ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
篠宮会長は去り、代わりに愛沢副社長と桜子様の話が始まった。
「さて、まずは会長からお二人に用意した贈り物についてお話しましょう。桜子さん、あれを」
「はい、深雪お姉様」
桜子様はおもむろに立ち上がっていつの間にか部屋の片隅に置いてある足つきのお膳を手に取った。
旅館の食事で使われているアレだ。そこには綺麗な白い布に乗った二枚のカードが。
「お二人にはまずこちらをどうぞ」
「このカードは?」
「世界各地にある奉龍院グループが所有する商業施設の特別会員権です。ホテル、空港、リゾート。その他諸々全部がエグゼクティブ待遇のサービスを受けられますよ」
「ひ、ひぇえ、そ、それは凄いですね」
「会員の維持費である年会費は向こう500年分前払いしてありますから♪」
「そ、そんなに生きられませんからっ」
「あら。子ども達子々孫々に至るまで受け継げますよ。将来性抜群です」
素敵な笑顔で凄い事言うなこの人。つまり俺達が子だくさんで子孫繁栄していくのを願ってくれていると考えるべきか。
「奉龍院が滅びない限り永久持続されますからご安心を」
言ってることがぶっ飛び過ぎててコメントに困るな。普通にずっと無料と言われるよりインパクトが強い。
「こんな大層なものを頂いてしまっていいんですか?」
「源氏様も祐太朗様もお持ちですのでお気になさらず。家族旅行などにも使えますから、皆さんでお出かけの際にはご利用ください」
「さて、次に加奈子さん個人へのお礼をお渡ししますね」
「え、私ですか?」
「はい。皆さん、お願いします」
『はい、奥様』
女性の声が重なって聞こえ、それと同時に障子が開く。そこには何やらデカいアタッシュケースを抱えた女性達が10人ほど並んでいた。
重たいのか一つのケースを二人がかりで運んでいる。
ドスッ、ドスッと畳の上に置かれた金属製のケースが重々しく音を立て、そこに何が入っているのか想像させる。
「こ、これって」
「現金で12億円あります。加奈子さんが風俗店や闇オークションで支払われる筈だった未払い金を用意しました。貴女にとってはいいお金ではないかもしれませんが、これから何かと物入りだと思いますので、奉龍院からの感謝の気持ちとしてお受け取りください」
「そ、そんなっ。私こんなに稼いでません」
「いいえ。慰謝料を含めた金額だとお考えください」
「そ、それならこのお金はっ」
「ちなみに、鳥籠で保護した女性達の社会復帰に必要な費用は全てこちらで負担いたしますので不要ですよ」
「ぁ……」
「加奈ちゃん、どうやら受け取るしかないみたいだね」
「うん。でもこんな大金どうしたらいいのか」
「どうやら大金に免疫がなさそうですね。とりあえず2000万円ほど入れた口座を用意しますので、残りのお金は資産運用に回しましょう」
「資産運用ですか?」
「ええ。篠宮と奉龍院が運営する銀行で資産として運用しておきます。最低でも1年で3割ずつ増えていくので心配しなくて大丈夫ですよ」
もう何から突っ込んだらいいか分からんが、この人達に任せておくほかなさそうだ。
「お金はいくらあっても困るものではありませんよ。もしも手に余るようなら篠宮家が主導で行なっている慈善事業に投資なさるのが良いと思います」
「そうですね。ある程度は克明君とこれからの家族の為に……でも余剰分は、困っている人の為に使いたいと思います」
「ええ、それならいい方法があるので、後で冴子さんに聞いて下さい。さて次です」
「ま、まだあるんですか?」
「まだまだこんなものではありませんよ。でも次は嬉しいことかどうかはちょっと微妙ですね。ですが、一応加奈子さんには知っておいて欲しいことなので」
パンパンッと愛沢副社長の手が鳴り、再び障子が開く。
先ほどとは違う大きな障子が開くと、日本庭園式の中庭に似つかわしくない大きなトラックが停車していた。
「あれは?」
「加奈子さんには既に必要のない事だと思います。ですが、心を強く持ってご覧下さい」
副社長の合図と共にトラックのウイング部分が開いていき、荷台の中の異様な光景に息を呑んだ。
「な、なんだこいつら……?」
中にはスーツを着た中年男性、屈強な男、痩せた男が何人も檻に入っており、すし詰め状態だった。
「あ……ぁあ……あれは……」
「貴女を拘束していた組織の構成員、及び裏社交界の支配者達です。既に社会的地位は全て剥奪され更生施設で罪の清算をしている最中ですが、お二人に明確な証拠を見せる為にまとめて出してきました」
彼らは生気の抜けた顔で呆けており、何かに怯えるように震えていた。
「彼らは罪の清算のために表舞台に出ることはありません。二度とあなた達の前に姿を現すことはないですよ」
「そう……そうなんですね。良かった……ありがとうございます。あの人達の魔の手から解放されたっていう話、まだどこか現実味がなかったんです。これで安心しました」
「やはり彼らの顛末をその目に見せたのは正解だったようですね。それから……やはりこの男も見せておいた方がいいでしょう。ミルフィさん、お願いします」
「ハーイ♪ 待ってましたの町のスケでーす★ ミルフィの出番やってきたネー」
「は、離せッ、乱暴に扱うな」
トラックの中でひしめく男達の呻き声をかき消すように叫び散らす男の声が響いた。
聞いたことのない男の声だが、加奈ちゃんを見るとみるみるうちに顔色を青くする。
「ま、まさか……」
「ぐへっ⁉ クソッ」
ミルフィさんが抱えてきたのは一人の中年男性だった。
縄でぐるぐる巻きにされ、髪は所々禿げ散らかして目の辺りに大きな隈ができており、痩せ細ってブリーフ一丁の格好だった。
「こんな所に連れてきてなんのつもりだっ。死にかけの老人をいたぶってそんなに楽しいかッ!」
「あれだけの目に遭わされてまだそんな元気があるのね」
「げっ、き、貴様朝霧雪乃ッ!」
よく見ると中年の男は手足の指が全部なくなっている。
この流れで一人だけ加奈ちゃんの前に連れて来られたことから、こいつが今まで散々話題に出ていた"あの男"なのだろう。
俺は加奈ちゃんの手を握り、微かに震えていた肩に身を寄せて引き寄せる。
「克明君……」
「大丈夫。君は強くなった。もう怖くない筈だよ」
「うん。ありがとう」
顔を青くしていた加奈ちゃんは直ぐに持ち直した。その目には強い光が入っており、縮こまっていた背中がピンと真っ直ぐに伸びる。
チンピラ一人に怯えて居た数ヶ月前と比べれば、彼女の変化は劇的と言える。
あいつは雪乃さんと言い争っていてこちらには気が付いていないようだ。加奈ちゃんは俺と手を繋いでゆっくりとその男に近づいていく。
決意を込めた瞳が強く輝いている。もはや恐怖は微塵も感じていないようだ。頼もしい顔付きが魅力的だった。
思わず見とれるほどだなこれは。
俺は因縁の相手が目の前に居ることも忘れて加奈ちゃんに魅入った。
「はっ……か、加奈子っ、加奈子っ! 加奈子ぉおおっ!」
加奈ちゃんの姿に気が付いた男は縛られたまま芋虫のように這いずってくる。雪乃さんと言い争っているのも忘れて一心不乱にこちらに向かってくる表情は異形の者と言っても言い過ぎではない。
「加奈子っ、会いたかったぞっ! 私の加奈子っ、お前は私のモノだっ! さあ帰ろうっ! また沢山可愛がってやるからなっ!」
いきなり出てきて身勝手な事をのたまう男に感情が動きそうになるが、当の加奈ちゃんはまったく動じていない。
まるで菩薩のように俯瞰的な感情の見えない目で男を見下ろしている。
「……お久しぶりです。死んだと聞いていましたが、まだしぶとく生き残っていたんですね」
愛沢副社長の説明によると、世間的には死んだものとされている。実際はトラックの荷台に載っている奴らと同じく更生施設に送られて一生を罪の清算に費やすらしい。
牧野と違ってコイツには社会復帰の機会はない。死んだと聞かされていたこの男をわざわざ加奈ちゃんの前に連れて来たということは、これが加奈ちゃんに対する最後の試練として残されていたということなんだろう。
しかし……。
「加奈子ッ! その男はお前を幸せにできないっ。私と共にこいっ。ここにいる女共を説得して私を解放するんだ。また沢山命令して気持ち良くしてやるぞっ。お前の大好きな中出しセックスも沢山してやるっ」
「黙ってください」
「うっ……」
冷たい声でぴしゃりと言い放つ加奈ちゃんは言いなりの奴隷ではなく、女性のカリスマとして成長した女傑としての声だ。
「な、なんだ加奈子。ご主人様に向かってその口の利き方は一体なんだっ!」
そこで加奈ちゃんの雰囲気が変わったのが分かる。
「いいえ、あなたは私のご主人様ではありません。私は一度としてあなたをご主人様と思ったことはありませんから」
ギュッと汗ばんだ手が俺の手を握り絞めてくる。平気そうな顔をしていても緊張は拭えないようだ。
だったら俺のできることは彼女の背中を支えることだけだ。
「そうだ。彼女の主人はこの俺だ。あんたは俺の代用品ですらない。ただ単に俺から彼女を横取りして独りよがりに腰をヘコヘコさせてたに過ぎない」
握り絞めていた手を肩に回し、『こいつは俺のものだ』と言うことを強調するように。
気持ちを込めて、五年間溜まり続けていた燃え盛る熱量を腕に込めて加奈ちゃんを抱き寄せる。
その瞬間に加奈ちゃんのメスが一気に覚醒したのが分かる。散々自分をもてあそんできた男の前で、真なるご主人様に所有物宣言された彼女の顔は恍惚の一言に尽きた。
「き、貴様ッ、貴様ぁああああっ! 誰なんだ貴様ッ⁉ 私の加奈子に触れるなっ!」
こいつが俺の顔を把握してないってあり得るのか? まあ小物小市民程度の顔なんて支配者だったこいつには覚える価値すらないってことなんだろう。
加奈ちゃんからは確実に俺のことを知っている風だったと聞いている。
「俺は志藤克明。あんたに分かりやすく言うなら加奈ちゃんの彼氏だ。今はもう結婚したから夫だけどな」
男は声にならない声で喉を鳴らし、凄まじい叫び声を上げた。どうやらまともな精神状態じゃないらしい。
チラリと雪乃さん達の方に視線を向けると、食い入るようにその場を見つめて動かない。
だけど雪乃さんと冴子さんはフルフルと震えながら顔を赤らめている。
「あんたにはもう言葉は不要だな。彼女が俺だけのものだってことを見せてやる」
「あ♡」
その嬉しそうな顔を、俺は生涯忘れることができないだろう。
自分を散々もてあそんできた憎むべき悪鬼の前で、自分の愛するものに抱き締められる加奈ちゃんの顔は言葉で表現するのが困難なほどに喜んでいるのが分かる。
どうやら俺も興奮しているらしい。恨み骨髄に徹する相手の前で、自分の女を取り戻す感覚への昂揚感とでも言おうか。
昂ぶる気持ちをぶつけるように情熱的なベーゼを被せ、腰を抱き寄せながら熱く舌を絡める。
「んはぁ、んちゅ、ぺちゅ、んぅう、ふむぁ、むちゅぅ、れろれろれろ、じゅるるっ」
「がぁああああ! あがっ! うぁああああああっ! 加奈子ッ、か゛な゛こ゛ぉおおっ!」
芋虫状態で地団駄を踏む奴の股間をよく見ると、凄まじい大きさのテントが張っていた。白いブリーフを激しく押し上げ、全体が黄ばんで濡れている。
なんだあれ……? もしかしてペニスにコンドームでも填めてあるのかな。
あれが加奈ちゃんを抉ってきた巨根か。話には聞いていたが、本当に外人サイズじゃないか。
加奈ちゃんの子宮を壊した憎き肉棒。蹴り潰してやりたい。
「んんんんんんっ! んんぐううううううあああああああっ! ――ッ」
加奈ちゃんとのキスに夢中になっていると断末魔の叫びを上げながら白目を剥いて男は気絶した。
アゴを上向けて全身をビクビク痙攣させながら昇天したようだ。
「気を失ったようですね。この男、奉龍院に掴まってから加奈子を奪われることに勃起する性癖に目覚めたようで」
「マジかよ……」
奪い続けてきた男が奪われる事に昂揚するようになってしまったということか。怖い話だ。
「本当は去勢される筈だったんですけどね」
今日の為に保留にされていたってことなのかな。それにしても神聖な邸宅の中でとんでもないことをしてしまった。
副社長や桜子様に怒られないだろうか。加奈ちゃんは男のことなどすっかりどうでもいいかのように俺の胸板にすり寄っている。
「あ、雪乃姉さん、それもういいです」
「そうね。あなたにはもう克服の対象にすらならないみたいで安心したわ」
「はい。心が動きませんでした。私の人生にはもう必要ありません」
「OKデース加奈ちゃん♡ じゃあこいつは処分しておくヨー」
「は、離せっ! くそっ、離してくれっ、せ、せめて、最後に生で加奈子のセックスを見せてくれっ!」
「そんな事したら深雪様にぶっ殺されマスですヨー。ほらほら、イキマスよー」
裏社会の大ボスも奉龍院の手に掛かるとああなってしまうのか。改めて凄い人達に助けてもらった実感が湧いてくる。
成人男性を片手で担ぎ上げたミルフィさんは『オッフッ、イカ臭いDeathッ!』とか文句言いながら男を連れて行った。
加奈ちゃんにとっては克服の対象ですらない。だけど俺には聞こえる声で、小さく呟いた言葉が彼女の心情をよく表していた。
『やっと……やっと終わった』
これで本当に完全決着。後は加奈ちゃんとルナちゃんの心の課題のみになった。
これが次なる始まり。ここからが本番と言っても過言じゃないな。
【第11章 完】