ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
◇16日目◇
加奈ちゃんの勇気ある決断はお店の人間全員の心を動かした。
これまで清掃員として店内を観察し、キャストやスタッフに的確な指示を飛ばして店の改善を行ってきた功績から、加奈ちゃんの信頼度は確かなものとなっていた。
その事実もあって伝説の風俗嬢ルナがプロデュースするという触れ込みはお店全体の活性化に繋がった。
俺が一晩で仕上げたホームページのレイアウトを早朝から反映し、その宣伝効果は凄まじいものがあった。
「ありがとう克明君。ホームページのアクセスが凄い事になってるよっ」
「役に立てて良かった。今日からルナ目当ての客が大勢押し寄せてくるだろうから、気を付けてね」
「うん。絶対に一人にならないようにするから」
「俺も裏から目を光らせてるから心配しないでね」
「心強いよ。……あの、克明君」
「心配しなくていい。過去の客に会っても俺は気にしないから」
「ありがとう。我が儘聞いてくれて……」
加奈ちゃんは過去の客に会うことで俺が嫌な思いをしないか心配しているようだ。もちろん何も思わない訳じゃないが、俺が動揺すれば加奈ちゃんの決心が鈍ってしまうかもしれないからな。
彼女の支援をするのが俺の使命だ。こんなことで動揺するわけにはいかない。
「せんぱーいっ。店内でイチャコラせっせしないでくれますー?」
「なんだイチャコラせっせって。いいだろ俺達もうすぐ夫婦なんだから」
「うわ~、開き直ったよこの人」
なんだかんだで咲良は俺達の出勤に合わせて早朝に店入りしていた。加奈ちゃんはいつも早朝に店を訪れ、人通りの少ないうちに店舗前の通りを掃除している。
それを手伝うために咲良も早起きしてウチのマンションまで迎えに来るのだ。
今日は会社が休みなので俺も手伝ったが、ここ数日は咲良とボーイの一人が積極的に手伝ってくれた。
開店前のスタッフ出勤時には店内全部がピカピカになっているので、最近は段々手伝う人が増えているらしい。
加奈ちゃんは誰かに手伝って欲しいと頼んだ事は一度も無い。最初はポイント稼ぎだなんだと嫌味も言われたが、彼女はイヤな顔一つせず淡々と業務を行った。
それが半月も経たずして全員の信頼関係を獲得した加奈ちゃんの人徳だろう。
「ふふ、咲良ちゃんが居てくれて店内が明るいよね。会社でもそんな感じだったの?」
「ずっとやかましいよコイツは。まあおかげで部署内は退屈せずに済んでたけどね」
「なんか光景想像できるかも♪」
加奈ちゃんと咲良の三人で談話しながら掃除を進めていると、スタッフが一人、また一人と出勤してくる。
開店1時間前にはキャストも何人が出勤して、全員で掃除を手伝ってくれた。
聞く限りではキャストが店内の掃除を手伝う店なんて聞いたことがないらしい。
そういうのは全部ボーイの仕事だ。
「店長、ちょっといいかな」
「はい、どうしました」
出勤してきた新人キャストの一人が加奈ちゃんに声を掛ける。何やら緊張の面持ちで出勤してきた彼女の口からとんでもない事実が告げられた。
「ゆうべさ、あの牧野って女の店で働いてる知り合いから聞いてきたんだけど、向こうもハーレムプレイ取り入れるって」
「え、そ、そうなんですか」
なんとキャストの一人が気を利かせて向こうの店で働く知り合いにコンタクトを取ってくれたらしい。
表立って動くとスパイと疑われるので、共通の友人を交えて飲み会を開き、その中の雑談で聞き出したようだ。
「うん。しかも向こうは一人分の料金であと二人付けられるって感じで赤字覚悟みたいだよ」
なんと牧野はこちらのハーレムプレイに対抗してうちと同じスタイルを取り入れるらしい。
しかも値段はこっちよりも遙かにリーズナブル。いや、破格の安さと言って良い料金設定にするつもりだ。
「そんでここ数日でかなり準備してたみたいで、結構本格的らしいです。しかもこっちと同じで王様ハーレムプレイ」
なるほど。コンセプトも同じにしてきたか。業界で同じプレイを取り入れている店の割合でいうと、M性感と称して逆レイププレイのスタイルで取り入れているところが多いらしい。
最近は草食系の客も多いみたいで、女性が主導権を握ってプレイを先導することができるので男性にMになってもらったほうがコントロールがしやすいそうだ。
一応、こっちのコンセプトは王様奉仕プレイだが、主導権は女性側にある。緊張して動けなくなる客もいるので優しく導いて優越感を感じてもらうプレイが主体だ。
しかし、どんな職業でもそうだが、出ていくお金で最も大きいのは人件費だ。
風俗という職業は半分以上が人件費と言っても過言ではない。それを一人の料金で三人付けるとなると、採算なんか絶対に取れっこないのだ。
牧野がそんな計算もできないバカなら分かりやすいが、普通に考えてそんな事が分からない人間はいないだろう。
向こうにも経理担当はいるだろうし、何故そんな無茶な料金設定でゴーサインが出せるのか……。
「それってキャンペーンとか割引とかなんじゃないか?」
「そうだと思うよ。しかも給料は据え置きだって言われてる」
「勝負を仕掛けてきた、のかな。だけどどう考えても採算なんか取れっこないぞ」
「牧野さんは粗暴で短気だけど、バカではないと思う。むしろ凄く狡猾で人を罠に嵌めるが大好きな性格だから、きっと何か狙いがあるんじゃないかな」
被害の当事者である加奈ちゃんの言葉には重みがある。俺も二度見ただけだが、確かに性格は破綻しているし、あまり頭の良い人類には見えない。
しかし人を人とも思わぬような鋭く狡猾な目つきで底冷えするような恐怖感を抱いたのも事実だ。
あれは、怪物だ。自分以外の全てが引き立て役でしかないと思っているタイプだろう。
人間とすら認識していない可能性もある。俺達を罠に嵌めて悔しがっている姿を見たくて仕方ないって考えても不思議じゃない。
「ひょっとして、こっちのお客を奪うのが目的だったりして」
「一番明確に見えている目的はそこだよな。怖いのは、別の狙いを忍ばせている場合だ」
「別の狙いって、何かあるんスか先輩?」
「それはまだ分からないが、あまりにも分かり安すぎるだろ? 不満がでないようにキャストの給料も据え置きにしてる。他に何かいってませんでしたか?」
「そうねぇ。無茶なシフト入れられてムカつくって言ってた。生理休みも取らせてもらえないんだって」
「なるほど。ハーレムプレイにする狙いはそこだな。複数でサービスすれば服を脱がなくて済む」
同じ事をすることはこっちにも可能だが、加奈ちゃんはキャストにちゃんと休暇を取ってもらっている。
それでも加奈ちゃんに感銘を受けて、残りの半月は皆が皆積極的に出勤してくれている。
そのおかげもあって人手不足に陥ることはギリギリないらしい。本日も何人か新人が入店するみたいだし、面接も控えている。
複数プレイを主軸にしているメリットの一つとして、新人が直接フォローしてもらえる点だ。
ベテランのキャストが中心となってリーダーシップを張ってもらい、失敗や不得手はフォローしてもらえる。
この店のコンセプトは徹底した奉仕ハーレムだから、お客は王様気分を味わって男のプライドを満たされるのが売りになっている。
加えて加奈ちゃん直伝のトーク術によって、プレイ中もキャストの一人一人と対話しながら心を通わせていく。
風俗のファンの増やし方は、テクニックやサービスよりも、その人そのものを好きになってもらう。推しになってもらうことがもっとも重要だ、というのが加奈ちゃんの持論だ。
まずは人柄が基本のベースになって、そこにテクニックや質の良いサービスを乗せることで一流の娼婦は完成する。
人数が増えればそこが希薄になりがちだが、一人一人が真心を込めてお客に向き合うことでファンが増えていくのだ。
加奈ちゃんのこだわりはここにあった。そのためにキャスト同士の信頼関係がとても重要になってくる。
スタンドプレーに走ってライバル心を競わせれば、必ずぶつかり合いが発生してしまうからだ。
鳥籠時代のドロドロの蹴落とし合いを見てきた加奈ちゃんにとって、それはとても辛い光景に違いない。
彼女が犯され続ける鳥籠の女性達の心の支えになったのも、そうした過去の背景が影響している。
◇◇◇
「ルナちゃ~んっ、ルナちゃん会いたかったよ~。辞めちゃって寂しかった。また会えて嬉しいよ」
「ありがとうございますムイムイ様。私の育てた女の子達のサービスを楽しんでくださいね」
「ルナちゃんは復帰しないのー? またあの濃厚フェラを味わいたいなぁ」
「ええ、私はもう引退したので。でも同じくらい上手な子がいっぱいいるので心配しないでください」
「楽しみだよ。ルナちゃんのサービスが受けられないのは残念だけど。復帰するの楽しみにしてるよー」
「あはは。今は弟子を育てるのが楽しいですから、新しい女の子を楽しんでくださいよ」
「ありがとう。そうさせてもらうよー」
◇◇◇
「おーーーっ、ルナ~。また会えるって信じてたよ。いきなり辞めちゃってどうしちゃったのか気になってたんだ」
「ごめんなさい。実は病気をしてもうお仕事続けるのが無理になってしまって。その代わり後輩を育てているので、コナン様の胸を貸してくださいね」
「分かったよルナちゃん。残念だけど弟子の子達のサービスも楽しみにしてるね」
「ありがとうございますっ♪」
◇◇◇
「ルナちゃん。元気そうで良かったよ。なんで辞めちゃったの? 会えなくて寂しかったよ」
「ごめんなさいマゴマゴさん。病気で引退してたんですけど、もう復帰は無理そうなので後進の育成をすることにしたんです」
「そっか。大丈夫なの?」
「はい。普通に生活するのは問題ないので」
「よかったよ」
ルナの客の心を掴むトーク術に関心しっぱなしだった。加奈ちゃんは客の前に膝を付きながら柔らかい笑顔で相対していた。
呼んでいる名前は予約の際に使った名前だ。総合風俗サイトで口コミを書く際に使うペンネームだが、彼女は過去に接した事のある客の顔と名前をほとんど覚えているらしい。
あれはテクニックじゃない。純粋に加奈ちゃん、引いてはルナちゃんの真心が生み出す信頼の成せる業だ。
彼女に接する客の表情は、デレデレしているのは基本なのだが、中には久しぶりに会った娘に相対する父親のような顔をする者もおり、そこには親愛の情すら感じさせる。
彼女のファンには言われていた通り年配客もそれなりにいる。聞いた所では性的なサービスを望まず、ひたすらルナに会いに来る客も結構な割合でいたらしい。
今日の客入りは想像以上に盛況だった。心配していた客足に関してはほとんど影響はなく、ルナのネームバリューの影響を考えてもまったく引けを取っていないように見える。
集めた情報によると本日から牧野の店でもハーレムプレイが導入されたらしい。
ボーイの一人が友人に頼んで潜入捜査をしてくれたようで、俺達は接客の合間にその報告を聞いていた。
「正直レベル高いッスね。嬢の見た目もいいし、テクも凄くてファンにはたまんないと思います」
容姿のレベルが高いなどの理由により、あっちの店を選ぶ客が多くなりそうという見解だった。
だがそれに関しては今すぐにはどうしようもない。もともとここは最底辺の店だったこともあり、言葉は悪いがキャストの容姿に関しては全体的に男性受けしにくい傾向にあった。
もちろん生き残ったキャスト達はチームワークと真心のサービスでそれらをカバーしているが、向こうは元々きれいどころを揃える採用基準の店だっただけに、容姿に関してはどうしても追いつくのに時間が掛かる。
「克明君。そろそろ面接の時間だから手伝ってもらえる?」
「分かった」
時間の合間を縫って新人を採用する面接へと赴く。そこで出会うのは加奈ちゃんにとって意外な人物達であった。