※この作品はR-18です。

ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話   作:かくろう

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【第14章】 真っ白な記憶と新しいこれから
◇懐かしい思い出◇


「先輩、退院おめでとうございますっ!」

「ありがとう志藤君、加奈ちゃん。なんだか2人が夫婦になってるって不思議な感覚」

「そっか。先輩にとってはまだ高校卒業してそんなに経ってない訳ですもんね」

「うん。あれから7年以上も経ってるなんて不思議な気持ち」

 

 退院した雪菜先輩を迎えに行き、車で彼女の家まで送っていく事を申し出た俺達。雪乃さんは挨拶だけ済ませ、先に咲良と共にパーティーの準備に自宅へ戻った。

 

 最初に再会した時は痩せ細っていた身体も徐々に肉付きを取り戻しており、食事もかなり食べられるようになってきたそうだ。

 

 何しろ数年間目を覚まさずに寝たきり状態が続いており、最初は歩行はおろか起き上がる筋力もなくなってしまっていた。

 

 なんとか人と会っても大丈夫なレベルにまで健康を取り戻したいとのことで、咲良付き添いの元でリハビリを行なっていたらしい。

 

 雪菜先輩の記憶は5年分ほど抜け落ちている。

 聞いた情報を整理すると、彼女は高校を卒業後、近くの女子短大に進学したものの、その後すぐに加奈ちゃん・冴子さんと同じような悲劇に見舞われた。

 

 それは本当に何気ない日常が、気まぐれの悪意で破壊されるという理不尽の極みであった。

 

 皮肉なことに雪菜先輩を車に連れ込んで輪姦したグループは、加奈ちゃんや咲良を酷い目に遭わせたのと同じ連中だ。

 

 主犯の富山に至ってはまだ高校生だったにもかかわらず、大学生グループと結託してか弱い女性を攫って輪姦し、脅しに使った動画を裏で売りさばいて荒稼ぎをしていたとんでもない奴らだ。

 

 既に全員が裁きを受けていなくなったとはいえ、こういう連中はウジ虫のように無限に湧き出てくるものだ。

 

 そんな連中に捕まる確率は相対的に高くはない。しかしこうして縁のある人達が揃って同じ連中に酷い目に遭わされているのは果たして偶然で片付けて良い話なのだろうか。

 

 それを確かめる手段も時間も意味もない。

 

 俺のやるべきことは彼女の心の奥に眠っているであろうトラウマを癒やして治すこと。

 本来は彼女に相応しい男性が現われるのを待つという選択肢もある。

 

 あるいは男性と関わることなく人生を歩んでいくというのも、今の時代は悪い選択肢ではないだろう。

 

 だが、一切の異性に関与せずに生きていくのはあまり現実的ではない。

 だとしたら、やはり最低限男性と接しても問題ない社会復帰の手伝いをするべきだろう。

 

 まだ全ては予測の段階でしかない。もしかしたら俺自身が彼女のトラウマをフラッシュバックさせてしまう男になる可能性だってある。

 

「それにしても咲良ちゃんが志藤君の後輩だったなんて驚きだね」

「ええ、俺達も驚きました。あいつ騒がしいでしょ。落ち着いてリハビリできなかったんじゃないですか?」

「あはは、そんなことないよ。明るくて元気いっぱいだからこっちも元気もらっちゃった。おかげで退院が速まったくらいだもの」

「へぇ、あいつもたまにはやるもんだな。会社でもそのくらい積極的に役割こなしてくれたらいいのに」

「こらこらぁ。そんなこと言わないの。咲良ちゃんは一生懸命看病してくれたよ」

「知ってますよ。咲良はとっても良い子ですからね」

 

 あいつの一生懸命さと底抜けの明るさは本当に色んな人を救ってきた。それは俺や加奈ちゃんを含めてだ。

 雪菜先輩の回復に大いに貢献したのは想像に難くない。

 

 咲良が先輩を元気づけているところが目に浮かぶようだ。

 

「今日はとりあえず雪乃さんのお宅で退院祝いです。咲良もご馳走作って待ってる筈ですよ」

「ありがとう2人とも」

 

 先輩は柔らかい微笑みを浮かべて隣に座る加奈ちゃんと楽しそうに会話し始めた。

 雪乃さんのマンションに車を走らせ、高校時代の懐かしい思い出話に花を咲かせた。

 

 俺達2人と雪菜先輩の出会いは高校生の頃。

 

 俺達は一年生、彼女が二年生の時分だ。

 

 当時二年生に私立高校からわざわざ公立高校に転入してきた珍しい女子生徒がいると話題になった事がある。

 

 普通は転入程度では1年生にまで噂が流れてくるなんてことはないが、それが誰もが目を見張るほどの飛びきり美少女であれば話は別だ。

 

 先輩は家庭の事情で私立高校から公立高校に入り、すぐに生徒会役員になって学校に貢献し始めた。

 真面目で頭が良く、人柄も素晴らしかった彼女は直ぐに学校の人気者になった。

 

 そんな彼女と俺達は役員会で知り合うことになり、顔を合わせる度に話を深めていった。

 実は人見知りするタイプだということで加奈ちゃんと息が合うこともあって、3年生でも引き続き生徒会役員になった彼女と俺達の接点はとても多かったのだ。

 

 そこには語り尽くせない沢山の思い出があるが、とりあえずそれは割愛しよう。

 

 学年が違うこともあって先輩は一足先に卒業。俺達も受験の準備が始まって忙しくなり、やがて連絡も疎遠になっていく。

 

 その向こう側で彼女が不幸の嵐に飲み込まれていくなんて考えもしなかった。

 

 

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