組織は十分に大きくなっていた。
当初、俺達の組織の人員は、総統である俺と戦闘員Aと博士の三人のみ。
だけど、博士の作戦を元に、人員は無事に増やしていった。
俺達の悪の組織は、かなり多く十分に世界征服をできる程にまで大きくなっていた。
世界征服を開始する際、俺達はどのようにして世界征服を行うのかを会議をする事にした。
その会議には、総統である俺と戦闘員Aと博士の三人で行う。
「それで、どのように世界征服を行うんですか、総統」
それと共に戦闘員Aはポテトチップスを食べながら、俺に聞いてくる。
その表情は真面目そのもので、とても冗談を言っているようには思えない。
しかし、その表情とは裏腹に、その手に持っているのはポテトチップスだ。
「いや、お前、なんでポテトチップスを食べながら言っているんだ」
その言葉に対して、俺は思わずジト目で睨んでしまう。
「まぁ、まぁ、総統。これで、世界征服について考えましょう」
博士がそう言って、俺に話しかける。
その言葉に俺は頷く。
そして、俺は考える。
「けれど、どうするべきか」
「何って、実力行使で良いんじゃないですか?なんだって、今の組織の勢力だったら簡単に世界支配を出来るじゃないですか」
「そうだよなぁ」
「いや、でも実力行使はちょっと危険だよ。だって、他の組織とか、軍とかから反撃されたら、それこそ終わりだよ」
博士は戦闘員Aの言葉に対して、反論する。
「えぇ、じゃあ、どうすれば良いんですか?」
「うーん、そうだな。まずは、この国の政治家を洗脳する。そして、政治家に俺達の組織の意に従うように指示する。そうすれば、この国は俺達の組織の支配下に入る。それから、他の国に侵攻して、同じように洗脳して、支配する。それで、世界征服完了だ」
「博士、それって幾ら何でも倫理観的にヤバ過ぎるでしょ」
「いや、でも、これなら、世界征服が出来るし、他の組織から反撃されることもない」
「まぁ、確かにそうだけど。でも、これって、あまりにも人権や倫理を無視し過ぎだよ。いくら世界征服とはいえ、こんな方法は良くないよ」
「そうかもしれないけど、これが一番手っ取り早い方法なんだ。だから、この方法を採用しよう」
「うーん、けどなぁ」
俺は思わず唸ってしまう。
確かに博士の言っている事は理にかなっている。
しかし、それでも俺は納得がいかない。
「じゃあ、他に良い案があるのか?」
「いや、ない」
「じゃあ、これしかないじゃん」
「えぇ」
そう、あまりにも倫理観なく、俺は思い悩んだ。