ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
【side雪乃】辿ってきた地獄ともう一人の妹・その出会い 前編
【side雪乃】
絶望の感触は塗り替えられた。きっと必要無いと思っていた男性との交わりで感じる幸福感を、あの人は与えてくれた。
男性と触れ合うことを嫌悪し、男という生き物を憎悪し、それでも身体を使わなければ生き残れない環境に絶望していた。
男達の卑劣な欲望の玩具にされて絶望し、命を絶った女達を沢山知っている。
私は、恐らくあの地獄の鳥籠で虐げられてきた者の中で、飛び抜けて幸運な部類の人間だ。
加奈子と出会うことができたから……。
そして今、志藤さんという初恋の相手と出会うことができたから。
何より幸運なのは、普通の恋愛ではないということ。私はもう普通の恋愛をできる体質ではない。
世間一般では一人の男に複数の恋人は倫理的に許されないし、普通は嫉妬して独占欲が働くからほぼ成立しない。
そうでなければ浮気や不倫でトラブルなど起こらない。
私は志藤さんを独占しようとは思わないし、その資格も力もない。
それは世界で唯一、加奈子だけが持っている特権なのだから。
私はあの初デートの日以降、定期的に志藤さんに抱いていただくことができている。
優しくて温かい、包容力の塊みたいな硬い胸板に身を寄せているだけで、私の中にある何かが確実に癒やされていくのが分かるから、私はあれ以来これが大好きになった。
この瞬間に、私は【女】になれる。恋という感情を知った、普通の女になれるのだ。それが何より嬉しかった。
「そういえば雪乃さん、加奈ちゃんとはどういう出会いだったんですか?」
「加奈子との出会いですか? もう4年ほど前になりますか……」
ベッドの上で彼に身を寄せ、反対側で同じようにセックスの余韻に浸る加奈子に目線を送る。
その時の出会いがどういうものなのか、正直言ってあまり良い思い出ではなかった私は、それを彼に伝えるのをためらったのだけど、加奈子は【大丈夫】と言わんばかりに確信に満ちた表情で頷いてくれた。
「状況は、最悪に近かったですね……」
「そうですね。雪乃姉さんとの出会いがじゃなくて、人同士が出会う場としては最悪って感じだったかな」
加奈子もその時のことを思い出していたのだろう。
脳裏に蘇った最悪の出会いの場は、男達の欲望の宴だった。
通称【品評会】
あの男が主催していた悪趣味な宴だ。
自分が調教した女達を選出し、他の男達に自慢し、お互いの奴隷を抱かせる。
元々、私はあの男の性奴隷として風俗店から買い上げられてきた。地獄のような性的理不尽の毎日が待っているとも知らず、終ぞ支払われる事のない報酬額に引かれたのが運の尽きだったのだ。
悪魔の城に放り込まれた私に待っていた地獄のような日々。妹の学費や生活費の保証を盾に取られ、私は逃げ出す事ができなくなった。
その時にはもう、雪菜は悪魔達に囚われていたというのに。私はそれを数年以上も知らされることなく、あの子は親戚先で幸せに暮らしていると思っていた。
会いに行きたかった。だけど提示されたお金を支払う条件は、私が3年間妹に会わないこと。
なんでそんな条件を出すのか、聞く事はできなかった。提示された金額があまりにも魅力的だったからだ。
これで雪菜が生活に困ることはない。良い大学にも通わせてあげられる。
そのために、理不尽にも耐えたのだけど、有りと有らゆる未知なる性を仕込まれ、私の心は壊れていった。
雪菜は幸せに暮らしている。その幻想が打ち砕かれたのは、私が鳥籠に入って何年か経ったある日。
当時、私は他のジジイに貸し出されている最中で、あの男にはない特殊過ぎる性癖をうんざりするほど仕込まれた直後だった。
縄で拘束され、目隠しをされて拉致された雪菜が、私の目の前で男達に囲まれている光景を見せつけられた。
私が当然抗議した。何故妹がここにいるのか。どうして拘束しているのか。
彼女をどうするつもりなのか、と。
問いかけた私に、あの男は笑いながらこう言った。
【お前次第だ】と。
幸いにしてまだ何もされていない。私はその要求に従い、更に歪んだ性癖をも受け入れて、男を喜ばせる為に淫らな自分を演じざるをえなかった。
これまでにないほど淫らに、激しく自分を壊し、狂ったように喘ぐ私を見て、男達は満足そうに、愉快そうに、不愉快な嗤いを浮かべながら私を犯した。
汚濁にまみれて屈辱に耐え、雪菜の無事な解放を願って何度も何度も。
どうかお願いしますと、何度も心の中で祈りながら犯される自分。
その暴力的な快楽が身を焦がし、壊れそうになる心を必死に繋ぎ止める。
どうやら男達にとって、その姿こそが最高のスパイスになっているらしい。
ますますいきり立った鬼の肉棒を目の前に突き出し、奉仕を要求すること数ヶ月。
雪菜は無事に解放したと、壊れかけた心に安堵をもたらす言葉を掛けられた。
本当はとっくの昔に男達の玩具され、私と同じくらいの恥辱の地獄に落とされていた事も知らずに。
その時の私には、それを確かめる体力も思考力も残っていないギリギリの状態だった。
だからあの男の言葉を信じるより他なかったのだ。
雪菜の無事を信じて、再び犯され続ける日々が始まった。そんな中、気まぐれのお遊びの一環として冴子さんの立ち上げた風俗店に放り込まれることになった。
彼女との再会に喜ぶ間もなく、必死に働きながら変態共の玩具になる二重生活が始まった。
それからどれだけの日々が過ぎていっただろうか。
雪菜の死を知らされた。幾人もの男達に輪姦される映像を見せつけられながら、あの男は私に言った。
【妹の具合も中々だったぞ】
騙されていた。その事実を知ったとき、殺意というものを生まれて初めて感じた。
殺してやる。これほど人を殺したいと思ったことはなかった。
だけど、そんな甘い相手じゃない。最後はあんな情けない姿を晒したとはいえ、裏社会の帝王とまで呼ばれた男が、私程度の非力な女の怒りにどうこうなるはずなどなかった。
罠に填められたのだ。発狂して慟哭を吐き散らす私を、奴は笑いながら犯した。
もう限界だった。雪菜は死に、私はこの男から逃げる事もできない。
全てに絶望した私が選んだのは、死ではなかった。
沸々と湧き上がってくる激しい憎悪。一部の肉片すらこの世に残らぬようにバラバラにしてやりたいほど、あいつが憎かった。
【いつか必ず殺してやる】
こんな男に人生を蹂躙された雪菜の無念を思えば、自分が理不尽な性暴力の憂き目に遭うことなど、すぐに消化することができた。
加奈子と出会ったのは、そんな日々が始まって何年かの年月が経った頃だった。