ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
「お疲れ様でした、志藤さん」
「いえ、ご覧になっていたんですね」
「はい……。妹の情事を覗き見るというのは、少々気が引けたのですが、心配で」
「俺は上手くできていたでしょうか」
「もちろんです。あの子があんなに自分を曝け出す姿を見るのは初めてでした。やはり志藤さんは凄い方です。惚れ直しました」
「光栄です雪乃さん」
頬を赤らめて手をモジモジさせる雪乃さんの表情が可愛らしさを増してくる。
しかし直ぐに気を引き締めたように口元をキュッと結び、真剣な目つきで前のめりになった。
「志藤さん、率直にいって、雪菜をどう思いますか?」
「どう、とは……?」
様々な解釈ができる聞き方で答えに困ってしまう。
恋愛的な意味なのか、これからの見解についてなのか……。
あるいはその両方か……。雪乃さんも自分がどうしてそのような問いかけをしたのか分かっていなさそうだ。
「大丈夫です。雪菜先輩の心は、俺が必ず救って見せますから」
「ッ……ありがとうございます。私にできることなら、なんでもしますから」
自身が何もできないもどかしさに身を強張らせている雪乃さんは、できれば彼女自身で先輩を救いたかったに違いない。
「役割はそれぞれにあります。雪乃さんにしかできないことだってきっとありますから、自分が何もしていないなんて思わないでください」
「ッ……どうして、私の考えていることがお分かりになるんですか?」
「どうでしょう。勘みたいなものですけど、雪乃さんは頑張る人だとお見受けしましたので」
強いて言うなら、加奈ちゃんと似ている部分があったから、というのがある。
咲良にしても、冴子さんにしても、やっぱり気質が加奈ちゃんによく似ている。
俺の側にいてくれる女性には、どういう訳か共通した意識みたいなものがあるっぽい。
頑張り屋で一生懸命で、自分よりも他人を優先する性格。
反面、不器用で、頼るのが下手で、なんでも1人で抱え込んで悩んでしまうストレスに弱い側面。
この正と負の部分は、裏返せば同じ性質を持っている側面だ。真面目と言うことは融通が利かないということで、良い部分と悪い部分の両方を持っている。
そんなところが愛しいと思うと同時に、俺が支えたいと思う部分でもある。
「きっと雪乃さんは誰かに頼られるのは得意でも、誰かに頼るのは上手ではないとお見受けします。そんなところ、咲良や冴子さん、加奈ちゃんにそっくりですよ」
「そうですね。私達は、どこか似ているのかもしれません……。だからこそ、同じ男性を好きになったのかも」
「そうであるなら、今はそれを誇りに思います」
「でも今は雪菜を優先してあげてください。私は自分の気持ちを優先する気持ちにはなれないですから」
「分かりました。力を合わせて雪菜先輩を助けましょう」
雪乃さんの気持ちはよく分かる。大切な妹の苦しみを差し置いて、自分が先に何かを享受するのは受け入れられない。
彼女はきっとそういう人なのだ。俺は雪乃さんの気持ちを受け入れ、先輩を救って行こうと誓いを立てた。
「それでその……」
「どうしました?」
「いえ、なんでもありません。忘れてください」
「雪乃さん、俺達はもう一蓮托生です。何か力になれることがあれば遠慮なく言って下さい」
「で、でも、志藤さんに負担ばかりかけてしまうのは」
「大丈夫ですよ。この頃は無限に体力が湧いてくるような活力に満ちてるんです。心も体も元気なので、気にせず悩みを相談してください」
「すみません……その、恋愛事情はもっと後で、というのは分かっているのですが、加奈子と同じように、私も定期的に肉欲が押さえられなくなる時があって……」
「分かりました。折を見て、あなたを抱きましょう。我慢できなくなったらいつでも言って下さい」
「すみません…」
これまでそういう素振りは見せなかったが、やはり雪乃さんも苦しみを抱えているのは間違いなかった。
◇◇◇
「先輩ぐっすり眠ってる。身体はセックスで疲れてるのかもね」
「激しかったッスからね。雪菜ちゃん、やっぱり心の奥底で記憶が残ってるんスね」
「ああ。まさか別人格として眠っているとは思わなかったけど、ルナちゃんのおかげで助かった」
恐らくルナちゃんにしか感じられない何かがあったのだろう。
それがどういうものかを言語化するのは非常に難しいが、それがあったから先輩にスムーズな対処をすることができた。
「ふ、あっふ……」
「ルナちゃん、眠そうだね」
「うん、少しね。この頃私だけで起きる事なかったから、ちょっと眠いかも。ごめんけど、寝るね」
「ああ、ありがとう。お休みルナちゃん」
「お休みッス、ルナさん」
「うん、お休み」
フッと力が抜けたルナちゃんの身体を咄嗟に支えた。
加奈ちゃんへと変わった彼女が意識を戻した。
「んっ……ぁ、おはよう、克明君。久しぶりに意識なくなってたみたい」
「ああ、ルナちゃんが先輩を助けてくれたんだ」
「そっか。さすがルナだね。急に交代したから、きっとそうだと思ってた」
どうやら加奈ちゃんの意識を押しのけて急激に浮上した為に、ちょっと無理をしたらしい。
フラついた身体を支えていると、力が入らないのか体重の大部分を預けていた加奈ちゃんを抱き締める。
「先輩お熱いッスねぇ。さっき濃厚エッチしたばっかりなのに」
「それとこれとは関係ねぇだろ。心配しなくてもちゃんとお前も可愛がってやるよ」
「うっわっ、なんすかそのハーレム系主人公みたいなセリフ」
そうは言いつつもモジモジと照れている所を見ると喜んでいるのが丸わかりだ。
飛びきり甘々に可愛がってやろう。後で覚えてやがれ。
「加奈ちゃん、夜も遅いし休もうか」
「うん、私も眠くなってきちゃった」
「ウチはちょっと目がさえちゃったッス」
「リビングのポッドにお茶を淹れてありますから、ゆっくりしてください」
「雪乃さんありがとうッス。あとはウチがやるっすから、雪菜ちゃんに付いててあげてくださいッス」
「ありがとう咲良ちゃん。それじゃあ私は先に雪菜のところ休ませていただきますね」
雪菜先輩の部屋へと入っていった雪乃さん。一瞬だけ俺の方へと視線を向け、憂うような、期待するような瞳をしているのを見逃さなかった。
恋愛事情はまだ封印しているとしても、肉欲が我慢できなくなっているような感じかもしれない。
その瞳の奥に潜んでいる桃色の熱量は、雪菜先輩との濃厚セックスで高まった可能性は大きい。
雪菜先輩と雪乃さん。2人の心の傷を治すためのプロセスは、まだまだ予断を許さない状態に違いなかった。