ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
咲良とのデート。そして加奈ちゃんへの報告。
一連の流れがルナちゃんの心を癒やした。彼女の中で確実に何かが変わった。検査でも調べることはできない事だから感覚で語るしかないのが辛い所だ。
実は加奈ちゃんは少し前からピルを飲むのをやめている。元々生理が安定しないので飲んでいた部分もあったので、少しの不安もあったものの、今の所精神的な乱れに身体の不調が付いてくることはない。
今日は週末と言うこともあり1日時間もあるので、冴子さんの仕事を手伝う事になっている。
将来的にヘブンズ・ヴァルキリーグループを背負って欲しいと言われている。
その申し出を受諾するかどうかはまだ決めかねているが、加奈ちゃんの助けになる知識や経験を得るために損することはないと思い、定期的に手伝うことにしたのだ。
と言っても今日は冴子さんと食事会をする事になっているので、仕事は軽めに終わらせると言っていた。
彼女の社長業がどれほどのものか、まだよくは知らないものの、相当な激務であることは間違いない。
俺達は冴子さんの待っているヘブンズ・ヴァルキリー本社へと向かった。
◇◇◇
「客層の下調べをしないからそういうことになるのよ。私は始めからそう言ったでしょ。怖がらないで。今からでも遅くないから調査は入念に行ないさい。そうよ。じゃあよろしく……」
受付から案内され、社長室に入ると冴子さんの指示を出す大きな声が飛び交っていた。
彼女が仕事に向かう机には10にも20にも見える沢山のモニターがあり、ボタンを押すと各店舗と通話できるらしい。
矢継ぎ早に点滅するボタンを押して指示を求める部下達に的確なアドバイスを送っていた。
その頭の回転の速さと反応速度の速さに圧巻させられた。
邪魔にならないように部屋の外で待つことにし、秘書の女性からお茶を出されて二人でソファに座っていた。
そして30分ほど経過した頃、少し疲れた顔をした冴子さんが顔を出し、俺達は心配になって駆け寄るが、フラついて慌てて支える事態となった。
「だ、大丈夫ですか冴子さん」
「きゅ、救急車を」
「大丈夫です。少し休憩すれば問題ありませんので」
それ以上は何も言えず、これが彼女の日常だからということで引き下がるしかなかった。
だが相当に無理をしている事はよく分かる。
「加奈ちゃん、今日の方針なんだけどさ」
「うん。冴子さんにリラックスしてもらおう」
このところ、加奈ちゃんとは言葉を交わさなくとも以心伝心というか、俺が言わんとしている事をピタリと言い当てる事が多くなった。
心同士が繋がっているような不思議な感覚だ。
「冴子さん、ちょっとリラックスしましょう。マッサージでもしましょう」
「い、いえ、大丈夫ですから」
「いいからいいから。適度にリラックスしないと仕事にも支障が出ますよ。俺に任せてください」
「ありがとうございます……。ではあと数件部下に連絡すれば終わりなので、パパッと終わらせてしまいますね」
「分かりました。無理はしないでくださいね」
「はい。では少しだけ待っていてください」
それ以上は譲ってくれそうもなかったので素直に従うことにする。冴子さんの仕事ぶりというのは初めて見たが、想像以上の激務のようだ。
数十ある店舗の一つ一つの状況を的確に把握して部下に指示を出す。
一見地味だが考える事がマルチタスク過ぎて普通の人間にはできないだろう。
グループをたった一人でここまで大きくしてきた敏腕女社長というだけあって凄まじい仕事量をこなしている。
だけどそれは冴子さんの魂を削っているという言い方もできるほど、かなり無茶な所業に思えた。
こんな事をずっと続けていけば身体が壊れてしまう。だからこそ雪乃さんや加奈ちゃんといった後継者の育成をしているのだろうが、それでもこのままでは長持ちしそうもないように思えた。
差し出がましいし、素人が下手に口を出していい事じゃない。
だから俺にできることは、彼女を駆り立てている焦りをほぐしてあげる事じゃないかと思ったのだ。
そう、彼女はとても焦っている。何かに追い立てられるように仕事をしているように思えてならない。
もしかしたら、彼女の過去が何か関係しているのかもしれない。加奈ちゃんと同じように、下劣な男に人生を破壊された冴子さんの心の中には、言い知れぬ感情が隠れているに違いない。
だから俺はそれを引き出し、いやしてあげたい。そうでなくとも、彼女がそれを乗り越えるきっかけになれればと思っている。
冴子さんの仕事終わりを待ち、とびっきりのリラックスタイムを味わってもらおうと彼女を俺達の家に招待することにした。