ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
◇同居提案◇
雪乃さん、雪菜先輩と向き合うようになって1週間ほど経過した。
雪乃さんは自らが幸せになることを拒んでおり、それが雪菜先輩のストレスになっている事にも気が付いていなかった。
しかしそれでは二人とも参ってしまう。全員一緒に幸せになってもらう為には、まずは雪乃さん自身に幸せになっていいんだと理解してもらう必要があった。
それらは俺と加奈ちゃんの努力の甲斐あってか、かなり改善しつつある。
雪乃さんの表情は明るくなり、最近は先輩と向き合えるようになったと嬉しそうに語る彼女には、もう既に迷いはないようだ。
「お姉ちゃん最近凄く明るくなったんだよね。なんかいい事でもあったのかな。なんでもないって教えてくれないんだけど、アレは絶対彼氏ができたって感じだと思うんだよねぇ」
「まあ時期がくれば本人から報告してくれるんじゃないですかね。無理に聞き出すものでもないですよ」
「そういうもんかなぁ。なんか~、隠しごとされてるみたいでモヤモヤするんだけど」
「恥ずかしいんじゃないですかね。まあ慌てず見守ってあげましょうよ。ずっと働き詰めだったんだから、楽しそうなのはいい事じゃないですか」
「それもそうだね」
今日も雪菜先輩の家に遊びに来ている。このところ先輩の問題に対する解決方法が手詰まり感があるので、とにかく積極的に話しかけてきっかけを掴めればと思っている。
加奈ちゃんが仕事でいないため、雪乃さんと共に俺が料理教室を行なうという名目を取っている。
「志藤君ってお料理上手だったんだねぇ」
「一人暮らしが長いですからね。最低限の事はできますよ」
実際、身体を鍛える為に通っていたジムで教わった食事法を実践するために料理の研究にハマった時期がある。
最終的に簡単なものに終始することにはなったが、基本的な知識やスキルは身についたので今活かせることができて良かったとも言えた。
「でもやっぱり料理を習うなら加奈ちゃんに師事した方がいいですよ。俺は基本的な事しか教えられないですからね」
「いやぁ、加奈ちゃん料理は凄く上手なんだけど、結構目分量重視というか、感覚でやってるところない?」
それは確かにあるかもしれない。
加奈ちゃんの料理の様子は定期的に見ているが、計りで分量を量っている所は見たことがない。
全ての調理を感覚でやっている感は確かにあった。
しかしそれらも味見を細かく繰り返す事で解決できる。
先輩はわりかし感覚で調味料の分量を決める傾向があり、まずはそこから矯正する必要がありそうだった。
◇◇◇
先輩との料理教室を終え、作った料理の試食会と称して夕食を一緒に食べていた頃、雪乃さんが仕事を終えて帰ってきた。
つまり俺と先輩は数時間にわたってマンションの一部屋に二人きりだったわけだが、これは先輩が俺を全面的に人間として信頼してくれているからという点が大きい。
先輩には男女のあれこれという知識が高校生レベルでストップしているという状況がある。
記憶喪失の影響であるのか、高校卒業した後の記憶が非常に曖昧になっており、得た知識や常識が高校生レベルに戻っているのだ。
しかも雪菜先輩は今時珍しいピュアな人というか、恋人以外の男女が一つの部屋で二人きりになるということが、どういう意味合いを有しているのかを理解していない。
それだけ先輩が俺を信頼してくれているという言い方もできるが、その知識や先輩の中での常識にはかなりのチグハグ具合が散見されているという問題がある。
「雪乃さん、丁度お料理が仕上がりそうな所なので、お風呂沸かしてありますから、どうぞ入って来てください」
「す、すみません。夕飯の準備に加えてお風呂まで」
「いえ、次いででしたから。それに準備は先輩がやってますので、俺は何も」
ちなみに雪菜先輩はお掃除スキルは人並みにあり、俺が会社からここへ来た時にはお風呂の準備をし終わっていた。
「そうでしたか。でも良い匂いがします。今日はカレーですね」
「ええ。やっぱり料理を教えるにはシンプルな料理がいいですから」
ちなみにシンプルといってもカレーという料理は非常に奥が深い。
同じ材料で作っても俺と加奈ちゃんでは味に雲泥の差が出るのはいうまでもないだろう。
とりあえず俺も作るのは問題なくできるので、基本的な知識を教えて応用編は加奈ちゃんにお任せするという形を取ることにした。
さて、実は今日俺がここに来たのには、もっと別の理由がある。
雪乃さんから新たな問題が発生したという連絡を受け、数日前、雪乃さんとの関係が安定しだした頃になり、夜中に起きた問題らしい。
今日の課題は、もう一人の人格の先輩に関する事だ。
正直、表の先輩は記憶が戻る兆しはないので、今の所は問題が起こっていない。
しかし裏の人格の先輩。裏、という表現は彼女本人が使っているので、ここでは分かりやすく裏と表という表現を使わせてもらうが、裏の先輩は表の先輩が寝静まった後に起き出してくる。
それらに関する解決策を雪乃さんから相談されたのである。
◇◇◇
~昨日のこと~
雪乃さんから相談があると、俺は加奈ちゃんを迎えに行くついでにお店に顔を出すことにした。
ここは以前の場末の潰れかけ店舗ではなく、篠宮会長の計らいで新しくオープンした新店舗である。
内装も建物も全てがレベルアップされており、以前とは比べものにならない規模になっている。
加奈ちゃんのここでの活躍具合もたっぷりと語りたい所だが、今は雪乃さんとの問題にフォーカスして、またの機会にするとしよう。
さて、雪乃さんを訪ねて店を訪れると、丁度二人とも勤務を終えて帰りの準備をしている所だった。
「お待たせしました志藤さん。立ち話もなんですから、お店を取ってあります」
「わざわざすみません」
「いえ、立ち入った話になりますので、秘匿性の高い場所にしたかったものですから」
移動した先は毎度おなじみシルキィ・ミルク。ミルク店長の投げキッスとウインクを躱しつつ、予約してあった個室へと案内される。
重々しい表情の雪乃さんは、まずはここ最近の雪菜先輩の様子から話し始めた。
「お陰様で以前より話しやすくなって、雪菜の笑顔も多くなってきたと思います……いえ、私がそれを受け止められるようになった、と言った方が正しいかもしれません」
「実際雪乃姉さんの顔は以前より凄くリラックスしてるっていうか、仕事面でも柔らかくなったってキャストの皆さんから評判ですよ」
お店の中では鬼の雪乃、仏の加奈子と言った具合に役割がハッキリと分けられているという話をボーイの一人から聞いたことがあるが、最近では雪乃さんも仏寄りになってきたそうだ。
相変わらず厳しいことに違いはないのだが、その中に優しさと柔らかさが垣間見えるようになったという。
心がリラックスしている証拠だろうな。
「おかげで雪菜とも随分向き合えるようになってきました。お二人のおかげです」
「雪乃さんの頑張りがあればこそです」
「ありがとうございます。それで、問題の雪菜の事なんですが……」
「何かあったんですか?」
「普段の生活は問題ないんです。夜になると、時々発作が出るみたいで」
「裏の先輩が出てくるんですね」
「はい。それで、自慰行為が止まらなくて……人肌を求めて泣き始めますので……その、私が慰めたんですけど」
つまるところ、裏の先輩のセックス衝動が止まらないので、雪乃さんが代わりに身体を張って鎮めたと言うことか。
「ただ、女の私では限界があるようで。やはり子宮の奥に溜まった熱量を吐き出させないと収まらないようなんです」
「なるほど。この間は俺に襲い掛かったからいったんは収まった、ということでしたか」
「そのようです。バイブを使ってなんとか鎮めましたが、段々その周期が短くなっているんです。このままでは雪菜の精神がもたないかもしれません。性格も段々荒々しくなっていて、よく言えば開放的……悪く言えば……」
言いにくそうにする雪乃さんの口から出るのは、裏の雪菜先輩の性格は、非常に荒々しく乱暴で、段々と横柄になってきているということだ。
「そうでしたか。問題の解決方法はまだ見当も付きませんが、発作が起こった時に俺が近くにいないとマズいってことですね」
「そうなんです。雪菜はなんで私がこんな目に、と……」
そこで自分も同じだからと言わない所が、彼女らしい優しさだと言える。
それは恐らく雪菜先輩への慰めにはならないことを知っているのだろう。
いや、それよりも。
「自分は先輩を守れなかったから、言わなかったんですね」
「はい……。私は男性に抱かれることを覚悟して風俗で働いていました。だから男達の陵辱も時間が経てば割り切れたんです。だけど、雪菜は違う。あの子の心は、男達の陵辱に耐えられなかった。雪菜はとっくに壊れてしまっているんです……。お願いです志藤さん……。雪菜を助けてください」
どうやら思った以上に事態は深刻らしい。
なるべく目を離さずに経過を観察する、なんて呑気なことを言っている場合ではなかったようだ。
「どうやら俺達の認識が甘かったみたいです。申し訳ありません」
「い、いえっ。こんなの誰にも予想できません。志藤さんのせいでは」
「予想できる余地はあったし、不可能ではなかった。作戦を変えましょう。何かしら理由を作って全員で同居生活をするように持って行くのがいいと思います」
「よろしくお願いします。表の雪菜とは仲を取り戻せましたが、あの子の傷は私達の想像を遙かに超える深さです。私も、もうどうすればいいか」
雪乃さん自身は前向きに先輩の問題解決に臨めるだけの元気を取り戻せた。
しかし先輩の抱える闇はそれ以上に深く、僅か1週間足らずで疲弊してしまっている。
なんとかするしかない。先輩の持っている闇を晴らすんだ。
◇◇◇
そんなことがあった昨晩のこと。
作戦として先輩に何らかの理由で同居を持ちかけ、発作が起きた時の対処をしやすくする環境を整える所から始まった。
食事を取りながら雪乃さんを交えてこれからのことを提案することにする。
「先輩、加奈ちゃんや皆で相談したんですが、しばらく姉妹一緒に俺達と同居しませんか?」
「え? どうして?」
「雪菜、あなた自分で気が付いていないかもしれないけど、夜中寝ている時、よくうなされてるの」
「そ、そうなの? 確かになんか起きた時に、妙に疲れてる事はあるけど……」
雪乃さんは敢えて性的衝動の事や裏人格の事は伏せて、うなされているという体を装った。
「そう。雪菜、あなたが入院する前後の記憶がなくなっているって話をしたけど、今でも思い出せない?」
「う、うん。大学に通ってた……筈なんだけど、そこら辺の記憶はほとんどなくて。高校卒業くらいで止まってる感じ。……なんか、思い出すのが怖いの」
「無理して思い出さなくていいわ。だけど、寝ている時にうなされるってことは、記憶が戻りかけているのかもしれない。だから何がきっかけで戻るか分からないし、それがどういうものかも分からない。何かあった時に誰か側にいる環境が必要だと思うから」
「実は冴子さんもこの提案に乗ってくれて、協力してくれることになっています。リハビリも兼ねて俺達と同居しませんか? もちろんほとんど女性とはいえ、男の俺も一緒になるので、できるだけ配慮するつもりです」
「ありがとう。うん、じゃあ、お願いしようかな」
まずは環境作りから。そのための同居生活が始まりを迎えた。