ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
「んっ……ふぅ、んぅうっ、ぁ、気持ち良い、ですぅ……志藤さん、これぇ、んっ」
艶かしい声を出す冴子さんだが、俺は背中をオイルマッサージしているだけである。
際どい水着を着用しているムチムチボディは思わず勃起してしまいそうになるが、ここは紳士的な態度を崩さない為に我慢せねばなるまい。
肩甲骨(けんこうこつ)の周りをじっくりと押し込み、徐々に指先でツボの集中している背骨ラインを順番に押し込んでいく。
「今度は足先から失礼しますね」
「は、はい……んっ」
「加奈ちゃん、肩周りの続きをお願い」
「はーい♪」
「ぁ、か、加奈子さん……んっ」
俺は冴子さんの足の裏にマッサージを移行する。
「あの、冴子さん、ずっと気になっていたことがあるんですけど」
「はぅ、ん、な、なんでしょうか?」
「私、冴子さんの部下というか、従業員ですから、私に丁寧な言葉で接してくださる必要ないです」
「んぁ、そうです、か?」
「目上の方である冴子さんにずっと敬語を使われるって、なんだか落ち着かなくて」
「俺もです。雪乃さん達と同じように接してください」
「うんぅ、はぁう、分かった、わ。でも、すみません、志藤さんにはこのままでいかせてください」
「え? 俺?」
直接感謝している加奈ちゃんはともかく、俺に対する敬語を崩したくないのは何故なのだろう。
「理由は、いずれお話しします。でも、私の中では敬語のほうがしっくりくるんです。よければ、二人ともこのままでいかせてもらえませんか?」
「冴子さんがそこまで言うなら」
「加奈子さんに関しては、部下の前では敬語をやめるようにしますね」
「はい、お願いします」
何かしらの理由があってのことだろうか。どうやら冴子さんの中では俺達には敬語を使う方がしっくりくるみたいだ。
気にするのをやめて引き続きマッサージを続行する。
足の裏にオイルを塗り広げると、こそばゆそうに身をよじらせる。
「すみません、くすぐったかったですか?」
「ええ、少し。でも気持ち良いですわ」
「じゃあ続けますね。好きな場所があったら教えてくださいね。集中的にマッサージしますから」
「はい、でも、んっ、全体的に、気持ち良い……んぁっ……」
どうやら少し強すぎるみたいだ。リラックスよりも悶える方が先に来てしまっている。
俺は点のマッサージを面の刺激に切り替え、速度も更にゆっくりと動かすようにした。
何度も何度も身体を往復するマッサージの刺激は冴子さんの身体を順調にリラックスさせていく。
「それじゃあ次は前を。鼠径部は大丈夫ですか?」
「は、はい……。でも、少し恥ずかしいです」
「ではバスタオルを掛けましょう。オイルは塗っておくので直接は触りません」
「す、すみません」
「いえいえ」
流石に鼠径部は恥ずかしいのか抵抗が強かった。とりあえず上下を加奈ちゃんと交代してもらい、俺が肩から腕。加奈ちゃんは下半身を担当することになった。
「ああ、気持ち良い……お抱えのマッサージ師よりもずっと上手ですわ」
「それは光栄です。冴子さんのオイルが効果抜群のおかげですね」
「いえ、同じオイルを使っているエステに行っていますが、志藤さん達の方がずっとお上手です。志藤さんに専属になって欲しいくらいです」
「俺でよければいつでも承りますよ」
「うふふ、ありがとうございます。いずれお願いしますね……あ……」
ふと、顔の真上で施術している俺と冴子さんの視線が混じり合う。
上下真逆でも変わらず美しい顔立ちが真っ赤になって目尻を垂れ下げ、まるで思春期の乙女のような表情になった。
魅力的で、蠱惑的なのに、どこかあどけない。俺より年上の女性であるのに、同年代か年下の女の子と相対しているような印象を受けた。
「俺の顔に何かついてますか?」
「い、いえ……。すみません」
ちょっとからかいたくなるくらい可愛かったが、それ以上追求するのはやめておいた。
俺は速度を少しずつ落とし、更にリラックスできるようにじっくりとマッサージする。
トロンとリラックスした冴子さんの瞼が少しずつ重そうに上下し始めた。
加奈ちゃんはそれを察してバスタイルで身体に付着したオイルを拭き取り始め、俺はタオルの上から鎖骨の周りをゆっくりとマッサージしていった。
「ふわ……あふ」
「眠いですか冴子さん。俺達に遠慮なく眠って構いませんよ」
「す、すみません……あんまり気持ち良くて……少しだけ、仮眠しますね……はぁ、ん、すぅ……」
ゆっくりと閉じられた瞼と共に、大きな胸が上下し始めて寝息が聞こえ始める。
「すぅ……すぅ……すぅ……」
「寝ちゃった。よっぽど疲れてたんだね」
「ああ。随分と神経を張り詰めてたみたいだ。雪乃さんから聞いたんだけど、冴子さんの睡眠時間っていつも3時間とかそのくらいらしい」
「すごい……。ぁ…でも」
「どうしたの?」
冴子さんを起こさないように薄手の毛布を掛け、リビングを出る。
いつ起きても良いようにドアは少し開けておき、廊下で話し合うことにした。
「冴子さん、寝られないのかもしれない」
「どういうこと? …あ、まさか」
「うん。私もそうだったんだけど、鳥籠の時はストレスで全然眠れない時期が続いてた。夢の中でも犯されるから」
「悪夢だな……。そうか、冴子さんが未だに鳥籠時代のトラウマに苛まれてるとしたら」
「うん。仕事に打ち込むことで忘れようとしてるのかも。私は克明君と再会してからちゃんと寝られるようになったけど、それまでずっと悪夢体質になっちゃって」
「じゃあ冴子さんも、寝ると悪夢に苛まれるから寝られない可能性が強いってことか」
そっとリビングをのぞき込むと、冴子さんは静かに寝息を立てている。
今の所穏やかに眠っているようだが、夢というのはレム睡眠時に見るものらしいから、見るとしたらそろそろかもしれない。
「夢なんてコントロールできるものじゃないから、眠ったら見てしまうと考えたら寝るのが怖くなるのも頷ける」
「気を張っていれば苦しまなくて済むけど、眠ったら心は無防備になっちゃうから……私と同じなら、きっと眠ることが一番怖いんじゃないかな」
「そうだよね……。どうしたらいいのか」
二人でどうするか相談していくこと小一時間。冴子さんはうなされることなく眠り続けていたので、そろそろ自分達も眠りにつこうかということになった頃、予想していた事態が現実になった。
「うぅ……ぁ、ぁあっ、ぁあ、ああああああっ! いやっ、やああ、やだぁ、やめてぇ、もういやぁああ」
「冴子さんっ⁉」
加奈ちゃんが予想した通り、冴子さんが眠りについて、そろそろ夢を見始める頃になってうなされ始める。
いや、うなされるなんてレベルじゃない。かつての加奈ちゃんと同じように、恐らく夢の中でも悪辣な男達の醜い性欲に晒されているに違いない。
叫び続ける冴子さんに近づき、肩を揺すって呼びかける。
「冴子さん、しっかりしてください、冴子さん」
「やだぁ、いやぁああ、もうやだぁ、やめてよぉ、いやあああっ、そんなの入らないッ、やめてぇえ!」
悪夢にうなされる冴子さんは、掛けていた毛布を蹴飛ばして身を縮ませた。頭を抱えて暴れ続ける彼女に呼びかけるが、夢の中で酷い目に遭わされているであろう彼女には届かない。
「冴子さん、大丈夫です。あなたは誰にも犯されていませんっ。目を覚ましてください」
加奈ちゃんは冴子さんを抱き締め、優しく語りかける。
「ああああああっ! あっ……ぁ、はぁ……う、ぁ」
強く抱き締め、子供をあやすように髪を撫でながら暴れる彼女をなだめ続けた。
男の俺は近づくべきか一瞬躊躇したが、加奈ちゃんの目は俺にやるべき事を伝えていた。
「冴子さん、冴子さん……。目を覚ましてください。大丈夫です、あなたを酷い目に遭わせる男はここにはいません」
「はぁ、はぁ……ぁ……し、志藤、さん……志藤さん、志藤さんっ! 抱き締め、てぇ、抱き締めてください、助けてくださいっ! もういやっ、頭の中でずっと犯されるのは、もう嫌なんですっ!」
「分かってます。俺にできることならなんでもします」
これはいずれやらなければならなかったことだ。俺は加奈ちゃんと共に泣きじゃくる冴子さんを抱き締めながら問いかける。
「抱いてください……私の悪夢を終わらせてくださいっ! 加奈子さんのように、私の全部を上書きしてっ!」
分かっていたことだ。いくら気丈に振る舞う女傑であっても、その中身は加奈ちゃんと同じように、男の悪夢に苛まれ続けてきたか弱い女性なのだ。
俺は冴子さんを強く抱き締めながら、彼女の悪夢を終わらせる為の手順を踏むことにした。