ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
翌朝、グデグデになるまでセックスに興じた俺達3人は、もう眠ることさえできない時間まで3人で求め合った。
「ああ……こんなに感じてしまったのは生まれて初めてです……。明日、起きられるでしょうか」
「リラックスさせるつもりが披露困憊になっちゃいましたね。いっそのこと休んだらどうですか?」
「あはは……そういう訳には。いえ、そうしましょうか……。あと3日乗り切れば会社も落ち着きますから、休暇を取ることにします」
冴子さんはここ最近ずっと休暇を取っていなかったらしい。最後に取ったのは正月の社員旅行。それも俺を勧誘するための接待のためほぼ仕事。
それ故に自分の為に休暇を取るという発想自体がなかったらしい。
「思えば組織を大きく安全にすることに注力しすぎて、自分の事をおろそかにしすぎてました」
「今にも倒れそうでしたからね。あれじゃあ下は心配になっちゃいますよ。俺は偉そうな事を言える立場じゃありませんが、休むときはいっぱい休みましょう」
「ふふ、そうですね。ありがとうございます。久しぶりにリラックスできました」
セックスが終わってピロートークを始めた頃、既に朝日が昇って会社に向かう時間が迫ってきている。加奈ちゃんは既に起きて朝食の準備をしてくれている。
疲労した身体に染み入るような味噌汁の良い匂いが漂ってきており、俺も冴子さんも衣服を着始めていた。
「冴子さん」
「はい、え? あむっ……んっん」
恋人モードはもう終わり。そんな雰囲気を出し始めていた彼女を抱き締めて唇を塞ぐ。
「ふわ♡ ぁん、志藤、さん?」
「あなたはもう俺の恋人です。オンオフの切り替えなんてしてもらっちゃ困る。そんな空気を感じましたので」
「志藤さんに隠し事はできませんね。私もすっかり絆されてしまいました。そんなに簡単な女じゃなかった筈なんですけど」
「人を好きになるって、そういうものだと思います。制御が効かなくなる。でもそれが心地良い」
「そうかもしれません。こんなに心が温かくなるものだなんて、思わなかった」
その笑顔はかつて無いほど穏やかだった。眉間に皺を寄せていた顔付きは緊張が解かれ、優しくて愛らしい表情が見えている。
「今なら、素直になれるかもしれない……本当の私を見てくれますか?」
「ええ、もちろんです。俺になら曝け出していいんですよ」
「ありがとうございます」
本当の彼女とは何を意味しているのか。恐らくだがそれは……。
「いつか、私とデートして頂けませんか。そこで本当の私をお目に掛けます」
仮面を剥いだ素顔の彼女とデートすることになり、俺はその日を楽しみに待つこととなった。
「ええ、勿論です。楽しみにしていますよ」
「でも、今はまだやめておきます。雪菜ちゃんの事もありますから、まずは雪乃と雪菜ちゃんの2人を救ってあげてください」
「分かりました。必ずやり遂げてみせます」
◇◇◇
「本日はありがとうございました。おかげで肩の力が抜けました。ところで加奈子さん、本当に志藤さんと2人でデートしてもよろしいんでしょうか」
「はい、もちろんです。むしろ中途半端に遠慮しないで欲しいです。それに、やりたいシチュエーションはリクエストしてくださいね。いくらでも協力しますから」
「シ、シチュエーションですか? そ、そうですね……それなら」
冴子さんと加奈ちゃんは何やら内緒話を始めてしまった。またぞろ何かイベントを画策しているに違いない。
この頃の加奈ちゃんはとても楽しそうだ。特に咲良とお出かけの相談をしている時なんて大学時代に戻ったようにはしゃいでいる。
今回は冴子さんとのデートの申し出を快諾し、雪乃さんに連絡を取って業務に支障が出ないように連携を取る準備を始めていた。
そんな訳で冴子さんとはいずれ休暇に合わせて小旅行に出かけることになった。
「そうですわ。雪乃の妹、雪菜ちゃんがそろそろ退院するそうです。皆でお祝いをしませんか」
「それは是非とも。具体的な日にちはいつですか?」
「明後日です。手続きが終わるのが13時頃の予定なので、お昼に到着していれば問題ないと思います。愛沢副社長からその日は有給が手配されているそうです」
相変わらず手の早いことだ。至れり尽くせりという範囲では言い尽くせない周到さを感じる。
恐らく、それだけ篠宮会長の理想を叶えることに本気なのだ。そのためならどんな手段も厭わない。
彼女からはそういう気迫のようなものを感じる。
およそ激しさとは無縁のような穏やかなあの瞳の奥に、マグマのように高い熱量を秘めているような気がしてならない。
あの人は絶対に敵に回しちゃ駄目な人だ。
「一睡もしてないけど身体は充実してるな。全然眠くなる気配がないや」
「それでもいずれ眠気は来ると思いますので、無理はしないでくださいね」
「気を付けてね、克明君」
「ありがとう2人とも。それじゃあ行ってきます」
一緒に出社するという2人にキスをして、俺は会社へと向かうことにした。
一晩中あれだけ激しいセックスをしていたにもかかわらず、今すぐにでもマラソンできそうなくらい身体が充実している。気力も体力も絶好調と遜色ないレベルで高まってるな。
なんだろう……篠宮会長と出会ってから、不思議な力が俺自身にも宿っているような気がしてきた。
明後日には雪菜先輩も退院だ。皆で盛大に祝って、楽しい時間にしなくちゃな。
彼女はまだ記憶を失った状態だ。過去の凄惨な経験は記憶に残っておらず、今の所は穏やかに毎日を過ごしているそうだ。
だが、それもいつまでもつか分からない。どんなきっかけで記憶が戻ってしまうか分からないし、加奈ちゃんのようにフラッシュバックが起こっても不思議ではない。
現在は可能な限り男性がいない環境が形成できているが、退院をするとそうもいかなくなってしまう。
雪乃さんも常にそばにいられるわけではないし、いずれ自立しないといけない時がやってくる。
だけど彼女の辿ってきた経緯を考えると、迂闊に安心はできないのが現実だ。
愛沢副社長いわく、いずれ俺が彼女を癒やすときがやってくるという。しかし他の皆とは事情が違う雪菜先輩が俺を求めるだろうか、という疑問は残る。
そこら辺はやってみないと分からないが、知己の間柄である俺が男性として接する練習台になるのが一番であるというのは以前から相談している。
そんな訳で、次の治療は雪菜先輩、そして先輩のお世話で大変であろう雪乃さんにスポットが当たることになる。
【第13章 完】