ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
「加奈ちゃん、ちょっと」
「あ、うん」
パーティーの最中、俺は加奈ちゃんを呼んで部屋を離れた。
先ほどの先輩の様子を伝えるためだ。男性に対する潜在的な恐怖が瞬発的な反応を見せた。
もしかしたら俺では駄目かもしれない。
いくら俺に恋愛感情があったとはいえ、恐らくそれは過去の事だろう。
加奈ちゃんは俺というパートナーに対する感情で潜在的な恐怖を乗り越えた。
だけど先輩はそうじゃない。
俺に対する恋愛感情が加奈ちゃんほどない以上、男という生き物そのものに強い恐怖と嫌悪を秘めている側面が強く出てしまう。
「そっか。先輩やっぱり、男性が怖いって感情覚えてるんだね」
「ああ。そして俺に恋愛感情がない分だけ、他の誰よりもずっと難しいかもしれない」
本人が過去の記憶を失っている分だけ、解決の糸口が見つからないのが少し厄介だ。
先輩がなんで恐怖を感じているのか、理由を理解することが難しいために俺達もどう接するかの判断が非常に悩ましい。
先ほどまで突発的に怯えて居た先輩は、今は落ち着きを取り戻して咲良や雪乃さんと楽しそうに会話しながら食事をしている。
「とりあえず、男の俺は彼女との距離感に少し慎重になった方が良いかもしれない。今までと同じやり方は通じないと考えた方が良さそうだ」
「うん、いったんそれで様子を見よう。あ、でもね」
「ん?」
「克明君への恋愛感情、まったくないってわけでもないと思う」
「う、うーん」
「先輩、絶対克明君のこと好きだった筈だよ」
「ああ、実は高校の頃好きだって、さっき告白されたよ」
「そっか、良かった」
「え?」
「だってその気持ちがあれば、今からもう一度克明君に恋をするのも難しくないし、むしろその気持ち、多分まだ消えてないと思う」
「どうしてそう言えるの?」
「女の勘、かな」
「なるほど。確かにそれは無視できないね」
実際加奈ちゃんの観察眼は鋭い。彼女がそう言うなら、先輩の恋愛感情はまだ残っていると考えて良さそうだ。
そこに解決の糸口が見つかるかもしれない。
「でも」
「でも?」
「……ううん。なんでもない」
「気になるよ。どうしたの?」
「うん……あのね」
そこで気が付いた。
ルナちゃんに交代している。それも、ここ最近ほとんど無かった、100パーセントルナちゃんだけの状態だ。
「あのね……先輩がどんな事になっても、必ず受け入れてあげて。支えてあげて」
「何か、気が付いてるんだね」
「うん。でも、まだ確信はないの。どんな状態になるかも予測できない……。だから」
「分かった。先輩が俺を頼ってきたら、必ずなんとかするよ」
「うん、頼りにしてる。きっと、救いを求めてくると思う」
それも一種の女の勘なのか。あるいは"ルナちゃん"である事に意味があったのだと、その晩に知ることとなった。
◇◇◇
「雪菜ちゃんっ! 今度ウチらで遊びにいきましょうよ。どこがイイッスか?」
「え、そ、そうだなぁ。まだあんまり沢山歩けないから、のんびりできる所がいいね」
「あ、それなら最近できた公園の散歩コースはどうですか? 近くに商店街もあるのでいつでも休憩できる店が沢山ありますよ」
南北に真っ直ぐ伸びた噴水公園が最近本格的にオープンしていたな。
人は沢山いるだろうが、南北に延びている分だけ少し東西に外れれば人通りは一気に少なくなる。
のんびりできる穴場的な喫茶店も何店舗かリサーチしてあるので、場所に気を付けながら歩けば問題は少ないだろう。
いや、何事にも慎重になりすぎない程度に挑戦してみるべきだろう。
だけどミルフィさんも言っていたように、トラウマというのは本来、長い時間をかけてゆっくりと克服するものだ。
下手な刺激を加えてトラウマを想起させてしまう環境を作るのは、果たして得策と言えるのだろうか。
そうしてお出かけして気分転換しつつ体力を付けましょうなんて話を咲良が盛り上げてくれている。
宴会は終始楽しく続き、俺達は酒が進んでその日は雪乃さんの家に泊まらせてもらうことになった。
その夜、予想もしなかった事態が起きた。
…………
寝静まった深夜、俺達は寝室を借り、雪菜先輩は雪乃さんと。
加奈ちゃんと咲良は同じベッドで眠ることになった。
俺はと言えば客室用のシングルベッドで1人、加奈ちゃん達の隣の部屋を割り当てられる。
加奈ちゃん、咲良共に俺のベッドに入りたがったが、2人の体温を感じて俺が我慢できる自信が無かったので2人とは別部屋にしてもらった。
そして宴会が終わり、順番にお風呂を借りてスッキリしたところで休む事になったのだが……。
皆が寝静まり、1人部屋で眠っていた俺は日頃の仕事疲れもあってかなり深い眠りに就いていた。
――ッ、ァ……ッ
深い眠り。甘い香りを錯覚するような感覚が全身を支配する中、俺はその奇妙な感覚に少しずつ異変を感じ始めた。
――ッン…… ――、ハ ――ッ ――
途切れ途切れに聞こえてくる弾むような声。
それと同時に身体が何かに押さえつけらえる感覚を覚える。
上半身と下腹部に覚えるひんやりとした感覚。
それと相反すように感じる身体の中心を覆い尽くす凄まじい熱量が意識を覚醒へと向かわせた。
「………………ん、く、くううっ」
「んんんっ、ぁあぁ、きゃう。あああああっ! ぁ、んは。ああ、志藤君ッ! あなたのおチンポ最高ッ!」
なんと雪菜先輩が、俺の腰に跨がってベッドを軋ませていた。
その瞳に宿る狂気の色は、だらしなく開かれた口から這い出た舌先と、止め処なく溢れ出て滴り落ちるヨダレの、尋常じゃない量がそれを指し示しているようだった。
これは、大変な事態になったらしい。