ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
咲良から電話を受けて大急ぎで店に駆けつけた。
「あ、お疲れ様です」
「お疲れ様です。加奈ちゃ、店長はどこに?」
「えっと、店の奥に」
「分かった、ありがとうっ」
店の前でキャストの一人が待ってくれていたので、彼女の案内で店の奥へと入っていく。
扉を開けた瞬間に感じたのは鼻を突く饐えた臭い。既に拭き取ってあるが、床には吐瀉物らしき黄色い染みがあった。
そしてかなり暴れたのだろう。物が散乱して酷い有様だった。
「あ、先輩」
「すまん、遅くなった」
咲良に支えられた状態で加奈ちゃんはソファに横たわっていた。
「加奈ちゃんの容態は?」
「今は気を失っています。救急車は呼ばなくて良いと本人が……」
店のことを心配しての事だろう。騒ぎになれば営業が止まってしまうと考え、呼ばなかったのだ。
「何があったんだ?」
咲良を含めた店内にいたスタッフ達の話を総合すると、次のような事態に陥っていたらしい。
まず店はいつも通り営業して、正月明けの平日にもかかわらず大盛況だった。
昼を過ぎて夕方までは順調に客は回転していた。
異変が起こったのは夕方頃。店の中で清掃していた加奈ちゃんが客に見つかってしまい……。
「それが過去にルナにハマっていた客だったのか」
「はいッス。帽子に眼鏡にマスクまでしてたのに、一発で見破ったらしいっす」
「そいつはどこにいる?」
「先輩落ち着いてください。取り押さえてたんですが逃げられちゃいまして。行方は分からず終いです」
「そうか。まあ今はいいか。それで、そいつはなんて言ってたんだ?」
「詳しいことは現場にいなかったんで分からないッスけど、俺達愛し合ってたじゃないかとかなんとか。多分恋人プレイに本気になっちゃった痛客だと思うッス」
「恋人プレイ?」
「イメージっすよ。プレイの時間中だけ恋人として過ごすってやり方があるんす。本格的なのを求める人は愛してるとか言ってくるっす。逆に言わせる人も……」
「そんなのがあるのか」
なるほど。プレイの一環として疑似恋人になって、本気にしちまったってことか。
思い込みの激しいヤツがいるもんだ。変装をしていた加奈ちゃんを一発で見破った事から相当執着していたに違いない。
咲良から聞いた情報によると、年齢は30歳前後。彼女の言葉をそのまま借りれば『如何にも童貞みたいな顔』だったらしい。
それでは全然分からないな。店内の監視カメラに映ってないか後で確認しておこう。
加奈ちゃんの様子の続きだが、掃除をしている最中の加奈ちゃんを速攻でルナだと見破ったらしい。
夕刻頃、加奈ちゃんはいつも通りプレイ後の部屋を掃除に入った。
プレイが終わった部屋は誰も入らないように扉に札が掛けられている。だがそいつは無遠慮に扉を開いて入って来た。
バタンッ!
『え?』
突然扉が開き、一人の男が飛び込んできた。
『ルナちゃんっ! やっぱりルナちゃんだっ!』
『え、イヤッ! やめてぇっ! 離してぇ! いやぁあああっ!!!』
飛びかかってきたその男は扉を閉め、加奈ちゃんをプレイ用のベッドに押し倒した。
『なんでっ! なんでボクの前から居なくなったんだッ⁉ あんなに愛してるって言ってたじゃないかっ!』
『知らないッ! あなたなんか知りませんっ! いやぁ、離してッ!』
『もう離さないぞっ! 結婚しようっ! ちゃんと働いてお金貯めたんだッ! クソみたいな上司のいびりにも耐えてきたんだ!』
男はそう言いながら加奈ちゃんの体に股間を押し付け、加奈ちゃんの変装を剥ぎ取った。
そのまま衣服を破って犯そうとズボンを脱いだところで異変を察知した男性スタッフに取り押さえられ、事なきを得たらしい。
これは発狂した加奈ちゃんが叫んだ内容から推測したことだ。
◇◇◇
別室につれていって尋問しようとしたところでスタッフを振り切って脱兎の如く逃げ出してしまった為、30分ほどで追いかけた男性スタッフが見失ったと報告に来たのがつい数分前だ。
「すみません。逃げ足が速いヤツで」
「お疲れ様でした。休んでください。その客はこの店に何度も足を運んでいたか分かりますか?」
「いえ、多分初めての客でした」
じゃあそいつは初めて来たこの店で、たまたま見かけた清掃員をルナだと見破ったというのか。
「話が出来すぎてないか? サラシを巻いて胸の大きさを変えていたし、髪も束ねて三角巾の中に隠してた。働いていた当時とは髪色も違っていた。それに、なあ咲良」
「はいッス」
「こういう場所で働く場合、化粧ってするもんだよな? 当時の加奈ちゃんはどうだった?」
「ええ、男受けするメイクバッチリで、今みたいなすっぴんではなかったッスね」
再会してから今日まで加奈ちゃんがガチガチのメイクをしている所は見ていない。
だから想像でしかないものの、他のキャスト陣の様子を見る限りでは比較的濃いめの化粧をするのが普通だろう。
「そんな状態の加奈ちゃんを、そいつは迷いなくルナだと判断したっていうのか」
「た、確かに……。でも先輩ならどうッスか」
「まあそうだな。どんな状態でも加奈ちゃんだと見抜ける自信があるって言いたいところだけど、皆のメイク具合を見ていると、一瞬で判断するのはちょっと難しいかもしれない」
「そうっすよね。バッチリメイクとすっぴんのギャップを見破るのは中々難しいッス。ましてやマスクして眼鏡までかけてたんだから尚更……」
「んっ……」
いくら議論しても答えは出ない。行き詰まったところで加奈ちゃんが呻くように声を上げ、意識はそっちに向かう。
「加奈ちゃんッ。大丈夫?」
「かつ……あき君……?」
ぼんやりと目を開いた加奈ちゃんに駆け寄り、宙を彷徨ったその手を握り絞めた。
発狂していたと言う話だが、意識はまだハッキリしていないようだ。目はあちこちを彷徨って定まらない。
「ぁ……ぁ、ぁ、あ、あああああああああっ! いやッ! ダメ克明君ッ! 私に触らないでっ!」
「加奈ちゃん落ち着いてっ。大丈夫だ。君は何も悪くないから。汚くもないし汚されてもいない。俺は君を疑わない。絶対に見捨てない」
案の定、加奈ちゃんは意識を取り戻した瞬間に発狂を再開してしまう。以前と同じだ。そして今度はルナちゃんに入れ替わって仮初めの安定を取り戻す事もない。
ここ数日、加奈ちゃんとルナちゃんは意識が混じり合ったまま元に戻らなかった。しかし、割合は日によって変わる。
直感だからなんとも言えないが、彼女のストレス状態で変わるのではないかと予想していた。
その意識は今だに混じったままだ。だとしたら以前とは何かが違う。
「克明君、嘘だからねッ、愛してるなんて、お店の中の話だから……ごめんなさい、私、あなた以外の人に、嘘でもあんなこと……ごめんなさい、ごめんなさいッ」
いかんな。かなりパニックを引き起こしている。
彼女はただ必死に働いてきただけだ。
その中で偽りの愛を言わされるプレイをしたとしても、そんなものを気にする必要なんてない。
「大丈夫。ちゃんと分かってるから。それはプロとして演じていた事だ。加奈ちゃんが悪いわけじゃないんだ。大丈夫だから。心配しなくていい」
「それだけじゃない……私、あいつにも言ってた。言ってしまった……、何度も何度も……嘘なのに。本当に愛してるのは克明君だけなのに……」
「分かってる……大丈夫だ」
連鎖的に鳥籠時代のトラウマもフラッシュバックしてしまっている。
加奈ちゃんにこちらの声は届いているのか。
何度語りかけてもうわごとのように懺悔を繰り返した。
「ごめんなさい……克明君、愛してるの、愛してる、本当に愛してるのはあなただけだから……ごめんなさい……ごめんなさい……ッ!」
ここは根気よく慰めるしかない。
慌てたり俺が精神を乱してはいけないのだ。
俺自身こそが落ち着かなければ。
「大丈夫だからね……加奈ちゃん。俺は君をちゃんと愛してる。君の愛は絶対に疑わないからね」
「はぁ、はぁ、はぁ、あぐっ、んぅう」
加奈ちゃんを抱き締めて背中をさすり続ける。
「う……、ん、おごっ……うぇえっ」
「加奈ちゃんッ!?」
加奈ちゃんの身体が強く痙攣し始め、再びその場で嘔吐してしまう。
「おえっ、おごぉ……おえぇえ……ッ!」
「加奈ちゃんしっかりっ!」
「だめ、うええ、ゲホッ、克明君、離れて、汚いから……ゲホッ、ゲホッ」
「そんなこと気にしなくて良い。ほら、ハンカチ」
「うん、ありがとう……ゲホッ」
吐瀉してしまった加奈ちゃんの背中をさすり、持ってきてもらったタオルで口元を拭う。
先ほどまで嘔吐していたという話だから胃の中は何も残っていない。透明な胃液には血が混じってしまっている。
「ダメッ、ダメぇええ、私、汚いからっ! 汚れてるッ、汚いのっ!」
「大丈夫ッ、汚くないから」
やはり激しく混乱している。落ち着いてもらうために抱き締めなければ。
暴れる加奈ちゃんを抱き締めて背中をさする。なおも混乱する彼女を抑え込み、引き剥がそうとする腕を掴む。
「嘘なのっ! 愛してるのはあなただけなのっ! 他の人になんて」
「分かってるっ! 大丈夫だ。君はプロとして仕事をしただけだ。そんなの裏切りのうちには入らないから、心配しないで」
加奈ちゃんは嘘でも他の男に愛を囁いたことを激しく忌避していた。だけどそんなのは問題にならない。
嘘だと分かっている言葉なんていくら言った事実があっても俺にはなんの障害にもならなかった。
「でも、でもっ」
「だったら」
「んむっ、んっ♡ はぁ、らめ、吐いちゃったの。汚いから」
「加奈ちゃんのなら汚くない。落ち着くまでやめないから」
加奈ちゃんの唇に何度もキスを重ねる。 俺はひたすら彼女の背中をさすり、彼女を落ち着かせる事に終始した。
しばらく背中をさすっていると徐々に落ち着きを取り戻し、呼吸は整いつつあった。
やがて暴れる体は脱力し、段々と身を任せてくれた。
「克明君……。ごめんなさい……。また、迷惑掛けちゃった」
「むしろかけてもらわないと困る。溜め込まないで、俺に吐き出してね」
「先輩、格好いいッス♡」
「何か飲み物をもってきてくれ」
「はいッスッ」
暴れ続ける彼女が大人しくなるまで抱き締め続け、何度も何度もキスをした。
◇◇◇
「すまん咲良。今日は店を任せてもいいか?」
「お任せくださいスッ! 加奈子さん、絶対無理しないでくださいね。2,3日休んでもらって大丈夫ッスから」
「ううん。少し休んだから戻ってくるから心配しないで」
「で、でも」
「心配かけてごめんなさい。少しだけ時間を頂戴。かならず今日中に戻るから」
「加奈子さん……分かったッス。ご主人様にたっぷり可愛がってもらってくださいッスッ♡」
「あはは、ありがとう……」
「店長、お店のことは心配しなくていいからね」
「ありがとうございます。すぐに戻ってきますので」
加奈ちゃんは頑として譲らなかった。少し休んだら直ぐに戻ると告げて俺と共に店を出る。
「加奈ちゃん……」
「ご主人様……お願いします。加奈子に、お仕置きしてください」
「分かった」
言葉を交わさなくても加奈ちゃんの願いがなんなのかは分かった。心配しすぎて彼女のやることを止めるのは違う気がする。
その手を引っ張ってすぐ近くにあるラブホテルに入っていった。
再び上書きの時間だ。