってくれたんだ。

 絶対にお前だけは許さない! 焼き殺してやる!」

「親なしのワーウルフだった俺に彼女はなら、私と一緒に音楽隊を作りましょう♪ って言ってくれたんだ……。

 お祭りの真ん中なら淋しくないわって。

 お前ら恵まれたヤツらに俺達の憎しみは永遠に解るまい!!」

 

 そこからはもう大惨事。

 勇者候補や世の中から炙れた外れ値の怪人達が大暴れ。大神官様、エルフの双子長老が沈静化と記憶操作をしなければどうなっていたか。

 悪気があったワケではないけど事が事だ。

 モルガナちゃんはこの街に留まることが難しくなった……というのが真相だった。

 そうして魔法娼女学園に行くことになったのだ。

 

「先生……娘は誰も嫌いになれない子なんです」

 

 それは勿論だ。こんな僕の様な男にでさえ身体と心を許したのだから。

 それを僕は彼女が単に淫乱なサキュバスの血の持ち主だからだろうと決めつけて……自分の浅ましさが恥ずかしい。

 

 

「……はい」

「だから誰も選べなかった。どうか先生だけは、あの子に選ぶ事を教えてあげてください」

 

 タカシさんとレイナさんは真剣な面持ちで僕の手を掴んでいた。

 

 誰をも愛するという事は誰も愛さないという事と背中合わせ。

 とあるエロゲー主人公の台詞の真意をここで理解することになるだなんて。

 とにかくモルガナちゃんの過去とエメラちゃんとは違った意味で優しすぎる内面はわかった。僕にできる事は何でもやってみよう。改めて僕は決意した。

 

「選ぶ事を教える……ですか。

 彼は教えるものではなく、生徒に学ばせるものですから」

 

 アレクサンドラ様が不敵な笑みを浮かべていた。こういう時の校長様の予言めいた言葉は本当に当たる。

 

「……はい?」

「まあ、今はいい。

 モブオ、今夜はここに泊まっていくぞ」

「え? な、何故です?」

「私が温泉に入りたいからだ」

 

 キリリ、と寸分の乱れもない落ち着き払った顔で言われてしまった。

 この世界には僕がいない時のアレクサンドラ様を知っている人が沢山いる。

 こんなに大人なお姉さんなのに僕と二人っきりの時は……いかんいかん。

 

「しかし、貴様は露天風呂に入らない方がいいかもしれん。いつどこから襲われるか解ったものではないからな」

 

 とアレクサンドラ様に釘をさされた。

 まるで暗殺者に狙われる王族みたいだ……。仕方がないので日が暮れるまで、モブ女子に擬装する指輪を貰い、街を散策する事にした。

 

 ー

 

 そんなこんなで僕はアレクサンドラ様と共にこのオンセヤードで祀られている主神にして迷宮神の祠にやってきた。

 迷宮神が主神というのも変な話だけど、

 この話には色々理由があるみたい。

 

「迷宮の神は知恵の神であり地母神である」

 

 

 アレクサンドラ様は祠に祀られた女神像を見上げながら言った。

 美しくも飾り気のない姿でその表情には高慢さと険しさもない。水遊びをする子供を慈しみつつも、夏は過ぎ、秋が訪れ、別れの冬が来る事を憂う様な穏やかな表情で両手を広げる女性の姿だった。

 あ、これはガイドブックに書いていた事で僕の感受性が優れているわけではない。

 とほほ。

「モブオ。なぜ迷宮神が知恵の神であり地母神であるかが解るか?」

「え、えーと……その……!」

 

 僕は慌ててガイドブックをめくるがどこにも答えは書いていなかった。

 

「ガイドブックには書いていないぞ。

 知識を集めるのもいいがそれに感け、安直に答えだけを求めるようにと知恵と感性は劣化し、鈍麻する。というのが迷宮神の教義だからな?」

「な、成る程。深いですね……迷宮の神様だけあって」

「そんな浅い評論はいい。答えはどうした?」

 

 あう、厳しいダメ出しをされてしまった。

 僕はない知恵を絞って考えるが、答えは出てこない。

 

「ならばヒントをやる。我々はどうやって生まれてくる? よーく思い出せ」

 

 ふふ、と口元を綻ばせてアレクサンドラ様は僕に期待をかけているのがはっきり解る眼差しで見つめてくる。

 うぅ、その目線だけで射殺されてしまいそうになるのは……さておき。

 どうやっても何も男女の行為によって生まれるものだよね。

 アレクサンドラ様やエメラちゃん。モルガナちゃんと交わった時はそれはもう……。

 全てが溶けて混じり合い、放たれた精が彼女達の中で結合し、新たな命を宿す。

 そうか……! だから……!! 

 

「どうやら気がついた様だな。今日はそれが分かればいい。そろそろ日も暮れる頃だ。宿へ戻るぞ」

「は、はい」

 

 そして僕は序におみくじを引いた。

 結果は吉。可もなく不可もなくというのが

 何とも僕らしい。しかしひと言が振るっていた。

 

『何人にも騙らず、驕る事なく歩むべし。

 報われようなどと思うな。褒められようなどと思うな』

(しかしモルガナちゃんにあんな過去があっただなんて……)

 

 温泉に浸かって身体を温めた後、部屋に戻りながら僕は彼女の事を思い出していた。

 どんな存在も受け入れてしまう優しさ。

 優しさが時に大騒動を齎してしまうという事を。

 

「随分考え込んでいる様だな」

「アレクサンドラ様」

 

 浴衣姿のアレクサンドラ様と僕は向き合う。ちゃっかりお銚子とお猪口まで用意されている。 聞けば勇者の血筋は異世界から転生したものがもたらした知識や技術が取り入れられている様だ。 

 異世界転生と異世界召喚が同時に存在するというのも変わってるなあ。

 あ、お猪口が空になったから注がないと。

 アレクサンドラ様は静かに月を見ながら飲んでいる。

 この世界にも月ってあるんだな。

 今まではエメラちゃん達のコーチやこの世界に慣れる事で頭が一杯だから気が付かなかった。

 

「ふう……。貴様は飲まないのか?」

「あ、いえ。僕は一応エメラちゃん達のコーチですから」

 

 ほんのりと頬を上気させたアレクサンドラ様が僕に酒を勧めてくる。

 着崩した浴衣の下には何も身に着けていないのだろう。胸元からはその豊かな乳房の輪郭が見てとれてしまう。

 

「何? 私の酒が飲めないと言うのか?」

 

 アレクサンドラ様の少し赤らんだ目が据わっている。ま、まさか異世界にもアルハラがあるだなんて思いもしなかった。

 ここで固辞するのは却って失礼。

 少しくらいなら……いいかな。

 

「判りました。頂きます」

「うむ」

 

 アレクサンドラ様がお猪口にお酒を注いでくれたのをくい、と煽る。

 香り高く、キレのある辛口が先にくるが淡麗な口当たりで尾を引く事はない味わいだ。「アレクサンドラ様が注いでくれたからでしょうか。箔が付いて美味しくなった気がします」

「煽てた所で何も出んぞ?」

 

 と、言いながらもアレクサンドラ様は僕へくすりと笑みを向けた。その表情にはエメラちゃんの面影があり、やはり親子なんだと実感できた。

 そのまま差しつ差されつしながら静かに時間が流れていく。

 生前でのコンカフェやガールズバーとはまるで別物な心を許した大人同士のゆったりとした時間の経過は僕にとって初めての経験であった。

 

「おろ?」

 

 ついつい飲み過ぎてしまったようで僕はお猪口を畳へと落としてしまった。

 飲み過ぎてはいないつもりだったけど、手元が覚束無くなっている。

 

「おや? あまり酒は強くないのか?」

「はい。お恥ずかしながら〜……」

 

 ぐらぐらと船が揺れるの様な酩酊感に襲われ、視界もぼんやりしてきた。

 

「やれやれ、しょうがない奴だ。

 とはいえ酒が少し残っているな。

 残すのも悪かろうが今の貴様に銚子を持たすのも危なっかしい」

「はい〜……なので、アレクサンドラ様がコップで注いでくださ〜い」

 

 なんだか気が大きくなってきた。

 アレクサンドラ様を顎で使うだなんて何て大胆なんだろう。僕は! 

 

「コップか。たかだか一杯飲みのために汚しては悪かろう。だから……こうする♡」

「おお〜?」

 

 僕の目の前がアレクサンドラ様がその豊満なおっぱいの谷間に日本酒を注いでいた。

 お酒は僕の記憶の中にある雪国の日本酒の様に澄んでおり、乳白色の肌が映えてとても美しかった。

 

「どうだ? 飲みやすくなったろう?」

「はい〜! 究極美魔女アレクサンドラ様のおっぱいカップでお酒が最高に熟成されていきます〜」

 

 我ながら最低な表現だと思う。

 

「そうかそうか♡ならばしっかり飲むがいい♡」

 

 シェイカーばりにおっぱいを左右から寄せたり上げたりする挑発するアレクサンドラ様のエキスたっぷりの極上淫魔女カクテルの完成だ。魔力によるものなのか一滴たりとも谷間から漏れ出る事はなかった。

 

「わかりましたぁ! 謹んで固めの盃を飲ませてもらいまぁす!」

 

 僕は顔全体でおっぱいに埋めると舌を伸ばしてお酒を舐めとっていく。

 ああ、つまみなんて無粋なものは必要ないね。お酒に染まって滲んでしまう程の濃密な魔力がお酒との相性抜群だ! 

 

「ふふ♡そんな必死にすすって。本当に可愛い男だ♡コーチの立場も忘れて媚びて甘えるなどと♡」

「媚びてませんよぉ〜! 僕はアレク様が好きなんです!」

 

 僕は無意識にアレクサンドラ様、いやアレク様の巨乳を吸い始めてしまう。背徳的な味が頭の奥までしみこんでいき、更に僕は彼女のおっぱいに頬擦りをして甘えた。

 ほっぺよりも張りがあり、

 

 弾力のあるおっぱいの感触が顔を包み込む快楽に酔ってしまいそうだ。それだけではない。

 

「お〜?!」

 

 僕はアレク様のおっぱいに顔を埋めているうちにお酒だけでなく母乳の甘い味がして驚いたのだ。

 もう夢中になって乳首をしゃぶってしまう。アレク様の乳首の先端に舌を押しつけながら母乳を吸っていた。

 

「おっぱい、おっぱい〜」

「あん♡ 貴様は本当に私の胸ばかり夢中で攻めてぇ♡」

 

 アレク様の乳首はすでに勃起しており、それが僕の舌先に当たってくるのが堪らない気持ち良さだった。僕はまるで赤ん坊のように無邪気にその胸から溢れる美味しいミルクを求めた。

 その甘く蕩けるような甘美な味わいに脳髄まで溶かされてしまいそうな錯覚に陥っていく。

 アレク様のおっぱいは大きいので両方の乳房のミルクが一度に味わえる。それに胸の柔らかさも完璧に調和している。おっぱいから伝わってくる体温の温かさも僕の理性を奪っていくのに十分すぎるほどだった。

 そしてアレク様の乳首を咥えて吸えば吸うほど母乳がどんどん分泌されるのだ。もう、とまらない。

 

「したい……したいですぅ。

 おれ……アレク様とセックスがしたいですぅ……。迷宮神様の様に知恵と生命を授けてくださぁい……」

 

 入り口を指で広げ、アレク様の股をペロペロと舐める。僕は完全に酔っていた。

 本能的に生殖行為を行うメスを探す雄犬になってしまっていた。

 

「やれやれ♡私のおまんこを使ってもいいぞ♡貴様になら、私が孕まされても良い♡ エメラに年の離れた妹を与えてやろう♡」

「はいぃ……その手伝いを俺にさせてくださぁい」

 

 アレク様は片足を大きく開き、股間を露出させた。濡れそぼって愛液が溢れ出ている膣内を覗かせるように両手で割れ目を開いて見せてくれた。

 

「私の大事なオマンコを……いっぱい犯してくれ♡」

 

 アレク様がそんな台詞を囁いた瞬間、僕は獣の様に跳びかかる様にして彼女へ覆いかぶさり、剛直を挿入した。

 

「お゙お゙ッ!!」

 

 肉壺に侵入すると同時に押し寄せてきたのは、とんでもない快感だった。

 酩酊して感覚が鈍っている筈なのに、膣内の気持ち良さがダイレクトに伝わってきて腰が抜けそうになる。

 

「あ、ああ、ああああ!! 」

 

 声にならない悲鳴を上げながら僕は一心不乱にピストン運動を繰り返す。

 

「ふふ♡ そんなに腰を振りたくって……気持ちいいのか?」

「はい♡はいぃ♡アレク様のオマンコ最高です〜!」

「そうかそうか♡ならばもっと気持ち良くしてやろう♡」

 

 そう言うとアレク様は脚を僕の腰に絡めてきた。それによってさらに二人の結合部が密着し、より強い快楽を得ることが出来た。

 

 ずぶぶぶっ♡ぶちゅ♡ぶちゅ♡

 

 結合部から卑猥な水音が聞こえてくる度に興奮してしまい、ますます激しく動き回ってしまった。

 

「は、激しい♡少しは自制できないのか♡」

「あああ!! 無理です!! アレク様のオマンコが気持ち良すぎて止まりません!! もっと突かせてくださいぃい!!」

「仕方ない奴だ♡ もっと腰を振れ♡」

 

 アレク様の許しを貰えたことで僕は遠慮なく抽送を開始した。最初はゆっくりだったのだが段々早くなり、最後には滅茶苦茶な速さになっていた。

 パンッ!! パァンッ!! グチュッグチャ♡パンパンパンッ!!! 

 肌同士がぶつかる乾いた音、粘っこい液体が飛び散る音が部屋中に響いている。もう周りのことなんか一切気にならないくらい夢中だった。ただひたすら快楽だけを追い求め、それを求めていた。

 アレク様のおまんこの締め付けがどんどん強くなっていくのを感じる。それに比例するかのように高まっていく射精への欲求。僕は限界を迎えつつあった。

 

「イクぞっ!! 中に全部出してやるっ!!」

 

 僕は最後の力を振り絞るようにして全力で腰を打ち付け、炸裂させた。

 

「あああああーっ!! 来たぁああっ!! ♡♡♡モブオのチンポから♡

 孕ませ予約の先付ザーメンんんん♡♡♡」

 

 ドビュルゥウウッ!! ♡♡♡ゴポォオオッ!! ♡♡♡ブシャーッ!! ♡♡♡

 

 亀頭が子宮口を捉え、そのまま精子を大量に放出していく。まるで爆発するような勢いで放たれたそれは凄まじい量であり、瞬く間に子宮の中を満たしていく。

 

「あ、ああ♡熱いぃ……♡

 あの人のと同じくらいに……♡」

 

 どくん、と脈打ちながら吐き出された精液を余すことなく飲み干そうとするかの如く、膣壁がうねり、渦を巻くかの様に蠢く。僕のペニスから搾り取ろうとするかのようにぎゅうっと強く握られる感覚があった。

 ハート型のお尻をきゅっ、と突き出して精子を受け入れている姿はまるでオーガズムの時にお尻をキュッと絞りこむ人間女性と同じに見えた。

 

 

「まだ、射精てる……♡うぅん♡♡♡」

「はあ……はあ……最高のオマンコでしたぁ……」

 

 長い時間をかけてようやく全てを出し切った後、僕はアレク様の上に倒れ込んだ。汗ばんだ肌が触れ合い、互いの鼓動を感じることができる。彼女の体温が心地よくてしばらくそうしていたかった。

 

「ああ……幸せだ♡」

「……はい♡私もです♡」

「でも、まだ足りないですね」

 

 僕は未だに衰えない自分の怒張を見せつけた。一度出した程度では収まらないと訴えかける様にびくびく震えているソレを見て、アレク様は舌なめずりしていた。

 結局酔いが覚めてなお、日が昇るまで僕らは愛し合った。何度も体位を変え、果てること無き快楽の虜になっていた。

 

「アレク様……」

「ん……?」

 

 僕は再びアレク様の胸にしゃぶりつき、どうしても我慢できずにまた彼女のおっぱいを弄り始めてしまった。

 

「全く……乳児に戻ってしまったか♡」

 

 そう言ってアレク様は苦笑しながらも僕の頭を撫でてくれる。

 その手つきはとても優しいもので、まるで本当の母親みたいに感じた。

 

 

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