ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
◇10日目 夜◇
初日の客入りは大盛況だった。開店時間前から長蛇の列ができ、初日は朝から大忙し。
加奈ちゃんは表に顔を出さないように気を付けつつも清掃員として客の様子を伺い、アンケートにも穴が空くほど目を通した。
一瞬一瞬で改善点を見出して店員に伝え、キャストに共有して全体の改善を行った。
普通はそんな事をするのはかなり難しい。しかし加奈ちゃんの采配は見事というほかなかった。
「皆さん、お疲れ様でした。本日のお給料です」
風俗店というのはほとんどが日給で支給される。
「凄いッ。こんなに稼げるのっ⁉」
「大変だったけどめっちゃ体は楽だったからなんとかなるね」
ハーレムプレイは四人一組で行われる。上半身が二人。下半身が一人。中間でどちらも担当するのが一人のチーム制だ。
人によって性感帯や好きな部位は違う。よって基本プレイはキス、手指と口での愛撫、そしてフェラや素股を担当する人に分けられるのだ。
それらを10部屋ある個室に客を分けて一斉にスタートする。コース時間を30分、45分と短く区切ることで受け身、つまり女の子に客が愛撫するプレイを削除して負担をなくすことができる。
まあおっぱいを触ったりクンニをされたりはするので完全に無しと言うわけではないが、一人が一人を相手にするより相当楽だそうだ。
人によって違いはあれど、基本的な性感帯の部位は同じだ。キスで盛り上げ、胸回りを手指でサワサワして、盛り上がってきたところで乳首をペロペロ。そしてフェラや素股はしっかりと焦らした後に一気に行う。
時間が短いので難しい所ではあるけれど、遅漏の人も射精できないなんてことはなかったそうだ。
一つのコマをこなしたら次は役割を交代する。これを繰り返すことでキャストの女の子の負担を減らすことができる。
このスタンスに一つ難点があるとすれば、実力による能力給の反映が難しい所だろう。
今の段階では問題が浮き彫りになっていないが、店が軌道に乗ってくると必ず出てくるのは「私が」問題だ。
つまり自分はこのチームを引っ張っているのにどうして給料が同じなんだ、という考えをする者が必ず出てくる。
能力の高い者は自然とグループを引っ張るようになる。そしてそれはベテランであるほど顕著に出やすい。
新人と給料が同じであることに納得できなくなる日がいつかやってくる。
今のところ新人とベテランでは研修中の総合力を測ってランク分けを行った状態だ。
恐らく業界に長く居るプライドなどもあるので、それを考慮してある程度年月による年功序列を採用している。
ここでいう年功とは実年齢ではなく業界でどれだけ働いているかの話だ。もっと言うなら現在のこの店の年月が一番頭にきている。
「新しいスタイルだから心配だったけど、これならやっていけそう。ありがとう店長。明日からもよろしくねっ」
「はい。皆さんありがとうございます。もしお時間がある人は、この後ミーティングを行うので参加してください。強制ではありませんのでゆっくり休んでくださって大丈夫です」
「私は参加するわ。ちょっと皆に共有したいこともあるし」
「あ、じゃあ私も~。尻の穴舐めろって言われてクッソキモかったからプレイのNG項目とか増やした方がいいかも~」
「あはは。そうですね。確かにもう少しプレイ内容を改訂した方が良いかもしれません。では皆さん、会議への参加、よろしくお願いします」
キャストの皆の意識は驚くほど一致しているようだ。これはスタンドプレーをする人が出てくる心配もしなくて良さそうだな。
◇◇◇
「ふぅ……大変な1日だったね。お疲れ様、加奈ちゃん」
「ありがとう克明君。皆のおかげで乗り切れたよ。それに、側にいてくれて心強かった」
忙しい初日を乗り切り、家に戻れたのは深夜3時を回ってからだった。お店が終わるのは深夜零時。
そこから反省会をして今日の問題点を洗い出し、明日からのプレイ内容に反映することになる。
「初日だから皆張り切ってくれたのも大きいよね。俺は側にいて手伝っただけだから」
風俗店のボーイというのは想像以上に大変な仕事だった。性欲ギンギンの男というのは気が立ってるもので、待ち時間にイライラして痺れを切らしたヤツもいた。
俺は立場上表に顔を出す訳にはいかなかったが、暴れそうになる客を抑え込む為にかり出されるひと幕もあった。
ボーイというのは不正をする客を取り押さえる用心棒のような役割もある。そのために腕っ節もそれなりのヤツが何人もいるのであまり出番はなかったが。
「明日からも大変だね。ゆっくりお風呂に入って体を休めようか」
「ううん。まだアンケートの見直しがあるから、克明君は先に寝てて。明日も会社だしね」
「俺はいいんだよ。それより加奈ちゃん、気持ちは分かるけど無理はダメだよ。神経が張り詰めてる時こそリラックスしなくっちゃ」
加奈ちゃんは無理をする人だ。だから俺がストッパーとなってちゃんと休ませないといけない。
こういう時の加奈ちゃんは融通が利かないから少々無理やりにでも休ませないといけない。
「だけど……」
こういう時は多分自分で決められない時だ。だから彼氏……いや、この場合はご主人様の出番だ。
「加奈子」
「は、はい」
「命令だ。風呂に入って俺に奉仕しろ」
「……はい♡」
命令という言葉を使うことで俺の心を察してくれたようだ。俺の衣服を脱がせ始めた加奈ちゃんの肩を抱き、深く口づけをして次なる命令を下す。
「加奈子。無茶をするな。俺が付いてる。必ず辛いときに側に居る味方も沢山いる。一人で抱え込むことは許さんぞ」
「分かりました……ご主人様」
その嬉しそうな顔に混じる申し訳なさは、彼女が抱えている闇の深さを物語っている気がする。
一番最初に出てきた時にルナちゃんが言っていた言葉が思い出される。加奈子の闇は深い。
俺達の誰もが想像している以上に深くて重いのだと。
一日中トラウマの場所である風俗店の中にいたのだ。彼女の嫌な記憶が浮き上がってトラウマで発狂しそうになるのを必死に抑えている様子が何度も窺えた。
できるだけ乗り越えられるようにと、ミルフィさんからギリギリまで見守るように言われていたが、帰ってきてからそれが噴き出しそうになっている。
だからこれが俺の役目。加奈ちゃんが抱えている闇を吐き出させて、解消させてあげる事。
だって強くなるっていうのは、誰かに頼る強さって意味も含まれているのだから。加奈ちゃん成長の秘訣はきっとそこにある。
俺は加奈ちゃんをお姫様抱っこで抱えて風呂場へと入っていった。