ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
◇11日目◇
朝方までたっぷりと愛し合い、ほんの少しだけ眠ることにした俺達。
それでも加奈ちゃんは俺が出社する時間までには起床して朝ご飯の準備をしてくれた。
香り高い出汁が鼻腔をくすぐり、俺の意識を覚醒に持ち込んでくれる。
「おはよう加奈ちゃん。出勤まで時間あるんだからゆっくり寝ててもよかったのに」
「ううん。なんだか落ち着かなくて。こうやって克明君のご飯作ってると安心するの。自分の居るべき場所を確認できてるみたいで」
なるほどな。だが俺も同じだ。風俗店の店長という、恐らく一般的な女性が就かないであろう職場にいた加奈ちゃんが、こうして俺の食事を準備してくれていることに対し、俺は確かな安心感を得ていた。
「最高の奥さんだね加奈ちゃんは。愛らしいよ」
「ふにゃぁ……♡」
頬を寄せて後ろから抱き締める。エプロン越しに感じるボリュームおっぱいはノーブラで乳首が浮き上がっており、薄いシャツとエプロンを押し上げている。
摘まんでみたくなるが収拾が付かなくなりそうなのでやめておく。火を止めた加奈ちゃんとおはようのキスをしながら食卓に料理を運んだ。
……
「それじゃあ行ってきます。できればずっと側に居たいけど」
「ありがとう。でもちゃんと出来るようにならないとね。それに咲良ちゃんとミルフィさんもいてくれるし、きっと大丈夫だと思う」
「分かった。できるだけ早く帰ってお店に顔を出すよ」
「うん。待ってる。いってらっしゃい……旦那様♡」
久しぶりに行ういってらっしゃいのキス。加奈ちゃんの表情は夕べのドロドロセックスによって大分スッキリしている。本人のストレスは気が付かないうちに蓄積していくので、俺が定期的にガス抜きさせてあげたい。
加奈ちゃんにキスをして新年1発目の仕事への気合を入れた。
◇◇◇
新年1発目の仕事は順調に進んでいく。が、どうにも少し部署内の空気が違う気がする。正月明けでダラダラしているわけではなく、なんとなく明るさに欠ける。
その理由は明白だ。咲良がいないからだろう。なんだかんだでアイツは部署内のアイドルでムードメーカーでもあった。
その咲良が突然辞めてしまったのだ。華やかさが一つ失われた職場の空気が少し暗くなっても仕方ないだろう。
「志藤、ちょっといいか」
「はい部長」
井上部長に呼び出されて給湯室に連れて行かれた。紅茶を淹れる為のお湯を沸かし始め、棚から紅茶のケースを取り出した。
部長は紅茶にこだわりがあってケトルのお湯はあんまり使わずコンロで沸かしたお湯から紅茶を作る。
茶葉も彼が個人的に買ってきたお洒落なものが棚に置いてあり、ティーポットまで常備してある。
度々彼が淹れる紅茶が社員達の、特に女子社員達の癒やしとなっているのは間違いない。
そんな部長がコンロに火を付け、茶葉を取り出したところで懐に手を入れた。
「これを見ろ」
「これは?」
それは一枚の写真だった。一人の男が映り込んだ写真はあらぬ方向を向いており、隠し撮りらしいことが窺える。
「誰ですか、この男?」
そこに映っていたのは如何にもな感じのするチャラ男だった。見ているだけで生理的嫌悪感が募ってくるような醜悪な顔付きをしている。
特に加奈ちゃんをレイプしたという最初の男達はこんなイメージなので余計にそう思った。
「富山武彦。牧野千咲の交際相手だった男だ」
「じゃあ、コイツが?」
まさしく予想した通りの男であったことに驚きを隠せない。息を呑んで拳に力が入った。
「そうだ。実行犯であり、月宮さんを例の男に売り渡した張本人だ」
「ッ、そうか、こいつが……。しかし、何故今になってこんな写真を?」
「つい先日、富山は牧野千咲と再会してしばらく一緒にいたらしい」
「いた……と言うことは今は?」
「牧野の前から姿を消したらしいが、夕べ再び合流したと情報が入った。何らかの悪巧みをする可能性があるから気を付けろ、とのことだ」
「そうでしたか。加奈ちゃんにはこのことを?」
「それを調べたのは冴子さんだが、立場上表立った肩入れができないから社長経由で俺に情報を回したらしいな」
「分かりました。俺から加奈ちゃんに伝えておきます。こいつ、どこにいるか分かりますか?」
「既に場所は掴んでいるが、どうするつもりだ?」
「いえ、こちらから何かをするつもりはないんですが、居場所くらいは把握しておいた方がいざと言う時対処できると思うので」
「それはそうだろうな。そう思って社長が色々調べてくれたみたいだ。だがこいつに関しては恐らく心配ない」
「と言うと?」
「もともと牧野千咲と一緒に処罰の対象になっていたそうだ。恐らく上層部が月宮さんへの何らかの試練の為に泳がせているんだろう。それが終われば害を及ぼせないようになんらかの対処をするはずさ」
「試練……だけどそれは」
思うところはある。いくら加奈ちゃんを成長させる為とは言え、かつて人生を狂わせた張本人を放置していては危険ではないだろうか。
「志藤、確かに上層部は月宮さんの成長を望んでいる。だが全てを決めるのは自分の意思であり、当事者であるお前達の行動だ」
「つまり、試練を止めるように篠宮会長に直談判するのもありってことですね」
「それを俺から手伝うことはできん。お前に接触してくるであろう会長の使者の方を一刻も早く見極めることだ。恐らくもう近くに居るはずだ」
「俺の知っている誰かってことなんでしょうか」
「しっかりと考え続けろ。会長は人の心を見る。この言葉を忘れるな」
「はい。ありがとうございました」
◇◇◇
◇15日目◇
数日は仕事も加奈ちゃんも順調に過ぎていった。
冴子さんに聞いた経過報告では、加奈ちゃんの店は破竹の勢いで売り上げを叩き出し、牧野千咲の店に迫る勢いらしい。
なんとこの数日だけで改装費はペイできてしまったらしい。つまりオープンから1週間足らずで黒字になりかけている訳だ。
それもこれも加奈ちゃんの見事な采配のおかげだと、上層部の皆さんは太鼓判を押していた。
『これならいつでも経営陣に加わってもらって大丈夫ね。いっそのこと直ぐにでも牧野を始末しようかしら』
なんて怖い事も言っていたのは内緒だ。加奈ちゃんには聞こえていなかったようだが、時折ヤクザより怖いなあの人。
勝負は徐々に形勢逆転しつつある。
その日の終業の打刻を行った俺のスマホを鳴らしたのは咲良からの着信だった。
なんで加奈ちゃんではなく咲良が鳴らしてくるのか不思議だったが、ともかくボタンを押す。
「もしもs」
『先輩ッ! 大変ッスッ!』
間髪入れずにキーンと耳鳴りがしてしまうほどの大音量が鼓膜を突き破らんばかりに鳴り響く。
これだけ慌てた様子で電話してくるということは、加奈ちゃんの身に何かあったのかもしれない。
一瞬でそんな思考が巡ったが、とにかく咲良の言葉を待つ。
「どうした、何かあったのか」
『加奈子さんが大変なんッス! とにかくお店に来て下さい。暴れちゃって手が付けられないんスッ』
「分かった。直ぐにいくから」
数日前の夜にストレス発散したばかりでトラブルが起こるとは、よほどの事態だ。
あるいはそことは関係の無い出来事なのかもしれない。様々な予想が頭を駆け巡るものの、どれも確証を得ない。
いや待て。あった。過去に似たようなことがあったじゃないか。
あれはアパート引っ越しの時だ。昔加奈ちゃんをレイプした奴らが襲撃してきた時に加奈ちゃんが起こしたフラッシュバックによる発狂。
あれと同じレベルで暴れているとしたら、まさか、さっきの富山武彦が来たんじゃ?
嫌な予感がしてタクシーを捕まえ、急いで店舗へと向かった。