~今回のあらすじ~
・衛宮切嗣を救出に来るランサーと、アサシン
・打倒キャスター・アーチャー陣営のために、手を組む他陣営
・酒を飲むキャスターとアーチャー
・言峰綺礼×アイリスフィール×久宇舞弥
終わることなき肉欲
※シリーズ全体
以下の点にご注意ください。
・バッドエンド確定
・キャラ崩壊、設定ガバガバ
・介錯不一致の可能性
・ハードな展開や胸糞鬱描写あり
・後半までR-18描写無し
少し前。
「ふん、ライダーのヤツめ。今宵勝負に打って出るというわけか……。すでにセイバーすらこちらの手の中にあるというのに無謀な。そうは思わんかね? 衛宮切嗣」
綺礼は両脇にアイリスフィールと舞弥を抱きかかえながら、縛られて俯いている切嗣に尋ねる。
「…………」
切嗣は何も答えない。それを見た綺礼は、アイリスフィールと舞弥、それぞれに口づけをする。
「綺礼様ぁ……」
「んっ……んむ」
舞弥とアイリスフィールが、甘い吐息を漏らす。
無表情で虚空を見つめる切嗣を見て、フッと笑うと酒を呷る綺礼。
そしてそれを口移しで、アイリスフィールと舞弥に飲ませる。
「はぁ……ん」
「んっ! んんっ!」
2人は、切嗣の見ている前であるにもかかわらず、甘い吐息を漏らしながらそれを飲み干す。
その時だった。
「綺礼様、サーヴァントの気配です!」
叫んだのはキャスターの疑似サーヴァントだった。それから程なくしてランサーが現れ、衛宮切嗣の傍に現れる。
「ランサーだとっ!? くっ!」
出現したランサーが武器をまだ出現させておらず、加えて女性であったため余剰令呪を持つ自分なら、キャスターを呼び戻すまで足止めくらいはできると判断した綺礼は黒鍵を取り出して向かっていく。
(いかにサーヴァントといえど、核を破壊すれば……)
しかし、綺礼が得意とする近接戦闘においてもランサーは軽々と彼の攻撃を躱す。
アイリスフィールと舞弥もそれぞれ、魔術とナイフで襲い掛かるが3対1でもまるで当たる様子がない。
そしてついには、ランサーの蹴りを受けてアイリスフィールと舞弥は壁に激突してしまう。
そしてそのまま気を失ってしまった。
「キャスターのマスターを攻撃する命令は受けていないのだけど……しつこいわね」
ランサーは綺礼の八極拳を容易くいなす。
(初見でこうも話にならんとは、さすがはサーヴァントと言ったところ……いや、この女が格闘術の達人ということか……)
心の中でそんなことを考えた瞬間、綺礼は顎を蹴り上げられてしまう。凄まじい衝撃に驚く間もなく、腹部に二度目の蹴りを受けてしまい、先の2人同様に壁に激突してしまった。
先ほどの発言から、恐らく手加減したであろうにも関わらず綺礼ほどの男が立ち上がることすらできなくなっていた。
それを確認すると、ランサーは衛宮切嗣の拘束を解く。
「なぜ……なぜだランサー? その男は敵のはず……」
綺礼が傷を押さえながら問う。
「私の陣営と衛宮切嗣はある取引をしたのよ。そしてそれを果たすために、彼は回収させてもらうわ」
「取引、だと……?」
ランサーの言葉に戸惑う綺礼。
「ええ。私だけじゃないわ。アサシンの陣営も彼と取引している」
と、その言葉と同時にランサーの周りをキャスターの疑似サーヴァント十数体が取り囲む。
「そうか、マスター無しに単身でキャスターの工房に乗り込んで来るとは、あまりに無謀な……。その取引とやらについて聞きたいことがある。お前を返すわけにはいかない」
綺礼の言葉と共に、ジリジリと距離を詰める疑似サーヴァント軍団。
だがその時だった。
「疑似サーヴァントだけで、本当に私たちを止めておけると思いますか?」
その言葉と共に、気配もなく現れたのはアサシンだった。
疑似サーヴァントが十数体おり、ここはキャスターの工房であるためステータスが向上しているとはいえ、2体の敵対サーヴァントが現れては綺礼も焦りを隠せない。
「くっ……アサシン……」
綺礼が歯噛みする中、アサシンはにっこりと微笑む。
「本来ならここで始末しておきたいところですが……。キャスターが何か仕掛けをしたみたいですね。この結界内であなたを殺害するのは得策ではないでしょう。ですから、当初の予定通りセイバーのマスターだけ回収させていただきますね」
そう言ってアサシンは切嗣に近寄り、彼を肩に担ぐと素早い動きで、その場を去る。
追おうとする疑似サーヴァント軍団の攻撃をランサーが受け流しつつ、アサシンと共に結界の外へと移動する。
そして結界を出た衛宮切嗣は令呪を使用して命ずる。
これまではキャスター自身がこの地にいて令呪を受け付けない結界を張っていたため、結界の中に囚われたセイバーを令呪で呼び戻すことはできなかったが、彼女がライダーの固有結界内にいる今ならば令呪が効果を発揮する。
「令呪を持って我が傀儡に命ず。セイバー、戻れ!」
切嗣が令呪を使用すると、セイバーがすぐ傍まで戻って来た。
移動しながらセイバーは俯いている。
「切嗣……あのような無様な醜態を晒してしまい、申し訳ありません……」
セイバーは俯きながら呟く。切嗣が何も答えずにいると、彼女はつづけた。
「私のせいでアイリスフィールも舞弥も囚われてしまいました……私はサーヴァント失格です。いかなる処罰も覚悟しています」
それに対しても無言を貫く切嗣。
いつものように、彼女の言葉を無視しているわけではなかった。
彼は目の前で最大の敵である言峰綺礼によって自らの妻が、付き従っていた舞弥が蹂躙されたことに絶望しており、そのことで頭がいっぱいになっていたのだ。
これからの聖杯戦争を戦う道筋が立たなくなったという、大きなショックが彼の心を支配していた。
そして現在。
「ハッ……! ハッハッハッハッ! 妻と部下を失うとは、無様だな衛宮切嗣!」
車いすに座った男、ランサーのマスターであるケイネス・エルメロイ・アーチボルトは、切嗣の変わり果てた姿に笑い声を上げる。
「…………」
切嗣は黙ったまま俯いている。
「当然の報いだな。貴様のような卑劣漢、罰が当たって然るべきというところだ。……この私の礼装を……魔術回路を……この私の栄光を奪ったのだからなっ! 聞いているのか衛宮切嗣! この魔術師の恥さらしめがっ!! 何とか言ったらどうだ!!」
神童と謳われ将来を確実視されていたにも関わらず、切嗣の起源弾によって魔術回路を滅茶苦茶に破壊され、積み上げた功績を台無しにされた彼が、怨嗟の言葉を口にするのも無理はなかった。
血管が浮き出るほど激昂するケイネスに対して、彼の協力者で婚約者でもあるソラウが宥める。
「はいはい、ケイネス。それ以上興奮すると、また気を失うわよ? あなたはまだ重傷者なんだから」
「ソ、ソラウ……。しかし! ……いや、君の言う通りだ……」
彼女にはめっぽう弱いケイネスは、その言葉で多少落ち着きを取り戻す。
「……こんな状況でなければ、すぐにランサーに串刺しにさせているところだが……」
憎々し気に切嗣を見て、ケイネスは続ける。
「アーチャーとキャスターの陣営は、正直かなり厄介だ……。悔しいがあの2体のサーヴァントの突破には基礎ステータスが高く、圧倒的な破壊力を持つセイバーの力が必要だ。無論、セイバーだけではない。宝具による機動力と制圧力に長けたライダー。隠密行動に長け、キャスターの疑似サーヴァント突破の糸口になるかもしれない薬を作成する知識を持つアサシン。宝具に匹敵する威力を誇る多彩な技を持ち、基礎ステータスもセイバーと比肩する高さを持つ我がランサー。このうち誰かが今欠ければ、その時点でこちらの負けは濃厚になってくるだろう」
切嗣を睨み付けながらも冷静に分析するケイネス。
ランサー、アサシン、そしてセイバーがその言葉を黙って聞いている。
ライダーのマスターであるウェイバー・ベルベットは、ケイネスの聖遺物を盗んだ件で合わせる顔が無いからと使い魔を通じて参加している。
ケイネスとしても、歯牙にもかけていなかった自分の生徒に、切嗣に敗北した今の姿を見られるのは耐えられないだろう。
「そういうわけだ。はらわたが煮えくり返る思いだが、ひとまずはあの2体のサーヴァントを倒すまでの停戦といこうではないか。異論がある者はいるかな?」
ケイネスの問いに誰も反応せず、同調するようにうなずく。
使い魔であるウェイバーを除いては同意を示したが、切嗣だけうなずかない。
いや、話は聞いていたがあまりのショックで無気力になってしまっているのだ。
「聞いているのか、衛宮切嗣! そもそもこの案を最初に言いだしたのは、貴様であろうに!」
ケイネスが車いすのアームレストを苛立ったように叩くと、ようやく反応する切嗣。
「……あ、ああ……。それで……問題ない……」
その様子に深いため息をつくケイネス。
「さて、これから先の連絡は使い魔を通して行う。緊急の際はサーヴァントでの連絡も考慮するが、裏切ってマスターを殺害する者がいないとも限らん以上、最小限に留めるべきだろう。さて、では使い魔で要件を伝える暗号を決めようではないか。……セイバー、その男は使い物にならんようだから、サーヴァントである貴様が代わりに暗号を覚えるのだ」
「……はい、わかりました……」
ケイネスの言葉に、セイバーが頷く。
「……いや、いい……。僕が聞こう。僕はまだ戦いを諦めちゃいない……」
ケイネスはその言葉に、フンと鼻を鳴らした。
切嗣は、今は戦いに集中しようと自分に言い聞かせるのだった。
「ふん、なるほどな……。我たち以外の陣営が全て敵というわけか。まぁそれはそれで愉しめそうではあるが」
ソファに横になり、グラスを呷るアーチャー。空になった彼のグラスと自分のグラスに酒を注ぎながら、キャスターは呟く。
「でもなんで4つの陣営で組むんだろうね~ッ?」
彼女の言葉にアーチャーは、笑いながら返す。
「なんだわからんのか? キャスター。連中はそれだけこちらを危険視しているということだ。そも、これは貴様のせいでもあるのだがな」
「う~んと、セイバーを倒したり、ライダーを追い詰めたりしたから?」
キャスターが尋ねると、アーチャーはそうだとうなずく。
「なんか愉しくなってきよね~」
「そうだなキャスターよ。お前にはあとで褒美をやろう。セイバーも手に入れ、この聖杯戦争にも面白みを感じなくなっていたところだったのだが……。これでもう少しは愉しめるだろうよ」
そう言ってグラスを掲げて、不敵な笑みを浮かべるアーチャー。
キャスターも同じような笑みを浮かべるのだった。
「それにしても……」
アーチャーは視線を隣の部屋に向ける。その部屋では今も、綺礼とアイリスフィール、舞弥の行為が続いているのであろう。声が漏れていた。
「綺礼め、まだ呆けているか……。飽きぬヤツよ」
「ほんとだね――――ッ」
2人は再び酒を呷るのだった。
一方の綺礼の部屋では、未だ行為が行われていた。
「ああ、ご主人様……。どうかこの卑しい牝豚に、お慈悲をくださいませ……」
アイリスフィールが四つん這いの体勢で、綺礼に向かって尻を突き出している。そして彼女の隣では舞弥が同じように尻を突きだしていた。
「ああ……いいぞ」
そう言って綺礼は2人の秘所に交互に挿入する。
「あッ! 綺礼様の逞しいおチンポがぁ! 私のオマンコとヒダヒダをゴリゴリィって抉ってくるのぉ!」
アイリスフィールはよがり狂う。
そんな彼女の様子を満足そうに見て、綺礼は舞弥に視線を移す。
「ん……綺礼様ぁ」
彼女は切なげに声を漏らしながら、自ら指で秘所を弄っていた。
その行為を見た彼は、舞弥の尻を叩くのだった。
「ひぎっ! き、綺礼様……?」
突然尻を叩かれたことに驚く舞弥。
「……何を一人で愉しんでいる?」
「は、はい……。申し訳ありません……」
そう答えた彼女の尻を掴み、強く打ちつける。
「ひぎぃッ!!」
苦痛の声を上げる舞弥に、綺礼は冷たく言い放つ。
「……何を勝手に楽しんでいる? お前は私の奴隷にすぎないと何度言えばわかるのだ?」
「ああ……申し訳ありません! 私が愚かでした!」
「ああ、綺礼様ぁ! 私にもぉ!」
3人による淫らな儀式は終わることなく続く。
そこへキャスターとアーチャーがやって来る。
「あ~あ~あ~、くっさいなぁこの部屋は~。キレイキレイまだ飽きずにやってんの~ッ?」
キャスターが鼻を押さえて呆れたように笑いながら綺礼に尋ねると、彼は答えた。
「ああ、中々これが飽きなくてな……」
2人のサーヴァントに見られているというのに、恥じることなく腰を振り続ける綺礼。
「あぁんっ! ご主人様ぁ~! ご主人様のおちんちん気持ちいいのぉ! もっともっとズポズポしてぇ!」
アイリスフィールは、もはや理性など欠片も残っていない。
「綺礼様ぁ! ああッ……綺礼様の逞しいおチンポで私の子宮を突いてくださいませっ! あはぁっ!」
舞弥は秘所を弄るのを止められず、キャスターたちの存在にも気づいていない様子だった。
アイリスフィールと目が合うキャスター。
その目はすでに、快楽に堕ちている者の目だった。
それを冷たい目で見下ろすキャスター。
「あ~、綺礼様ぁ! もう私ダメッ……イッちゃうッ!」
アイリスフィールの膣内が収縮する。それに呼応するように舞弥も身体を痙攣させた。
「綺礼様ッ! ああんっ!! いっちゃうぅぅッ!!」
3人は同時に絶頂に達するのだった。
「ふぅ、どうだキャスターよ。お前はアイリスフィールに執着していただろう? ……お前もコイツを味わいたいか?」
綺礼が問うと、キャスターは冷めた目でアイリスフィールを見下ろしている。
「いやいいよ~。ボク別にそういうんじゃなくて、アイリちゃんが屈服したところを見たかっただけだし。こんなになっちゃったアイリちゃんには興味ないんだよね~ッ」
アイリスフィールは絶頂に達した後、意識を失っていた。
そんな彼女の頰を叩き、綺礼が告げる。
「起きろ。……この程度で意識を飛ばすとはな」
そう言って彼女の尻を叩くと、彼女は目を覚ました。
「ああんっ! ああんッ! もっとして! もっとぉお!」
「……ダメだね~これは。つまんないの――――ッ!」
そんな様子を見ていたキャスターだったが、やはり興味を失くしていたようで、やれやれとため息をつくのだった。