ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
どれだけの男に輪姦され、どれだけ大きなペニスで貫かれても、私を開発した飼い主の男が刻んだ性の刻印は決して激しい疼きを満たしてくれなかった。
私は性への疼きと渇望と、罪悪感と自己嫌悪に苛まれながら、あの男に抱いてもらうことを懇願するしかなかった。
アイツは、何度も何度も嗤いながら私を犯した。
人間の醜悪さを凝縮したような、悪意に満ちた嗤い顔で。
克明君との思い出を守ろうとする私を壊すのを楽しむように。
私は耐えた……。
耐えて耐えて、耐え抜いた。
必死になって心を殺して、本当の自分を内側の殻に閉じ込めた。
そのうち自然と笑うようになっていた。あの男を目の前にすると条件反射でメスの奴隷となった自分に人格が入れ替わる。
克明君と再会してから一度も出てきていないけど、もう彼女に辛さを肩代わりしてもらわなくて済むだろう。
それから1年くらい経って、風俗で働くように言われた。
それも今までのような社会的地位の高い人達の集まる場所ではなく、誰でもお金を出せば訪れることができるような、大衆店だった。
ヤツは言った。いつものようにニヤニヤした顔で。
『下賎な男共のチンポを咥え込んで女を磨け』と。
『男を手玉に取れるようになれ』と。
そんなことを言われ、一定期間ごとにお店を転々とさせられた。
最初は激安のピンサロ。次はヘルスときて、ソープランドを経由して、再びヘルス。
お店のグレードは段々と高級店にシフトしていくのが分かった。
そして最後は一般人には存在すら知られない超高級店で、再びエグゼクティブ達の相手をさせられた。
あの男は、とにかく色々な男に私を抱かせたいみたいだった。
その頃になると、男の人がどうすれば喜ぶのか分かるようになっていた。
どんな仕草をすれば……どんな態度でいれば……どんな顔で笑えば喜ぶのか。
私の感覚はもうほとんど麻痺していた。今更経験人数がいくら増えたところで同じことだと自分に言い聞かせて。
もう全然分からないが、お店を含めれば恐らく1000人はくだらないだろう。
自分の心を徹底的に殺して、偽りの自分を上から貼り付ける。
克明君を愛してる自分を内側に閉じ込めて消えてしまわないように、作り上げた娼婦としての自分を貼り付けた。
あれは私のやった事じゃない。内側に生まれ出でたもう一人の私だ。
気が付けばいくつものお店でトップを張れるようになり、仕事をしている間は酷い目に遭わずにすんだ。
厄介なお客もいたが、それを相手にしているのは偽りの自分だと言い聞かせてやり過ごした。
幸いにしてお店には優しい人が多かった。
売り上げに貢献していればちゃんと守ってくれる。
嫉妬を受けて嫌がらせもされたが、最後のお店ではベテランキャストの一人に気に入られて守ってもらえた。
私と同じく、籠の鳥になっている女性の一人だった。
その店は、鳥籠に囚われている女性達が最後に行き着くお店であると、後になって知った。
私がお店に貢献する限り、男性スタッフや店長、ベテランのキャスト達は私の味方になってくれた。
それをきっかけとして嫌がらせもなくなり、私は仕事に一定のやり甲斐を見いだすようになった。
当然、それは人情じゃない……。
私が元気でいるほうが金になるからだ。指名率もリピーターも、店ではダントツの一位になっていた私は、運営側にとって必要な人間と思われていた。
彼女だって、私を可愛がれば飼い主に褒めてもらえるからに違いなかった。
私が死んだ妹によく似ているから、シンパシーを感じるなんて言って可愛がってくれた。
それが私を懐柔するための方便だとしても、辛い日々のなかで確かな癒しになった。
それでも、飼い主の男に調教される日々は終わらなかった。
守ろうとしている心を砕こうと、私を蹂躙しに掛かってきた。
風俗で働いているあいだは、少なくとも私を玩具にしてきた奴らよりは真っ当な人間を相手にできる。
鳥籠の中であの男に心を蹂躙される時間より、マットの上でローション塗れになりながら、見知らぬ男の身体を擦っている時間のほうが心安らいでいたくらいだった。
全身に入れ墨の入った男達に犯されることに比べたら、少し厄介なお客くらいは怖くなくなった。
店外デートや交際を迫ってくるストーカー染みた客もいたが、そういう人達からは店側が守ってくれた。
そのうち、私は自分の事情を親身になってくれる彼女に話すようになった。
私も、吐き出す先を求めていたのかもしれない。
彼女達も組織側の人間。同情はされても救ってはくれない。
それでも親身になって話を聞いてくれるだけで、幾分か楽にはなった。
例え私を都合良く操るために優しくしているのだとしても……、相づちをうちながら話を聞いてくれるだけで救われた。
そんな生活が、しばらく続いた。
もう何年続けたか分からない。克明君への思いも、すり減り続けて残っているのか自信が無くなっていた。
犯されることにも、すっかり慣れてしまった。凍り付いたように心が動かなくなった。
加齢臭のキツい豚親父にキスする臭い息にも。
不潔な体臭にまみれた
同じくらいキツく汚れた垢まみれの尻穴にキスすることも。
舌を這わせる事も、それを舐めとって口の中でテイスティングさせられることにも。
気持ち悪い顔と性格をした初対面の男に全身を舐め回されることにも。
お尻の穴をプラスチックの棒で抉られることにも、縄で縛られ、鞭で叩かれ、おしっこを飲まされることにも……。
グラスに並々と注がれた何十人分の精液を一気に飲み干すことにも、ほとんど何も感じなくなっていた。
そんな異常な性癖に晒されても、それこそを喜んでいるかのような演技をして喘ぐことに何の躊躇もなくなっていた。
それでも、身体の隅々まで性感帯に開発され、否応なしに反応して敏感になってしまうセックスは、私の心を壊し続けた。
そして何より辛いのは……相変わらず飼い主の男のペニスでしか十分な満足を得ることができず、常に生殺し状態で抱いてもらうことを懇願するしかなかったことだ。
放置していると、頭がおかしくなりそうだった。
内側にいるもう一人の彼女にも耐えきる事はできず、私達は二人とも壊され続けた。
同じ大きさの道具で中を抉っても、決して満足することができなかった。
あるとき、突然お店を休むように命令された。
解放される少し前の事だった。
心の拠り所だった仕事を奪われ、絶望する私を嘲笑いながら、あの男は言った。
『今日から1ヶ月間、私の恋人になれ』と。
悍ましい事を言われたのだ。
いよいよ、私の中にいる克明君を完全に消し去ろうとトドメを刺しにきたと思った。
それからの1ヶ月間は、これまでとは比較にならない地獄だった。
鞭で叩かれ、ロウソクで焼かれ、縄で天井から吊されて……。
痛みが快楽に変わり、その口で奴への愛を声に出して宣言するように強要された。
言葉は、何度も何度も口に出す度に私の心の中へと浸透していく。
『愛しています。私のご主人様』
だけど、私は克明君への思いを消さないように、心の中で何度も何度も克明君の名前に置き換えて声を発した。
ヤツが低俗な店から高級店にシフトして行ったのは、下劣な人間を相手にして異常な性癖の持ち主に慣らすためだった。
高級店はまだましだった。最後のエグゼクティブ達専用の店舗は、普通の人間などいないに等しかったからだ。
まともな人間にシフトさせてから、絶望的な性癖達の相手をさせて心を砕く。
それがあの男のやり方だった。
そんな生活が、どれだけ続いただろう。
……解放の時は、突然訪れた。
私を飼い慣らしていた男が、組織の抗争で死んだ。拳銃で撃たれて即死だったらしい。
鳥籠の中で何度も聞いた名前がある。
『奉龍院』そして『篠宮』
あの男が唯一恐れた男が、そういう名前だと聞いたことがある。
彼には2つの名前があって、世界的な名家である奉龍院家。それを牛耳っている人が篠宮という名前だと言われている。
彼らが、あの男の組織を断罪した。そのおかげで起きた大きな混乱のただ中で、私は逃げる事ができた。
ヤツは、とうとう私を堕とす事はできなかった。
勝ったんだ。私はあの男の調教という名の心の蹂躙に打ち勝った。
大規模な組織間の戦争によって大量の死亡者が発生し、組織内は上を下への大騒ぎだった。
混乱する状況のなかで、私を気にかけてくれる女性から、逃げるように言われた。
私をお店で助けてくれた、同じ籠に捕らわれたあの人だった。
『逃げなさい。今なら組織内の混乱で隙ができてるからバレないわ。彼氏のもとに帰りなさい。大丈夫、きっと見つかるからね』
そういってそっと私を抱き締めて、"助けてあげられなくてごめん"と。
そこに来て初めて、彼女が本気で私を守ってくれていたことを知った。
時間がなかったので最低限の荷物しか持ち出すことができず、新しく与えられていたスマホは追跡を逃れる為に置いていくことにし、着の身着のまま外の世界に飛び出した。
数年ぶりの普通の世界。
籠の中に閉じ込められていた私が見た太陽は、途轍もなく眩しくて暖かかった。
私は勝った。
心はすり減り、克明君の顔を思い出すことすら難しくなっていても、心の奥底に閉じ込めた微かな思い出に縋る。
あの男の蹂躙に打ち負けることなく、克明君への想いを守り切った。
ようやく外の世界に開放され、涙が溢れてきた。
やっと克明君に会える。
すり減って無くなっていたと思っていた彼への想いが、急速に蘇っていくのが分かった。
内側に閉じ込めていた溢れる愛が蘇ってきた。
私は嬉しかった。
きっと私の心は抉られ続け、擦れてしまった精神はやさぐれていると思っていたからだ。
自分の心に意識を向ければ、今でもすぐに蘇ってくる彼への溢れる想い。
鮮やかになった意識は、大好きだった彼の顔を鮮明に思い出させてくれた。
でも、会えたとして、どんな顔で会えば良いんだろう。
あれから何年も経っている。大学も卒業してる筈だし、同じアパートにいるとは思えなかった。
とはいえ、他に行く当てもない。
記憶を頼りに、私は克明君のアパートに向かった。
監禁されている間、私は自分が何処に住んでいるのかほとんど分からなかったが、ほんの数駅分だけ離れた距離。
意外と近くに居ることに愕然とした。
ほんの少し意識を外に向ければ、こんなに近くに彼の家があったのに……。
私が僅かな勇気を持って逃げ出せていれば……。
いや、無理だ。
そんなことをして、もしも子飼いヤクザ達が克明君に酷いことをしたらと思うと、やはり逃げるべきではなかったことが分かる。
足取りが重い。変わり果ててしまった私を見て、彼は何を思うだろうか。
そもそも会えるだろうか。会えたとして、まだ私を好きでいてくれるだろうか。
もしも新しい恋人がいたとして、それを見た私は耐えられるだろうか。
こんなにも汚れてしまった私を見て、拒絶されたら私は耐えられるだろうか……。
あんなに会いたかった筈なのに……彼の居るであろう場所に近づくほどに、ドンドン恐怖心が増大していった。
やがて辿りついた少し古めのアパート。
築30年の木造。その二階にある隅っこの部屋。
この階段を上るのが好きだった。
インターホンを押すのが好きだった。
笑顔のあなたが出迎えてくれるのが、大好きだった。
一人暮らしの貴方の匂いが染みついたお部屋が大好きだった。
温かい腕に抱いてくれる、貴方の体温が大好きだった。
だけど今は、それをするのが怖かった。
もしも扉を開いた先に、新しい恋人がいたとしたら……。
もしも同じ部屋にあなたが住んでいなかったら……。
もしも貴方が、私を裏切り者と罵ったら……。
それを知るのが……怖かった。
そう思うと階段を上ることができず、その場に座り込んでしまう。
あれだけ克明君に会うために耐え続けてきた筈なのに。
いざそのチャンスが巡ってきたら、現実を知るのが怖くて怖くて堪らない。
全身に填め込まれた銀色のピアスが呪いのように重くジクジクとした痛みを伴う。
慌てて外して道端に投げ捨て、出血した耳と乳首の痛みに耐えた。
穴の空いた舌先と、敏感なクリトリスに填め込まれた装飾具も駅のトイレで全部取り外し、サニタリーボックスに突っ込む。
首輪のように取り付けられたあの男の証を全て外し終えた。
それでも消えない。あの男の感触はまるで消えなかった。
子宮も壊され、赤ちゃんを作る部屋も破壊されてしまった。
医者は五分五分と言っていたけど、そんなのは希望にならなかった。絶望するには十分過ぎた。
やっぱりダメだ……。
私は、あまりにも汚れ過ぎてしまった。
彼に抱いてもらう資格なんてあるはずがない。
やがて降り出した雨。極寒の水滴が恐怖心を増大させた。
室内でしか着ることを想定していないスパンコールドレスが、冷たい雨を吸い込んで凍り付くように冷えていく。
時間だけが過ぎていき、このまま死んでしまいたかった。
身体が冷え続ける。
やっぱり私は克明君の元に帰るべきじゃない。
元の私なんてもうどこにもいないくらいすり切れてなくなってしまった。
汚物塗れになった醜い身体と、そんなものを股を濡らして喜びながら受け入れてしまった醜悪な心。
こんな下劣な女が戻って良い筈がない。
ずっとずっと自分の事しか考えられなかった。
過酷な環境なんて言い訳だ。
彼の幸せを真の意味で願うなら、私のような汚物は人知れず死んで居なくなった方が良いに決まってる。
もしもここに克明君がいたら……、私の知ってる克明君は、きっと優しく受け入れてくれる。
でもそれじゃダメだ。彼の人生まで汚してしまう。
消えよう。こんなところにいてはいけない……。
人知れず、身元も分からないくらい遠くに行って死にたい。
彼の脳裏に私が二度と蘇らないように。
そう思い、ここから立ち去ろうと足に力を込めるが、もうそれも不可能だった。
人間のクズたちに人生を壊されてもう何年が経っただろう。
性的なトラウマをいくつも植え付けられ、克明君の知っている月宮加奈子はもういない。
蹂躙され、陵辱され、人間の尊厳を粉々に打ち砕かれ続けた数年間。
その地獄からやっと解放されて、私は久しぶりに普通の世界に戻った。
お金もなく、行く当てもない私の最後の希望。
私の恋人、志藤克明君の元へとひたすら歩いた。
ようやく辿りついた彼の住まい。果たして克明君は、そこにいてくれるだろうか。
怖いよ……。
現実を知るのが怖くなり、私はアパートの階段にうずくまって雨に打たれるままに死を待っていた。
寒さで身体が完全にかじかみ、筋肉が電気信号を受け付けてくれない。
時間が……過ぎていく。
段々と意識が冷たい闇の底へと沈み込んで、心地良い死の予感がした。
身体の感覚が無くなっていき、寒さや雨粒の感覚すら消えていく。
人は、この程度の寒さで死ぬことができるだろうか……。
もういい。何も考えたくない。
せめて……記憶の中の優しい克明君と……。
嗚呼、でも……最後に一目だけでも、会いたかった。あの温かい腕の中に、もう一度抱き締めて欲しかった。
私は、汚れてしまった。
こんな私が彼の元に戻って良いはずがないんだ。
汚物に塗れた身体を抱かせてしまうなんて申し訳ないどころではない。
消えよう。
彼に会いたくてここまで来たけど、自分の事しか考えられない自分が嫌になる。
思い出の彼は私の生きる希望だった。
だけど現実的に考えて、他に好きな人ができたからと一方的に別れを告げた浮気女が許される筈がない。
醜い自分が嫌で嫌でたまらない。
だから消えよう。
克明君の幸せを願うなら、私なんかよりもっと素晴らしい女性が世の中に沢山いるはず。
そして、彼はそんな人とこそ結ばれるべき素敵な男性だから。
私は知ってる。克明君がどれだけ素敵な人なのか。
だから、消えようと思った。
でも、雨の冷たさで凍り付いた身体は筋肉を動かしてくれず、やがて心地良い死の予感が私を覆い始めたその時……。
『加奈ちゃん……?』
懐かしい……声がした。