ガチレ〇プからの調教でズタボロにされた恋人を鍛え上げた絶倫ボディで徹底上書きする話 作:かくろう
週末。
今日は加奈ちゃんと久しぶりに二人きりの時間を過ごしにデートへと出かけることにした。
雪菜先輩との一夜が明け、冴子さんと連絡を取った俺は今後の方針について話し合った。
相談した内容の許可はあっさりと取れ、先輩自身も社会勉強と俺達のやっている事、姉の働きぶりを見たいと言うことで、まずは冴子さん付きの秘書という形をとることにした。
雪乃さんと加奈ちゃんは風俗店の店舗業務があり、男性客と接しなければならない。
その点、冴子さん付きの秘書であるなら、本社の中はほとんどが女性社員であるし、事務仕事を手伝ってもらいながら少しずつスキルを身につけてもらうという方法をとることにした。
そのまま事務員として働くも良し。秘書としての仕事を覚えて冴子さんに貢献するも良しだ。
社会経験のないまま数年間を眠って過ごす事になってしまった先輩は、とにかく世間の流れに自分の時間を追いつかせないといけない。
それはこれからゆっくりやっていけばいいだろう。篠宮家も全面でサポートしてくれる。
心理的なカウンセリングも篠宮家敷地内にある専門医療施設で受けさせてもらえることになっているから、週に一度は通うことになっている。
あとは発作が出たときに俺がしっかり対処するだけだ。気を抜くことはできない。
◇◇◇
さて、問題は山積みだが、今日は加奈ちゃんと二人きりのデートの日だ。
日頃の感謝を込めて皆が協力して俺達の休みを合わせてくれた。
たっぷりと時間をかけて二人きりの時間を楽しむ為に、二人して朝の六時に目が覚めてしまうという笑い話から1日はスタートする。
「おはよう加奈ちゃん」
「おはよう、克明君♡」
「昨日は遅くまで起きてたのに、大分早く起きちゃったね」
「克明君こそ。でも楽しみ過ぎて目が覚めちゃった」
「俺もだ。今日は目一杯楽しもうね」
「うん♪」
さて、今日はたっぷりと外に出かけてデートした後、2人でレストランで食事。
そしてホテルに泊まるプランを立てている。
できるだけ新鮮な体験をしたいという思いがあっての事だが、食事もシルキィ・ミルクばかりでは味気ないので色々探して美味しそうな店を予約してある。
最近はやっていなかった事だ。再会してから数ヶ月。こういった普通の新婚カップルのやっている事を俺達はあまりできていなかった。
朝ご飯を食べながら今日のスケジュールを確認していく談話も楽しくて仕方ない。
◇◇◇
「志藤、志藤じゃないか」
「ん?」
まずは俺達のデートの大定番といえば、アニメショップ巡りだ。
高校時代に付き合っている時も、俺達のデートといえばこの場所だった。
推しのグッズを買ったり、新作ラノベを漁ったり、同人誌を開拓したりと、オタクロードを突き進んでいる。
それが本来の加奈ちゃんでもある。純粋に好きな物を楽しむ姿は、長年見ることができなかった本当の素顔だった。
そんな笑顔を堪能したアニメショップでのひと幕が終わり、そろそろお昼ご飯を食べに移動していた時だった。
聞き覚えのある声に振り返ると、そこにはかつての旧友たる懐かしい顔ぶれの2人が立っていた。
「え、誰?」
チャラいヤンキーみたいなにーちゃん2人組から声を掛けられ、思わず加奈ちゃんの前に立ち塞がるように隠した。
だけどよく見るとその顔には見覚えがあり、かつての旧友であることに気が付いた。
「おお、久しぶり」
高校時代に仲が良かった仲間達の2人だった。以前は俺と同じでヒョロガリメガネで「ござる」口調の筋金入りだったのだが、かなりチャラい感じにイメチェンしていた。
「なんだよー、随分ガチムチになっちゃって」
確かにヒョロガリだった頃の俺しか知らない奴らだった。よく気が付いたな。
「よく俺だって分かったね」
「そりゃ高校時代の旧友を見間違えるもんかよ」
こいつらは陰キャだった俺の数少ない友人。
あまり友達のいなかった俺と対等に接してくれた奴らなので、大学に行ってもしばらく連絡だけは取り合っていた。
だけど加奈ちゃんの事があって、そっちに集中していたので徐々に疎遠になってしまったが、今でもこうして偶々見かけた俺に声を掛けてくれたのが嬉しくなる。
「っと、なんだよ彼女連れか?」
「せっかくのデートなのに邪魔して悪いな」
「気にしなくていいよ。まあでもそういう訳だから、また今度な」
「うーん、しかしすっごい美人だなぁ……(月宮さんはどうしたんだよ?)」
「え、いやお前」
まあ確かに加奈ちゃんと認識できなくても無理はないかもしれない。
「えっと……」
「いやぁ、すみませんね彼女さん。俺達もう退散するんで」
「あ、ううん。気にしないで武田君」
「え、なんで俺の名前」
「え?」
2人共が不思議そうな顔で加奈ちゃんを見つめる。やっぱり気が付いていないらしい。
高校の時の彼女と比べると相当にイメージ変わってるから、普通の人では分からないかもしれない。
「武田君に成田君だよね。えっと、月宮です」
「え、えええっ」
「マジでッ! 月宮さんなのっ⁉」
「そういえば確かに面影がある」
「本人なんだから面影もへったくれもないだろうに」
「お、おう、なんというか……綺麗になったよね」
「いやぁ、これは……月宮さん変わりすぎでしょ」
「やべぇ、ごめん、全然気が付かなかった」
「ううん、気にしないで。自分でも結構変わったつもりだから。あの頃の私のイメージだと分かんないよね」
「そ、そうだね……うん、凄く、綺麗だ」
「おいこら。人の嫁にナンパクサいセリフを吐くなって」
「あ、お前ら結婚したんだな」
「なんだよー。だったら知らせてくれれば良かったのに」
「すまんすまん。籍を入れたのはつい最近でさ。ちょっとゴタゴタしてて。知り合いに連絡するヒマなかったんだ」
「じゃあまだ式はあげてないのか」
「ああ。まだしばらく先になるだろうな。決まったら連絡するよ」
「くぅう、しかし月宮さんがこんなに綺麗になるなんてなぁ。高校時代にアタックしておけばよかったぜ」
「大分失礼だぞそれ」
「あはは、私は克明君一筋だから、どっちにしても無理かな」
「「うらやまっ!!」」
「あ、そうだ志藤。連絡取れないから知らないだろ。明日同窓会あるぞ。お前も来いよ」
「え、そうなの?」
そういえばその辺の連絡については全然スルーしていたな。最近忙しかったし。
「どうする加奈ちゃん」
加奈ちゃんの状況を考えると昔の知り合いとはいえ、大勢の人のところに連れて行くべきか考えてしまうが……。
「うん、行きたいな。久しぶりに皆に会いたい」
「今の月宮さん見たらきっと皆驚くと思うぜ」
「じゃあ場所と時間はメールで連絡するよ」
「ああ、悪いな」
「それじゃ、デートの邪魔しちゃ悪いから俺達は退散するよ」
「うん、ありがとう」
そうして2人は去って行った。思わぬところで再会したものだが、加奈ちゃんのリハビリに同窓会は丁度良いかもしれない。
◇◇◇
次の日。
思わぬ場所での同級生との再会。
俺達は同窓会の会場に来ていた。入り口のところで何人かの懐かしい顔ぶれと再会し、談話をしながら会場入りした。
「え、えええっ! つ、月宮さんなのっ⁉」
「すごーいっ! めちゃくちゃ綺麗になってる~!」
「志藤君と結婚したんだ。おめでと~~♪」
会場に到着すると加奈ちゃんの姿を見た同級生女子達に早速掴まってしまい、女子トークに男は要らぬと言わんばかりに強奪されてしまった。
仕方ないので見守れる距離を保ちつつ、男友達の輪に入っていく事にした。
「久しぶりだなぁ志藤。見違えたぞ。あのヒョロガリメガネでなよっちかったお前が、めっちゃイケメンになってんじゃん」
こいつの名前はなんだったか。クラスの中でもあまり関わったことがない同級生なのでパッと思い出せない。久しぶりの再会にして、しかもそれほど親しくもない相手にこの物言いでは友達になれそうもない。
「色々あってさ。ボクシング始めたんだわ」
卒業から七年経っていることもあって容姿が劇的に変わったものもいれば、ほとんど変わっていない奴もいる。
本来なら懐かしさから話が盛り上がる事でもあるのだろうが、俺としては加奈ちゃんが心配でそれどころではない。
しばらく談話して席を離れ、見知った顔の元へと移動して旧交を温めるのだが、加奈ちゃんが気になって本当の意味では楽しんではいなかった。
会場は30人程度の小規模なので加奈ちゃんを完全に見失うことはないものの、段々と男子生徒陣も彼女の美しい変わりように気がつき始めたらしい。
今は女性陣がガードしてくれているみたいで中々近づかないが、虎視眈々と話しに行こうとチャンスをうかがっている視線を送っている奴をそこかしこに見つけた。
まあ結婚していたりする奴もいるので気にしすぎも良くないが、特に要注意なのは陽キャ達。
いや、不良というカテゴリに属する奴らだろう。チャラい格好で邪悪な笑みを浮かべる気持ち悪い奴らが、加奈ちゃんの方を見て劣情を隠そうともしない卑猥な視線を送っていた。
その他にもチラチラと胸を注視する者、ガッツリと釘付けになる者。色々なタイプがいたが、その中で特に異質な視線を送っている奴が一人居ることに気が付いた。
ある意味で、反対側にいるチャラ男共の視線はその意味が分かりやすい。
ガン見する勇気もなくチラ見している奴なんて、かつての自分と重なるくらいその気持ちが分かるくらいだ。
だがあいつ……会場の隅っこに物憂げな……というより、誰も近づけないように暗い顔で酒を飲んでいるあの男。いや、暗いと言うより、何か違う感情が交じっているような……そう、あれだ。何かを物色するような目つき。
確か名前は……なんだっけ?
「なあ武田」
「どうした志藤?」
俺は昨日声を掛けてくれたかつてのオタク仲間、武田に聞いてみた。
「あの隅っこにいる奴、なんて名前だっけ?」
「ん? ああ、駒川か。
駒川……確かにそんな奴がいたな。学生時代は良くも悪くも普通の奴だった気がするが。
「そういえば一時期かなり羽振りが良くて派手に遊んでたって聞いたな。事業に失敗して相当な借金背負ってるって噂だぜ」
「あ、俺さっき名刺渡されたぞ」
隣で飲んでいた同じくオタク仲間だった成田から渡された名刺を見てギョッとした。
「これって」
「聞いたことない会社だよな。何やってるんだろアイツ」
聞いたことないのも無理はない。ここに書いてあるのはどこにでもありそうな名前でありながら、その手の業界では有名な裏稼業のダミー会社だからだ。
つい先日冴子さんから渡された業界の要注意会社のリストの中で、特に危ない名前の中にあった一つだ。
しかも役職名からして幹部候補と言ったところか。だけどあの感じでそんな仕事が務まるとは思えない。
あるいはそういうのを演じて相手を油断させるスタイルか。
その業務内容は、"スカウト"、あるいは"ヘッドハンティング"と銘打って芸能界や業界の上位者とのパイプをチラつかせ、その実、AVや裏風俗、外国への臓器売買の斡旋を行なう闇企業への貢ぎ物を捕獲するというものだった。
相手が男か女、あるいは見た目の美醜によって派遣先が異なるという、なんともいかがわしいを絵に描いたような業務である。
篠宮家が悪を滅しても、こうした連中は後から後から沸いてくると、愛沢副社長が愚痴っていたとも聞いている。
恐らくそのうち俺が受け持つ仕事にもなり得ることなので、徹底して頭に叩き込んでおいた知識だ。
「今のうちに叩いておくか」
「どうした志藤。なんか言ったか?」
「うんにゃ、なんでもない。ちょっと話してみるわ」
「やめとけって。怪しいマルチとかかもしれないぞ」
「いや、そういうんじゃないから心配ないよ」
「なんで分かるん?」
「商売柄色んな会社の事情に詳しいんだ」
「さすが水無月のエリート。違うねぇ」
お褒めの言葉を心地良く耳に流し込みながら駒川のところへ足を向けた。
「え……ぁ?」
奴の視界の真ん中に映り込むように真っ直ぐ真っ直ぐに。
突然真っ直ぐ向かってくる俺の姿に駒川の表情が焦ったものに変わった。
まあ威圧する意味も込めているのでこの反応は想定通りだ。
「やあ、駒川君だったよね」
「あ、ああ。志藤君、だよね」
俺は彼の前に立ち、座ることなく話を続ける。結構威圧するには効果的な筈だ。
思った通り、彼はそこまで大きな役割を持っている訳ではなさそうだ。
こんな威圧にビビるようでは、あの悪徳企業の幹部は務まらないだろう。
大方借金抱えてヤバイ仕事に飛びついたってところか。
ならこいつの狙いは、加奈ちゃんに違いない。
させねぇよ。